『町戦没者追悼式式辞』(平成27年11月10日)

昨日(11月10日)、坂城町文化センターで、平成27年度坂城町戦没者追悼式が執り行われました。

式辞を述べさせていただきましたので、以下、掲載させていただきます。

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『坂城町戦没者追悼式式辞』(平成271110日)>

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本日ここに、戦没者の御遺族並びに御来賓各位の御列席のもと「平成27年度坂城町戦没者追悼式」を挙行するにあたり、戦没者の御霊に謹んで「追悼の誠」を捧げます。>

苛烈を極めた先の大戦においては、町内でも多くの方々が国難に殉じられました。郷里の平和と発展、家族の安寧を願いつつ、戦場で最後の時を迎えなければならなかった御無念を思うと、哀惜の念に堪えません。>

また、愛する家族を失われた御遺族の皆様方の筆舌に尽くしがたい悲しみに御見舞いを申し上げますとともに、戦後、数々の苦難を乗り越えてこられました御努力に衷心より敬意を表するものであります。>

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今年、坂城町では昭和19年にニューギニアで戦死していたと伝えられていた、元陸軍准尉の若麻績通明(わかおみみちあき)さんが、オーストラリアに移送されたのちに、お亡くなりになられ、カウラの日本人墓地に埋葬されていたことがわかりました。>

その後、オーストラリアと日本の両政府をはじめ、多くの関係者の大変な御努力により、分骨されることになり、今年10月、昭和20年7月30日に亡くなられてから、70年の時を経て、実家である中之条の西念寺の墓地に、在日オーストラリア大使も同席されるなかで納骨されました。>

これまで、納骨されていたオーストラリア東部のカウラは、桜の植樹を積極的に行うなど、大変親日的であり、埋葬されていた日本人墓地もきれいに維持管理され、追悼行事も行われてきたとお聞きしておりますが、戦死された方がふるさとに帰宅するまでに、70年かかってしまったということは、やはり残念なことであり、まだまだ戦後は終わっていないと実感したところでございます。>

改めて、若麻績通明さんの御冥福を心よりお祈り申し上げ、この取り組みに携われた全ての関係者の皆様に感謝申し上げます。>

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戦後わが国は、戦争による苦しみや悲しみへの反省を胸に、国民のたゆまぬ努力で、平和で豊かな美しい郷里を取り戻してきました。しかしながら、近年では予想しえない自然災害が私たちの生活を脅かし、9月の北関東・東北の大雨被害では多くの方が犠牲になられました。あらためて御冥福をお祈りいたします。>

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また、東日本大震災に起因する福島第一原発ではいまだ核の脅威が多くの人々に影響を及ぼしています。私たちは今一度、唯一の被爆国として核の恐ろしさを思い出すとともに、自然とも謙虚に向き合いながら、安全・安心のまちづくりに向けた歩みを進めていかなければならないと感じています。>

原発事故の影響で全村避難が続く福島県葛尾村では、役場機能を近隣の三春町に移し、復興に向け日々頑張っておられます。先月26には、昨年に引き続き、ライオンズクラブをはじめとする有志団体・企業の皆様などとともに、葛尾村三春出張所と仮設住宅をお訪ねし、炊き出しや高齢者のケア、草刈などのボランティア活動と、村民の皆様との交流を行ってまいりました。できることは小さな事かもしれませんが、被災された皆様が一日も早く故郷での生活を送れますよう、町としても引き続きできる限りの協力をしてまいります。>

戦後70年、一貫して平和国家の道を歩んできたわが国が、世界の恒久平和実現のためにも、平和への機運を一層高め、国内外に平和の大切さをアピールしなければなりません。>

そして、戦争を体験された世代が少なくなるなか、今を生きる私たちが当たり前のように平和と繁栄を享受できるのは、先人の大きな犠牲のうえにあることを肝に銘じ、戦争による苦しみや悲しみを後世に語り継いでいくことが、はからずも戦禍で命を落とされた方々への御供養にもなるものと思っております。>

坂城町では、昭和60年9月27日に非核平和の町宣言をいたしました。町といたしましても、本日の追悼式を機に、今一度不戦と平和への誓いを新たにし、町民の皆様とともに安心して暮らせる坂城町を目指してまいります。>

終わりに、今一度、戦没者の御霊の安らかならんことを、そして御遺族の皆様方の御健勝・御多幸を心から祈念申し上げまして「式辞」とさせていただきます。 >

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平成27年11月10日坂城町長 山 村  弘

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(以下、坂城町ニュースより)
 

