坂城町 こども能楽教室

 本日(6月20日)午前中、重要無形文化財総合指定保持者で観世流の能楽師である松木千俊先生と坂城松謳会によるこども能楽教室が坂城町の3小学校で開催されました。

 私は南条小学校の教室に参加しました。

 参加した子どもたちは高学年の生徒たちですが、初めて能の「面」に触れたり、力いっぱいに「猩々」を謳うなどの経験をしました。

 不思議なのは全員が違和感なく取り組んでいたことです。

 室町時代以来営々と続いている日本文化の体験、生徒全員が感激していたようです。

 今年の8月31日(日)には、3年ぶりに、坂城びんぐしの里公園で 「薪能」 が開催されます。

 前回と同様、松木先生のほか、野村萬斎さん他、錚々たる方々の出演が予定されています。

 おもな演目は狂言の「柿山伏」、能の「紅葉狩り」で、子供たちの仕舞も披露されます。

(以下のサイトは「第二回坂城びんぐしの里薪能」の案内

http://www.town.sakaki.nagano.jp/event/W005H0000108.html

                                          

松木先生から「面」についての説明

                  

各々「面」を掛けてみる

               

海野師範から「猩々」の指導を受ける

子どもによる仕舞の披露

              

松木先生による仕舞「鞍馬天狗」

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 坂城町長 山村ひろし

第5回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会

 今週土曜日(6月21日)から、第5回新作日本刀研磨外装刀職技術展覧会が鉄の展示館で開催されます。(8月31日まで)

 本展覧会は今までは、ホテルオークラ横の大倉集古館で毎回開催されてきたものですが、このたび初めて東京外での開催となりました。

 本展覧会が鉄の展示館で開催されることに大きな意義を感じるとともに名誉なことだと思っております。

 また、「刀職者実技研修会」、「居合道演武」、「公開古式鍛錬」、「手づくりナイフを作ろう!」などの催しが、中心市街地コミュニティーセンターあるいは宮入鍛刀道場などであわせて開催されます。

 是非ともお出で下さい。

 詳しくは以下の案内をご覧ください。

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第5回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会

第5回新作日本刀展

こちらをクリックでチラシ(PDF)を表示

  鉄の展示館では、公益財団法人日本刀文化振興協会との共催により、公募による現代刀職者たちのコンクール展を開催しています。会期中は日本刀に関わる様々なイベントを予定していますので、大勢の皆さまのご参加お待ちしています。

会期

  • 6月21日(土)~8月31日(日)

開館時間

  • 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)

入館料

  • 500円(中学生以下は無料)

会期中のイベント

「刀職者実技研修会」一般公開

  日本刀制作に関わる様々な伝統技術の専門的技術向上を図る研修会を一般に公開します。

  • 日時    8月22日(金)~24日(日)
              午前10時~午後4時(最終日は午後3時まで)
  • 会場    鉄の展示館隣接コミュニティセンター
  • 見学料    無料(ただし、鉄の展示館への入館が必要)

居合道演武と公開古式鍛錬

  小宮山克巳氏(夢想神伝流居合道教士七段)と長野県剣道連盟上田支部の皆さんによる居合道の演武と、宮入鍛刀道場で古式鍛錬をご覧いただきます。

  • 日時    7月12日(土)午前10時~正午
  • 居合道会場    鉄の展示館隣接コミュニティセンター
  • 公開鍛錬会場    宮入鍛刀道場
  • 見学料    無料(ただし、鉄の展示館への入館が必要)

手づくりナイフを作ろう!

  5寸釘を使って、昔なつかしい手づくりナイフを作ります。

  • 日時    7月6日(日)・7月27日(日)午前10時~正午
  • 会場    鉄の展示館隣接コミュニティセンター
  • 定員    先着30名
  • 対象    小学生以上(小学生は保護者同伴)
  • 参加費    500円

日本刀に触れてみよう!

