葛尾組合臨時会閉会挨拶

葛尾組合は千曲市と坂城町で構成される一部事務組合です。

主に千曲市、坂城町のごみの焼却、不燃ごみ・資源ごみの処理、亡くなられた方の火葬、霊園の管理を業務としております。

 先日(2月29日)、千曲市議会で、東日本大震災で生じたがれき引き受けの決議がなされましたが、昨日(3月29日)私が組合長をしている、葛尾組合議会でも東日本大震災のがれきを引き受ける決議案が賛成多数で可決されました。(賛成:千曲市議7名、反対:坂城町議4名)

そもそも構成メンバーが坂城町議4名対千曲市議8名なので千曲市議の主張について議事にかければ決議されてしまうのですが、このような重要なテーマについて数の論理だけで決めてしまうことについては誠に遺憾なことだと思っております。

議会の決議についてはそれなりに尊重をしなくてはなりませんが、組合長、あるいは行政の責任者として慎重に対応しなくてはならないと考えております。

閉会のご挨拶の中で私の考えも述べましたのでご覧ください。

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平成24年第1回葛尾組合議会臨時会 閉会あいさつ
平成24年3月29日 組長 山村弘
 
 平成24年第1回葛尾組合議会臨時会の閉会にあたりまして、一言ごあいさつを申し上げます。
 国は東日本大震災から1年が経過する中、膨大に発生した災害廃棄物の処理が進まないことから、広域処理の必要性を訴え、全国の自治体に受け入れの要請をしているところであります。
 全国の自治体の中には、被災地の早い復興を願い、がれきを受け入れる動きもありますが、一方で処理施設の不足やがれきの放射線量などを不安視する焼却施設、最終処分場の周辺住民の反対から受け入れをしない自治体もあることも事実でございます。
 私も被災地の一日も早い復興を願うものでありますが、がれき処理は地方に分散せず、国の責任において東北地方に仮設の焼却施設を建設し、分別を確実に行う中で、早急に処理すべきものと考えております。
 千曲市議会におかれましても、去る、229日、3月議会定例会の開催日に「東日本大震災に係る災害廃棄物の受入処理に関する決議」が採択されところでございますが、本日、葛尾組合議会としても、東日本大震災に係る災害廃棄物の受入処理に関する決議が(賛成多数により)されましたが、安全が確保された被災地のがれきであっても、葛尾組合において焼却する場合には、地域住民の皆様にご理解をいただくことが何より重要であり、かつ最優先事項であると考えます。
 しかしながら、どうしても、千曲市が被災地のがれきを受け入れられる場合には、放射能物質の基準値以内の安全が確保されたがれきとし、チップ化や、分別処理の徹底、また、葛尾組合への搬入基準の大きさに処理し、さらに、千曲市のゴミを減らすことなど、千曲市民の理解と同意が前提となります。安全なものでしたら焼却も可能かと考えられますが、被災地のがれきを受け入れる場合は、事前に輸送経路、がれきの処理方法、焼却灰の処理等の諸条件を満たし、千曲市、坂城町の住民の不安も解消し住民のご理解を得ていただく必要があります。
 国、県、のみならず、自治体、国民の理解、そして、地元住民の同意が得られない限り前には進みません。
 県においても、阿部知事は従来どおり、まずは現在未処理となっている県内汚泥焼却灰の処分を考えるという姿勢を変えず、また、先日行われた県主催の市町村・一部事務組合等との意見交換会でも、災害廃棄物処理については、国、東京電力、都道府県、市町村の責務を明確にするよう、国に対し法改正を求めている段階であり、受け入れには慎重に対応しているとの説明がされたところです。
 過日は、葛尾組合の組合長及び議会議員あてに、千曲市の市民団体から「東日本大震災で発生したがれきの受入れ中止」についての要望書が提出されました。千曲市におかれましても十分に市民の皆様のご理解を得ていただくことも必要であると考えます。
 また、当組合の焼却施設は、建設から32年が経過する中で、確実に老朽化が進み、本年度、大規模改修を行うも本来の処理能力180トンには回復せず、現在65トンという状況であり、処理能力の限界に達しているものと考えます。
 このような状況の中、新たながれきの受け入れは非常に厳しいものがあり、長野広域連合が建設を予定している、千曲市のB焼却施設の建設が急務であると考えますが、本日、合わせて、長野広域連合長に対しまして、B焼却施設の建設事業の推進についての意見書を提出するというご決定をいただきましたことにつきましては、敬意を表するところでございます。
 一般廃棄物の処理につきましては、いろいろな課題がございますが、構成市町、組合議会、広域連合などの関係機関と、より一層の連携を図り、また、地域の皆様のご意見等をお聞きしながら、今後も適正な運営に努めてまいりたいと思います。
 本日は、ありがとうございした。
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 坂城町長 山村ひろし
                                      