平成27年度坂城町戦没者追悼式

 

戦没者01  戦没者02

 

11月10日(火)、文化センターで、先の大戦において犠牲となった多くの町内の方々をしのび、御冥福をお祈りする平成27年度坂城町戦没者追悼式が開かれ、ご遺族など約70名が出席されました。

戦争を体験された世代が少なくなるなか、今を生きる私たちが当たり前のように平和と繁栄を享受できるのは、先人の大きな犠牲のうえにあることを肝に銘じ、戦争による苦しみや悲しみを後世に語り継いでいくこと大切です。

町では、昭和60年9月27日に非核平和の町宣言をしました。町としても、不戦と平和への誓いを新たにし、町民の皆さんとともに安心して暮らせる坂城町を目指してまいります。

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 坂城町長 山村ひろし

萩原智子さんのお話を聞きました。(富士通フォーラム)

本日(11月10日)、長野市で開催された 「富士通トップエグゼクティブフォーラム in 信州」 の講演会で、日本水泳連盟理事・元水泳競技日本代表の萩原智子さんのお話を伺いました。

このフォーラムでは、富士通(株)の長野支社長渡邊浩美さん、富士通(株)田中達也社長の挨拶に続き、香川進吾執行役常務の基調講演 「IoTがもたらす構造変化と商機」 が行われ、我々の身近な存在となった IoT についてのホットなお話を伺いました。 (私の富士通時代にお付き合いのあった懐かしい人々の講演でした。)

坂城町でも 「つながる坂城町」 というテーマで IoT の実現を進めていますので大変参考になるヒントをいただきました。

続いて、萩原智子さんの講演が行われました。

萩原智子さんは現在、NHK 「NEWS WEB」 にレギュラー出演をされるなど活躍中ですが、今までのスイマーとしての華々しい活躍のお話だけでなく、どの様にスランプを克服してきたかなど大変勇気づけられるお話を1時間半にわたり元気よくお話いただきました。

約200人の経営者たちも身を乗り出して聞いていました。 

今日の話された内容に関連しますが、萩原智子さんの経歴をご紹介すると以下のとおりです。

(萩原智子さんのプロフィール)

現、日本水泳連盟理事・元水泳競技日本代表

2000年シドニー五輪に出場 2002年日本選手権で史上初の4冠達成。

2004年現役引退。 5年後に復帰を果たす。

2010年 30歳にして日本代表に返り咲き。順調な仕上がりを見せていた矢先、五輪前年である2011年4月に、子宮内膜症、卵巣のう腫と診断され手術。 手術後は順調にリハビリに励み、レース復帰。

2012年 JAPAN OPENで50m自由形短水路日本記録を樹立。

ロンドン五輪代表選考会ではレベルの上がってきた女子自由形で、堂々と決勝に残り、意地を見せた。 現在はテレビや水泳教室、講演活動など多岐に渡る活動を行っている、

2014年4月より、NHK 「NEWS WEB」 にレギュラー出演

 

 

右:萩原智子さん、東御市の花岡市長もご一緒でした。(中央)

坂城町長 山村ひろし

信濃村上氏フォーラム 2015

昨日(11月8日)、坂城町文化センターで 「信濃村上氏フォーラム」 が開催されました。 10年ぶりの開催です。

(本フォーラムの資料は以下のサイトをクリックしてください。)

http://www.town.sakaki.nagano.jp/lifestudy/murakamishiforum/shinanomurakamishiforum_h27.pdf

                                       

挨拶する山村

「葛尾大尽物語」を人形劇で上演していただいた、「元気なかつらおプロジェクトの皆さん」と。(湯さん館にて)

 

詳細は以下の坂城町ニュースよりご覧ください。

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信濃村上氏フォーラム ~ふるさとの村上氏をめぐって~

信濃村上氏フォーラム01

平成17年に開催された「信濃村上氏フォーラム」から10年。その後の研究をもとに、信濃村上氏など坂城町に関する事柄を学び、次世代への歴史・文化の継承を願い、再び「信濃村上氏フォーラム ~ふるさとの村上氏をめぐって~」が、11月8日(日)、文化センターで開催されました。

今回は、村上氏などについて研究されている3名の方による講演会と、福島県葛尾村の皆さんの人形劇、信州大学地域戦略センター長で村上義清関係の著書が多い笹本正治先生がコーディネーターとなりパネルディスカッションが行われました。

