三重野康さん

元日本銀行総裁の三重野康さんが先日(4月15日)亡くなられました。

誠に大きな存在、正に国の宝を失った心持ちがいたします。

三重野さんはセントラルバンカーマンとしてのご活躍のほか、誠に多方面でご活躍された方ですが、特に教育面でも多大の貢献をされました。

私が昨年まで塾長をしておりました「杉並師範館」では長い間、理事として支えていただき、熟生にも大変素晴らしい講話を毎回していただきました。

特に、大連(中国)で過ごされた小学校時代の思い出、旧制高校時代のお話、相撲との関わりのお話、友人の作家の高木友之助氏、清岡卓行氏との関わりなど、平成の鬼平と言われた顔とは全く異なる側面をお聴きするなどその人生、生き様に大変感銘を受けました。

昨年、お会いした時にはまだまだ矍鑠とされておられましたのに誠に残念です。

正に、これからの日本にとって、まことに得がたい巨星を失いました。 衷心よりご冥福をお祈りいたします。

坂城町長 山村ひろし

「びんぐし湯さん館」10周年

 

 「びんぐし湯さん館」( 坂城町振興公社:社長 山村弘)はお陰様で昨日(4月18日)、開設10周年を迎えました。18日から22日の間、「お客様感謝祭」を行なっております。
                        

 期間中は、入館料割引や食堂100円割引メニュー、マッサージ機無料開放、日替わりのサービスも行います。 どうぞ、おいでください

                           

 また、10周年を機に、もっと快適に温泉を使っていただけるように、6月18日から7月20日までの間、休館させていただき大規模な改修をさせていただきます。

                              

 内容としては:

・入口を勾配の少ない平らな場所に移します。

・「石風呂」を新設します。(樽風呂を石に変えます。)

・売店や食堂を拡充します。(椅子テーブルのレストランも増築します)

・乳幼児の方々も安心して来ていただけるよう、授乳室をつくります。

                                    

これ以外にも、好評いただいている「大辛ねずみ」焼酎の新製品も発売いたします。(「「極上大辛ねずみ」)

                   

300ml は1,000円、 720mlは2,400円

300mlとショットグラス付きは1,400円

以上、ご愛用ください。

お問い合わせは「湯さん館」まで。Tel:0268-81-7000

          

以下、町の広報もご覧ください。

http://www.town.sakaki.nagano.jp/www/contents/1001000000177/index.html

                                    

 坂城町長 山村ひろし

 

「はにしな寮」 お一人暮らしお年寄り昼食招待

本日(4月17日)、坂城町の養護老人ホーム「はにしな寮」で、町内にお一人で暮らされておられるお年寄りの方々26名をご招待し、昼食会が開かれました。

はにしな寮に入居されておられる方々と一緒に特別昼食を楽しくいただきました。

これは、毎年春に坂城町社会福祉協議会と共催で開催されているものですが、町でお一人で暮らしておられる方々にとっては楽しみな行事のひとつです。

本日は詩舞あり、飛び入りの歌ありで心地よい時間を過ごさせていただきました。

坂城町長 山村ひろし

画家の大橋利一さん来訪

本日(4月16日)、坂城町上平出身で、現在大阪にご在住の 大橋利一 さんがお見えになりました。

大橋利一さんからは 「メタセコイヤの樹林」 という油絵をお預かりしました。

早速、私の部屋に飾らせていただいております。

大橋さんは大阪にお住まいになって40年以上経ちますが、昨日は村上小学校のクラス会があり帰郷されたとのことです。

大阪では1969年に「ユース美術会」を結成され、活発に活動をされておられます。

坂城町長 山村ひろし

春季例大祭

ようやく寒い季節から本格的な春の訪れを実感できるようになりました。

昨日(4月15日)、坂城町の中條(ちゅうじょう)神社と坂城神社の春季例大祭に参加しました。

平成24年度がスタートしましたが、国難とも言える状況が続いています。 何とか、地元坂城のすべての神様のお力も得たいところです。

中條神社、坂城神社とも神楽の奉納をいただきました。

以上、中之条神楽保存会の皆さん

                            

以上、南日名神楽保存会の皆さん

坂城町長 山村ひろし

老子の続き(第43章)

ここでは、「柔」よく「剛」を制すというように、形を持たない強さについて述べています。

天下之至柔、馳騁天下之至堅。 無有入無、吾是以知無爲之有益。 不言之教、無爲之益、天下希及之。   

                      

天下の至柔(しじゅう)にして、天下の至堅(しけん)を馳騁(ちてい)す。 無有(むゆう)にして無間(むかん)に入る。 吾是を以て無爲の益有るを知る。 不言の教え、無為の益は、天下之に及ぶこもの希(な)し。

                      

 水のようにこの世の中で最も柔らかいものが最も固い金属や岩石を自由自在に動かすことができます。 また、水のように形の無いものは隙間の無いところまで入り込むことができるのです。 私はこのように水のように一見、ことさらに何もしない自由自在で無為の大切さを知ることができるのです。 わざわざ言葉に出して教えない「不言の教え」、さかしらに行わない「無為の有益さ」はこの世の中でほかに匹敵するものはありません。
                             
