竹内希さんのザンビアだより(第8回目)

坂城町南条出身で、現在、ザンビアでJICA派遣の理科の教師として活躍されている竹内希さんからレポートが到着しました。(第8回目)

相変わらず元気満々でご活躍の様子です。

2年のご予定なので残すはあと1年となりました。

戻られたら、坂城の子どもたちにもいろいろと経験談を聞かせていただければと思っております。

竹内希さん

竹内 希さん

以下、坂城町のホームページからご覧ください。

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ザンビアだより~        平成25年8月  竹内希

ザンビアだより(8)01

私の日常

  8月になり、今の家へ引っ越しをしてから丸1年が経ちました。私の活動も、折り返しとなり、なんだかあっという間にもう1年が過ぎそうです。

  このザンビアだよりも8回目となりますが、今まで私がザンビアでどのような暮らしをしているのか、紹介をしてこなかったので、今回は私の生活について触れたいと思います。

  私は、理数科教師としてザンビア共和国、北西部州、ソルウェジの中高等学校へ派遣されました。主な仕事は、日本では中学2年生に当たる理科と、高校1年生の生物を教えることです。学校のある期間は、以下のようなスケジュールで動いています。

勤務スケジュール

時間 月曜
(30分授業)
時間 火~金曜
(40分授業)
6:30 出勤 6:45 出勤
7:00 学校着
教員ミーティング
7:15 学校着
7:30 全校朝会 7:30

8:10
1時間目
8:10

8:45
1時間目 8:10

8:50
2時間目
8:45

9:20
2時間目 8:50

9:30
3時間目
9:20

9:55
3時間目 9:30

10:10
4時間目
9:55

10:30
4時間目 10:10

10:30
休み時間
10:30

10:50
休み時間 10:30

11:10
5時間目
10:50

11:25
5時間目 11:10

11:50
6時間目
11:25

12:00
6時間目 11:50

12:30
7時間目
12:00

12:35
7時間目 12:30

13:10
8時間目
12:35

13:10
8時間目    
午後は、補講、授業準備、マーキング、本の貸し出しなどを行っています。
17:00には退勤します。

  毎朝、1時間目が始まる前に教室の掃除とクラス担任の先生による出席をとります。月曜日は、教員ミーティングと全校朝会があるので35分授業、火曜日から金曜日は、40分授業です。お気づきかもしれませんが、休み時間は、たった一度の20分しかありません。授業は、教員が入れ替わった後、続けて行われます。この時間割からは多くの問題が見られますが、学校や教員数が生徒数に見合わない現状況では、どうすることもできそうにありません。私の学校は、1クラス約60人です。中学2年生から高校3年生の生徒が通っています。夜は、既に働いている方たちが、学位をとるための勉強をしに来ています。総クラス数は、午前と午後を合わせて約30クラスです。

  この学校は2部制で、午前と午後で生徒が入れ替わります。午後の授業は、アルバイト制になっており、教えた授業数あたりのお金が教員へ支払われます。午後はお金を稼ぎたい先生が入るので、私は授業を受け持っていません。その代り、午前のクラスの生徒に対する補講などを行っています。17時には仕事を終わらせ、暗くなる前に家へ帰ります。私の家までは、最低30分はかかります。帰り道にはマーケットがあり、野菜や食べ物が売られているので、新鮮な野菜はそこで買って夕飯の材料にしています。

  日々の生活で断水や停電などがありますが、断水した時は貯水タンクを、停電した時はキャンドルや炭を使って生活しています。最初は、この生活に対してとてもストレスを感じていましたが、今となってはもう慣れました。(笑)電気や水が止まっても、みんな笑顔を絶やさないで暮らしている、それがザンビアです。

ザンビアだより(8)02 

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坂城町長 山村ひろし

町村長会 政務調査会と中島千波画伯

昨日(8月6日)から今日にかけて長野県町村長会政務調査会の第2回総務文教部会が、小布施町と高山村で開催されました。

主な会議は小布施町公民館で6日午後開催され、国・県に対する提案・要望活動について討議しました。

6つの提案・要望事項を決定しましたが、その中での重点提案として、「道州制反対・町村財政基盤の強化」と「教育環境の整備」の2点を採択しました。

特に教育環境の整備については坂城町から提案した「インクルーシブな教育」の強化が含まれました。

*インクルーシブな教育 : 障がいの有無によらず、全ての子どもを対象として、一人一人の特別な教育的ニーズに応じて教育をおこなうべきであるという理念に基づいて行われる教育。たとえば、障がいがあったとしても他の子どもと同様な教育を受けられるように対応をはからなければならないと言う事です。