 

講演会

信濃村上氏フォーラム02

▲宮澤崇士さん

講演会では、まず、長野市立博物館専門員の宮澤崇士さんが、「江戸時代の村上義清像」と題し、村上義清が江戸時代にどのように語られていたか、その研究成果を発表してくださいました。宮澤さんによると、義清は、甲斐国の戦国大名である武田氏の軍学書『甲陽軍鑑』に度々登場しており、その内容が後世の書物にも色濃く影響していることから、義清は武田家に敗れ、武田家と上杉家の戦の発端となったキーパーソンであったと、甲陽軍鑑に記された義清像が江戸時代では語られていたのではないかと話されました。

信濃村上氏フォーラム03

▲花岡康隆さん

次に、長野県伊奈弥生ケ丘高等学校教諭の花岡康隆さんは、「発祥から鎌倉期までの村上氏」を演題に、院政期から鎌倉幕府成立期、承久の乱から鎌倉後期、鎌倉末期にわたり、都で活動する京武者であったが、その後鎌倉幕府に仕えた村上氏が、信濃以外のさまざまな地域で活躍していたことを話されました。

信濃村上氏フォーラム04

▲西澤直子さん

3人目、慶應義塾福澤研究センターの西澤直子さんには、かの有名な福澤諭吉の先祖と信州の関わりについて、「信州と福澤氏 ~今までの研究成果を踏まえて~」を演題に、福澤氏記念之碑に「福澤氏の先祖は信州福澤地名の人なり」と記されており、義清の旧臣福澤氏が網掛字福澤に住んでいたことから、福澤諭吉の祖先が坂城町である可能性についてお話いただきました。

人形劇

信濃村上氏フォーラム05

▲猪狩省造さん

福島県葛尾村教育委員会教育長の猪狩省造さんと「元気なかつらおプロジェクトの皆さんには、坂城の葛尾城から福島県へ落ち延びた松本勘ヶ由助とその一族の「葛尾大尽物語」を、人形劇で上演していただきました。

信濃村上氏フォーラム06

信濃村上氏フォーラム07

 

パネルディスカッション

フォーラムの最後には、コーディネーターに笹本正治先生、ご講演いただいた宮澤崇士さんと花岡康隆さんのほか、来島村上氏18代当主の久留島通則さんと坂城町上平出身で坂城町子育て支援センター所長の平林博子さんをパネリストにお迎えし、「ふるさとの村上氏をめぐって」をテーマにパネルディスカッションを行い、村上氏を含めた地域の歴史や文化を学ぶことの重要性や子どもたちの未来が期待できるような環境をつくることが坂城町のよりよい未来につながると意見が出されていました。

フォーラム08

フォーラム09

▲笹本正治さん

 

フォーラム10

▲久留島通則さん

フォーラム11

▲平林博子さん

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** 今回の村上氏フォーラムにご出席されませんでしたが、福沢氏とのゆかりがある、網掛の福泉寺ご住職 宮入宗乗様から以下のメッセージもいただきました。 ご紹介させていただきます。

山村町長様

網掛福泉寺の住職 宮入宗乗です。ご無沙汰いたしております。早速ですが、来る8日の「信濃村上氏フォーラム」を楽しみにしており、特に福澤氏のコーナーにつきましては、今回初めて公式に取り上げていただきましたこと感謝に耐えなく、ぜひとも出席いたしたいと願っておりました。にもかかわらず、本日6日から9日まで、宮城県の朋友寺院にて、一代盛儀があるため不在でどうしても聴講できません。
副住職も私の代理で上平のお檀家の法事を代行するためこの時間都合がつかない状況です。後日ご挨拶かたがた資料を頂戴いたしたくお許しください。  宮入宗乗
 

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坂城町長 山村ひろし

2015年富士通陸上教室

本日(11月7日)、坂城町文化センターで富士通陸上競技部、福島正監督と塚原直貴選手、音部拓仁選手による陸上教室が開催されました。

まず、福島正監督により講演会 「夢に向かって」 が文化センター大会議室で行われ、引き続いてグラウンドで、塚原、音部両選手による実技指導が行われました。

50人以上の児童、保護者の皆さんが参加され、熱心に指導を受けていました。

福島監督は長野県出身(大町北高校)で富士通に入社され、1993年の世界陸上で10,000mに出場し、当時日本人として唯一決勝進出を果たしました。その後、プレイイングコーチとなり、2000年の全日本実業団駅伝では4区を走り見事初優勝を果たし、2004年から監督を務められています。

