坂城の若きスプリンターに期待!

昨日(8月20日)、村上小学校5年生の田村純菜さんが来られました。

田村さんは、6月24日に松本平広域公園陸上競技場で開催された第29 回長野県小学生陸上競技大会で、5年女子100mに出場し、決勝で13秒88の好記録を出して見事優勝されましたが、今週(24日)、横浜市の日産スタジアムで開催される全国大会に出場します。

昨年の全国大会優勝記録が13秒88でしたので、田村さんの実力を発揮されれば問題なく上位入賞できると思います。 皆さんで応援しましょう。

以下、坂城町のホームページをご覧ください。

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田村純菜さん表敬訪問01 

▲田村純菜さん(左)、山村町長(右)

8月20日(月)、全国小学生陸上競技大会に出場する、村上小学校5年生の田村純菜さんが、山村町長を表敬訪問されました。

田村さんは、6月24日に松本平広域公園陸上競技場で開催された第29 回長野県小学生陸上競技大会で、5年女子100mに出場し、決勝で13秒88の好記録を出して見事優勝しました。全国小学生陸上競技大会は、今週末の8月24日から横浜市の日産スタジアムで開催されます。田村さんは、全国大会で決勝に残ることを目標に、夏休みの間も厳しい練習に取り組んできました。調子も上がってきているそうで、大会での好記録が期待されます。

田村純菜さん表敬訪問02

田村純菜さん、がんばってください!

坂城町長 山村ひろし

能楽 松木千俊先生のブログ

先日、観世流名誉師範となられた松尾文子さんのお祝いの会について記述しましたが、当日、お出でいただいた松木千俊先生のブログにも掲載していただいておりましたので以下ご紹介します。 以下のサイトをクリックしてください。

http://www.matsunokai.com/private/2119/#respond

坂城町長 山村ひろし

老子の続き(第63章)

「爲無を爲(な)す」。 まさに老子のキーワードですね。 「爲無自然」、ことさらに余計なパフォーマンスなどせずに大自然の中、本質を極めじっと見守る。 そうすれば物事の本末、終始が見えてきます。 トラブルも始まりを見極めれば小さな火種のうちに収めることもできます。

 爲無爲、事無事、味無味。大小多少、報怨以徳。圖難於其易、爲大於其細。天下難事、必作於易、天下大事、必作於細。是以聖人終不爲大。故能成其大。夫輕諾必寡信。多易必多難。是以聖人猶難之。故終無難。

                               

 無爲を爲(な)し、無事を事(こと)とし、無味(むみ)を味わう。 小を大とし少を多とし、怨みに報ゆるに徳を以(も)ってす。 難(なん)をその易(やす)きに圖(はか)り、大を其の細(さい)に爲(をさ)む。 天下の難事(なんじ)は必ず易きより作(おこ)り、天下の大事は、必ず細より作(おこ)る。 是(ここ)を以って聖人は終(つい)に大を爲さず。 故に能(よ)く其の大を成す。 それ軽く諾(だく)するものは必ず信(まこと)寡(すくな)し。 易(い)とする多ければ必ず難きこと多し。 是ここを以って聖人は猶(な)ほこれを難しとす。 故に終(つい)に難きこと無し。

                           

 

ことさらに何かを行おうと行動したりせず、静かに見守ることに徹し、何の味もないものを味わうような境地こそ大切なのです。 小さいものを大きいものとし、少ないものを多いものとし、怨みに対してさえ徳をもって対応するのです。 そのような態度でいれば、いろいろなトラブルをまだそれが小さいうちに発見し解消することができます。 世の中の大事件は必ず小さなことから発展します。 この点からも聖人と言われている人は小さなことから慎重に対応するため、決して大きな苦労をすることなく大事業をなすことが出来るのです。 安請け合いをする人には大体、信頼を置くことが出来ません。  たやすいと思っていると困難なことが多いのです。 従って、聖人と言われる人はすべてのことを困難なこととして対応するのです。 その結果、困難なことは無くなるのです。
                               