  本物の日本刀に触れて、鑑賞します。

  • 日時    7月21日(月・祝)、8月30日(土)
              午前10時30分~11時30分
  • 会場    鉄の展示館隣接コミュニティセンター
  • 定員    先着30名
  • 対象    小学生以上(小学生は保護者同伴)
  • 参加費    500円

展示解説

  • 日時    会期中の毎週日曜日  午後1時~
  • 会場    鉄の展示館

問い合わせ先

鉄の展示館

TEL  0268-82-1128
有線  82-1128

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 坂城町長 山村ひろし

経営フォーラム 遠藤勝裕さんの講演

 昨日(6月17日)、独立行政法人日本学生支援機構理事長の遠藤勝裕さんの講演会がテクノセンターで開催されました。

 遠藤さんは元日本銀行支店長、証券会社の社長をご経験されたのちに3年前から独立行政法人日本学生支援機構理事長をされておられます。

 以前、私が杉並師範館の塾長を務めていた際に理事として長年ご指導いただいた素晴らしい方です。

 久しぶりにお話を伺いましたが、「平成のサムライ」 と言われるだけあって、鋭い切り口で多岐にわたる話題を提供いただきました。

 テーマは 「今、社会が求める人材像と企業の責任~私が社会から学んだこと~」 で、参加された多くの企業経営者の皆さんに大変参考になる貴重なお話となったものと思います。

                 

挨拶と遠藤勝裕さんの紹介をする山村

                         

 以下、坂城町ホームページより

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経営フォーラム  遠藤勝裕さん

経営フォーラム

▲遠藤勝裕さん

  6月17日(火)、坂城テクノセンターで、さかきテクノセンター役員、ニューリーダー研究会会員、坂城町経営革新塾会員、能力開発学院役員などを対象とした平成26年度第1回坂城経営フォーラムが開催されました。

  講師には、独立行政法人日本学生支援機構理事長の遠藤勝裕さんをお迎えし、「今、社会が求める人材像と企業の責任~私が社会から学んだこと~」を演題にご講演をいただきました。

  遠藤さんは、日本銀行に30年、企業経営者として12年間勤められた後、現在の役職に就かれました。日本銀行時代には、神戸支店長を勤められた際に阪神淡路大震災に遭い、その際の迅速な対応が高く評価されています。講演では、戦前から戦後、昭和と時代ごとに求められてきた人材像や、現在はグローバルな人材が必要なことなどのほか、これまでの長い社会人経験の中で学ばれた教訓をお話しいただきました。

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 坂城町長 山村ひろし

南条小学校でのICT教育

 昨日(6月17日)、坂城町南条小学校でICTを活用した公開授業が行われました。

 指導されたのは信州大学の教育学系東原義訓教授です。

 ICTを使った教育については、私も放送大学、メディア教育開発センターに一時期在籍した際に種々のコンテンツ開発を行ってきましたが、昨日、南条小学校で紹介された新たな教育技術は細部にわたりなかなかよく作られています。 (昨年度、「情報化促進貢献個人等表彰」(文部科学大臣賞)を受賞されたそうです。)

                      

             

 以下、坂城町ホームページから

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南条小ICT活用公開授業・講演会

南小ICT01-02

  6月17日(火)、南条小学校で、「個別学習支援システム活用公開授業・講演会」が行われました。

  「個別学習支援システム」とは、児童がパソコンを使って、一人ひとりの学習理解状況や学習の速さに応じて問題を解いていくことができるシステムで、その結果や集計したものを先生がパソコンで逐次見ることもできます。

  南条小学校では、ICTを活用して学力を高めるため、このシステムを今年の1月から試験的に導入し、算数の教材を使って実践を重ねてきました。本日の公開授業では、近隣市の教員や関係者が見学するなか、5年1組の子どもたちが「少数のかけ算」の問題を解いていき、わからない時は友達と話し合って問題に取り組んでいました。

  また、授業終了後には、このシステムを開発し、2013年度には「情報化促進貢献個人等表彰」(文部科学大臣賞)を受賞された信州大学学術研究員 教育学系教授の東原義訓先生が「学力を伸ばすICT活用教育の最新事情」を演題にご講演くださいました。

▼東原義訓先生

南小ICT03-04 

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 坂城町長 山村ひろし

県道沿いに花を!