会議のあと、小布施町の市村町長の案内で小布施の町づくりについてご案内していただきました。

全国的に有名な小布施町の町づくりですが、いまだに進化を続けているという感を持ちました。

その中で、おぶせミュージアム中島千波館を訪れ、中島千波画伯とお会いすることができました。

約1時間詳細に館内を説明していただきましたが、大変ユーモアに溢れ内容的にも深い説明を受け大変感銘を受けました。

左から:山村、中島千波画伯、市村良三小布施町長

中島千波画伯の説明で大変ユーモアに富んだお話の例。

下の絵は「小夜曲」というタイトルのついた絵ですが、花瓶に稲穂が入れられ、鳩のおもちゃがあり、暗い背景の右上には天使がラッパを吹いているという構図です。

中島先生のお話では、「小夜曲」は有名なモーツアルトの曲にある、アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク(Eine kleine Nachtmusik)ですが、この絵では、「あ稲暗いね、な、天使のミュージック」ということなのだそうです。

「小夜曲」(中島先生からいただいた画集から)

今回の政務調査会での議論も大変重要なものでしたが、いまだに進化し続ける、小布施の町づくりに大きな感銘を受けました。

坂城町では、坂城駅のエレベーター設置を基点として、駅前を中心としたバリアフリーの町づくりをスタートさせます。 種々の先進例を参考にして事業を推進いたします。

坂城町長 山村ひろし

和平国際交流村

昨日(8月5日)、1000mの高地にある 「和平(わだいら)国際交流村」 で毎年恒例の小学生児童を対象とした国際交流事業が開催されました。

本会は坂城町教育委員会、坂城町国際交流協会、アフリカ舞踊サークル「サブニュマ」など多くの皆さんのご協力を得て実現しました。

関係者含めた全員で(参加児童は43名)

挨拶する山村

挨拶される坂城小学校若林校長先生

後方:指導される先生方と右奥にはベン・ミンコフ先生のご両親もニューヨークから参加

今回、指導いただいた先生は坂城中学校で英語を教えておられる、ベン・ミンコフ先生を含め5名のネイティブスピーカーの先生たちです。

一昨年から、小学校の5、6年生で外国語授業が必修化されています。

一方、坂城町の国際化もどんどん進んでいます。

今回の事業ではいろいろ工夫をし、児童も大いに楽しんで参加していただきましたが、わずか一日の体験です。

今後は合宿なども含めもっともっと充実した内容にしていきたいと思っています。

詳細は、以下の坂城町のホームページから。以下のサイトをクリックして下さい。

(坂城町ホームページから)

http://www.town.sakaki.nagano.jp/www/contents/1001000000207/index.html

坂城町長 山村ひろし

平成25年度長野県消防ポンプ操法・ラッパ吹奏大会

昨日(8月4日)、長野市飯綱高原で平成25年度長野県消防ポンプ操法・ラッパ吹奏大会が開催されました。

心配された天候も薄曇りの中、比較的涼しい環境で長野県77市町村から選出された13の消防団による競技が行われました。

競技開始前の挨拶

我が坂城町からは、36年ぶりに出場した第10分団が、第2部小型ポンプ操法の部に出場し、良く健闘し、7位に入りました。

来年には更なる上位入賞を目指して切磋琢磨をしていただきたいと思います。

尚、千曲市消防団第3分団は第1部ポンプ車操法の部に出場し、第6位でした。

また、千曲市ラッパ吹奏分団は第11位でした。

頑張る 第10分団(上五明)チーム

競技終了後出場選手との記念撮影

前列左から:深井消防副団長、大井消防副団長、手塚消防団長、山村、山城上五明区長、塚田第10分団長

各々の部では以下の消防団が優勝しました。

第1部ポンプ車操法:富士見町、第2部小型ポンプ操法:上田市、ラッパ吹奏:上田市

本年度の大会出場お疲れ様でした。

来年に向けて、ポンプ車操法、小型ポンプ操法、ラッパ吹奏、各部門での訓練をスタートしていただきたいと思います。

坂城町民皆様の応援も宜しくお願いいたします。    

坂城町長 山村ひろし

第36回坂城町民祭り「坂城どんどん」

昨日(8月3日)、坂城町 町民祭り 「坂城どんどん」 が開催されました。

坂城町の全員が参加されたような大賑わいでした。

踊り流しの「連」も48連増え、約1500人近くの方が踊りに参加していただきました。

坂城町の人口の10%が踊りに参加されたことになります。

すごいことですね。踊り以外にお出でになった方をカウントすればおそらく、町民の2割以上の方々が来られたのではないでしょうか。

踊り流しのコンテストの結果は以下の通りです。

1.正調の部

1位:横町区連「壮」

2位:横町区連「美」

3位:下金井連

2.パフォーマンスの部

1位:大好きな坂城町をもりあげ隊(坂城小学校5年生)

