旧友来訪(ポーランドから)

 昨日(3月21日)、ポーランドから来られた、ルジンスキー博士(富士通ポーランド社長)と坂城町役場で再会しました。

 ルジンスキーさんは北海道大学で博士号(化学)をとられ富士通九州システムズに入社されたのちに15年ほど前に富士通ポーランドの社長に抜擢され、以来、富士通のヨーロッパでの拠点会社の運営をされています。 (同社はポーランドのクルクフという場所にありますが、ここは「シンドラーズ・リスト」の映画で有名になった場所です。)

 

 15年前に私が富士通の責任者として同社設立の準備などでポーランドで会って以来15年ぶりの再会でした。

 また、今回は、同社がポーランドで「書展」をたびたび開催されたおりにお力添えをいただいている日本を代表する書家の高橋里江先生とも懇意であることから、高橋先生とその社中の方々もお出でになりました。

                  

右から:前原富士通九州システムズ統括部長、ルジンスキー博士、山村、高橋里江先生、藤沢さん、熊谷さん

               

 ルジンスキーさんとは最近のヨーロッパの情勢などで大いに話が盛り上がりました。

 富士通九州システムズは富士通グループの中でも特異なパッケージ開発に力を入れており、例えば「ホテル管理システム」や最近話題になっている、「アグリ・システム」(農業管理システム)など注目を浴びています。(牛の受精日をピタリと当てるシステムなども同社が開発したシステムです。)

 ルジンスキーさんは北海道大学で学ばれたこともあり日本語は読み書きも含めて堪能です。

 また、信州大学繊維学部内(上田)にある「ナノ炭素研究所」社長の大澤英二先生は北海道大学時代の恩師とのことで再会を楽しみにされていました。

                     

 坂城町長 山村ひろし

平成26年第1回坂城町議会定例会閉会

 本日(3月20日)、平成26年第1回坂城町議会定例会が閉会しました。 おかげさまで、提案しましたすべての議案が原案通り可決されました。

 以下、閉会の挨拶を掲載させていただきます。

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平成26年第1回議会定例会 閉会あいさつ
 
平成26年第1回坂城町議会定例会の閉会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。
 3月3日に開会されました本定例会は、本日までの18日間の長きにわたりご審議をいただきました。提案いたしました専決報告、長野広域連合規約の変更、条例の一部改正、条例の廃止、指定管理者の期間変更、26年度の一般会計・特別会計予算、さらに、追加議案でお願いいたしました人事案件、25年度の補正予算など、全ての議案に対して原案どおりご決定を賜り、ありがとうございました。
 
 さる11日、東日本大震災の発生から3年を迎えました。亡くなられた方、また、未だに行方不明の方は1万8千人を超え、今も多くの方が避難生活を続けられております。議員の皆様とともに、震災が起きた午後2時46分に「黙とう」し、犠牲になられた方々のご冥福をお祈りいたしましたが、復興が加速し、被災された方々が一日も早く普通の生活に戻られることを切に望みます。
 
さて、今年の春闘では、自動車、電機、流通業界などの大手の企業を中心に業績の回復に加えて、デフレ脱却に向けた政府の要請に応え、近年にない高水準の基本給の引き上げに踏み切っております。
経済の好循環を実現するために、大手企業に続き、地方及び中小企業にも賃上げの動きが広がることを期待いたします。
 