                        
昨今の日本を取り巻く政治情勢を見るにつけ、つまらぬパフォーマンス、さかしらな行為を厳に慎み、物事の本源を常に見極め、行動したいものですね。
                                       
                   
坂城町長 山村ひろし

能楽 松尾文子名誉師範を祝う会

昨日(8月19日)、坂城町文化センターで、昨年、観世流名誉師範となられた松尾文子さんのお祝いの会があり出席しました。 (坂城町には海野義元 師範がおられますが、今回、初めての女性の名誉師範誕生です。)

朝9時から午後5時近くまで、約100名の方々が次々とお祝いの能楽(20演目以上)を披露されました。

また、こども能楽教室の皆さん(12名)も紅葉狩(仕舞)を披露しました。

本日は、坂城町の伝統文化の根強さを実感した一日でもありました。

「砧」(きぬた)を独吟される、松尾文子名誉師範

右奥は、松尾名誉師範を長年指導された、重要無形文化財総合指定保持者の松木千俊先生

坂城町長 山村ひろし

千曲川イカダ下り大会

昨年から復活した「千曲川いかだ下り大会」が、今年も昨日(8月19日)、開催されました。( 坂城町・村上から参加された大橋俊之さん(「チーム・タオ」)からご連絡いただきました。

 この「いかだ下り」は、平成16年を最後に中断されていましたが、昨年復活したものです。

長野市から坂城町までの地域の方々が、 千曲川の万葉橋~千曲橋までの約7.5kmのコースを、5人と3人乗りの2部門で開催。 (今回は12チームが参加)

各チームともスピードはもとより、趣向を凝らした手づくりのいかだで、好天のもと快走したとのことです。

                                                     

坂城町長 山村ひろし

南条小学校新校舎建設に向けて

坂城町立小学校、中学校の耐震化に向けて昨年度は南条小学校体育館、今年度は村上小学校の耐震化工事と全面大規模改修工事が進んでおります。 (坂城小学校、坂城中学校の耐震化工事は終了済み)

南条小学校校舎につきましては、複雑な構造(校舎5棟+廊下棟2棟、ガラス張りが多い、床の傾斜など)により、現状の校舎をそのまま全面耐震化することはむずかしく、新たに校舎を建てる方向で検討をしております。

昨日(8月17日)、第2回目の「南条小学校建設検討委員会」 (委員長:宮島祐夫 町議会議長) を開催いたしました。

南条小学校での現況説明

南条小学校屋上から現状視察

南条小学校の現状を視察した後に、3年前に全面改築工事を行った長野市立城東小学校と昨年度耐震工事と一部校舎の改築を行った長野市立城山小学校、2校の視察を行いました。

長野市教育委員会の皆様ならびに校長先生、教頭先生から学校建築に関わり配慮された点、苦慮された点など具体的にお話しいただき大変参考になりました。

長野市立城東小学校

長野市立城山小学校での説明

新たな南条小学校建設に向けて、秋ころまでに方向性を出していただければと思っております。

尚、新校舎の完成は平成26年度末を目指しております。

坂城町長 山村ひろし

老子の続き(第62章)

この章は老子の哲学の深い面を述べています。 「善人、悪人」については親鸞の「善人なおもて往生をとぐ、いわんや悪人をや」 に通ずる考え方でもあります。

 道者萬物之奧、善人之寳、不善人之所保。 美言可以市、尊行可以加人。 人之不善、何棄之有。 故立天子置三公、雖有拱璧以先駟馬、不如坐進此道。 古之所以貴此道者何。 不曰以求得、有罪以免耶。 故爲天下貴。

                           