 坂城大橋を越えて、村上に向かう上五明の県道は歩道が整備され安心して通行のできる素晴らしい道路となりましたが、昨日(6月16日)、長野県千曲建設事務所さんと地元上五明区の皆さんで素晴らしい花の植樹をされておられました。

 見違えるようにきれいな素晴らしい道路ができました。

 ありがとうございます。

             

左から:千曲建設事務所荻野所長さん、山村、山城上五明区長さん、笠井建設社長さん             

              

 坂城町長 山村ひろし

信濃グランセローズ「坂城町の日」

 昨日(6月17日)、村上小学校で28日に長野オリンピックスタジウムで行われるBCリーグ、信濃グランセローズ対富山サンダーバーズの公式試合への招待切符の贈呈を行いました。

 当日は、いわば 「坂城デイ」 で 「ねずこん」 が登場したり、種々のイベントが行われます。 また、この試合に坂城町の小学校、中学校の生徒約1300名が招待されます。

 子供たちがプロの迫力のある試合を見て参考にしてもらえればと思います。

 以下、坂城町ホームページからご覧ください。

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信濃グランセローズ「坂城町の日」記念  ホームゲーム入場引換券プレゼント

村小グランセローズチケット

▲山村町長(右)から子どもたちへ(村上小学校)

  6月16日(月)、町では、6月28日(土)の午後1時から、長野オリンピックスタジアムで行われる、信濃グランセローズのBCリーグ公式戦ホームゲームが「坂城町の日」として開催されることを記念して、町内の小中学生約1300名に、同チームのホームゲームでの入場引換券をプレゼントしました。

  当日は、スポーツ少年団軟式野球「坂城ガッツ」や坂城千曲少年硬式野球連盟などに所属する子どもたちが、始球式やボールパーソン、スターターキッズなどを務めるほか、ねずこんの登場や、坂城の物産展なども行います。このチケットは、6月28日(土)以外のホームゲームでもご利用いただけますので、ぜひスタジアムでプロ野球選手のプレイを生で見ていただければと思います。

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 坂城町長 山村ひろし

平成26年第2回議会定例会閉会挨拶

 本日(6月13日)、平成26年第2回坂城町議会定例会が閉会しました。

 以下、閉会挨拶を掲載させていただきます。

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平成26年 第2回議会定例会 閉会あいさつ>

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平成26年第2回坂城町議会定例会の閉会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。>

 6月2日に開会されました本定例会は、本日までの12日間にわたりご審議をいただきました。>

本議会は、昨年に引き続き、議員の皆様の発案により、夏場の省エネ対策の一環として、一般質問の開始時間を午前8時30分から、また、クールビズによりノーネクタイ、ノー上着での審議が行われました。議員の皆様には改めて敬意を表します。>

また、提案いたしました専決報告、交通災害共済組合関連の議案、条例の制定、条例の一部改正、一般会計補正予算、さらに、追加日程でお願いいたしました一般会計の補正予算を含め、全ての議案に対して原案どおりご決定を賜り、ありがとうございました。>

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さて、6月6日に実施した、南条小学校改築工事の入札会につきましては、不調となりました。>

 予算書が公表されていることもあり、各社研究はされていたと思いますが、予定価格に対し2割を超える大きな差がありました。現在、設計会社により結果についての分析を行っているところであります。>

 新しい南条小学校につきましては、建設検討委員会や建設委員会で意見をいただいて設計してきたこともあり、内容を精査する中で早急に検討し、再入札に向けて取り組んでまいりたいと考えております。>

なお、契約に際しましては、議会の議決が必要となる案件ですので、臨時議会をお願いするような場面もあろうかと思いますが、よろしくお願いいたします。>

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今議会におきまして、人口減少、少子化対策、子育て支援等の質問を、多くの議員の皆さんからいただきました。>

町では、各課にまたがる各種支援策を一目で判りやすくPRするため、「町の若者・子育て世代支援プログラム」として、パンフレットを作成いたしました。>

 パンフレットは、御覧になる方の状況に合わせた3パターンを作成いたしました。このパンフレットを活用し、町の若者・子育て世代に対する支援策を様々な場面でPRして参りたいと考えております。>

 町外の若者・子育て世代にも町の支援策をアピールし、坂城町に是非住んでみたいと考えてもらえるよう、町外の若い方が大勢勤務しておられる町内の各企業と各商店にこのパンフレットを設置・配布していただくよう、現在、職員が説明にお伺いし、御協力をお願いする計画を立てております。>

 今後も若者・子育て世代への支援策の更なる充実を図るとともに、積極的なPRを展開して参りたいと考えております。>

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先月31日に開会しました「第9回ばら祭り」につきましては、あさって15日(日)をもちまして16日間の開期に幕をおろします。>

