坂城の小中学生 ポーランドの坂本さんとオンラインで交流

 昨日(11月21日)、千曲市出身でポーランド在住の坂本龍太朗さんと坂城町の小中学生がオンラインで交流しました。

 ポーランドでワルシャワ日本語学校の教頭をされておられる坂本龍太朗さんは現在、ウクライナ支援で献身的にご活躍されておられ、先日、第27回信毎選賞も受賞されましたが、坂城町とは、10年ほど前から日本語学生のサマースクールの受け入れなどで交流がありました。

 先日、坂本さんが教頭を務めるワルシャワ日本語学校で2019年、日本とポーランド国交樹立100周年コンクールで最優秀賞に輝いたマンガ「ポラと小学校入学」を、町内小中学校に寄贈してくださったお礼と交流のため開かれました。

 日本にあこがれる少女がポーランドのシベリア孤児記念小学校へ入学する際の物語を描いた漫画です。

 この交流会は、坂城中学校をホストにして、坂城小学校、南条小学校、村上小学校と坂本さんをオンラインで結び1時間開催しました。(ポーランドは朝の8時半、日本時間16時半から開始)

 出席者は坂城中学校、酒井賢一校長、伊東瑛大図書委員長、佐藤遥珂副委員長、三井璃乃ふるさとボランティア委員長、若林真耶也ふるさとボランティア副委員長

 南条小学校、櫻井範彰校長、小林珠歩児童会長、片山永翔副児童会長

 村上小学校、柄澤俊彦校長、永井琥都哉児童会長、川島美咲副児童会長

 坂城小学校、町田貞校長、前澤快児童会長、竹鼻咲羽副児童会長

 全員が、各々別の場所でパソコンに向かってのオンライン交流ですが、素晴らしいのは子供たち全員が誠にスムースに、パソコンのマイクロフォンやカメラの操作を行い、まさに一つの会場にいるような雰囲気で行われました。(これもコロナ下で子供たちが体得した技のように思えました。また、中には、自宅からオンラインで参加した子もいました。これにもビックリです。)

 坂本さんからは、「ポラと小学校入学」に関して、ロシア革命に伴う内戦で苦しんだ、シベリアのポーランド孤児を日本が受け入れた歴史、いかにポーランドの人々が日本を愛しているか、シベリア記念小学校の子供たちが熱心に日本語や日本文化を学んでいるか、など。

 また、ウクライナの子どもたちが空襲警報などで勉強ができない現状などが紹介されました。

 坂本さんとの会話で、子どもたちから、「私たちは、今、何をしたらよいですか?」という質問し対して、坂本さんから、「今すぐ、何かをするということではなく、英語などもしっかり勉強して、ウクライナの復興時(10年後かもしれない)に皆さんが協力できるように準備してもらいたい。」というお話があり、子どもたちも真剣に受け取っていたようです。

以下、その様子をご覧ください。

▼2枚目は酒井坂城中学校長、3枚目はポーランドからお話をされる坂本さん、4枚目は司会をされる三井さんほか

坂城町長 山村ひろし