第9回TOPOS(トポス)会議

昨日(11月18日)、午後、六本木ヒルズで第9回TOPOS会議が開催され、全国町村長会議の後に参加しました。

このTOPOS会議は野中郁次郎一橋大学名誉教授が発起人となって始められた、世界的な錚々たる賢者を集めて年2回開催される「知の場」(TOPOS)です。

今回のテーマは 「都市のイノベーション」― 21世紀における都市の賢さを求めて ― です。

なかなか難しいテーマでしたが大変参考になりまいた。

主催者の開催主旨は以下の通りです。

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第9回トポス会議

2015年6月、グーグルは、都市イノベーションを専門とする「サイドウォーク・ラボ」、世界中の都市とそこに住む市民たちを結びつける「インターセクション」という、2つの新ビジネスを立ち上げた。

ラリー・ペイジいわく、「都市を改善することによって、何十億人という人々の生活を向上させられる」。彼らは、元ニューヨーク副市長のダニエル・ドクトロフをリーダーに迎え、まずニューヨーク市のイノベーションに取り組むという意気込みを見せている。

アメリカの市民活動家ジェイン・ジェイコブズは、経済の発展を先導するのは国家ではなく「都市」であると訴えた。それは、都市の持っている多様性こそ、需要の創出、新しい製品やサービスの開発、雇用の創造の源泉だからである。こうした「都市の生み出す力」(いわゆる「ジェイコブズ効果」)を引き出すには、行政によるトップダウンよりも、市民やコミュニティによるボトムアップが望ましい。

このようなチャレンジは、知の多様性とソーシャル・キャピタル(社会関係資本)をテコに、まさしくボトムアップによって都市イノベーションを起こそうという試みである。言い換えれば、市民中心、そして市民参加の都市イノベーションを志向している。

この都市イノベーションは、日本にとっても大きな課題である。実際、さまざまな学術機関やプロフェッショナル・サービス会社が、都市イノベーションに関するランキングを発表しているが、日本の都市はそのほとんどすべてにおいてトップ10に入っていない。とはいえ、こうした厳しい現実は、裏返せば、伸びしろの大きさを示している。

2020年の東京オリンピック・パラリンピックに関する一連の騒動によってあぶり出されたように、日本の各主要都市には、リ・デザインとイノベーションが求められている。しかし、我々はこれまで、都市デザインをお上任せにしてきてしまった。今後は、グーグルが先覚したように、企業と市民の共創が不可欠である。そして行政には、こうした新しい協力関係を促す施策や行動が望まれる。

第9回トポス会議では、こうした問題意識の下、都市社会学を研究するコロンビア大学教授のサスキア・サッセン氏、「エッジ・シティ」という概念を提唱したアリゾナ州立大学教授のジョエル・ガロー氏、「リビング・ラボ」の推進者の一人である欧州委員会のブロール・サルメリン氏を招聘し、東急電鉄社長の野本弘文氏、日建設計副社長の中分毅氏、京都の老舗企業細尾社長の細尾真生氏らと共に、日本の都市イノベーションのあり方について議論する。

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プログラム:

モデレーター:羽田未蘭野、紺野登

              

トポス1:≪グローバル都市と経済≫

 ジョエル・ガロー、中分毅、サスキア・サッセン

            

トポス2:≪都市のオープン・イノベーション≫

 ブロール・サルメリン、デヴィッド・ハーヴェイ、福田紀彦、サスキア・サッセン

                  

トポス3:≪企業の都市イノベーション≫

 野本弘文、細尾真生、ジョエル・ガロー

 

総括:野中郁次郎

                 

今回の講演者は以下の錚々たる方々でした。(アルファベット順)

