令和7年 第4回 坂城町議会定例会 招集あいさつ

 本日(12月1日)、令和7年第4回坂城町議会定例会が招集されました。 以下、招集のあいさつを掲載させていただきます。

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 本日ここに、令和7年 第4回 坂城町議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様 のご出席をいただき開会できますことに心から感謝を申し上げます。

 さて、依然として物価高騰が家計や事業活動に影響を及ぼしており、原材料・エネルギー価格の上昇や物流コストの増加が、中小企業・小規模事業者の収益を圧迫しております。加えて、主要国の通商政策や 国際経済の先行き の不透明感と相まって、アメリカの いわゆる「トランプ関税」により、貿易・サプライチェーンの不確実性が高まり、為替や調達、価格設定への影響も懸念される状況にあります。

 こうした中、国政におきましては、新たに高市内閣が発足し、地域の活力再生や物価高へのきめ細かな対応、さらには構造的な賃上げや投資促進など、地方の実情を踏まえた取組みが期待されております。

 また、長野県におきましては、阿部知事が全国知事会の会長に就任され、医療・福祉、子育て、産業振興、国土強靭化など 多様な課題について、これまでのご経験と知見を活かし、国政との連携を一層深めていただけるものと期待しているところであります。

 当町といたしましても、国・県の施策と連動しながら、町民生活の安定と地域経済の強化に向け、着実に進めてまいりたいと考えております。

 こうした様々な情勢の変化が、今後、経済にどのような影響を及ぼすかは不透明な状況でありますが、民間の調査研究機関によりますと、各国の関税政策への対応やAI需要の拡大が下支えとなり、「世界経済は 底堅い成長を維持している」とされております。

 その中で、アメリカ経済の先行きは、高関税化の中でも堅調さを維持しており、「関税による景気下押し圧力が低・中所得層を中心に強まるものの、AI関連投資と富裕層消費の拡大が下支えとなり、底堅く推移する」としております。

 また、ヨーロッパ経済は、堅調な内需を背景にプラス成長を維持しつつ、「アメリカの関税政策やフランスの政治不安が下押し要因となるが、産業競争力強化に向けた財政支援が経済活動を下支えする見通し」としております。

 一方、中国経済は、景気刺激策の効果縮小などから成長が減速しているとされており、「過剰生産解消に伴う投資抑制などにより、成長率はさらに鈍化する見通し」としております。

 次に、国内の状況でありますが、内閣府による10月の「月例経済報告」では、「景気は緩やかに回復している」とされる一方、「アメリカの通商政策の影響による景気の下振れリスクや物価上昇による個人消費に及ぼす影響、金融資本市場の変動等に引き続き注意が必要」としております。

 また、日銀松本支店が11月に発表した「長野県の金融経済動向」でも、「長野県経済は、一部に弱めの動きがみられるものの、持ち直している」との観測が示されております。

 当町におきましては、10月に実施いたしました町内の主な製造業20社の7~9月期の経営状況調査の結果では、生産量は、3ヶ月前との比較でプラスとした企業が7社、マイナス6社、変わらないが7社となっており、売上げについてもほぼ同様で、企業間で差はあるものの、持ち直しの動きが続いている状況が伺えるところであります。

 また、来春(令和8年4月)の雇用につきましては、11社が増員予定で、5社が減員分の補充等を予定するなど、全体では104人の増員が見込まれております。国内外の環境変化が続く中、町内企業の皆様には、経済動向に注意を払いつつ、更なる事業の拡大と発展に期待するところであります。

 次に、健康・安全面につきましては、季節の変わり目を迎え、感染症対策の徹底が重要となっております。長野県では、9月にインフルエンザの「流行期入り」が発表され、当町としても予防接種の助成や注意喚起を進めているところであります。

 特に高齢者や基礎疾患のある方、乳幼児・学齢期のお子さんの重症化予防に向けて、学校・保育・福祉・事業所と連携した情報提供と予防行動の定着に努めてまいりたいと考えております。町民の皆様お一人おひとりの健康を守るため、早めのワクチン接種、手洗い・咳エチケット、体調管理の徹底にご協力をお願いいたします。