塚原直貴選手(長野県、東海大出身)は2008年の北京オリンピックの400mリレーに出場し銅メダルを獲得したほか、2006年、2007年、2008年の日本選手権では100mで3年連続優勝を果たしています。(100m 10.09秒は日本歴代7位)

音部拓仁選手(長崎県、平成国際大学出身)は10種競技で2011年のインカレ優勝、2014年、1015年日本選手権3位の実力者です。

 

左から:塚原直貴選手、音部拓仁選手

左:福島正監督

トレーニングの様子

サイン中の塚原選手

東京オリンピックまであと5年、今日、トレーニングを受けた子供たちにもオリンピックに参加するチャンスはあります。

今日の福島監督の講演のように 「夢に向かって」 チャレンジしていただきたいと思います。

富士通陸上競技部の皆さんありがとうございました。

坂城町長 山村ひろし

坂城町大菊花展褒賞授与式

本日(11月1日)、坂城町文化センターで第16回坂城町大菊花展の褒章授与式が行われました。             

今回の菊花展には450鉢の応募があり、その中から20名の方が受章されました。

おめでとうございます。 (菊花展は10月30日から11月4日まで開催中。於:坂城町文化センター)

(菊花展の様子は以下のサイトから)

http://www.town.sakaki.nagano.jp/www/contents/1446261865719/index.html

 

 

左:あいさつする山村、右:坂城町長賞を受賞された塚田陽一さん

 

以下、詳細は坂城町ニュースから

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第16回坂城町大菊花展褒賞授与式

 

菊花展02 菊花展03

 

11月2日(月)、文化センター大会議室で、11月4日(水)まで開催中の「第16回坂城町大菊花展」の褒賞授与式が開催されました。今年の出品数は約450点。厳正な審査が行われ、中でも大輪でボリュームがあり、形が整っていて色鮮やかに染まっている20点が、特別賞、金賞、奨励賞を受賞しました。

なお、今年から新しく泉区の15名が菊作りに挑戦され、うち2名が初めて育てた菊で奨励賞を受賞するという快挙を成し遂げました。

菊花展の様子はこちらをご覧ください。

 

今年の受賞者の皆さん(敬称略)

特別賞

  • 中沢袈裟則(横町)
  • 金子袈裟幸(網掛)
  • 堀内依子(四ツ屋)
  • 柳沢東子(上平)
  • 玉井久子(上平)
  • 中沢慈子(四ツ屋)

金賞

  • 坂城町長賞  塚田陽一(上五明)
  • 坂城町議会議長賞  宮島祐夫(金井)
  • 坂城町教育長賞  村上小学校
  • ちくま農業協同組合代表理事組合長賞  大橋けい子(上平)
  • 坂城町商工会長賞  沢田とし枝(網掛)
  • 坂城郵便局長賞  坂城小学校
  • 坂城町農業委員会長賞  南条小学校
  • テクノハート坂城協同組合理事長賞  平林たみ子(上平)
  • 坂城町菊花愛好会長賞  小宮山良子(網掛)

奨励賞

  • 村上小学校
  • 丸山和子(中之条)
  • 伊藤きみ子(泉)
  • 鈴木政男(北日名)
  • 野崎保(泉)

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坂城町長 山村ひろし

野原明さん教育講演会

一昨日(10月30日)、坂城町役場講堂で、元NHK解説委員で教育ジャーナリストの野原 明さんによる教育講演会が行われました。 坂城町教育委員会、小中学校校長先生、役場職員などを対象として、限られた時間でしたが素晴らしいお話を伺いました。

野原先生は、私が杉並師範館の塾長をしていた際にしばしばご講話をお願いしておりましたが、このたび長野においでになる機会が有り急遽お話をしていただくことになりました。

テーマは 「これからの教育に求められるもの」 です。

以下、坂城町ニュースよりご覧下さい。

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野原明さん教育講演会

 

野原明さん01 野原明さん02

▲野原明さん

 

10月30日(金)、役場講堂において、元NHK解説委員で教育ジャーナリストの野原 明さんによる教育講演会が行われました。

野原さんは、昭和33年に京都大学を卒業後、朝日放送記者、NHK社会部記者を経て、昭和58年7月から平成13年3月までNHK解説委員を務めたほか、文化女子大学教授、同大学附属杉並中学高等学校校長、上越教育大学非常勤講師などを歴任し、現在は日本教育文化研究所所長としてご活躍されています。