ジョエル・ガロー
ジョエル・ガロー氏-w3i-JoelGarreau

アリゾナ州立大学 法学部 リンカーン講座教授

「ワシントン・ポスト」紙 前記者・編集者

細尾 真生
細尾真生氏

株式会社細尾

代表取締役社長

中分 毅
中分毅詩

株式会社日建設計

取締役副社長執行役員

野本 弘文
野本 弘文氏-w3i-nomoto

東京急行電鉄株式会社

取締役社長

ブロール・サルメリン
ブロール・サルメリン氏

欧州委員会

通信ネットワーク・コンテンツ・技術総局

イノベーション担当アドバイザー

サスキア・サッセン
 
サスキア・サッセン氏-w3i-SaskiaSassen

コロンビア大学 社会学部

教授

福田 紀彦
【ビデオ】
福田紀彦氏氏

川崎市

市長

デイヴィッド・ハーヴェイ
【ビデオ】
デイヴィッド・ハーヴェイ氏-w3i-harvey

地理学者 ニューヨーク市立大学大学院

教授

コーディネーター/総括

羽田 未蘭野
羽田未蘭野氏

キャスター

紺野 登
紺野登氏

多摩大学大学院教授

(トポス会議発起人)

野中 郁次郎
野中 郁次郎

一橋大学名誉教授

(トポス会議発起人)

 

講演者の数名の方々とお話をしましたが、「都市のオープン・イノベーション」で話をされた、ブロール・サルメリンさん(欧州委員会イノベーション担当アドバイザー)の言われる 「Open Innovation 2.0」 について大変感銘を受けました。坂城町で取り組んでいる、「モノ」から「コト」へも同じような構想です。 (工業社会:「モノの時代」→知識社会:「コトの時代」)

また、細尾真生さん (1688年創業の京都の(株)細尾代表) はとにかく元気な方で、古典的な西陣織を海外に広める活動を積極的に行われています。 坂城町での講演をお願いすることにしました。

                                             

野中先生の総括:

創造都市は知識社会が建設するものであり、ナレッジのソース(源泉)である。 デカルト的な都市プランニングではなく、よりボトムアップ、ハートによる町づくりが根本であり、真善美を追及するもので、Art & Science でありマネジメントと同じである。 Common Goods(共通善)を求め、かつ現実を直感しながら進めなければならない。 リーダーシップ力が求められる。

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坂城町長 山村ひろし

「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」入館者1万人達成!

10月6日から開催されております、「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」の入館者数が、本日(11月15日)、1万人を達成しました。

展示はあと一週間(11月23日まで)です。まだお出でになっておられない方はお早目に。

1万人目のお客様は、埼玉県から来られた宮本夏樹さんで、大変なヱヴァファンのようです。

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「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」入館者1万人達成!

 

ヱヴァンゲリヲン1万人01

▲左から、山村町長、宮本夏樹さん

 

11月15日(日)、鉄の展示館で開催中の「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」の入館者が1万人を達成しました。記念すべき1万人目となられた幸運な方は、埼玉県からお越しの宮本夏樹さんです。宮本さんには、本展の図録やオリジナルTシャツ、ねずこんグッズが山村町長からプレゼントされました。また、1万人目となられたことについては、「日本刀や歴史が好きで、鉄の展示館には以前にも来たことがあり、ヱヴァンゲリヲンも好きなのでもう一度来たら、1万人目になれました。めったにないことなので、とても嬉しいです。本展の作品のほか、高倉健さん旧蔵の刀も見て、後でおしぼりうどんも食べて帰りたいです。」と話されました。

本日も、大変多くのお客様がご来館され、館内はとても賑わっていました。本展は、11月23日(月・祝)まで開催しています。故高倉健さんの愛蔵刀のなかの2振り(名工堀川国広の「脇差」と宮入小左衛門行平刀匠が高倉さんのために製作した「槍」)も23日まで限定展示されており、めったに見ることができない貴重な企画展となっていますので、この機会にぜひご来館ください。

 

▼本展の様子

ヱヴァンゲリヲン02  ヱヴァンゲリヲン03

▼故高倉健さんの愛蔵刀(【左】名工堀川国広の「脇差」・【右】宮入小左衛門行平刀匠が高倉さんのために製作した「槍」)

高倉健さん01  高倉健さん02

▼鉄の展示館前では、昨日(11月14日)販売が開始された巨峰ロゼワインも出張販売

エヴァ展04  エヴァ展05

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坂城町長 山村ひろし

 

ねずみ大根まつり

本日(11月14日)、小雨の中、「ねずみ大根まつり」 が開催されました。 今年で7回目です。

 

体験収穫用の畑で挨拶する山村

雨の中、町内外から大勢の方にお出でいただきました。

以下、坂城町ニュースよりご覧下さい。

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ねずみ大根まつり 大賑わい!