 さて、町では令和8年度から12年度までの5年間を計画期間とする「坂城町 第6次長期総合計画 後期基本計画」及び 令和8年度から10年度までの事務事業を取りまとめた実施計画の策定を進めております。先月25日には「総合計画審議会」を開催し、中嶋議長、玉川総務産業常任委員長にもご参画いただく中で、後期基本計画の素案についてご審議をいただくとともに、実施計画案についてもご説明させていただきました。

 委員の皆様からいただいた意見等を踏まえつつ調整を進め、住民説明会やホームページ等による意見募集を経て、年度末の策定に向けて取りまとめてまいります。

 また、「第2期 坂城町 まち・ひと・しごと創生総合戦略」につきましては、各分野の代表者で構成される検証委員会において、3回にわたる事業検証を実施し、令和3年度から令和6年度における第2期総合戦略の総括と、令和6年度の事業評価を行い、第3期総合戦略に向けた提言やご意見などを幅広く寄せていただきました。

 第3期総合戦略につきましては、検証委員会の評価を踏まえ、後期基本計画と一体的な策定に向けて作業を進めているところであります。

 こうした中、町の大きな取組の一つであります 新複合施設建設事業につきましては、昨年度の基本設計を踏まえ、職員ヒアリングや利用団体との協議を重ねながら詳細な実施設計を進めております。加えて、建設委員会における協議のほか、8月には建設予定地周辺の皆様を対象とした住民説明会を開催し、工事へのご理解とご協力をお願いしたところであり、寄せられたご要望等については検討を進めているところであります。

 現在は、今月末までの計画で埋蔵文化財の発掘調査を進めているほか、国への補助申請や都市計画法に基づく開発許可申請に向けた準備を進めており、先月26日には、中嶋議長とともに、国土交通省、財務省をメインに、新複合施設建設に向けた支援について要望をしてまいりました。

 町としましては、引き続き、着実な事業進捗を図ってまいりたいと考えております。

 また、町のDXの推進につきましては、国の「新しい地域経済・生活環境創生交付金」を活用して、今年度構築を予定している事業のうち、町で提供する各種サービスやアプリを集約した「自治体統合アプリ」に関しましては、来年3月の運用開始に向けて、現在、構築事業者とデザインを含む全体設計の協議を進めているところであります。

 また、公共施設の利便性向上と利用率の向上を目指した「スマートロックシステム」の導入につきましては、導入を予定する施設について 現地調査に基づく必要な改修作業を行い、順次設置を進めているところであります。システム運用は 来年1月中の開始を予定しており、改めて広報・ホームページ等を通じて町民の皆さんに周知してまいりたいと考えております。

 この他、主な事業の進捗状況等について申し上げます。

 まず、水道事業の広域化につきましては、県企業局と長野市、上田市、千曲市、坂城町の5団体で構成する「上田長野地域水道事業広域化協議会」において、事業統合による広域化を行う場合の、業務運営、組織体制、財政運営などに関する基本的方針や事項をまとめ、今後更なる検討を進める上で指針となる「基本計画」について、協議を重ねてきたところであります。

 基本計画につきましては、本年7月の協議会で、これまでの意見募集や住民説明会などで寄せられた意見等を反映した「計画案」について確認し、所要の修正や各構成団体の調整を経て、11月4日開催の協議会において成案として合意・決定に至ったところであります。

 また、11月13日には、協議会構成員である、長野市長、上田市長、千曲市長、長野県公営企業管理者とともに、国土交通省に対して、広域化事業の交付金の時限措置撤廃又は延長と、交付金事業の対象拡充などについて要望活動を行ってまいりました。

 今後は、具体的な事業内容等を定める事業計画(案)の策定に取り組むとともに、各団体が事業統合の是非を判断するための材料となる「重要協議事項」についても住民や議会の皆様のご意見を伺いながら調整を図り、できるだけ早期に広域化の方向性を決定できるよう協議を進めてまいります。

 次に、国道18号バイパスの整備促進についてでありますが、8月に実施した県建設部及び長野国道事務所への要望活動に続き、10月8日には、中嶋議長とともに、千曲市、長野市、上田市と合同で、「新国道上田篠ノ井間 建設促進期成同盟会」として、県選出国会議員、国土交通省、財務省に対し、上田篠ノ井バイパスの早期完成に向けた建設促進等の要望を行ってまいりました。