                    
 孫子にも「微なるかな微なるかな、無形に至る」最高の攻め方について述べています。 いつもは静かな水の強さ。 いろいろ考えさせられますね。
                              
                           
 坂城町長 山村ひろし

我が家にも春

今年はいつまでも寒い日が続き、今日も朝から冷たい雨が降っています。

しかしながら、自然の素晴らしさは、ちゃんと私たちに時の訪れを伝えてくれます。

朝、新聞を取りに行ったついでに庭を歩くと何本かの杏子の樹に立派な花が咲いていました。

杏子の花 後ろは、雨にむせぶ自在山(岩井堂山)

私の家の庭には約40本の杏子の樹があります。 若い樹から年寄りの樹までみんなこの寒さのなか頑張っていてくれたようです。

今年もこの杏子から作られる「村上郷の あんず じゃむ」 が楽しみです。

坂城町長 山村ひろし

春の交通安全運動

春の交通安全運動が実施されています。(4月6日〜15日) 

坂城町田町交差点で街頭啓発運動ならびに、町内巡回を行いました。

本日(4月10日)は特に、死亡事故ゼロを目指す日でもあります。

出発前の挨拶、訓示

千曲警察署、坂城町交通安全指導員会、千曲交通安全協会、千曲警察署ヤングドライバークラブ、坂城ヤングドライバークラブの皆様方合計約80名の方にご足労いただきました。

交通安全啓発の声かけ

また、坂城町交通安全指導員会 中島会長さんと一緒に坂城町内をパトカーに乗って巡回し、交通指導員の皆さん、子どもたちに声をかけ、安全運転を訴えました。

坂城町長 山村ひろし

タイ国元外務大臣 カセー博士来訪

本日(4月9日)、タイ国の元外務大臣で、アジアのノーベル賞と言われるマグサイサイ賞受賞者のカセー・チャナオン博士(Dr.Krasae Chanawongse)が坂城町役場に来られました。

カセーさんは桜井製作所のタイ工場設立にあたり相談役に就任されておられ、その関係もあり坂城を訪問されたものです。

左から:桜井製作所桜井社長、カセー博士、桜井製作所(タイ)杉山さん、塚田産業振興課長、山村、宮下副町長

昼食をはさみ2時間お話をさせていただきましたが、大変素晴らしい人格者でその飾らぬ人柄で多くのタイの皆さんから慕われておられることがよくわかりました。

カセーさんは若い頃大変苦労され(駅での水売り、新聞配達など)、地方に根付く医者となり地域医療に長年貢献されてこられた方です。

また、ご自分で大学も設立されておられます。

今後、坂城とタイの間でいろいろと連携ができればと考えております。

カセーさんの自伝の書をいただきました。(本のタイトル:「そして、村へ」)

早速、拝読させていただきましたが、地域医療に心血を注いで取り組まれてこられた様子がよくわかります。大変素晴らしい本でした。

坂城町長 山村ひろし

老子の続き(第42章)

この章は正に「道」のダイナミックな動き、いわば「創造論」とでもいうべき章です。

 道生一、一生二、二生三、三生萬物。 萬物負陰而抱陽。 氣以爲和。 人之所惡、唯孤・寡・不轂。而王公以爲稱。 故物或損之而益、或益之而損。 人之所教、我亦教之。 強梁者不得其死。 吾將以爲教父。

                                

 道(みち)一(いち)を生じ、一は二を生じ、二は三を生じ、三は萬物を生ず。萬万物陰を負ひて陽を抱き、 冲気(ちゅうき)以(も)って和を爲す。 人の惡(にく)む所は、唯(た)だ孤(こ)・寡(くゎ)・不轂(ふこく)のみ。 而(しか)るに王公(わうこう)以って稱(しょう)と為す。  故に物或(つね)に之を損して益し、或(つね)に之を益して損ず。 人の教ふる所は、我も亦(ま)た之を教へん。 強梁(きょうりょう)なる者は其の死を得ず。 吾れ將に以って教父(けぅふ)と為さんとす。     

 「無」としての道はまず「有」としての「一」を生じます。 この「一」が陰陽としての「二」を生じます。 この「二」が陰陽を持ち合わせた万物としての「三」を生じます。 従って万物はすべていわば、陰を背負って陽を抱いているのです。 そして「冲気」がこの陰陽をとりまとめる働きをします。  人々の嫌うものは 「孤(こ みなしご)」 「寡(か ひとりもの)」 「不觳(ふこく のうなし)」 ですが、すぐれた王侯は自らへりくだってそのように自称したりするものです。  世の中は、あるときは損をして儲かったり、あるいは儲かって損をしたり、良かったり悪かったりします。 このようなことから学べるのは 「力まかせに強引に推し進めようとするものは、かえってまともな死に方ができない」 ということです。 私はこれを良い教訓としたいのです。
                   
                                           
 この章は「道化」(どうか)というタイトルが付けられることが多いのですが、正に「生成化育」 ダイナミックな自然のいとなみについて書いています。
 そして、「 強梁(きょうりょう)なる者は其の死を得ず。」 強引過ぎると、まともな死に方ができないよ。 というのも強烈なメッセージですね。
                           
                                  
 坂城町長 山村ひろし