今月8日、文化センターにおいて「坂城町の歌」の発表会が約250人の参加者のもと盛大に開催されました。
坂城町文化協会創立30周年記念事業として取り組まれた「坂城町の歌」は、町内外から広く歌詞を募集し、作曲家安藤由布樹先生のお力添えにより完成いたしました。
また、安藤先生のご提案で、坂城小学校4年生の深町悠さんの歌詞を、「ねずこんの歌」として併せて作曲していただきました。
発表会では、完成した「坂城町の歌」と「ねずこんの歌」が坂城コーラスの皆さんと町内小学校児童の皆さんにより披露され、「坂城町の歌」製作実行委員長の中嶋紹匡(つぎただ)さんから2曲を町へ贈呈していただきました。
最後に、会場にお越しいただいた全員による大合唱となり、大変素晴らしい発表会となりました。
 なお、作曲をしていただいた安藤先生からは、合唱用と吹奏楽用にアレンジされた楽譜もお作りいただけるとの大変ありがたいお申し出をいただいております。
 今後、「坂城町の歌」が広く町民の皆さんに歌い親しまれ、また、「ねずこんの歌」により、町のキャラクター「ねずこん」と併せて坂城町が町内外へ発信されるよう、あらゆる機会を通じて、合唱あるいは吹奏される場面を設けてまいりたいと思います。
 
この14日に議員の皆様にもご出席をいただき、坂城町消防団任命式を行いました。「自らの地域は自らが守る」との消防精神のもと、新たに本部として任命された松本団長、今井副団長、鈴木副団長及び分団長等幹部になる皆さんと、その崇高な消防精神に献身する決意をいただいた新入団員の皆さんに辞令が交付されました。
新体制の本部のもと町民の安心・安全な生活を守るため活動を期待いたします。
 
 この16日(日)に、坂城駅前に静態保存されている「169系」と7月から運用が開始されますしなの鉄道の観光列車「ろくもん」に関する講演会が、坂城町中心市街地コミュティセンターで開催されました。
 当日は、県外からも多くの鉄道ファンが来場され、また、講演会後の「169系電車ファンクラブ」の設立総会も盛会に行われました。
 169系車両の改修を行ない、さらに、活用され坂城駅前の活性化に繋がっていくことを期待いたします。
 
社会福祉法人坂城福祉会が、建設を進めてまいりました特別養護老人ホームが完成し、この28日に竣工式が行われます。名称も「第二美里園」と決まり、4月1日の開所からいよいよ入所が始まります。
地域密着型施設として、入所者の皆さんは住み慣れた坂城町でお過ごしいただき、また、地域との繋がりを持った施設になるものと期待しております。
 
4月2日は、各保育園の入園式、4日には小中学校、5日には坂城高校の入学式が行われます。坂城町の未来を担う子供たちの晴れの姿をご覧いただくとともに、祝福をしていただければと思います。
 
4月6日から15日までは、「春の全国交通安全運動」が、21日から30日には「春の地域安全運動」が実施されます。町民の皆さんにおかれましては、暖かな春を迎え、何かと外出する機会も多くなる時期でもあります。交通事故や犯罪に遭わない、また巻き込まれないよう、より一層のご注意をいただきますようお願いいたします。
                           
 坂城テクノセンター設立20周年を記念して、4月12日(土)午後2時から、テクノ/センターにおいて「設立20周年記念式典」を開催いたします。特別ゲストとして、坂城町名誉町民であり、セブン&アイホールディングス会長の鈴木敏文氏をお招きし、町内企業経営者による『坂城町工業の今後の発展を考える』をテーマにしたパネルディスカッションを開催いたします。議員の皆様をはじめ、企業関係者、町民の皆さんの大勢のお越しをお待ちしております。
 
 4月20日(日)には、15回目の千曲川クリーンキャンペーンが行われます。貴重な水資源である千曲川の自然環境を守るため、大勢の町民の皆さんのご参加をお願いいたします。
 緑豊かな住みよい郷土づくりの推進と森林資源の育成を図り、林業の発展と森林に対する感謝の心を醸成することを目的に、平成26年度の坂城町植樹祭を4月23日(水)に小網山において開催いたします。議員の皆様を始め大勢の町民の皆さんのご参加をお願いいたします。
 
坂城駅へのエレベーター設置につきましては、いよいよ5月末に完成の運びとなりました。竣工式の開催にあわせ「車いすダンス」の披露や商工会による「ふーど市」の開催等を計画しております。
 