 さらに、先月26日には、「坂城町国道バイパス、県道整備促進 期成同盟会」として、副会長である中嶋議長、鈴木町商工会長、理事・監事である町議会 地域交通網対策 特別委員会の 朝倉委員長、宮入副委員長とともに、国土交通省、財務省をメインに、国道18号バイパス坂城町区間の早期完成に向けた整備促進等の要望をしてまいりました。

 地域住民の思いを繋ぐ国道バイパスでありますので、坂城町区間の早期整備について、引き続き、機会を捉えて積極的に要望してまいりたいと考えております。

 次に、64号橋道路改良工事につきましては、役場入口手前のT字交差点付近から、いろかわ医院様前 交差点までの延長約60mの工事を予定しております。国の補助金が追加で交付決定となったことから、年明け早々に発注したいと考えておりますが、工期の関係で年度内竣工が難しいことから、本定例会に上程する補正予算において、令和8年度への繰越事業としてお諮りする中で、来年5月末の完成を目指してまいりたいと考えております。工事期間中は、長期間の交通規制を予定しており、皆様には大変ご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

 次に、鉄の展示館でありますが、9月下旬からの外壁塗装工事がこのほど完了し、開館当時の深く落ち着いた色合いとなりました。現在、「全日本刀匠会設立50周年記念展」を来年2月1日までの会期で開催しております。伝統に裏打ちされた質の高い作品を是非ご鑑賞いただきたいと思います。

 さて、猛烈な暑さが一段落した10月以降、町内では 様々なイベントが実施されました。

 まず、10月3日、4日に、「2025 さかきものづくり展」が坂城テクノセンターにおいて開催されました。

 コロナ禍を経て8年ぶりのリアル開催となった今回は、町内企業をはじめ、連携協定を締結している4つの大学や支援機関などを含む29の企業・団体が出展し、会場にはビジネス関係者をはじめ、町内の小中学生や坂城高校生など、2日間で約1,300人の方に来場いただき、技術・製品の発信とともに、児童生徒の学びにもつながったものと考えております。

 また、さかきものづくり展のタイアップ企画として、坂城町商工会工業部会を中心とする実行委員会により、「さかきオープンファクトリー」が、町内企業18社の参加のもと開催されました。2日間で約300名の皆さんが、普段立ち入ることができない工場内の見学や ワークショップなどを通して、ものづくりの現場を体験されました。

 今回のモノづくり展では、町内企業が持つ高い技術力や強みの発信とともに、子どもたちのモノづくりへの興味を培い、それぞれの 企業の魅力を伝える機会になったものと考えております。

 また、4日には、鼠橋運動公園マレットゴルフ場において「秋のスポーツ大会」を開催し、34チーム、134名が参加しました。真剣なプレーの一方で、笑顔と交流が広がる大会となりました。

 続いて、18日には、ステキさかき観光協会が主体となり「ONSENガストロノミーウォーキングin信州さかき」が開催されました。

 当日は、天候に恵まれ、参加された135名の皆さんは、坂城駅から びんぐし湯さん館までの約9キロのコースを自然や景観、街並みを楽しみながら巡り、途中のガストロノミーポイントでは、おしぼりうどんや おやき、ワインなど、坂城町ならではの味を堪能していただきました。

 今回のイベントの参加者の中には、初めて当町を訪れる方も多く、町の自然・食・観光施設などの魅力発信につながったものと考えております。

 また、同日は、東京 麹町において東京坂城会の総会が開催され、中嶋議長、町商工会の関戸顧問、テクノハート坂城協同組合の佐藤理事長とともに 私も来賓として出席し、町の近況をご報告申し上げました。ふるさとを思い、応援してくださる皆様の存在を心強く感じるとともに、一層のご発展を期待するところであります。

 続いて、25日、26日の2日間にわたり、南条小学校をメイン会場として「第53回文化祭」が開催されました。「したしむ・つくる・ふれあう・ささえる」をテーマに、会場には 書道・盆栽・生け花・絵画・写真など多彩な作品が展示されたほか、芸能公演には20団体が出演され、2日間で展示・芸能公演あわせて735名の皆さんにご来場いただきました。また、お茶席にも104名の皆さんにご参加いただき、豊かな文化の世界に触れていただく機会となりました。

 また、文化祭の開祭式に先立ち、議員各位にもご列席いただく中で挙行いたしました「町表彰式」では、これまで長年にわたり、各分野において地方自治の振興と町の発展にご尽力いただいた皆様を表彰し、「功労表彰」を1名の方に、「功績表彰」を7名の方々に贈呈させていただきました。

