本日(3月20日)、令和5年第1回坂城町議会定例会が閉会しました。
以下、閉会のあいさつを掲載させていただきます。
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令和5年 第1回坂城町議会定例会の閉会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。
3月1日に開会されました本定例会は、本日まで、20日間の長きにわたりご審議をいただきました。提案いたしました、人事案件、広域連合規約の変更、並びに財産処分の協議、条例の一部改正、令和5年度の一般会計・特別会計予算、さらに追加議案でお願いいたしました変更契約の締結、令和4年度の一般会計・特別会計の補正予算など、全ての議案に対して原案どおりご決定を賜り、ありがとうございました。
さて、新型コロナウイルス感染症につきましては、長野県内におきましても、北信圏域以外の9圏域において、陽性者の発生が比較的落ち着いている状況となっており、県独自の感染警戒レベルにつきましても「小康期」とされております。
このような状況の中、国においてマスク着用についての考え方が示され、今月13日から、マスクの着用は、個人の判断が基本となったところであります。町民の皆様におかれましては、医療機関を受診する時や、混雑した電車・バスに乗車する時、重症化リスクの高い方が感染拡大時に混雑した場所に行く時は、マスクを着用していただくなど、周囲の方に感染を広げない、また、ご自身を感染から守るといったことを意識していただき、マスクの着用について、場面に応じて適切にご判断いただきますようお願いいたします。
また、新型コロナワクチン接種につきましては、特例臨時接種の期間が、この3月末から1年間延長されることが国において決定され、令和5年度の接種についても、方針が示されたところであります。
まず、5月から8月に、65歳以上の高齢者と基礎疾患のある方、医療従事者等を対象に接種を実施し、更に、9月から12月に、これらの方も含めた5歳以上の方全員を対象として、接種を実施することとされました。
町におきましては、接種を希望される方が速やかに接種できるよう、これまでと同様に、集団接種を中心とした接種体制の整備に努めてまいりたいと考えております。
さて、坂城中学校の卒業式が、先週15日に、また、町内3小学校の卒業式が、翌16日に執り行われました。
各学校とも、来賓の縮小や、保護者の人数制限などをさせていただいての開催となりましたが、4年ぶりに卒業生、在校生が一堂に会しての卒業式を行うことができました。
卒業する児童・生徒の皆さんは、真っ直ぐ前を向いて入場し、卒業証書授与では、学校長から一人ひとりに証書が授与されました。式が終わると、お世話になった恩師や、苦楽をともにした同級生との別れを惜しむ姿が各クラスで見られ、大変印象的でありました。
また、町内3保育園の卒園式につきましては、22日に実施いたします。令和4年度の卒園児童は、3園合計で73人(南条34、坂城21、村上18)であります。
小学校への期待を胸いっぱいに、元気に入学式を迎えられることを願っております。
17日には、坂城町消防団任命式が行われました。「自分たちの地域は自分たちで守る」との消防精神のもと、新たな分団長等の幹部と新入団員の皆さんに、辞令が交付されました。町民の安心・安全な生活を守るため、ご活躍を期待するところであります。
さて、新型コロナの影響などで、工事の延期を余儀なくされた、町体育館耐震補強及び大規模改修工事につきまして、地域の皆様をはじめ関係する大勢の皆様のご理解、ご協力により、無事竣工の運びとなりました。この28日に、施設のお披露目と共にボルダリングのデモンストレーションもご覧いただく中で、竣工式を挙行いたしますので、議員の皆様方のご出席をお願いいたします。
さて、年度が替わり、4月3日には各保育園の入園式が、6日には小中学校の入学式が、また、7日には坂城高校の入学式と坂城幼稚園の入園式が執り行われます。未来を担い、希望を抱いて新たなステージに進む、子供たちの晴れ舞台を、祝福していただければと思います。
また、16日には、第24回目となる千曲川クリーンキャンペーンを、共催の坂城ライオンズクラブとともに開催いたします。昨年は、新型コロナウイルス感染症対策のため、規模を縮小しての実施としたところですが、今年は、会場を従来の3会場とし、時間についても午前7時から8時30分までとして行う予定であります。
町のシンボルである千曲川の自然環境を守り、不法投棄やごみのポイ捨てなどに目を向けていただく機会として、大勢の皆様のご参加をお願いいたします。
さて、今年は統一地方選挙の年であり、県議会議員選挙が3月31日告示、4月9日投開票の日程で、また、町におきましても、町長、町議会議員選挙が4月18日告示、23日投開票の日程で行われる予定となっております。
私自身3期目となるこの4年間は、議会の皆様とともに、「坂城町第6次長期総合計画」や「第2期まち、ひと、しごと創生総合戦略」を策定し、デジタル変革への対応やSDGsの達成を図りながら、町の将来像として『輝く未来を奏でるまち』を掲げる中で、その実践に取り組んでまいりました。
また、今後の4年間につきましては、国道18号バイパス、県道インター先線の整備に伴う土地利用や、新複合施設をはじめとした公共施設管理の在り方など、「将来に向けた坂城町の姿」を具現化する大変重要な時期と認識すると共に、少子高齢化対策、子育て支援など対応すべき課題も、多いと感じているところであります。
本議会が任期最後の議会となりました。これまで支えていただきました町民の皆様、そして、議員の皆様のご理解とご協力に、深く感謝を申し上げるところであり、厚くお礼申し上げます。
まもなく選挙を迎え、私も立候補いたしますが、この4月に立候補される皆様におかれましては、ご健闘いただき、共に新しい坂城町づくりを目指していければと思っております。
また、勇退される皆様方には、これまでのご労苦に深く感謝申し上げる次第であります。今後も、陰となり、日向となって、町を支えていただければ幸いに存じます。
最後に、私とともに事業の推進や課題解決に取り組んでくれた、副町長、教育長、各課長、そして全ての職員に心から感謝を申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。
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坂城町長 山村ひろし