さて、今議会では、多くの議員から大雪に対する町の対応についてご質問をいただきました。
町といたしましても、情報の適確な発信等の課題も出たところであり、今後、取り組みを強化してまいります。
今回の大雪につきましては、「災害対策本部」は設置いたしませんでしたが、職員はそれぞれ自ら考え自ら行動する中で、縦、横の連絡、連携を密にとりながら、住民の皆さんの生活に支障のないよう最善を尽くしたものと考えております。
私は、日ごろから職員に情報の共有と相互の信頼関係を保つことの大切さを伝えてまいりましたが、今回の大雪に対しても活かされたのではないかと考えております。 
また、これまでの意識付けが活かされ、職員自ら行動し、実践できたものと考えます。
今後も、私と職員が意識を共有し、「一丸となって」住民の皆さんのために日々励んでまいりたいと考えます。
 
 春は、三寒四温と申しますが、今年は記録的な大雪に見舞われ,さらに、3月に入っても真冬並みの寒波が押し寄せるなど寒さが続きました。1日も早い本格的な暖かい春の日差しが待ち遠しく感じられます。
議員の皆様におかれましても、健康にご留意され、新年度を迎えていただきたくお願い申し上げ、閉会のご挨拶とさせていただきます。
                        
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坂城町長 山村ひろし

坂城町中小企業能力開発学院修了式

 昨日(3月19日)、平成25年度坂城町中小企業能力開発学院(学院長:山村弘、運営委員長:鈴木秀典坂城町商工会長)の修了式が行われました。

             

修了式の様子

                       

 本年度は9科目で154人の方が研修を受けられました。

 (科目は、「新入社員研修」「新入社員フォローアップ研修」「労働法・社会保険短期コース」「コーチング実践セミナー」「機械加工を考える」「計数管理力強化講座」「在庫管理セミナー」「3Dプリンター実践セミナー」「坂城町経営革新塾」の9種類)

                 

修了証書授与:代表して、(株)アルプスツール 中山竜也さん(左)

                  

修了者を代表してご挨拶:日精樹脂工業(株)水出実さん

                     

 修了式ならびに終了パーティーには受講者の他に指導をいただいた先生方、運営委員の方々にもご出席いただきました。

                 

 26年度も種々のプログラムを提供します。

 お問い合わせは坂城町商工会内、坂城町中小企業能力開発学院担当まで。

 (Tel:0268-82-3351)

                             

 坂城町長 山村ひろし

坂城町消防団任命式

 本日(3月14日)、坂城町役場講堂で平成26年度坂城町消防団任命式が行われました。

 新たに、消防団団長に松本 幸男さん、副団長に今井 正人さん 鈴木 清さんが就任されました。

 坂城町の安心安全のためのご活躍に期待します。

                           

松本幸男新団長による宣誓

                

消防団への訓示

           

 以下、坂城町ホームページよりご覧ください。

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3月14日(金)消防団新体制へ

H26任命式01

  3月14日(金)、役場講堂で、平成26年度消防団任命式が行われました。

  新団長として松本幸男さんが町長から任命を受け、また、副団長に今井正人さんと鈴木 清さん、分団長、副分団長、班長、新入団員の皆さんが、松本新団長からそれぞれ任命を受けました。本部、各分団新体制のもと、町民の安心・安全な生活を守るため活動していきます。

新本部

  • 団長  松本 幸男
  • 副団長  今井 正人
  • 副団長  鈴木 清

新分団長(担当地区)

  • 第1分団  坂田 和也(鼠・新地)
  • 第2分団  塩入   誠(金井)
  • 第3分団  浅井 隆志(入横尾・泉・町横尾)
  • 第4分団  岡本 拓也(中之条)
  • 第5分団  天田 健一郎(四ツ屋・御所沢・田町・戌久保)
  • 第6分団  中澤   光(南日名・北日名・和平)
  • 第7分団  渡邉   豊(横町・立町・込山・旭ヶ丘)
  • 第8分団  丸山 修一(日名沢・大宮・新町・坂端・苅屋原)
  • 第9分団  塩野入 浩介(網掛・小網・月見)
  • 第10分団  竹内 栄雄(上五明)
  • 第11分団  平林 慎吾(上平)
  • ラッパ分団  西原 健太(本部付)