本日の講演会のテーマは『これからの教育に求められるもの』。

野原さんによると、これまでの学校教育は《習得型》で、「子どもたちに 与えて させて 見まわる」指導をしているそうですが、今後は、子どもたちが「主体的に、前向き」に物事を考え発表する力を身につけられるよう、「子どもたちの 話を聞いて 助けて 任せて 見守る」《活用形》・《探究型》の指導が必要とのことです。また、現場の先生方も、子どもたちに教える能力を高めるほか、研究会を開いて議論したり、お互いに意見を出し合うなど、先生同士もより一層協力し、向上していくことが重要と話されました。

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坂城町長 山村ひろし

平成27年度チャレンジSAKAKI表彰

一昨日(10月30日)、坂城町役場講堂で平成27年度 「NEWチャレンジSAKAKI」 の表彰式を行いました。

坂城町では、4年前から全職員の意見を取り入れながら 「チャレンジSAKAKI」 としての取組を、数々の事業を実現しながら、拡大してきました。

本日は、過去1年間で実現した案件の推進チームが表彰されました。

今年からは、5年目に突入したこともあり、「NEW チャレンジSAKAKI」 としました。

「NEW チャレンジSAKAKI」 では、ワイナリー形成事業や町内のバリアフリー化など、これまで継続してきた事業に加え、目標達成のための人材育成などを新たに取組の一環として位置付け、力強く事業の進展を図っています。

表彰は今回で4回目になりました。 地味なテーマもありますが、役場職員のアイデアで続けている改善事業です。 これからも大切にしていきたいと思っています。

今年度は以下の7つのチームを表彰しました。

1.「住民係受付窓口のリニューアル」 (谷田邊智子、花形武彦、池田園江、鈴木聡史)

2.「さかきまちすぐメールの運用開始」 (渡邊大意、山下昌律)

3.「松くい虫防除の総合対策」 (竹内禎夫、山崎敏雄)

4.「有害獣侵入防止柵の設置」 (朝倉亮一)

5.「空き家バンクの開設」 (浮貝清司、浅野井靖)

6.「障害児保育の充実」 (大沢真美、高木真衣)

7.「学芸員全員にによる 『ふれあい大学』 の開催」 (助川朋広、宮下修、時信武史)

後列左から:時信武史、渡邊大意、浮貝清司

前列左から:竹内禎夫、高木真衣、山村、谷田邊智子、山崎敏雄

 

 

▼NEW チャレンジSAKAKIの集約イメージ図

NEWチャレンジSAKAKI

坂城町長 山村ひろし

AOKI会長の講演会

 一昨日(10月28日)、AOKIホールディングス代表取締役会長の青木擴憲さんの講演会が八十二銀行「八葉会」、戸倉上山田商工会合同で開催され参加させていただきました。(於:千曲市戸倉創造館)

青木会長とは今までにも何度か、共通の師である田口佳史先生の勉強会などでお会いする機会がありましたが、坂城町へ来てからこのような場でお話を伺うのは初めてでした。

青木さんは現在77歳ですが、どう見ても60歳代のようにお見受けするほど若々しく、そのバイタリティに感心致します。

若いころから大変なご苦労の末、現在のAOKIホールディングスを作られたことに心より敬意を表します。

今回の講演会でも再三おっしゃられておられましたが、精神的なバックボーンは中国の四書五経をベースにした「徳」にあると思います。

会社経営の基本的な理念も、「社会性」、「公益性」、「公共性」だそうです。

今回の講演のテーマも「人間を磨き、格を高める経営」――100年スパンで考える生き方と経営―― でありました。           

清々しいお話を伺うことができました。

 

青木擴憲さん

 

坂城町長 山村ひろし

福島県葛尾村訪問

10月25日(日)から26日(月)、坂城町ライオンズクラブ(会長:作田光代さん)と坂城町の共催で昨年に引き続き福島県葛尾村へ支援活動を行ってまいりました。

ご協力いただいたのは、医療法人聖清会、(社福)小諸福祉会やまびこ園、坂城町民生児童委員、坂城町男女共同みんなの会、坂城町更生保護女性会、坂城町商工会青年部・女性部、新田醸造(有)、デイリーフーズ(株)、(株)宮後工業など(敬称略)のほか、多くのボランティアの皆さん、総勢29名で訪問させていただきました。 (内、坂城町役場からも、私を含め6名参加。)