 

ねずみ大根まつり01

ねずみ大根まつり02  ねずみ大根まつり03

▲ねずみ大根収穫体験 

坂城町の特産「ねずみ大根」の収穫時期を迎え、11月14日(土)、さかき地場産直売所「あいさい」をメイン会場に、ねずみ大根まつりが開催されました。

今年も「あいさい」特製手打ちおしぼりうどんの振る舞いや、ねずみ大根などの野菜の販売、お楽しみ抽選会などで会場は大いに盛り上がり、ねずこんの記念撮影コーナーやお絵描きコーナーでは、子どもたちのはしゃいだ様子が多く見られました。

また、別会場では、恒例のねずみ大根収穫体験を開催。町内だけでなく県内外から大勢の方が来場され、ご自宅でおしぼりうどんを作ったり、漬物にしたいという方や、知り合いに配りたいという方などが張り切って収穫され、袋いっぱいに大根を詰めていました。

なお、今年も(株)坂城町振興公社が、坂城産の巨峰で醸造した巨峰ロゼワインの発売を祭りに合わせて開始し、「あいさい」では、甘くフルーティーでスッキリとした味わいのワインを試飲して、買い求めるお客様が大勢いらっしゃっいました。

▼さかき地場産直売所「あいさい」(メイン会場)

ねずみ大根まつり04  ねずみ大根まつり05

ねずみ大根まつり06  ねずみ大根まつり07

▲「あいさい」特製手打ちおしぼりうどんの振る舞い

ねずみ大根まつり08  ねずみ大根まつり09

▲(左)ねずこんと記念撮影会・(右)お絵描きコーナー

ねずみ大根まつり10  ねずみ大根まつり11

▲(左)お楽しみ抽選会・(右)巨峰ロゼワインの販売

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坂城町長 山村ひろし

南条小学校金管バンド部「ありがとうコンサート」

坂城町立南条小学校の金管バンド部が来週(11月21日)、大阪城ホールで開催される全国大会に出場します。

今日(11月14日)、坂城町文化センター体育館で 「ありがとうコンサート」 が開催されました。

 

詳細は以下の坂城町ニュースをご覧下さい。

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南条小学校金管バンド部「ありがとうコンサート」

 

ありがとうコンサート01 

南条小学校の金管バンド部「南条ハッピーブラス」は、11月21日(土)に大阪城ホールで開催される「第34回全日本小学校バンドフェスティバル」へ東海地区代表として3年ぶりに出場します。

本日(11月14日)は、全国大会出場を記念し、これまでご支援・ご協力をいただいた地域の皆さんや、大阪城ホールまで行くことができないお友達などに「ハッピー」を届けたいという願いのもと「ありがとうコンサート」が開かれました。

コンサートでは、全国大会で発表する曲『SALUTE TO THE COUNT』を本番同様に演奏。曲の世界観を表現した演出もあり、来場された皆さんを楽しませながら、また自分たちも楽しみながら素晴らしい演奏を披露されました。また、練習の苦労や曲のイメージ作り、大道具や小道具の製作秘話なども紹介されました。

6年生の決意表明では、「全国大会では、聴いてくださる方に感謝の気持ちとHAPPYを届け、南条小学校にしかできない最高の演奏をして楽しみたいです」という言葉が聞かれました。全国大会まであと一週間。最後の追い込みです。精一杯練習をして、自信をもって本番に臨んでください。

 

ありがとうコンサート01  ありがとうコンサート03

ありがとうコンサート04  ありがとうコンサート05

ありがとうコンサート06  ありがとうコンサート07

ありがとうコンサート08  ありがとうコンサート11

▲(左)保護者と金管バンド部OB・OG(坂中生)による壮行演奏 (右)全国大会へ向けて円陣!