H26任命式02-04 

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 坂城町長 山村ひろし

坂城町消防団第4分団ポンプ車御披露目式

 昨日(3月9日)、中之条公民館で、第4分団に装備された最新鋭の消防ポンプ車の御披露目式がありました。

 中之条地区に以前のポンプ車が導入されたのは平成2年ということですので24年ぶりの新車導入ということになります。(当時は第4分団とならび同地区には第2自動車分団があった。)

 平成2年にはその最新鋭のポンプ車を使って、ポンプ操法大会では、見事、県大会に出場し第4位の好成績を収めたそうです。

 今年はポンプ操法大会の埴科大会が坂城町で開催されます。 見事勝ち抜き県大会へ出場し好成績を収めていただきたいと思います。

 今後の活躍を期待します。

 以下、坂城町ニュースより。

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3月9日(日)消防第4分団の新消防車お披露目

第4お披露目01

  3月9日(日)、中之条公民館で、坂城町消防団第4分団の新しい消防ポンプ自動車のお披露目式が行われました。

  第4分団は、中之条区を管轄しており、地域の安心・安全のため災害対応はもとより、各種警戒や予防広報運動を実施しています。今回最新の消防車に更新したことにより、地域防災力はさらに向上されました。

第4お披露目02 

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 坂城町長 山村ひろし

感激の「坂城町の歌」「ねずこんの歌」発表会

 昨日(3月8日)、「坂城町の歌」「ねずこんの歌」発表会が盛大に執り行われました。

 坂城町文化協会30周年の記念事業として取り組んでいただいた歌がついにお披露目されました。

 文化協会中嶋紹匡会長を中心とした「坂城町の歌」制作実行委員会の皆さんと歌詞を応募された大勢の方々、それに何と言っても素晴らしいアドバイスをいただきながら作曲をしていただいた安藤由布樹先生に心より感謝申し上げます。

ねずこんに囲まれた安藤由布樹先生と「ねずこんの歌」作詞者の深町悠さん

                           

 以下、発表会の様子を坂城町のニュースよりご覧ください。

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3月8日(土)「坂城町の歌」「ねずこんの歌」発表

坂城町の歌発表会01

▲「坂城町の歌」の合唱

  3月8日(土)、文化センターで、坂城町文化協会創立30周年記念事業として制作された「坂城町の歌」の発表会が行われました。

  文化協会では、「坂城町の歌」の制作にあたり、歌のイメージのアンケートや、歌詞の公募を行い、作曲家の安藤由布樹先生に歌詞選考や曲作りのアドバイスをいただきました。歌詞は、約50作品が応募された中から最優秀賞に北海道の朝倉 修さん、優秀賞に滋賀県の井上久雄さんの作品が選ばれました。また、応募作品の中に唯一小学生が作詞したものがあり、安藤先生はそのかわいらしさに目をとめられ、特別賞として「ねずこんの歌」を作曲してくださいました。作詞者は、坂城小学校4年生の深町 悠さんです。この2つの歌は、本日、文化協会から坂城町へ贈呈されました。

坂城町の歌発表会02-05

  歌の発表では、坂城コーラスの皆さんと町内小学校の児童の皆さんが、2つの歌を合唱してくださり、「ねずこんの歌」の際は、ねずこんも登場して華麗なダンスを披露してくれました。また、会場の皆さんにも歌を覚えていただいて、最後には全員で大合唱をすることができました。