今回のボランティアグループの班編成は以下のとおりです。

「歯科診療班」、「簡単ストレッチ指導と傾聴班」、「マッサージ提供班」、「環境整備班」(草刈チーム)、「シェフ班」(豚汁、おしぼりうどん、五目ご飯の提供)、「友好親善班」(葛尾村役場への表敬訪問)

                 

 福島県双葉郡葛尾村 (村長:松本允秀さん、人口約1500人) は福島県東北部の村ですが、1500年代に坂城の「葛尾」から松本勘ヶ由助らが葛尾城を追われ福島の「葛尾村」に移り住んだと言われています。(諸説があります。)

 以来、500年にわたり、葛尾村の地に住まわれ現代にいたっております。

 特に、江戸期から明治にいたるまで、生糸業や製鉄業で栄華を極め、「葛尾大尽」と称されていたそうです。(村民の半数近くが「松本姓」です。)

                          

(以下、「葛尾大尽(葛尾村) / ふくしまの歴史と文化の回廊」)

 http://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/11055a/bunkakairou18.html

                      

 平成23年、私が坂城町長に就任したすぐ後に葛尾村松本村長さんにお電話し、坂城町としての支援策についてご相談した際には、葛尾村が原発事故の影響で全員退避となった状況下で、村民の居住地も把握できない厳しい状況とのことで、事態が落ち着いてからお願いしたいということでありました。

 しかし、それから4年半が経過した今でも全員退避の状態が続き、現在は、隣の三春町の仮設住宅に約半数の村民の方々が住まわれ、また、隣接地に仮設の村役場も2年前から使用可能になった状況。 また、来年4月には、全村退避が解除されるとのことですが、実際に全員が戻れるのはかなり先とのことでした。

                         

松本村長(中央)に坂城中学校の生徒から預かった、義援金とメッセージをお渡しする。(左は坂城ライオンズクラブ作田会長)

 

坂城中学校生徒全員で作った激励の「万羽鶴」

葛尾村役場をバックに記念撮影

村中に置かれた除染物(まだまだ大量に置かれています。)

 

葛尾大尽の旧宅

庭と池の跡

 

役場近くの法面の草刈

豚汁など食事を提供するためのテント張り

豚汁、おしぼりうどん、五目ご飯の提供(約200食)

集会所でのマッサージ、歯科医療、歌唱指導など

中沢医さんのマンドリン演奏

 

25日(日)夜11時20分頃、坂城町役場を出発し、26日(月)朝7時過ぎに葛尾村に到着し、午後3時頃までの休む暇のないボランティア活動でしたが、全員、力いっぱいの支援を行ってきました。

皆様方の熱い心に感謝いっぱいです。

翌27日には、福島県知事の内堀雅雄さんからお礼の電話をいただきました。

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坂城町長 山村ひろし

南条小学校がまたもや快挙。全国大会へ。

南条小学校金管バンド部(ハッピーブラス)が3年ぶりに全国大会に出場することになりました。

以下、坂城町ニュースからご覧ください。

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南条小学校金管バンド部が3年ぶりに全国大会へ!

 

南条小金管バンド部全国大会へ

▲早川潔先生(ブラスアーティスト)、吉澤洋樹さん(部長)、山村町長、三井寧子さん(副部長)、石坂一彦先生(顧問)、南澤博校長先生

南条小学校の金管バンド部「南条ハッピーブラス」が、10月25日(日)に岐阜県で開催された第19回東海小学校バンドフェスティバルに出場し、見事金賞を受賞。3年ぶりに全国大会への代表の座を勝ち取りました。

東海大会には、各県大会を勝ち抜いた25校が出揃い、各校が全国大会を目指して精一杯の演奏をするなか、南条小金管バンド部もこの日のために練習してきた曲目『SALUTE TO THE COUNT』を全力で披露。金賞を受賞したのは7校ですが、そのなかでもより優秀な演奏をしたと評価され、全国大会への代表3校の一つに選ばれました。

部長の吉澤洋樹さんは、「大会審査員の先生からいただいたアドバイスや、自分たちが納得いかなかったところを直して、今度こそ世界の誰もやったことのないような演奏をして、全国大会でも金賞をとりたいです」と話していました。

全国大会は、11月21日(土)に大阪城ホールで開催されます。全国大会で最高の演奏ができるようがんばってください!

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坂城町長 山村ひろし