坂城中学校職場体験

今週、坂城中学校(2年生)の職場体験授業が実施されています。

坂城町内のあちこちの工場、事務所、お店などで頑張りました。

坂城町役場でも3名の生徒さんに来ていただき、有線放送のアナウンスをしていただきました。

放送をお聞きになった方々も多くいらっしゃると思いますが、少し緊張しながらもしっかりと町の行事などを放送していただきました。

左から:永渡彩加さん、小池真由さん、山村、宮沢知英さん

坂城町長 山村ひろし

「チャレンジSAKAKI」表彰と シリーズ 3 の スタート

一昨年、町長に就任させていただいた際に、すべての町役場職員から、まちづくりへの意見を募集しました。それらをもとに集められた意見を集約したものが「チャレンジSAKAKI」です。

(チェレンジSAKAKI 発表風景 平成23年)

http://www.town.sakaki.nagano.jp/www/contents/1001000000169/index.html

一昨日(10月8日)、2年目の 「チャレンジSAKAKI  シリーズ2」 を実現したチームの表彰を役場講堂で行いました。

表彰されたメンバーと

今回表彰されたのは以下の4チームです。

(テーマ):「保育園調理業務委託」

依田文子(代表)、天田民男、春日利幸

(テーマ):「松くい虫総合防除対策」

竹内禎夫(代表)、竹前正彦、朝倉亮一

(テーマ):「ワイン文化の醸成(巨峰ワインの製品化)」

小河原秀昭(代表)、青木知之

(テーマ):「例規集のディジタル化」

小林利史(代表)

「チャレンジSAKAKI」 も3年目を迎え、新たな取り組みを発表いたしました。

いずれ坂城町の広報記事で詳しくお知らせしますが、イメージとして以下の通りです。

大きなテーマ、身近なテーマ、比較的達成しやすいもの、なかなか難しいであろうテーなど種々あります。

すべて、町職員が提案したテーマです。

実現に向けて頑張りますので皆さま方のご支援をよろしくお願いいたします。

坂城町長 山村ひろし

竹内希さんのザンビア便り(第9回)

坂城町南条出身の竹内希さんから「第9回目のザンビア便り」が届きました。

頑張っていますね。

ザンビアでの経験を通して、国旗・国歌の大切さについても書かれています。

以下、長文ですが、坂城町のホームページから引用。

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ザンビアだより~        平成25年10月  竹内希

ザンビアだより(9)01

アイデンティティー

  ザンビアでは、国旗の色を使ったグッズが沢山売られています。帽子、マフラー、チテンゲ(伝統布)、コップ、Tシャツなど街に出ると必ず誰かは身に着けています。私もザンビアを楽しもうと、ザンビアカラーのスカートを着て授業を行っています。やはり、ザンビアカラーを着ていると現地の人に喜ばれますね。「今日は、ザンビアカラーだね!!」と色んな人から声をかけられます。私もそんなやり取りが楽しいです。

  ある日、同僚の先生に「この色の意味を知っている?」と聞かれたことがありました。すっかり忘れていた私に、先生が1つ1つ丁寧に教えてくれました。
  「緑は豊かな自然を、赤は独立を勝ち取った人の血を、黒は国民の肌の色を、オレンジは銅などの豊富な鉱物資源を意味しているのだよ。」
  国旗の意味を当然のように知っているザンビア人。驚きました。どれだけの日本人が日本の国旗の意味を述べられるのでしょうか?