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坂城町長 山村ひろし

地域経済振興懇話会

先日(11月11日)、坂城テクノセンターで平成27年度地域経済振興懇話会が開催されました。

この懇談会は毎年開催されておりますが、坂城町での最近の状況をお話し、町の企業経営者の皆さんとの意見交換をすることを目的に行っております。

以下、坂城町ニュースより

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地域経済振興懇話会

 

11月11日(水)、坂城テクノセンターで、町内企業の振興、地域経済の発展のため、「地域経済振興懇話会」が坂城町商工会主催で開催されました。

懇話会では、まず山村町長による『「坂城町人口ビジョン」「坂城町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の状況について』の講話が行われ、その後坂城町の若者・子育て世代支援プロジェクトの紹介、新潟県上越市産業観光部による直江津港の利用促進PRに続き、町内企業の皆さんによる懇話会が行われました。

懇話会のテーマは、「坂城町人口ビジョンと地域づくりについて」。山 商工会長が座長となり、人口減少時代において、町や企業、地域ができることなどが話し合われました。

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坂城町長 山村ひろし

「JALシティ長野」の朝食バイキング(さかきの朝食)

今週月曜日(11月9日)、から「ホテルJALシティ長野」で市町村タイアップ朝食”信州坂城町編”が開催されています。

今朝、訪問させていただきました。

いろいろ工夫をされて坂城町のPRをしていただきておられました。

以下、JALシティ長野のホームページより

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市町村タイアップ朝食第4弾”信州坂城町編” 信州さかきの朝食 

                             

ものづくりとやすらぎのまち”すてきさかき”から届く  信州坂城の朝食 開催中
JALシティ名物「信州かってめし」に坂城のおいしい食材が加わりました。
食べるラー油・薬膳辛味味噌・韃靼そばふりかけ・サラダ用ドレッシングは ねずみ大根ドレッシング と 杏ドレッシング、週末限定 坂城名物お絞りうどんが登場します。 
11月22日日曜日は坂城町キャラクター ”ねずこん”がホテルに遊びに来る予定です。
御朝食会場では、大好評ねずこんグッズを販売しております。
朝6:30~10:00まで営業中朝食だけでも御利用可能でございます。
皆様の御来店お待ちしております。

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左より:山村、寺島支配人、宮下副町長

                 

 坂城町長 山村ひろし

『町戦没者追悼式式辞』(平成27年11月10日)

昨日(11月10日)、坂城町文化センターで、平成27年度坂城町戦没者追悼式が執り行われました。

式辞を述べさせていただきましたので、以下、掲載させていただきます。

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『坂城町戦没者追悼式式辞』(平成271110日)>

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本日ここに、戦没者の御遺族並びに御来賓各位の御列席のもと「平成27年度坂城町戦没者追悼式」を挙行するにあたり、戦没者の御霊に謹んで「追悼の誠」を捧げます。>

苛烈を極めた先の大戦においては、町内でも多くの方々が国難に殉じられました。郷里の平和と発展、家族の安寧を願いつつ、戦場で最後の時を迎えなければならなかった御無念を思うと、哀惜の念に堪えません。>

また、愛する家族を失われた御遺族の皆様方の筆舌に尽くしがたい悲しみに御見舞いを申し上げますとともに、戦後、数々の苦難を乗り越えてこられました御努力に衷心より敬意を表するものであります。>

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今年、坂城町では昭和19年にニューギニアで戦死していたと伝えられていた、元陸軍准尉の若麻績通明(わかおみみちあき)さんが、オーストラリアに移送されたのちに、お亡くなりになられ、カウラの日本人墓地に埋葬されていたことがわかりました。>

その後、オーストラリアと日本の両政府をはじめ、多くの関係者の大変な御努力により、分骨されることになり、今年10月、昭和20年7月30日に亡くなられてから、70年の時を経て、実家である中之条の西念寺の墓地に、在日オーストラリア大使も同席されるなかで納骨されました。>

これまで、納骨されていたオーストラリア東部のカウラは、桜の植樹を積極的に行うなど、大変親日的であり、埋葬されていた日本人墓地もきれいに維持管理され、追悼行事も行われてきたとお聞きしておりますが、戦死された方がふるさとに帰宅するまでに、70年かかってしまったということは、やはり残念なことであり、まだまだ戦後は終わっていないと実感したところでございます。>