坂城町の歌発表会06-09 

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 坂城町長 山村ひろし

婦人消防隊分団長会議

 昨日(3月6日)夕方、坂城町役場講堂で婦人消防隊分団長会議が開催されました。

 平成24年度、25年度の2年の任期を終えられ今までの活動を振り返り、皆さんに退任記念品をお渡ししました。

 婦人消防隊の皆さんは常日頃の予防消火活動や独り暮らし高齢者の方々の家庭防火点検など坂城町の安心安全な町づくりに大変大きなご尽力をいただいております。

 2年間の活動お疲れ様でした。

柳澤かおり 婦人消防隊長に退任記念品の授与

                       

 坂城町長 山村ひろし

戦前絵葉書新たに2枚(稲玉徳兵衛)

 先日、ある方のご協力を得て、坂城町の戦前の絵葉書をさらに2枚入手しました。

 戦前、昭和10年前後、坂城町では大量の絵葉書が作られたようです。

 今回の2枚はいずれも稲玉徳兵衛に関するものです。

                  

(稲玉徳兵衛については以下のサイトをご覧ください。)

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=30219

                           

 1枚目は坂城町平沢にある昌言(まさのぶ)神社と肖像画ならびに開墾の碑を組み合わせた絵葉書です。

注には:「坂城平澤山鎮座生祠昌言神社全景と稲玉翁の肖像並に明治六年縣令楢崎寛直筆の開墾の碑」とあります。

                      

                      

 2枚目の絵葉書の上部の写真は明治2年に明治天皇の命を受けて開墾地の内察があった際に仁和寺征討宮(小松宮彰仁親王)の印鑑を賜った時の「覚」の控えとされています。

 これは、その当時、徳兵衛が明治新政府から高い評価を受けていることを示す史料になります。
 明治11年(西南戦争の翌年)に明治天皇は東北信巡幸の過程で9月8日に坂木に立ち寄られています。(坂木内3カ所で休息をとられた。)
 徳兵衛は明治5年に亡くなっていますが、おそらく明治天皇も開墾地をご覧になり、徳兵衛の逸話を聞かれたことだと思います。

 上記絵葉書の下部は、徳兵衛が中之条の鈴木大太郎代官に提出しようとした開墾の願い書 「稲玉徳兵衛 嘉永7年4月 の願書」(「控」)となっていますが、実際には村民の反対があって代官が受け取らず「没」になったものです。(差し戻された)
 また、坂城町の学芸員の意見によると、この写真の文章は坂城町誌に記録されている「控」の文章と若干異なるそうなので、これは「草案」の一つだと思われます。
 徳兵衛が村内対立をクリアしていく中での史料となりますので、これはこれで重要な資料と言えそうです。

                   

 戦前、特に昭和10年前後の坂城町では種々の(何でもかんでも)絵葉書が発行されていたような感じがします。

 今後も掘り出し物を入手しましたらご紹介します。

             

(以前ご紹介した坂城町の戦前絵葉書については以下のサイトをご覧ください)

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=33112

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=33165

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=35283

                      

 坂城町長 山村ひろし

竹内希さんの「ザンビアだより(12)」

 坂城町南条出身で現在、ザンビア共和国でJICA派遣の教員として活躍しておられる竹内希さんから、「ザンビア便り(12号)」が届けれられました。

 以下、ご覧ください。

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ザンビアだより(12)      平成26年3月  竹内 希

ザンビアだより(12)01

Teacher’s Workshop 

                  

  1月に私の学校で、ワークショップを開催しました。日本教員を私の学校へ招待し、日本教育に関するお話をして頂きました。普段、大変な環境で働いているザンビア教員の働くモチベーションを上げたいと思ったのが、このワークショップを企画したきっかけです。