ザンビアだより(9)02

  また、毎週の朝会で歌われるザンビア国歌。ザンビア人は教会で歌を歌う習慣があるので、ザンビア人の歌声は本当に綺麗です。私も日本の国歌を歌ってと言われ、生徒の前で歌ったことがあります。君が代の音調は独特的らしく、ザンビア人には好評で何度もお願いされます。この歌の意味はなんという意味なの?と聞かれることもあります。

  君が代に関して日本では、学校で歌うかどうかという問題がありました。1999年には法律で、正式に君が代が国歌として定まりました。今後も、おそらく君が代に関する賛否両論は繰り広げられると思いますが、日本の伝統を私達日本人がしっかり理解し、過去の日本を受け入れ、またこれからの日本に対しても胸を張って過ごせることが大切だと思います。なぜこの国歌ができたのか?この国歌のルーツは何なのか?この歌を歌うことで、天皇を崇めるようなものではなく、天皇政権の時代を経ての日本を知り、ここまで発展した日本を振り返る機会になれば良いなと。なんせ日本人全員が歌える歌はそうそうないですからね。歌を通して私たちが日本と寄り添うことが大切で、海外へ行っても自分の国の歌を、自信を持って歌いたいものです。

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坂城町長 山村ひろし

「ねずこん」頑張れ

「ゆるキャラグランプリ」 皆様の熱いご支援の中で 「ねずこん」 は大奮闘しております。

昨日までは、順位ならびに票数が表示されておりましたが、本日から、順位・票数が無表示となりました。

昨年は数週間前から無表示となりましたが、今年は最終日(11月8日)の一か月前の段階で無表示となりました。

さあ、こうなると、まるで「闇夜の戦い」の様相となってきますが、正にこれからが勝負です。

最後の日(11月8日)まで、「毎日1クリック」 をお願いいたします。

「ねずこん」に投票する際に、今までは長野県を選ぶとすぐそこに「ねずこん」が登場したのですが、今回から長野県を選ぶと「あいうえお」順の表示になっているためにすぐ出てきません。

そこで、以下の「ねずこん」のサイトに直接アクセスしてください。(そのあと、その画面を「お気に入り」に登録してください)

(「ねずこん」 のサイト)

http://www.yurugp.jp/entry_detail.php?id=699

よろしくお願いいたします。

今朝までは、長野県では2位(77市町村ではトップ)、全国で113位(1600中)の位置づけでした。

これからは、長野県では1位の「アルクマ」に肉薄することと、全国でもっと上位を目指したいと思います。

これからの、「闇夜の戦い」 が勝負です。

 今までのペース以上に「ねずこん」へのご支援よろしくお願いいたします。

坂城町長 山村ひろし

町民運動会及び交通安全町民大会

昨日(10月6日)、朝6時から、坂城ライオンズクラブ、商工会青年部、女性部の皆さんと産業道路、文化センターグラウンドの周囲の清掃活動を行った後に、第53回坂城町町民運動会ならびに第35回坂城町交通安全町民大会にに参加しました。

素晴らしい秋空に恵まれた絶好のスポーツ日和の中、開催されました。

なお、今年から、本当の意味での「町民全員の大会」にすべく、障がいのある方々にも参加していただけるようなプログラムも追加しました。

入場行進

私も試合に参加

以下、詳細は坂城町ホームペーjから

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10月6日(日)全員力を合わせて! 町民運動会

H25町民運動会01

▲大玉送り

  10月6日(日)、文化センターグラウンドで、第53回町民運動会及び第35回交通安全町民大会が開催されました。

  運動会は、町内の全分館が赤、白、青、黄チームに別れ、チーム別及び分館別に競技が行われます。今年も、恒例の二人三脚食いしん坊リレー、ねらってポン!(玉入れ)、交通安全推進競技「交通ルールを守りましょう」、足並みそろえて!(むかで競争)、綱引き、走ってガッテン!(リレー)、大玉送りなどに大勢の皆さんが参加されました。競技中は、分館ごとに声を揃えて応援する姿なども見られ、それぞれの分館が一致団結して運動会を楽しんでいました。

  なお、今年の色別チーム優勝は白チーム(四ツ屋、網掛、鼠宿、北日名、横町、旭ヶ丘、苅屋原)で、各分館対抗の部は下記のとおりです。

  • 優勝  大宮、坂端
  • 3位  日名沢

H25町民運動会02-06

  また、今回新たに、障がいのある人もない人も一緒に参加して楽しめる「レクリエーション・軽スポーツ交流ブース」を体育館に設け、専門のインストラクターの指導のもと、ポケネット、ボッチャ、風船バレーなどのニュースポーツを行いました。グラウンドでも、最後の競技として、障がい者スポーツの「空飛べ円盤(フライングディスク競技)」を行い、子どもから大人まで大勢の方が体験されていました。