改めて、若麻績通明さんの御冥福を心よりお祈り申し上げ、この取り組みに携われた全ての関係者の皆様に感謝申し上げます。>

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戦後わが国は、戦争による苦しみや悲しみへの反省を胸に、国民のたゆまぬ努力で、平和で豊かな美しい郷里を取り戻してきました。しかしながら、近年では予想しえない自然災害が私たちの生活を脅かし、9月の北関東・東北の大雨被害では多くの方が犠牲になられました。あらためて御冥福をお祈りいたします。>

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また、東日本大震災に起因する福島第一原発ではいまだ核の脅威が多くの人々に影響を及ぼしています。私たちは今一度、唯一の被爆国として核の恐ろしさを思い出すとともに、自然とも謙虚に向き合いながら、安全・安心のまちづくりに向けた歩みを進めていかなければならないと感じています。>

原発事故の影響で全村避難が続く福島県葛尾村では、役場機能を近隣の三春町に移し、復興に向け日々頑張っておられます。先月26には、昨年に引き続き、ライオンズクラブをはじめとする有志団体・企業の皆様などとともに、葛尾村三春出張所と仮設住宅をお訪ねし、炊き出しや高齢者のケア、草刈などのボランティア活動と、村民の皆様との交流を行ってまいりました。できることは小さな事かもしれませんが、被災された皆様が一日も早く故郷での生活を送れますよう、町としても引き続きできる限りの協力をしてまいります。>

戦後70年、一貫して平和国家の道を歩んできたわが国が、世界の恒久平和実現のためにも、平和への機運を一層高め、国内外に平和の大切さをアピールしなければなりません。>

そして、戦争を体験された世代が少なくなるなか、今を生きる私たちが当たり前のように平和と繁栄を享受できるのは、先人の大きな犠牲のうえにあることを肝に銘じ、戦争による苦しみや悲しみを後世に語り継いでいくことが、はからずも戦禍で命を落とされた方々への御供養にもなるものと思っております。>

坂城町では、昭和60年9月27日に非核平和の町宣言をいたしました。町といたしましても、本日の追悼式を機に、今一度不戦と平和への誓いを新たにし、町民の皆様とともに安心して暮らせる坂城町を目指してまいります。>

終わりに、今一度、戦没者の御霊の安らかならんことを、そして御遺族の皆様方の御健勝・御多幸を心から祈念申し上げまして「式辞」とさせていただきます。 >

                    >

平成27年11月10日坂城町長 山 村  弘

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(以下、坂城町ニュースより)
 

平成27年度坂城町戦没者追悼式

 

戦没者01  戦没者02

 

11月10日(火)、文化センターで、先の大戦において犠牲となった多くの町内の方々をしのび、御冥福をお祈りする平成27年度坂城町戦没者追悼式が開かれ、ご遺族など約70名が出席されました。

戦争を体験された世代が少なくなるなか、今を生きる私たちが当たり前のように平和と繁栄を享受できるのは、先人の大きな犠牲のうえにあることを肝に銘じ、戦争による苦しみや悲しみを後世に語り継いでいくこと大切です。

町では、昭和60年9月27日に非核平和の町宣言をしました。町としても、不戦と平和への誓いを新たにし、町民の皆さんとともに安心して暮らせる坂城町を目指してまいります。

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 坂城町長 山村ひろし

萩原智子さんのお話を聞きました。(富士通フォーラム)

本日(11月10日)、長野市で開催された 「富士通トップエグゼクティブフォーラム in 信州」 の講演会で、日本水泳連盟理事・元水泳競技日本代表の萩原智子さんのお話を伺いました。

このフォーラムでは、富士通(株)の長野支社長渡邊浩美さん、富士通(株)田中達也社長の挨拶に続き、香川進吾執行役常務の基調講演 「IoTがもたらす構造変化と商機」 が行われ、我々の身近な存在となった IoT についてのホットなお話を伺いました。 (私の富士通時代にお付き合いのあった懐かしい人々の講演でした。)