 道は萬物の奥にありて、善人の寳(たから)、不善人の保んぜらるる所なり。 美言は以て市(う)る可(べ)く、尊行は以て人に加ふべし。 人は不善なるものも、何の棄つることか之れ有らん。 故に天子を立て三公を置くときは、拱璧(きょうへき)以て駟馬(しば)に先(さき)だたしむる有りと雖(いえど)も、坐(ざ)して此の道を進むに如(し)かず。 古(いにしえ)の此の道を貴ぶ所以(ゆえん)の者は何ぞや。 以て求むれば得(え)、罪有るも以て免(まぬが)ると曰(い)はずや。 故に天下の貴(き)と爲る。
                       

 

道はすべてのものの根源にあって、善人の宝でもあるが不善人が安心しておられる所以でもあります。 立派な言葉は人々に与えるべきで、立派な行いも人々に施すことがよいことです。 不善と言われる人でも道を基にして生きているのでありどうして捨てることなど出来ましょうか。 天子が即位し三公(太師、太傅、太保)が就任するときにはひと抱えあるような大きな璧玉を四頭立ての馬車の先頭に置き献上されると言いますが、それよりは座ったままこの道を進んだ方がよほど価値があるのです。 昔の人がこの道を選んだ理由は何でしょうか。 道こそ私たちが求むれば得ることができ、罪があるものでもそのおかげでまぬがれることができると言われています。 従って、世界中でもっとも貴いものと言われているのです。
                          
                       
この章によく付けられるタイトルは 「爲道」 です。「道を爲す」ことの具体的な考え方を述べていますね。
                           
                      
坂城町長 山村ひろし

第57回坂城町成人式

昨日(8月15日)、坂城町では第57回の成人式を執り行いました。

坂城町では、例年、8月15日の終戦記念日に成人式を行っております。

 今年はロンドンでオリンピックが開催され、日本の若者も大いに活躍し、メダル獲得数38個という成果を上げました。

 一方、日本の国会では先週末、消費税増税を柱とする社会保障・税一体改革関連法が可決・成立致しましたが、まだまだ政治的混乱が続き今後の政局の進展には予断を許さない状況が続いています。

また、8月15日は、300万人以上の多勢の戦没者の方々の命を失った第二次世界大戦が終結し今年で67年目を迎えたわけですが、このなか、先日、10日には日本の固有の領土である竹島を韓国大統領が上陸し、7月にはロシアのメドベージェフ首相が北方領土の国後島へ上陸しました。
さらには、8月15日を期して、香港の団体による尖閣諸島への不法上陸がなされました。
野田総理大臣は先日来、「毅然とした対応をとる」と言っておられますが、言葉だけでなく適切な対応がまさに必要です。戦後の日本政府の不十分な対応がこのような状況を招いたと言わざるを得ません。まさに、いままでの政府の不作為のツケが一挙に押し付けられたものであります。
成人式を迎えた若者は、まさにこのような歴史の大きな節目をくぐり抜けようとしています。
「後生畏るべし」まさに、彼らに期待したい。
                   
 
成人式でご挨拶する山村
                        
以下、坂城町のホームページをご覧ください。

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8月15日(水)第57回坂城町成人式

成人式01

▲成人のことば 成人者代表:野村哲平さん(右)、小宮山朝未さん(左)

8月15日(水)、文化センターで、第57回坂城町成人式が開催されました。

坂城町の成人式は、1月の「成人の日」ではなく、毎年8月15日に開催するのが通例となっています。町の今年の成人者は184名で、本日はそのうち130名の方が参加されました。前半は成人を祝う「成人式」が執り行われ、後半は、実行委員(成人者)の皆さんが趣向を凝らした「成人祭」が行われました。成人祭の中では、中学時代の恩師からのお祝いの言葉をいただき、抽選会や、中学校時代の思い出の写真のスライド上映で盛り上がりました。

新成人の皆さん、成人おめでとうございます!