 併せて、ものづくりの分野における優秀な技能者、新技術を創出された方々を表彰する「坂城WAZAパワーアップ事業表彰」として、「優秀技能者表彰」を1名の方に、また、「新技術・発明表彰」を1名の方に贈呈させていただいたところであります。

 受章された皆様のこれまでのご尽力に改めて感謝申し上げますとともに、町発展に向けて、今後も一層のご指導とお力添えをお願いするところであります。

 また、26日には、坂城駅前多目的広場 及び 中心市街地コミュニティセンターを会場に、恒例の「鉄道フェスタinさかき」を開催し、約600名の皆様にご来場いただきました。当日はあいにくの雨模様ではありましたが、169系電車保存会やJR貨物をはじめ、多くの団体のご協力をいただく中、記念硬券の配付、ボンネットバスの町内無料周遊、鉄道模型の走行展示、写真撮影会、グッズ・飲食物の販売など盛況でありました。町内外の会員で構成される169系電車保存会や関係団体の皆様は、積極的な情報発信も担う重要な関係人口でもありますことから、今後とも連携を図ってまいりたいと考えております。

 月が替わり、11月6日には、文化センターにおいて「戦没者追悼式」を挙行いたしました。今年は戦後80年の節目にあたり、先の大戦における戦没者に謹んで哀悼の誠をささげるとともに、不戦と恒久平和の誓いを新たにいたしました。

 また、8日には、村上小学校を拠点に「青少年ウォークラリー大会」が開催されました。清々しい青空のもと、37チーム183名の皆さんが参加し、コース内には、チェックポイントとして 村上にちなんだ謎解きや ミニゲームが設けられ、子ども達は、育成会役員の方々や交通安全協会村上支部の皆さんに見守られながら、チームで力を合わせて 全員が完走することができました。

 続いて、9日には、「ねずみ大根まつり」が、さかき地場産直売所「あいさい」 及び 坂城インター線沿いの畑で3年ぶりに開催されました。ねずみ大根をはじめとする農産物の販売に加え、大学と地元企業のコラボ商品の披露や、長野県町村会の協力によるタレント2名が参加され、会場を盛り上げていただきました。また、ねずみ大根の収穫会場にも県外を含む約200名が来場し、収穫体験を楽しんでいただきました。

 また、15日には、坂城テクノセンターにおいて、女性団体連絡会及び男女共同みんなの会で構成する実行委員会が主体となり「女と男ふれあいさかき2025」が開催されました。

 「すべての女と男が輝くまち」をテーマに、元NHK「ためしてガッテン」専任デスクの北折 一さんを講師に迎え、「ガッテン流!健康長寿の裏技!教えます ~介護になって家族に迷惑をかけるのはいやだ!スペシャル~」と題してご講演をいただきました。約100名の方が聴講され、健康長寿や介護予防の実践、歯科検診の重要性、人との交流の意義などについて、ユーモアを交えながら、大変有意義なお話をお聞かせいただきました。

 また、今週末6日には、坂城テクノセンターにおいて「人権を尊重し 豊かな福祉の心を育む 町民集会」を開催いたします。人権週間に合わせた 啓発活動の一環として毎年開催しているもので、今年は坂城小学校児童による人権学習の発表と、高橋美江さんによる「わたしのヤングケアラー ~障がいのある両親の元に生まれて~」と題した講演を予定しております。

 共に支えあう人権感覚を養い、明るく住みやすいまちづくりに向けて、多くの皆様にご来場いただきたいと思っております。

 さて、12月に入り、本格的な冬を迎えます。町では、主要道路の凍結や降雪時に迅速に対応できるよう、町内建設事業者等との委託契約に向けた事前協議を進めております。積雪が概ね10㎝以上の場合には委託業者による除雪を実施し、関係機関と連携して道路の安全確保に努めてまいります。

 続きまして、12月補正予算の主な内容について申し上げます。

 まず、歳入につきましては、障がい者への 法定のサービス給付に係る負担金について、事業の執行状況に応じた 国 及び 県の支出金等を増額するとともに、財政調整基金等からの繰入金について増額いたしております。