2月の大雪による剪定作業の遅れなどにより、開花の遅れが心配されましたが、現在、満開となっております。>

祭り期間中は、平日は雨に降られ来場者が少ない状況もございましたが、6月8日(日)などは、新設いたしました臨時駐車場も満車になるほどの賑わいとなったところであります。>

この週末の天候にもよりますが、最終的には昨年並みの来園者が見込まれるところであります。>

残り2日間となりましたが、薔薇人の会の皆さんを始め、企業団体のオーナーの皆さんには、日頃より「さかき千曲川ばら公園」の管理を行っていただき、また、期間中、出店されている各店舗の皆さん、各種イベントに協力された皆さんを始め多くの方々に支えられ「ばら祭り」が開催できましたことを、心から感謝申し上げます。>

 坂城町も加入しております「ばら制定都市会議」「第23回 全国ばらサミット」が中野市で開催され、昨日、私も参加させていただき、ばらを市町村の花として制定し、「ばらの街づくり」を行っている全国の自治体と交流を図って参りました。>

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さて、鉄の展示館では、6月21日(土)から8月末日にかけまして、日本刀の伝統技術継承を担う、全国の第一線で活躍する刀職者たちから公募し、選考された作品79点を展示公開する「第5回新作日本刀・研磨・外装・刀職技術展覧会」を開催いたします。>

 この展覧会は、刀工たちが製作した刀身の部、研ぎ師による刀剣研磨の部、鐔(つば)や鎺(はばき)、柄巻(つかまき)(さや)といった刀装の部と、3部門による内容となっており、国内の日本刀関係のコンクールでは最大規模で、本展が東京以外で開催されるのは初めてであります。>

 この貴重な機会に、多くの町民の皆さんにご来館いただきたいと思います。>

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さかきふれあい大学では、教養講座として、小説家であり日本ペンクラブ会長の浅田次郎さんを、6月22日(日)、文化センターにお迎えし「長野県に暮らして」と題して講演会を開催いたします。>

「鉄道員(ぽっぽや)」で直木賞を受賞され、最近では「一路」で中仙道を舞台とした作品を描いた、著名な作家の浅田さんを、当町にお招きできることはたいへん喜ばしく思います。>

多くの町民の皆さんにお聞きいただきたいと思います。>

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町内製造業の受注機会拡大、販路開拓の支援事業として、坂城町の商工4団体等で組織する坂城町出品者協会が主体となり、6月25日から27日まで、東京ビックサイトで行われる「第18回機械要素技術展」に出展いたします。>

この展示会は、日本最大級の機械要素、加工技術を集めた展示会で、国内を始め海外からも約2,100社が出展し、約78,000人の来場が見込まれております。今回、坂城町からは新規出展2社を含む過去最大の8社が出展いたします。>

この展示会を契機として、町内企業の専門技術力をPRするとともに、新規取引先や受注機会の増加に繋がることを期待いたします。>

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6月28日(土)、長野オリンピックスタジアムにおいて、『坂城町のマスコットキャラクター“ねずこん”参上!「坂城町の日」』と題し、信濃グランセローズ対富山サンダーバーズの試合が行われます。この日は町内小中学生を無料招待するとともに、坂城町の野球チームの子どもたちが試合運営を手伝います。>

また、観客の皆さんには、坂城町の特産物をプレゼントするカラーボール抽選会も企画されております。>

もちろん“ねずこん”も、坂城町のPRと信濃グランセローズの応援のために大活躍いたしますので、大勢の町民の皆さんにオリンピックスタジアムにお出かけいただきたいと思います。>

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7月5日(土)、地域交流や日頃の文化活動等の発表などを行う、恒例の「隣保館ふれあいフェスティバル」を開催いたします。>

今年度は2部構成とし、第1部の作品展示とグループ活動発表は従来どおり隣保館で行い、第2部の「ふれあいコンサート」は、大勢の町民の皆さんに鑑賞いただけるよう、中心市街地コミュニティセンターで開催いたします。>

なお、出演は、バリトン歌手の佐藤光政さんとピアノ伴奏の佐藤ゆりさんで、入場は無料です。1部、2部共に大勢の町民の皆さんにご来場いただきたいと思います。>

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町ポンプ操法大会が、7月6日(日)に開催されます。地域を守る消防団員が、有事の際の機敏な対応や消防技術の向上を目指し、日頃の訓練の成果を発表いたします。多くの町民の皆さんの応援をお願いいたします。>