2位:キラリ輝く2組っ子連(坂城小学校6~2)

3位:6の1今でしょ!(坂城小学校6~1)

3.特別賞

「それいけ3年2組マン」、 「野猿☆子野猿」、「We are great friends 3-3」、「まつTとゆかいな仲間たち(坂中3年4組)」、「上五明区育成会子どもおどり連」、「それいけ3の1ジャン淳ジョン!(坂中3年1組)」、「月見区子ども連」、「突き進 おでん(坂中2年3組)」、「坂城高校生徒会」、「大好きな坂城町をもりあげ隊を見守り隊」、「横町区連「健」」、「坂城町商工会青年部」、「八十二銀行坂城支店」

大変盛り上がった流し踊りでしたv。

特に、今年は小学校、中学校の子供たちの活躍が素晴らしいものでした。

挨拶する山村

坂城の100人 第21回目は吾妻銀右衛門

 坂城の100人、21回目は小網地区で新田等の開発を行なった吾妻銀右衛門です。
 (本稿は、文化財センター学芸員の時延武史さんに纏めてもらいました)
                      
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吾妻銀右衛門 享保7年(1722)頃~寛政7年(1795)頃
 
初代銀右衛門は、鼠宿村の吾妻彦右衛門の子として生まれました。吾妻家は有力な百姓で、村役人も勤めていました。
 
安永3年(1774)から、鼠宿村の忠左衛門・孫右衛門・又右衛門と協力して小網で新田開発を始めました。開発を行ったのは、今の小網公民館の西側に広がる谷地(小網沢)で、山神・藤之木・柳沢・菖蒲沢・小平・木戸口・舟久保・鍛冶山・五林原・西山の10か所です。
                
                             
 小網沢地区
                        
地形を見ても分かるとおり、「新田開発」とは言いながらも、水田に適した場所ではなく、実際は畑地の開発でした。その上、傾斜の急な斜面地であったため、植え付けた作物が大雨で度々流されてしまいました。そこで思案の末、北上州(群馬県)から「広葉ワセ」という品種の桑苗を取り寄せて植え付けたとのことです。この桑が開墾地と相性が良く、根も強くはり、耕作地が雨に流されることも無くなりました。この事に力を得た銀右衛門達は養蚕業に精を出し、さらには蚕種業まで手掛けるようになり、相当の利益をあげるようになりました。新田開発の成功した村では凶作の困難も租税滞納も無く、開発に係る借金も返済し、非常に安定したそうです。
 
開発当初、初代銀右衛門は鼠宿村から千曲川を渡って小網沢まで通っていましたが、天明2年(1782)頃に開発地内の舟久保に移転しました。現在、杉林の中に残る石垣が屋敷跡です。最大で5m程の高さがあります。隅角部分は、長方形に加工した石材を短辺と長辺を交互に積み上げていく「算木積み」という技法が用いられています。これは城郭の石垣に多くみられる技法で、経験を積んだ石工がたずさわっていたことがうかがわれます。当地がかつて松代藩領であったことから、松代周辺から職人がやってきたのでしょう。
                   
                  
昭和20年代の写真、中央下に大きな石垣
                                        
                   
               
かつての入口(石門)
                  
                  
石垣を下から見た状況                
                       
 
屋敷跡から北へ50mほどの所に銀右衛門の墓があり、自然林に返りつつある、かつての開墾地を静かに見つめています。
                     
                
銀右衛門の墓
                  
 
初代銀右衛門による新田開発が軌道に乗るまでは大変な苦労があったのでしょうが、水田を開発するより、桑畑を開いて養蚕を行う方が、はるかに富を生み出すことができると確信していたからこそ、農業には不向きな小網沢(実際に、現在では耕作されていません)にあえて挑戦したものと思われます。
 
現在を生きる我々の豊かな生活の礎として、吾妻銀右衛門の新しい産業を切り開く先見の明と、血の滲むような努力があった事を忘れないでいたいものです。
                       
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坂城町長 山村ひろし
 

169系電車の車輪と車軸が坂城駅ギャラリーへ

本日(8月1日)、169系電車の車輪と車軸が坂城駅ギャラリーに設置されました。(公開は8月3日(土)から)

しなの鉄道さんから譲り受けた車輪、車軸を坂城運輸(関戸社長)の全面的なご協力を得て、小雨の降る中、坂城駅ギャラリーに設置されました。(一般公開は8月3日、「坂城どんどん」開催日から)

大変な苦労の後、車輪、車軸が坂城駅ギャラリーに設置

左から:宮下副町長、山村、坂城運輸関戸社長他

詳細は以下、坂城町ホームページをご覧ください。                   

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169系電車の車輪と車軸がご覧いただけます!