H25町民運動会07-09 

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坂城町長 山村ひろし

3Dプリンターセミナー

昨日(10月1日)、(公財)さかきテクノセンターで、「3Dプリンター利活用」 セミナーが開催されました。

昨年、クリス・アンダーソンの「Makers」(メイカーズ)という本が出版され、一躍世界の注目を浴び、第3次産業革命の起爆剤とも言われてきた 「3Dプリンター」 に関してようやく坂城町でセミナーが開催されることになりました。

講師にお招きしたのは25年前からこの分野で先駆的な取り組みをされてこられた、芝浦工業大学のデザイン工学部形状創製工学研究室長の安斎正博教授と坂城町ですでに3Dプリンターを利用したビジネスを展開されておられる藤岡潤一さんです。

芝浦工大には私が(公財)日本工学教育協会に関係していた際、一緒にご努力いただいていた芝浦工大の長友教授(理事長:当時)との関係でしばしばお邪魔しておりました。 今回、講師をお願いした安斎教授は5年前に長友教授が理研から招聘されたとお聞きしておりましたので、今回の講演も大変楽しみにしておりました。

また、(公財)さかきテクノセンターでは近々、3Dプリンターを導入されるとも伺っており、坂城の技術者がとにかく3Dプリンターを使ってみていただき身近なものとしていただければと思っております。

今後の坂城町の工業の新たな発展の種になれば良いなと思っております。

以下、坂城町ホームページより

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10月1日(火)3Dプリンタ活用セミナー

3Dプリンタセミナー01

▲安齋正博氏                      ▲藤岡潤一氏

  10月1日(火)、坂城テクノセンターで、「3Dプリンタ活用セミナー」が開催されました。

  今回のセミナーには、3Dプリンタに携わる2人の講師をお招きしました。まずはじめに、芝浦工業大学教授で工学博士の安齋正博先生に『3Dプリンタの活用によるものづくりの展開  ~積層造形でできること、できないこと~』を演題にご講演をいただきました。安齋先生は、今話題となっている3Dプリンタが、日本のモノづくりにおいてどのように活用できるのか、その展開について、医療など様々な分野で活用されている事例を挙げて詳しくお話しいただきました。

  その後、坂城町中之条で「トレソル」という会社を開業し、3Dプリンタを使った造形・試作業務や3Dデータを作成する事業を展開している藤岡潤一さんに、3Dプリンタの活用事例をお話しいただきました。

  世界で注目されている3Dプリンタのセミナーということもあり、会場には、町内企業など大勢の参加者が足を運ばれていました。

3Dプリンタセミナー02 

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坂城町長 山村ひろし

秋の全国交通安全運動

9月21日から開催されておりました、平成25年度秋の全国交通安全運動が本日(9月30日)、最終日を迎え、坂城町田町交差点でまとめの啓発活動を行いました。

開会式で挨拶

本日は、朝7時から、千曲警察山口署長、千曲交通安全協会塩野入坂城支部長、坂城町交通安全指導員中嶋会長、ヤングドライバークラブの皆さんなど約50名の方々にご参加いただき啓発活動を行いました。

田町交差点での啓発活動の後、中嶋交通指導員会長さんとともに坂城町全域で街頭指導者の皆さんの激励と、通学途中の子どもたちに交通安全の呼びかけをいたしました。

今回はすべての小学校、中学校、坂城高校の生徒さんたちに声をかけることができました。

坂城町では一昨年の死亡事故以来、死亡事故 「0」 が655日間続いています。(9月27日現在)

ひとまずの目標、死亡事故 「0」 1,000日を目標に皆さんと活動を推進してまいります。

坂城町の各地域ごとの死亡事故 「0」 は、以下の通りです。(9月27日現在)