 なお、この大会の優勝分団とラッパ分団は、7月13日(日)に当町で開催される、埴科ポンプ操法大会及びラッパ吹奏大会に出場いたします。>

こちらも、多くの町民の皆さんの応援をお願いいたします。>

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坂城の夏を彩る町民まつり「第37回さかきどんどん」が、8月2日(土)に開催されます。来週18日の実行委員会で内容が決定いたしますが、今年もメインステージでは各種団体の発表を行うとともに、小さなお子さんが楽しめる様々なイベントを計画しております。>

夜の部の踊り流しの参加も含め、大勢の町民の皆さんのご参加をお願いいたします。>

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これから暑さが増してまいります。議員の皆様におかれましても、健康に留意され、ご活躍されますことを祈念申し上げ、閉会のごあいさつとさせていただきます。

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坂城町長 山村ひろし>

第23回全国「ばらサミット」開催

 昨日(6月12日)、中野市で第23回ばら制定都市会議(ばらサミット)が開催されました。 (同会議は平成4年から毎年開催されており、平成21年には坂城町で開催されました。)

                 

 この制定都市に参加している都市は全国で22ありますが、昨日は8団体が参加しました。

 長野県内では中野市の他は坂城町のみ。

 各自治体から、ばら公園の運営に関する経験談やノウハウが披露され大変参考になりました。

 なお、坂城町からは「薔薇人(ばらーど)の会」の皆さん16名が参加されました。

                          

挨拶で 「さかき千曲川バラ公園」 をPRする山村

                

参加自治体の代表者の皆さん

左から5番目に開催都市の中野市長(池田茂氏)、その右に来年開催予定の静岡県島田市長(染谷絹代氏)

                    

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 坂城町長 山村ひろし

坂城の100人 第36回目は村上頼時

 坂城の100人、第36回は村上頼時です。

 前回、登場した村上経業(つねなり)の子息です。

 今回も鎌倉と信州村上家のつながりについて新たな知見をもとに鉄の展示館宮下学芸員に寄稿していただきました。

 村上氏と鎌倉幕府ならびに北条氏との関わりについては、これからもっと研究しなくてはならないテーマだと思っております。

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源実朝、藤原定家とゆかりある「村上頼時」>

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前々回から平安末~鎌倉時代の村上氏を紹介してきましたが、今回は前回紹介した村上経業の子村上頼時を紹介します。

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鎌倉時代、村上氏は2つの系統が存在し、その一つが頼時の父から始まる経業系(右馬助系)でした。頼時の歴史的初見は、父と共に頼朝の勝長寿院供養に供奉した文治元年(118510月からです。以後、鎌倉御家人として父や伯父(基国)と共に活動した記録が見られます。>

ところが、建久9年(1198)以降になると、頼時は京都においてその動き確認できます。村上氏は院政期から京武者として京都に基盤を持っていましたが、頼時は少なくとも建久9年から承元元年(1208)にかけて京都の治安維持と民政を所管する「検非違使」を勤めていました。>

鎌倉では六位相当の「左衛門尉」であった頼時は、検非違使になると五位相当の「大夫尉」、そして従五位下「筑後守」へと昇進し、元久元年(1204)には「従五位上」となります。これらは京都での活動を通じて、朝廷、つまり後に承久の乱を起こす後鳥羽上皇から与えられたものと思われ、頼時は後鳥羽上皇と何かしらの関係を築いていたようです。>

検非違使の任を解かれた後も頼時は京都で活動していましたが、一方で鎌倉幕府三代将軍源実朝に対しても、近しい立場で仕えていました。>

建暦2年(12129月、頼時は実朝の行列供奉のため関東に下向しますが、この時「新古今和歌集」の撰者として有名な歌人藤原定家の許を訪れ、下向の旨を伝えると、鎌倉において将軍実朝に定家の消息や和歌などを献じ、京都の情報も伝えています。実朝は歌人としても有名で定家を師と仰いでいました。>

このように頼時は、京都と実朝の間をつなぐ役割を担っていたことが推測でき、実朝との深い関係が想定できるのですが、二人の関係も承久元年(1219127日に生じた実朝暗殺事件により途絶えてしまいます。そして、更にこの事件があった日を最後に頼時の名前をこの後確認することは出来なくなってしまいます。>