成人式

坂城町長 山村ひろし

羽田雄一郎国土交通大臣との面談

先日(8月10日)、午後、参議院本会議で社会保障・税一体改革関連法が可決・成立致しましたが、その日の午前中、羽田雄一郎国土交通大臣を訪問し、坂城町にかかわる諸案件についての早期の追加予算付け、事業促進についてのお願いをいたしました。

左:羽田雄一郎国土交通大臣

                                  

 今までにも何度となく国会への要望活動を行ってまいりましたが、羽田雄一郎議員が国土交通大臣になられたということもあり、今回は坂城町単独で伺いました。 

 坂城町から同行された議員は、宮島祐夫町議会議長ならびに塚田忠議員です。

左から、塚田議員、宮島議長、羽田大臣、山村、青木建設課長、宮下係長 

                                                      

 今回お願いした案件は次の4点です。

 1.坂城更埴バイパス坂城町区間3.8kmの早期完成。

   (鼠橋以北の坂城区間の早期完成についてです)

 2.道路整備のための財源の確保。

   (早期実現のために、補正予算などのお願いもしました)

 3.主要地方道坂城インター線の先線と国道バイパスとの接続。

   (坂城インター先線と国道バイパスの接続が出来れば縦横の主要幹線道が出来ます)

 4.地域公共交通におけるバリアフリー解消の促進。

   (これは、主に、坂城駅にエレベーターを設置するための予算確保です)

                      

 以上、4点について、羽田大臣には国会本会議の直前ではありましたが、じっくり時間をいただき詳細に説明をし、ご理解をいただきました。

 また、その後、菊川滋国土交通省道路局長にも説明しご理解をいただきました。

左から二人目:菊川滋国土交通省道路局長

                   

 日本の中心点に位置し、日本一安全な坂城町の交通網の整備は坂城町のみならず、国家としても重要な事業です。 今後とも活動を続けてまいります。

                       

 坂城町長 山村ひろし

                      

 

老子の続き(第61章)

この章では「大国」と「小国」の関係について述べています。 国際政治でも、「大国」こそ、「その低きをもととなす」 ような謙虚さが求められます。

 大國者下流、天下之交。天下之牝。牝常以靜勝牡。以靜爲下。故大國以下小國則取小國、小國以下大國則取大國。故或下以取、或下而取。大國不過欲兼畜人、小國不過欲入事人。夫兩者各得其所欲。大者宜爲下。

                                     

 大国は下流にして、 天下の交(かう)なり。 天下の牝(ひん)なり。 牝常に静(せい)を以(も)って牡(ぼ)に勝つ。 静を以って下ることを為せばなり。 故に大國以って小國に下れば、則(すなわ)ち小國を取り、小國以って大國に下れば則ち大國に取らる。 故に或(ある)いは下りて以って取り、或いは下り取らる。 大國は人を兼ね畜(やしな)わんと欲するに過ぎず、小國は入りて人に事(つか)えんと欲するに過ぎず。 それ兩者各々(おのおの)其の欲する所を得。 大なる者は宜(よろし)く下ることを爲すべし。

                                 

 大国はいわば大きな河の下流のようなもので世界中のものが寄り集まってきます。 いわば世界中のものが身を寄せたくなるような女性のような存在です。一般的に女性はその静かさでもって男性に勝つことが出来ます。 静かに謙虚な態度で接するからです。 したがって、大国は謙虚な姿勢で小国に対せばおのずから小国を手中にすることができます。 また、小国も謙虚に大国に接すれば大国の保護を得ることが出来ます。 謙虚な態度で接することにより国を得、一方、謙虚な態度で接することにより保護を得ることが出来るのです。 大国はほかの国を併せ納めようとするのにすぎず、小国は大国の傘下に入って従おうとするに過ぎないのです。 そのようにお互いに謙虚に接すれば各々両者の欲するところを得ることが出来るのです。 とにかく、大国は謙虚に振る舞うことが大切です。

                        

 「大国」のみならず大きな権力を持った人間の「謙虚」、「謙下」の思想が何より大切だと思います。 これが老荘思想のベースですね。

                        

 坂城町長 山村ひろし