坂城地区    1,102日

中之条地区  2,892日

南条地区      655日

村上地区    3,981日

坂城町長 山村ひろし

今日もいろいろ

今日(9月29日)も、絶好の秋日和、いろいろな行事が行われました。

1. まず、8時半から、坂城駅前多目的広場で、坂城町商工会商業部会による第1回「ふーど市」が開催され、震災復興支援の一環で特売された岩手県大船渡経由の新さんまやブランド肉、新鮮な野菜などを求めるお客様で大盛況となりました。

この市は10月、11月にも開催されます。

「ふーど市」開会式で挨拶

169系車両の前に店がオープン

2. 次に、10時から、中條神社で秋季例大祭が開かれ参加しました。

午後からは子供相撲も開催。

神事の後、神楽の奉納

3. 夕方、上平のふれあいセンターで、「2013年通学合宿」がスタートしました。

今年は村上小学校の子供たち17名が参加。

開会式で挨拶をさせていただいた他、子供たちには以前、私のブログでも紹介させていただいた、 「更科姫の物語」 を話しました。

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子どもたちは、今日から2泊3日、ふれあいセンターで合宿をしながら学校に通います。

通学合宿参加者と

子どもたちにトライアスロン、富士山登山の話をする竹内太一さん

(竹内さんは右足切断のハンディキャップのなか、積極的に各種大会に参加されておられ、今年、横浜で開催されたトライアスロンの世界大会で金メダルに輝きました。)

上平地区での通学合宿は今年で8回目ですがこのような行事を地元の多くの方々のご協力で実施されておられることに大いなる敬意を表します。

坂城町長 山村ひろし

仙台フィルハーモニー 村上小学校公演

昨日(9月25日)、坂城町村上小学校で仙台フィルハーモニー管弦楽団の演奏会がありました。

仙台フィルは2年半前の東日本大震災で大きな被害を受けられたのですが、その直後から、「私たちは、被災された方に直接音楽を届けることにより、亡くなられた方々を鎮魂し、ご家族や生活を失くされたみなさんを癒し、そして希望の灯をともすことに全力を挙げて取り組み続けてまいります。」 というメッセージを掲げられ、復興支援のコンサート活動を開始されました。

また、その一環として、今年3月にはロシアに招待されモスクワで演奏会を開催し、学生たちとの交流会なども行われてきました。

その中での村上小学校での公演は大変意義のあるものと思います。

関係者の皆さんのご努力に敬意を表します。

体育館いっぱいの子どもたち

後方中央:挨拶する山村 その後ろ側がオーケストラ席

数か月前に、昨年、坂城町文化祭で演奏をしていただいた、仙台フィルのコンサートマスター西本幸弘さんから葉書をいただきました。

そこには、このたび結婚されたことと、末尾に 「今回、村上小学校で公演することになりました。」 と書かれていました。

大変びっくりしましたが、実は、村上小学校の神尾校長先生が、文化庁の 「平成25年度 次代を担う子どもの文化芸術体験事業」 に応募されそれが採択になったのでした。

仙台フィルは今年度、長野では、飯島町(飯島小学校 24日)、坂城町(村上小学校 25日)の2か所で公演を行いました。

以下、坂城町ホームページから

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9月25日(水)仙台フィルハーモニー管弦楽団が子どもたちに公演!

仙台フィル01

  9月25日(水)、仙台フィルハーモニー管弦楽団が、文化庁の「平成25年度 次代を担う子どもの文化芸術体験事業」として、村上小学校でオーケストラ公演を行い、村上小の児童と、南条小、坂城小の6年生が鑑賞しました。

  一流の迫力ある音楽が演奏されると、子どもたちは、目を輝かせ、曲のリズムに合わせて体を揺らしたりしながら最後まで楽しんで聴いていました。また、演奏だけでなく、指揮者体験や、打楽器の演奏、児童全員が合唱するなど、オーケストラとの共演も叶い、子どもたちはとても貴重な体験をすることができました。