実朝暗殺後、実朝を支えていた側近の御家人や近習たちは数多く出家し、幕府の中枢からはずされるのですが、頼時もこのなかの一人であった可能性が高いと指摘されています。>

頼時だけでなく前々回紹介した村上基国及びその系統も、この事件前後から以後、幕府側の記録からは一切その名前が消えてしまうことから、それまで御家人の上層クラスであった村上氏(基国系・経業系)は、頼時が実朝の側近であったことを理由に幕府権力から遠ざけられたものと思われます。>

しかし、前々回からお話ししているように、村上氏は幕府の中枢からはずされたとはいえ、本領の信濃国では2つの村上氏が鎌倉中期の建治元年(1275)には間違いなく御家人として存続し、今回紹介した頼時の子孫は、京都で「筑後前司跡」として、これまた御家人として存在していたことが確認されています。>

こうして鎌倉期を通じ経業・頼時父子の系統(右馬助系と筑後守系)は信濃と京都で存続し、村上氏が平安後期以降も引き続き京都で基盤を維持し続けていたことがわかります。>

村上氏が鎌倉時代、御家人として存続できたのは、実朝没後、幕府の権力を握った北条氏に接近し、北条氏の被官になったからだとの指摘があります。そのため、北条氏が滅亡した後、それまで村上氏の中核であった基国系と経業系は共に没落し、それにとってかわる形で同じ村上為国の子で、庶流の地位にあった安信系(安信は寿永2年【118311月の法住寺合戦で討ち死に)から村上義光・義隆父子と村上信貞が輩出され、村上氏の惣領になった、との新しい見解が出されています。>

従来、空白の多かった鎌倉時代の村上氏の新たな知見として大変興味深い内容であり、村上氏が常に中央権力と結び、勢力を維持し続けていたことがわかります。

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坂城町長 山村ひろし

ローゼンハイム

 この写真はどこの風景でしょうか?

                    

千曲川ではありません。

これはドイツ・バイエルン州、ローゼンハイムを流れるドナウ川の支流 イン川です。

                 

 昨年、坂城町の歌の作曲を依頼した、安藤由布樹先生に坂城町のイメージをつかんでいただくために坂城パーキングステーションから千曲川を見ていただいた折に 「これはローゼンハイムとそっくりだ。千曲川の流れとドナウ川の流れのイメージがぴったり合う」 とおっしゃっていました。

 「坂城町の歌」はドナウのイメージも込められて作曲されたと言われていました。

                        

 その時は、そんなものかなあと思っておりましたが、数日前に私の事務所に置かれていた古い資料を見ていたら何とこの写真が見つかったのです。 びっくりしました。

                        

 上記の写真は以下の報告書の表紙の写真です。

千曲川・イン川友好河川提携及び現地調査報告書

            

 平成6年(1994年)にローゼンハイム水質源管理事務所のヴェルナー・クラウス所長を招き、「ちくまの川づくり国際シンポジウム」 を開催した際に、クラウス所長が千曲川とイン川の地形条件、気候条件などがあまりにも類似していることにびっくりし技術交流と相互交流を行うことになりました。そして、1996年に提携調印とイン川の現地視察を行うことになったものです。

 提携実行の構成メンバーは当時の上田市、更埴市、中野市、丸子町、坂城町、上山田町、戸倉町、長野市、小布施市、豊野市、豊田村、須坂市、飯山市、信州大学、千曲工事事務所、長野県土木部で構成される大規模なものでした。

 また、現地視察には、上田市長、更埴市長、戸倉町長他関係機関総勢16名の大デレゲーションで訪問しています。 (しかしながら、その後の交流活動は全く行われませんでした。)

 

 今では、この提携がほとんど話題に上ることが無くなってしまったようですが、安藤先生がびっくりされたように千曲川とイン川は酷似しているようですね。

           

千曲川近影(上田市千曲公園から)

            

 一方、ローゼンハイムは 「バラの家」あるいは「バラの里」という意味があります。

(ローゼンハイム市の紋章)

 もちろん、ローゼンハイムはワインの名産地でもあります。             

 「川」、「バラ」、「ワイン」のキーワードで関連性のある坂城町として、ローゼンハイムとの関係を再開することができたら素晴らしいなと思っています。

 それにしても安藤先生の感性は素晴らしいですね。

                     

 坂城町長 山村ひろし