坂城町でも 「つながる坂城町」 というテーマで IoT の実現を進めていますので大変参考になるヒントをいただきました。

続いて、萩原智子さんの講演が行われました。

萩原智子さんは現在、NHK 「NEWS WEB」 にレギュラー出演をされるなど活躍中ですが、今までのスイマーとしての華々しい活躍のお話だけでなく、どの様にスランプを克服してきたかなど大変勇気づけられるお話を1時間半にわたり元気よくお話いただきました。

約200人の経営者たちも身を乗り出して聞いていました。 

今日の話された内容に関連しますが、萩原智子さんの経歴をご紹介すると以下のとおりです。

(萩原智子さんのプロフィール)

現、日本水泳連盟理事・元水泳競技日本代表

2000年シドニー五輪に出場 2002年日本選手権で史上初の4冠達成。

2004年現役引退。 5年後に復帰を果たす。

2010年 30歳にして日本代表に返り咲き。順調な仕上がりを見せていた矢先、五輪前年である2011年4月に、子宮内膜症、卵巣のう腫と診断され手術。 手術後は順調にリハビリに励み、レース復帰。

2012年 JAPAN OPENで50m自由形短水路日本記録を樹立。

ロンドン五輪代表選考会ではレベルの上がってきた女子自由形で、堂々と決勝に残り、意地を見せた。 現在はテレビや水泳教室、講演活動など多岐に渡る活動を行っている、

2014年4月より、NHK 「NEWS WEB」 にレギュラー出演

 

 

右:萩原智子さん、東御市の花岡市長もご一緒でした。(中央)

坂城町長 山村ひろし

信濃村上氏フォーラム 2015

昨日(11月8日)、坂城町文化センターで 「信濃村上氏フォーラム」 が開催されました。 10年ぶりの開催です。

(本フォーラムの資料は以下のサイトをクリックしてください。)

http://www.town.sakaki.nagano.jp/lifestudy/murakamishiforum/shinanomurakamishiforum_h27.pdf

                                       

挨拶する山村

「葛尾大尽物語」を人形劇で上演していただいた、「元気なかつらおプロジェクトの皆さん」と。(湯さん館にて)

 

詳細は以下の坂城町ニュースよりご覧ください。

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信濃村上氏フォーラム ~ふるさとの村上氏をめぐって~

信濃村上氏フォーラム01

平成17年に開催された「信濃村上氏フォーラム」から10年。その後の研究をもとに、信濃村上氏など坂城町に関する事柄を学び、次世代への歴史・文化の継承を願い、再び「信濃村上氏フォーラム ~ふるさとの村上氏をめぐって~」が、11月8日(日)、文化センターで開催されました。

今回は、村上氏などについて研究されている3名の方による講演会と、福島県葛尾村の皆さんの人形劇、信州大学地域戦略センター長で村上義清関係の著書が多い笹本正治先生がコーディネーターとなりパネルディスカッションが行われました。

 

講演会

信濃村上氏フォーラム02

▲宮澤崇士さん

講演会では、まず、長野市立博物館専門員の宮澤崇士さんが、「江戸時代の村上義清像」と題し、村上義清が江戸時代にどのように語られていたか、その研究成果を発表してくださいました。宮澤さんによると、義清は、甲斐国の戦国大名である武田氏の軍学書『甲陽軍鑑』に度々登場しており、その内容が後世の書物にも色濃く影響していることから、義清は武田家に敗れ、武田家と上杉家の戦の発端となったキーパーソンであったと、甲陽軍鑑に記された義清像が江戸時代では語られていたのではないかと話されました。

信濃村上氏フォーラム03

▲花岡康隆さん

次に、長野県伊奈弥生ケ丘高等学校教諭の花岡康隆さんは、「発祥から鎌倉期までの村上氏」を演題に、院政期から鎌倉幕府成立期、承久の乱から鎌倉後期、鎌倉末期にわたり、都で活動する京武者であったが、その後鎌倉幕府に仕えた村上氏が、信濃以外のさまざまな地域で活躍していたことを話されました。