新しい英語の先生

今日(3月27日)、4月から坂城中学校で英語の指導をされる、ベン・ミンコフ (Ben Minkoff) さんが役場に挨拶に来られました。

お名前はベン・ミンコフさんで、出身はニューヨーク州、ブロンクスで、大変若い元気な方です。

また、ミンコフさんはバサー・カレッジという有名な人文系の大学のご出身です。

アジア研究で学位を取られ、日本についても専門的な研究をされており、日本語もそこそこ堪能です。

少しでも早く坂城の空気に慣れていただき、ご活躍されることをお祈りします。

坂城町長 山村ひろし

スター混声合唱団 チャリティー トーク&コンサート

昨日(3月24日)、 更埴文化会館 あんずホールで、タレントの山田邦子さんが団長をされておられる、「スター混声合唱団 チャリティー トーク&コンサート」が開催されました。 主催: 国際ソロプチミスト千曲(代表 中村トモエさん、実行委員長 日置妙子さん)、 共催:千曲市、 後援: 坂城町、坂城町教育委員会

本コンサートに千曲市の近藤市長ともどもお招きいただき、児童館充実のための御寄付もいただきました。 感謝感激です。

 (中央、赤いカーディガンが山田邦子さん)

スター混声合唱団は、2008年にがん撲滅を目指して結成された合唱団で、団長は自ら乳がんを経験され、いまだにがんと闘っているタレントの山田邦子さん、副団長は直腸がんを経験されたジャーナリストの鳥越俊太郎さんです。 メンバーはタレント、俳優、歌手、アナウンサー、ボクサーなどなど多彩な方々です。 活動を通じてその収益を関連団体に寄付されたり、がんの早期発見の呼びかけ、がん患者や家族への勇気づけなど積極的に活動されています。

昨日のコンサートでは、山田邦子さんの縦横無尽の活躍で涙と笑い、感動の素晴らしいステージを作っていただきました。

トークショウで、上田市出身のボクサー西澤ヨシノリさんと

西澤ヨシノリさんはかつて、日本チャンピオン(ミドル級)、東洋チャンピオンなどのを経験され、現在、オーストラリアに移られ、クルーザー級の世界チャンピオンになられています。 40歳を過ぎての世界チャンピオン、西澤さんもすごい。

久々に素晴らしいコンサートに出会いました。

(出演者の方々:順不同、敬称略)

山田邦子、清水よし子、服部真湖、石原裕子、原元美紀、森川泉、河村右、鈴木直人、西澤ヨシノリ、嶋崎伸夫、進藤学、鼓太郎、八反安未果、一谷のぶえ、河相我聞、上田悟、黒田アーサー、(演奏:奥村伸樹、赤星裕子他)

坂城町長 山村ひろし

坂城町中小企業能力開発学院修了式

昨日(3月22日)、私が学院長をしている、坂城町中小企業能力開発学院の修了式がありました。

平成23年度のプログラムは、「新入社員研修会」「パソコン利用基礎」「初級簿記」「社会保険実務」「製造現場の基礎知識」「安全衛生セミナー」「コーチング実践セミナー」「経営革新塾」の8コースが実施され、114名の方々がコースを修了されました。

昨日はそのうち,約40名の方々が修了式並びに懇親会に出席されました。

修了者を代表して交和物産の小林友美さんが挨拶をされました。

左から:小林友美さん、山村

平成24年度も新たなプログラムを含め各種プログラムを実施します。 

お問い合わせは、坂城町中小企業能力開発学院(坂城町商工会 担当:宮坂)までご連絡下さい。(Tel:0268-82-3351)

坂城町長 山村ひろし

春日てる さん

昨日(3月21日)、びんぐし湯さん館利用者の春日てるさん(北日名)が、3月20日で100歳を迎えられました。

お祝いに湯さん館から観葉植物をプレゼントさせていただきました。

左から、春日てるさん、竹内支配人                  

春日さんは北日名にお住まいで、平成18年からほぼ毎日、町の循環バスを利用して湯さん館に通われています。

春日さんによりますと、長寿の秘訣は 「何でも(少しずつ)食べること」 と 「湯さん館に行くこと」  だそうです。 ありがたいことです。

春日さんとお友達

                                                       