169系電車車輪車軸01

▲169系電車の車輪と車軸

 169系電車の車輪と車軸が坂城駅ギャラリーに設置されています。

  この車軸は、坂城駅前多目的広場に静態保存されている169系電車の予備として製造、保管された本物の車軸です。昭和40年11月に住友金属において製造され、169系と時代を共にし、その活躍を陰から支えてきましたが、同電車の引退とともにその役割を終え、多目的広場に近い坂城駅ギャラリーに展示することとなりました。

  車輪と車軸の総重量は約1.5tあり、須坂市の長電テクニカルサービス(株)からトラックで運ばれ、カニクレーンによりギャラリーに設置されました。

  ギャラリーが開いている午前8時から午後7時まで自由にご覧いただけます。また、坂城どんどん開催中は、169系電車が坂城駅に静態保存された際の様子や記念イベントをおさめた写真と、車輪と車軸の説明パネルも展示されます。ぜひご覧ください!

▼裏側はこのようになっています

169系電車車輪車軸11
 

▼車輪と車軸の運搬設置作業

169系電車車輪車軸09

169系電車車輪車軸10

169系電車車輪車軸02

169系電車車輪車軸03

169系電車車輪車軸04

169系電車車輪車軸05

169系電車車輪車軸06

169系電車車輪車軸07

169車輪車軸08

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坂城町長 山村ひろし

WEB SHOP 開始 ( 坂城町振興公社)

坂城町振興公社(社長:山村弘)は、日帰り温泉「湯さん館」の経営、びんぐし公園の管理、給食センターでの食事作りなど幅広く業務を行っておりますが、坂城町の物産の販売も手がけております。

その中で、先週、22日から取り扱い商品の一部をカード決済でもご購入できるようにいたしました。

坂城町ホームページの右下にある「WEB SHOP」をクリックしていただくと、 坂城町振興公社のページが出ます。

以下、 坂城町振興公社のページ

http://shinshu-sakaki.jp/  左が 坂城町振興公社のサイトです。

「商品一覧」をご覧になり、WEB ショッピングをご利用ください。                        

今後、取り扱い商品を増やすなどサービス向上に努めてまいりますので、引き続きのご愛顧を宜しくお願いいたします。

坂城町長 山村ひろし

千曲建設事務所との現地打合せ

昨日(7月29日)、千曲市・坂城町管内の道路、河川の建設・維持管理をしていただいている長野県千曲建設事務所(所長:荻野厚さん)の皆さんとともに坂城町の対応要望箇所10ヶ所の現地視察を行い、その後、役場会議室で打合せ討議を行いました。

これは千曲建設事務所と坂城町で年2回開催している 「地域づくり懇談会」 に基づくものです。

出浦沢川(上平)での河川維持事業について

坂城地区立町の道路維持事業について

坂城地区日名沢川での河川護岸改修事業について

本会議は年2回開催されますが、現場を確認したあとに具体的に対応箇所の打ち合わせを行う非常に重要な会議です。

千曲建設事務所からは各担当毎に12名の方にお出でいただき熱心に討議をしていただきました。

現場視察後の打合せ、討議

次回は11月頃に予定されており、各事業の進捗状況などについて確認をすることになっています。

坂城町長 山村ひろし

月影夕涼み会に参加

本日(7月26日)、「ともいきライフ月影(宝池月影寮)」の「夕涼み会」に参加しました。

今日は大変暑い日でしたが、午後6時を過ぎると太陽も山陰に隠れ、夕涼みにふさわしい状況になりました。

「ともいきライフ月影(宝池月影寮)」は、社会福祉法人 上田明照会さんの経営している障がい者支援施設です。

毎年この時期に地元のボランティアの皆さんの参加を得て盛大に開催されます。 今年も約100名程度の方々が参加しました。

月影寮利用者全員のダンス

大野寮長の歌とバックコーラス?

坂城町上平に本施設がオープンして12年、地元の皆さんと本当に密接な関係を持たれています。

いまでは、上平にとって無くてはならない施設となりました。

本日も多くのボランティアの方々に食事を作っていただいたり、種々のサポートをしていただきました。 感謝、感謝です。

坂城町長 山村ひろし