信濃村上氏フォーラム04

▲西澤直子さん

3人目、慶應義塾福澤研究センターの西澤直子さんには、かの有名な福澤諭吉の先祖と信州の関わりについて、「信州と福澤氏 ~今までの研究成果を踏まえて~」を演題に、福澤氏記念之碑に「福澤氏の先祖は信州福澤地名の人なり」と記されており、義清の旧臣福澤氏が網掛字福澤に住んでいたことから、福澤諭吉の祖先が坂城町である可能性についてお話いただきました。

人形劇

信濃村上氏フォーラム05

▲猪狩省造さん

福島県葛尾村教育委員会教育長の猪狩省造さんと「元気なかつらおプロジェクトの皆さんには、坂城の葛尾城から福島県へ落ち延びた松本勘ヶ由助とその一族の「葛尾大尽物語」を、人形劇で上演していただきました。

信濃村上氏フォーラム06

信濃村上氏フォーラム07

 

パネルディスカッション

フォーラムの最後には、コーディネーターに笹本正治先生、ご講演いただいた宮澤崇士さんと花岡康隆さんのほか、来島村上氏18代当主の久留島通則さんと坂城町上平出身で坂城町子育て支援センター所長の平林博子さんをパネリストにお迎えし、「ふるさとの村上氏をめぐって」をテーマにパネルディスカッションを行い、村上氏を含めた地域の歴史や文化を学ぶことの重要性や子どもたちの未来が期待できるような環境をつくることが坂城町のよりよい未来につながると意見が出されていました。

フォーラム08

フォーラム09

▲笹本正治さん

 

フォーラム10

▲久留島通則さん

フォーラム11

▲平林博子さん

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** 今回の村上氏フォーラムにご出席されませんでしたが、福沢氏とのゆかりがある、網掛の福泉寺ご住職 宮入宗乗様から以下のメッセージもいただきました。 ご紹介させていただきます。

山村町長様

網掛福泉寺の住職 宮入宗乗です。ご無沙汰いたしております。早速ですが、来る8日の「信濃村上氏フォーラム」を楽しみにしており、特に福澤氏のコーナーにつきましては、今回初めて公式に取り上げていただきましたこと感謝に耐えなく、ぜひとも出席いたしたいと願っておりました。にもかかわらず、本日6日から9日まで、宮城県の朋友寺院にて、一代盛儀があるため不在でどうしても聴講できません。
副住職も私の代理で上平のお檀家の法事を代行するためこの時間都合がつかない状況です。後日ご挨拶かたがた資料を頂戴いたしたくお許しください。  宮入宗乗
 

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坂城町長 山村ひろし

2015年富士通陸上教室

本日(11月7日)、坂城町文化センターで富士通陸上競技部、福島正監督と塚原直貴選手、音部拓仁選手による陸上教室が開催されました。

まず、福島正監督により講演会 「夢に向かって」 が文化センター大会議室で行われ、引き続いてグラウンドで、塚原、音部両選手による実技指導が行われました。

50人以上の児童、保護者の皆さんが参加され、熱心に指導を受けていました。

福島監督は長野県出身(大町北高校)で富士通に入社され、1993年の世界陸上で10,000mに出場し、当時日本人として唯一決勝進出を果たしました。その後、プレイイングコーチとなり、2000年の全日本実業団駅伝では4区を走り見事初優勝を果たし、2004年から監督を務められています。

塚原直貴選手(長野県、東海大出身)は2008年の北京オリンピックの400mリレーに出場し銅メダルを獲得したほか、2006年、2007年、2008年の日本選手権では100mで3年連続優勝を果たしています。(100m 10.09秒は日本歴代7位)

音部拓仁選手(長崎県、平成国際大学出身)は10種競技で2011年のインカレ優勝、2014年、1015年日本選手権3位の実力者です。

 

左から:塚原直貴選手、音部拓仁選手

左:福島正監督

トレーニングの様子

サイン中の塚原選手

東京オリンピックまであと5年、今日、トレーニングを受けた子供たちにもオリンピックに参加するチャンスはあります。

今日の福島監督の講演のように 「夢に向かって」 チャレンジしていただきたいと思います。

富士通陸上競技部の皆さんありがとうございました。

坂城町長 山村ひろし