 一方、歳出につきましては、令和6年度の精算額確定に伴う後期高齢者医療 給付費負担金や、事業の執行状況を踏まえて 障がい者の法定サービスとなる 介護・訓練等 給付費のほか、複合施設建設に係る一部設計変更に伴う委託料、防火水槽の修繕 及び 撤去費用など、各種事業における所要の経費を計上したところであります。

 以上、令和7年度の主な事業の進捗状況 及び 12月補正予算の主な内容について申し上げました。

 今議会に審議をお願いする案件は、専決報告が1件、広域連合規約の変更が1件、条例の制定及び一部改正が2件、公の施設の指定管理者の指定が1件、一般会計及び特別会計 補正予算が2件の 計7件でございます。

 よろしくご審議を賜り、ご決定いただきますようお願い申し上げまして、招集のあいさつとさせていただきます。

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坂城町長 山村ひろし

坂城町 令和7年度 永年勤続者を表彰しました

 坂城町では、毎年、町内の企業に永年勤続(30年勤続)された皆さんを表彰させていただいております。 今年も各社を訪問させていただき表彰状をお渡しいたしました。

 以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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 11月20日(木)に町内事業所に30年続けて勤務し、当町の産業と企業の発展にご尽力いただいた16社、54名の方に、その功績と感謝の意を表して「永年勤続者表彰」を行いました。
 表彰は山村町長が各事業所を訪問して直接対象の従業員の皆さんに表彰状等をお渡ししました。
 今年度の表彰対象者は、平成6年4月2日から平成7年4月1日の間に入社された方で、永年にわたり各企業でご活躍いただき、坂城町に多大な貢献をいただきました。

坂城町長 山村ひろし

坂城町 第32回 ライフ・ステージエコー が開催されました 

 昨日(11月29日)、坂城テクノセンターで Qesheth NoteS (ケシェットノーツ)さんによるゴスペルコンサートが開催されました。素晴らしいゴスペルのハーモニーをエンジョイさせていただきました。以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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 11月29日(土)、坂城テクノセンター大研修室で、第32回ライフ・ステージエコーが開催されました。「ライフ・ステージエコー」とは「生涯にこだまする」という意味で、生涯学習の一環として開催されています。 

 今年は、ゴスペルで活躍されている「Qesheth NoteS(ケシェットノーツ)」の皆さんによる合唱が行われ、小さな子ども連れの親子から夫婦や友達など幅広い世代の方々が普段なかなか耳にすることのない音楽に魅了されていました。

 また、力強い歌声とハーモニーが会場いっぱいに響き渡り、来場者の皆様からも「感動した」「元気をもらえた」「迫力があった」など、たくさんの温かいご感想をいただきました。

 Qesheth NoteS(ケシェットノーツ)の皆さんは、2020年のコロナ禍により集まって歌うことが難しい中「やっぱりみんなでゴスペルを歌いたい・届けたい」そんな思いのもと、ゴスペルを愛する新進気鋭のシンガー・ゴスペルディレクターが集まり結成されたグループです。

 プログラムは、ゴスペルの説明があったり教科書にも載っているAmazing Graceや、信濃の国など私たちが知っている曲を披露され、観客のみなさんと一緒に合唱をしたり拍手、手を振ったりと、会場内が一体となり、アンコールでは、クリスマスソングメドレーを披露し、音楽を通じて、皆様に喜びと感動を届けられたコンサートでした。

*以下のサイトは昨日のコンサートではありませんが、Qesheth NoteSさんのユーチューブのクリスマスコンサート(2020年)から。

https://www.youtube.com/watch?v=p7SUAoQ26t4&list=RDp7SUAoQ26t4&start_radio=1

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坂城町長 山村ひろし

坂城町 中央要望(国道18号バイパス、新複合施設)

 先日(11月26日)、国土交通省ならびに財務省で中央要望活動を行いました。

 今回の中央要望につきましては、衆議院議員井出庸生先生に全面的にお世話になりました。

 おかげさまで、坂城町単独の要望にも関わらかかわらず、国道交通省の沓掛敏夫道路局長、中田裕人都市局長にお会いできました。 また、財務省では、橋本博範主計局主査、庄中健太主計局主査に予算付けなどのお願いをしっかりすることができました。

 国道18号バイパスについては何度もお願いに伺っておりますが、坂城町単独での要望でしたので、坂城町区間3.8キロ分についての重要性、経済効果など十分ご理解をいただけたものと思います。