  ザンビアは、教員を雇用するお金が無い(確保しない~)ので、少ない教員が多くの生徒を抱えています。特に私の任地は、首都から遠く鉱山に近いため、学校環境がまだ整備されていなく、さらに人口流動で多くの生徒が1つの学校に押し寄せてきます。実際、初めてクラスを持った時に、教室に100人近い生徒がいました。30人に対する授業と100人に対する授業では教員の労力も大きく変わってきます。私はどちらも経験したので、大変さがとてもよく分かります。日本で働いている人にとっては、1日に6コマの授業を教えることは普通のことかもしれません。しかし、ザンビアでは生きることがまず精一杯なので、先進国とは違った困難さがあります。インフラの無い環境で体を酷使すると、病気になりがちです。病気になったら、こちらの病院では治せません。そのような中で、私の周りの先生たちは日々懸命に働いています。その先生たちに、共に頑張っていこうという気持ちを込めて日本教員と交流できる機会を設けました。

  ザンビア教員には事前にアンケートをとり、どのような内容を日本教員から聞きたいのか尋ね、その結果になるべく沿うように、3人の日本で教員経験のある隊員に話をしてもらいました。

  発表内容は「日本教育と宗教について」、「日本の学校現場の紹介」、「ザンビア教育に対する希望」です。発表後は、質疑応答を行い、色々な議論が交わされました。ザンビア教員にとっては、すんなり受け入れられる内容とそうでない内容があったように見えましたが、“教員の意味とはなんなのか~”“なぜ、私たちは教員として働くのか~”を考えるきっかけになったら嬉しいです。

ザンビアだより(12)02

 

  私たちは、働く環境が違いますが同じ教員です。将来の子供たちのため、国のため、世界のために教育という仕事に携わっています。学校環境の問題、政府や両親からの大きなプレッシャーなど、日々辛いこともあるけれど、それに屈してはいけません。目の前には子供たちがいて、毎日彼らと接しているのは私達なのですから。子供たちが、多くのことを学校で吸収して、将来に羽ばたいてくれたら、それだけで私たちの仕事に意味があると思います。

  残りの任期4カ月。私もザンビア教員として以前より板についてきました。生徒に大声で叱ることもしばしば(笑)。悪いことは悪い!!と体を張って伝えています。道徳って大切ですね。日本には道徳教育がありますが、ザンビアにはありません。聖書がそれにあたるのだと思いますが、盗みもカンニングも遅刻も、学校で沢山起こります。ザンビア教員が担っている役割は、本当に大きいのだと思います。彼らは気づいているのかな??(笑)私たちの将来のためにこれからも貢献していきたいですね。

ザンビアだより(12)03 

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 坂城町長 山村ひろし

 

「第28回障害者のサポートを考える」

 一昨日(3月2日)、坂城ライオンズクラブの主催で「第28回障害者のサポートを考える」―お互いの立場を考える― が坂城町文化センターで開催されました。(共催:更埴ライオンズクラブ、戸倉上山田ライオンズクラブ)

 寒い中でしたが大勢の参加者を得て開催されました。

 この会は今回で28回目を数えますが、毎回毎回、新たなプログラムに取り組んでおられます。

 今回は全員で「避難所運営ゲーム(HUG)」を行いました。

 講師には長野県危機管理防災指導員の番場一雄さんにお出でいただきました。

 坂城町でも毎年、防災訓練を行っておりますが、障害のある方、高齢の方などハンディキャップのある方をどのようにサポートするかという点ではまだまだ検討すべき点が多々あります。

 その意味では、今回の避難所運営ゲーム(HUG)は大変参考になると思います。 (今回の参加者の中には聴覚障害の方、視覚障害の方も参加されておられました。その方々からも貴重なご意見を多数賜りました。)

                      

講師の番場一雄さん

                

手話のサポートも行われました。

     

・・・・・・・・・余 談・・・・・・・・・・・・       

                                       

 会終了後、今回、ゲストとしてお見えになったライオンズクラブ地区ガバナーの甘利直和さんを葛尾霊園内の 「甘利社」 にご案内しました。

          

(「甘利社」については、以下のサイトをご覧下さい。)

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=32313

                   

左:ライオンズクラブ地区ガバナー 甘利直和さん

                        

 甘利さんは、この 「甘利社」 についてご存じなかったようで大変感激しておられました。

                       

 坂城町長 山村ひろし