仙台フィル02-05 

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坂城町長 山村ひろし

十六夜観月俳句会

先週の日曜日(9月22日)、恒例の網掛十六夜(いざよい)観月俳句会が開催されました。

老若男女こぞって楽しい会を持つことができました。

今年も、まず、十六夜観月殿で俳句を作った後、網掛公民館で「十六夜観月フェスティバル」 が開催され、入選句の発表、ビンゴ抽選、会食などが行われ大いに賑わいました。(実行委員長:宮入宗乗 網掛区長)

坂城町網掛にある、「十六夜観月殿」は月見堂ともいわれ、千曲川を眼下に望み、坂城町全域を一望におさめることのできるまさに景勝の地に建っています。

この観月殿は元中年間(1384~1392)に村上満清が建立をしたと言われていますが、その後、戦火に会って焼失し、寛永年間(1624~1645)、郷人によって再建されました。

貞亨5年(1688年)8月16日、芭蕉が十六夜の月を詠んでいます。 

「いざよひもまだ更科の郡かな」(更科紀行)

(姨捨で 「俤(おもかげ)や姥ひとりなく月の友」 を詠んだ次の日に網掛を訪れています。)

                   

十六夜観月殿での句会は何百年にも亘って続けられている句会ですが、昨年から小学生も参加し、名も新たに「十六夜観月フェスティバル」 として開催されています。

このような形で坂城の文化・伝統を継承されておられることに大いなる敬意を表します。

   

観月殿を取り囲んで子供たちも句をひねる

十六夜観月殿の前で長考する参加者

十六夜観月殿から見る、坂城の町並みと千曲川

今年も素晴らしい句がたくさん披露されました。

その一部をご紹介します。

兼題(大人の部)

「新米」

金賞(天位) 新米に希望を添えて仏壇に(宮入勝江)

銀賞(地位) 新米や三陸の友へ先ず送る(柳澤澄)

銅賞(人位) 日本の色新米に明太子(大井さち子)

「残暑」

金賞(天位) 街残暑ビルの直角空を切る(大井さち子)

銀賞(地位) 竜の風天を荒らして残暑かな(塚田正平)

銅賞(人位) 臥す父よ風の気配無き残暑かな(柳澤澄)

兼題(子供の部)

「運動会」

入選 運動会初めての白旗頑張るぞ(久保優花)

入選 運動会はんとうぼうを頑張るぞ(大井はるひ)

入選 かけっこで一位争う運動会(塩野入美紫)

入選 運動会つな引きがんばるぞ(塩野入凛衣)

席題(大人の部)

「猪」

金賞(天位) 猪を追う人もなく里の山(小宮山峰男)

銀賞(地位) 猪の柵を乗り越え野菜穫り(塚田正平)

銅賞(人位) 天気荒れまた猪も大あばれ(清水政紀)

「夜長」

金賞(天位) 長き夜は亡き母の事思いおり(入日時子)

銀賞(地位) 墨をする匂い漂う夜長かな(宮㟢侑子)

銅賞(人位) 長き夜は子と語らいて眠りつく(浅野井さお里)

席題(子供の部)・・「天の川」、「さんま」 (金賞のみ掲載)

金賞 天の川昼に見えなくふしぎだな(小宮山怜)

選者吟             

今年米百六歳を讃えけり(大井宗斉)

禍の風も過ぎ去り秋暑し(大井宗斉)

新米膳祖母父母の笑み新たなり(宮㟢喜美夫)

美人画展入りてうっとり残暑の日(宮㟢喜美夫)

新米を下さる人在り隣組(宮入宗乗)

老い二人希なる残暑生き抜けり(宮入宗乗)

私の句は主賓句ということでした。恥ずかしながら2句ご紹介。

「新米」・・寒暖の苦労香ばし今年米

「夜長」・・月見むと十六夜長し川くもる

今年は、芭蕉が更科紀行の途上、越智越人と網掛へ来てから325年です。              

また、来年は芭蕉生誕 370年、没後 320年にあたります。

来年の十六夜句会で芭蕉にちなむ催しができれば素晴らしいなと思います。

坂城町長 山村ひろし