 また、現在、建設に向けて実施設計中の新複合施設(「坂城町中之条地区都市構造再編集中支援事業」)は、坂城町の保健センターや老人福祉施設、子育て支援センター、図書館機能などを一か所に集中する極めて新しい先駆的な施設となり、坂城町のWell-being(ウェル・ビーイング)を実現する施設となります。

 本施設建設につきましては初めての要望活動となりましたが、新施設の必要性、重要性について、中田都市局長さんには十分ご理解をいただき、「このような新たな取り組みについてしっかりと進めてください。」との激励のお言葉もいただきました。

 今回の要望活動には、山村のほか、中嶋登 町議会議長、鈴木雅視 商工会長、議会地域交通網対策委員長 朝倉国勝議員、同副委員長 宮入健誠議員にもご同行いただきました。

 また、長野県選出国会議員の先生方からも種々、応援をいただきました。感謝です。

▼二枚目写真:左から井出庸生先生、鈴木商工会長、沓掛道路局長、山村、中嶋議長、朝倉議員、宮入議員

 坂城町長 山村ひろし

「坂城煙火」代表中嶌さん「全国花新作花火チャレンジカップ2025」の優勝報告をしました!

 先日(11月21日)、「坂城煙火」の中嶌結希さんが来られ、「全国新作花火チャレンジカップ2025」で優勝されたことのご報告をしていただきました。素晴らしいですね。以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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 11月21日(金)、「坂城煙火」代表の中嶌結希さんが山村町長に、10月26日(日)に開催された「全国新作花火チャレンジカップ2025」において、優勝した報告をしました。
 「全国新作花火チャレンジカップ2025」は、新型コロナ下の2020年から中止していた「全国新作花火競技大会」の形式を一新して名称を改め、6年ぶりに開催した。予選に県内外から花火師20人が出場し、予選を勝ち抜いた4人と敗者復活の1人の5人で決勝戦を行い、作品名との調和や色彩の美しさなどを競うものです。

 優勝した坂城煙火の作品名は「華麗集(かれいしゅう)」で、中嶌さんはこの作品に「今の自分たちが出来る最大限の華やかさを見せたかった。」と話し、また、今後については、「県の伝統工芸品に選ばれている花火を、伝統を守っていき、今回の優勝に恥じないように、安全第一で皆さんに喜んでもらえるような花火を作り続けたい。」と話されていました。

▼4枚目の写真:優勝した中嶌結希さんの花火(信濃毎日新聞2025.10.27より)

坂城町長 山村ひろし

(坂城町) 北陸直轄河川治水期成同盟会連合会、長野県治水事業整備促進意見交換会

 先日(11月18日)、「北陸直轄河川治水期成同盟会連合会、長野県治水事業整備促進意見交換会」が千曲市の圓山荘で開催されました。

 意見交換会は国土交通省北陸整備局長高松諭さんをはじめ木村勲河川部長さん、浅見和人千曲川河川事務所長さん、など9名の皆さんと、長野県側から重野建設部次長さんなど2名のご出席。

 また、千曲川改修期成同盟会、千曲川・信濃川直轄河川編入連絡協議会、犀川直轄改修期成同盟会からは約40名が参加しました。

 千曲川改修期成同盟会からは、長野市(荻原市長)、中野市(湯本市長)、飯山市(江沢市長)、上田市(小相沢副市長)、坂城町(山村町長)、小布施町(大宮町長)、須坂市(鈴木課長)、千曲市(小川市長)が参加。

 また、犀川直轄改修期成同盟会からは、安曇野市(太田市長)、松本市(太田建設部長)、生坂村(藤澤保彦村長)

 千曲川・信濃川直轄河川編入連絡協議会からは、栄村(藤木副村長)、野沢温泉村(上野村長)が参加。

 午後3時から5時までの会議でしたが、国土交通省からは、「北陸地方の治水行政に関する最近の動向」についてお話があり、その後、各市町村から発言、ただし、発言時間は各々5分程度。

 私からは、一級河川御堂川が千曲川に合流する地点周辺の170メートルにわたる未完成堤防整備のお願いをいたしました。

 この件につきましては何度もお願いしておりますのでご理解いただけたものと思います。(計画に織り込んでいただいています。)

▼以下の写真、右から3人目が北陸地方整備局長高松諭さん

坂城町長 山村ひろし

令和7年度全国町村長大会

 昨日(11月19日)、NHKホールで令和7年度全国町村長大会が開催されました。(会長:棚野孝夫 北海道白糠町長)

 令和7年度の全国町村会決議文・特別決議文など全会一致で承認しました。

 また、ご来賓として、高市総理大臣、衆参両議長、総務大臣、自民党総務会長など多くが出席されました。 

 高市総理大臣としての初めてのご出席でもあり、会場は大いに盛り上がりました。

坂城町長 山村ひろし

令和8年 丙午 来年はどういう年

 世界中が大きな波乱・混乱の中に取り込まれた令和7年も、残り少なくなってまいりました。

 トランプ大統領の就任により、米国中心の関税至上主義が始まりました。 誰もがこの時代錯誤的な関税政策に唖然としましたが、力をもって強引に続けられています。 

 一方、ロシアによるウクライナ侵略も継続しており、イスラエルによるガザ地区の占領は続いており、停戦も不安定なままです。

 国内では、大阪・関西万博が開催されたり、坂口志文さん(生理学・医学賞)、北川進さん(化学賞)がノーベル賞を受賞されるという明るいニュースもありました。

 また、石破政権に続き日本の歴史上、初めての女性の総理大臣、高市早苗政権が誕生しました。 新総理による大きな変革に期待を寄せている日本人も多いのではないでしょうか。 

 さて、来年はどのような年になるのでしょうか。

 来年、令和8年、2026年は丙午(ひのえ・うま へいご)の年です。

 元来、「ひのえ・うま」は大きな時代の流れの中で、大変革が期待される重要な素晴らしい年になりえます。

 しかしながら、いままで、丙午については、下記の、白川静氏の「字統」の解説にも冂あるように、「丙午にあたる年を婦人の厄年とする迷信が明代に起こり、江戸期以来わが国でも多くの不幸を生んだ。」ということであり、この際、「このような迷信が排除されなくてはならない。」とあります。

 それでは、本来の「丙午 ひのえ・うま へいご」はどのような年であるのか以下記します。

 「丙」の上部の「一」は陽気を示し、さらに、下の冂(けい)の囲いのなかに陽気が「入」ることを意味し、エネルギーが膨れ上がります。

 又、「午」は杵形の(呪器)を意味し、「陰気が陽に逆らいながら成長する」とされています。

 本来の丙午は、「在来の支配的代表勢力が大いに伸びて盛んになるが、反面に、それに対する反対勢力が内側から突き上げてくる。これに対し適切に対応できれば素晴らしい大変革ができる」ということです。

 この流れの中で、「丙午生まれの女房を貰うと、亭主は突き上げられてしまう、食い殺されてしまう。」などとの迷信が起きたといわれてます。 このような迷信は断固、排除されなくてはなりませんが、このようなことから、丙午での、ご婦人に対するとんでもない迷信が始まり、この年には子供を生まないようになどととんでもない事象が始まりました。

 残念ながら、近代の日本でも、60年前には、以下の事象が起きました。

 前回の丙午は1966年(昭和41年)ですが、この年の出生者数は136万人で前年を46万人下回りました。

 その前後の出生者数を以下に記述します。

 1964年(昭和39年 甲辰) 172万人

 1965年(昭和40年 乙巳) 182万人

 1966年(昭和41年 丙午) 136万人

 1967年(昭和42年 丁未) 194万人

 1968年(昭和43年 戊申) 187万人

 これを見ると、明らかに、昭和41年には出産が抑えられ、翌年の昭和42年に出産をされた方が多くなったことを物語っています。

 少子化の時代、来年、2026年 丙午が少子化にさらに追い打ちをかけることになってはなりません。 丙午の悪しき風習が復活しないよう願うばかりです。

 さて、「丙午」は「在来の支配的代表勢力が大いに伸びて盛んになるが、反面に、それに対する反対勢力が内側から突き上げてくる。これに対し適切に対応できれば素晴らしい大変革ができる。」ということですが、前回の丙午(1966年)はどのような年であったのでしょうか。

 1966年の日本は、戦後復興から高度成長期にかけての安定を背景に、冷戦構造に組み込まれた日米同盟強化が中心となる一方で、国内では学生運動や社会的改革の必要性が浮き彫りになる時期でもありましたが、次第に激化する学生運動や労働運動が後の日本政治に大きな影響を与えることとなり、まさに1966年はそのスタートの年となりました。 国内政党では、社会党・共産党・公明党などが自民党に対抗して突き上げを行っている時代でもありました。

 なお、音楽・文化では、ビートルズが来日し、原宿族やミニスカートが大普及し、千昌夫の星影のワルツが大ヒット。 スポーツでは、大鵬、ジャイアンツが優勝を続ける年でした。

 また、その前の丙午(1906年 明治39年)は日清戦争に続いて、明治38年に日露戦争が終わり、日本は世界的な勢力に押しあがった陽気盛んな華やかな時期であります。まさに炳(あきらか)な年です。しかしながら、明治37年、38年の無理・苦労が一斉に突き上げ、反動が表れますが、明治維新の指導者がまだ残っており、うまく対処できたものと思われます。

 もっと、遡り、1186年(文治2年 丙午)は、平家が滅び、源氏が勝利したわけですが、頼朝に対し義経という反動勢力が現れ、大きな物語が始まります。

 さらに、遡れば、604年(推古天皇12年 丙午)には、聖徳太子により、氏族の対立を抑え、中央集権化を進めるため、仏教を国家の基本思想として位置づける政治を確立するために、十七条の憲法が制定された年です。

 このように、丙午という年はなかなか興味ある重要な年であり、大きな飛躍を期待したいところです。

 本年、我が国では、初めての女性の総理大臣が現れました。 実際に活躍されるのは、丙午の年になります。 反対勢力をうまくコントロールしていただいて、素晴らしい時代を作り始めていただければと思い、大いに期待したいところです。

              (参考:「干支の活学」安岡正篤、「字統」白川静)

坂城町長 山村ひろし

坂城町 「女(ひと)と男(ひと)ふれあいさかき2025 ~すべての女と男が輝くまち~」が開催されました

 昨日(11月15日)、坂城町で、「女(ひと)と男(ひと)ふれあいさかき2025 ~すべての女と男が輝くまち~」が開催されました。 以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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 男女共同参画社会の実現のための啓発・推進を目的に、坂城町女性団体連絡会と坂城男女共同みんなの会が実行委員となり、11月15日(土)、さかきテクノセンターで「女(ひと)と男(ひと)ふれあいさかき2025 ~すべての女と男が輝くまち~」が開催され、記念講演として、元NHK「ためしてガッテン」演出担当デスクの北折一さんを講師としてお迎えし、「ガッテン流!健康長寿の裏ワザ!教えます~介護になって家族に迷惑をかけるのはいやだ!スペシャル~」と題して、健康と病をテーマに、認知症・ダイエット・食事について問題形式や冗談を交えた講演で、会場から笑いが巻き起こる場面もあり、楽しく、そしてためになるお話しをしていただきました。

 会場には、およそ100人の来場者にお越しいただき、講演会終了後も、北折さんに質問をする場面もあり、大盛況で終わりました。

坂城町長 山村ひろし

坂城町 令和7年度青少年健全育成交流会「ウォークラリー大会」開催!

 先日(11月8日)、坂城町村上地区で、令和7年度青少年健全育成交流会「ウォークラリー大会」が開催され、町内の子どもから大人まで全37チーム、総勢183名が参加しました。

 この大会は、教育委員会と坂城町青少年を育む町民会議が主催し、毎年開催地区を変えて行っており、例年大勢の皆さんが参加しています。今回は村上地区において、27地区の育成会長および千曲交通安全協会坂城支部村上分会の皆さんの協力を得て開催しました。

 ウォークラリーとは、コース内の交差点のみが描かれているコマ図を頼りに設定されたコースを歩いてゴールを目指し、その所要時間と設定時間との差および各コースの問題やミニゲームによる得点の合計を競うものです。

 参加者は、子どもと大人で2~6人のチームを作り、びんぐしコース、じざいさんコースに分かれ、村上小学校体育館をスタート。友達と相談しながら、チェックポイント探しや各コースの問題、ミニゲームに取り組んでいました。

 ウォークラリー大会を通して、楽しみながら歩き、仲間とコミュニケーションをとり、村上地区のことを知ってもらうことができました。

 入賞したチームの皆さんおめでとうございます!

坂城町長 山村ひろし