いつまでも、お元気で湯さん館にお出で下さい。

                                              

(湯さん館ホームページ)

http://yusankan.co.jp/

                                        

坂城町長 山村ひろし

坂城ライオンズクラブから循環バスのベンチ寄贈

本日(3月22日)、坂城ライオンズクラブ(代表:大井宏子さん)から循環バスの停留所用ベンチ5脚の寄贈をうけました。

左から:大井宏子さん、山村、竹内克好さん

循環バスをご利用されておられる方々から停留所用のベンチを設置してもらえないかというお話がありました。 坂城ライオンズクラブの皆様にご相談したところ気持ちよく即決していただき、本日、ベンチ贈呈の目録をいただきました。

4月以降、ご要望の多いところから順次設置させていただきます。

ありがとうございました。

坂城町長 山村ひろし

平成24年度第1回坂城町議会定例会閉会

本日(3月21日)、3月1日より開会されておりました、平成24年度第1回坂城町議会定例会が閉会しました。

閉会にあたりご挨拶を申し上げました。

いずれ、坂城町議会から議事録が出されますが、速報としてお読みください。

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閉会あいさつ (平成24321日)

 
平成24年第1回坂城町議会定例会の閉会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。
 3月1日に開会されました本定例会は、本日までの21日間の長きにわたりご審議をいただきました。 提案いたしました専決報告、規約の変更、条例の全部改正、一部改正、一般会計・特別会計24年度当初予算、さらに、追加議案でお願いいたしました人事案件、補正予算など、全ての議案に対して原案どおりご決定を賜り、ありがとうございました。
 特に、私が町長として初めての予算編成をした、「人がともに輝くものづくりのまち」を掲げた第5次長期総合計画や、「今日からスタート」をキーワードとした「チャレンジSAKAKI」を念頭に置いた予算をお認めいただきありがとうございました。新年度から新体制の下、職員と一丸となり、安心・安全のまちづくり、住民サービスの向上にむけて各種事業に取り組んで参ります。
 
さて、東日本大震災から1年が経過いたしました。 現在も仮設住宅などに避難生活をされている方、愛する故郷を離れなければならない方、さらに、いまだに多くの行方不明者の方がおられるなど、本当に心が痛みます。
 ところで、私たち坂城町とともに、一部事務組合「葛尾組合」を構成する千曲市の市議会が、先月29日、3月議会定例会の開会日に「東日本大震災に係る災害廃棄物の受入処理に関する決議」を採択したことを新聞報道で知りました。 事前に坂城町、坂城町議会には何の相談もない所において、決議をされたということに、いささか残念な気持ちを有しておりました。 また、一昨日の千曲市議会最終日の閉会の挨拶の中で、近藤市長が本件について、「がれき」の受け入れについて、坂城町と協議を重ねたいとおっしゃったとも伺いました。
 私は、昨年来、葛尾組合を管理する責任者として、施設の老朽化が進む中で、焼却炉のゴミ焼却能力が年々低下し、本来の処理能力である1日80トンが、22年度には、1日58トンまで低下する状況の中、これを改善するため23年度8千万円をかけて大改修を実施し、1日65トンまでは回復をさせることができました。
 しかし、施設全体の老朽化が確実に進行する中、長野広域連合の基本計画に基づく千曲市に建設予定の新施設が完成するまでは、葛尾組合において千曲市、坂城町分のゴミの処理を行っていかなければなりません。 現在のゴミ処理能力が限界に達している中、今以上のゴミ、ガレキを受け入れることは困難であり、長野広域連合が建設を予定している、千曲市のB焼却施設の建設が急務と考えます。
 野田首相は、「今、日本人の国民性が再び試されている」と言われておりますが、私は、ガレキ処理については、国が責任をもって処理すべきであり、地方に分散して処理すべきものとは思いません。
 国が、東北地方に仮設の焼却施設を建設し、放射能検査を確実に行い、放射能に汚染されたもの、そうでないものを選別しながらなるべく近いところで早急に処理すべきと考えます。
 千曲市の議会の方々の思いも、心情的には理解ができます。
しかしながら、どうしても、千曲市が被災地のガレキを受け入れ
られる場合には、放射能物質の基準値以内の安全が確保されたガレキとし、チップ化や、分別処理の徹底、また、葛尾組合への搬入基準の大きさに処理し、さらに、千曲市のゴミを減らすことなど、千曲市民の理解と同意が前提となります。安全なものでしたら焼却も可能かと考えられますが、被災地のガレキを受け入れる場合は、事前に輸送経路、ガレキの処理方法、焼却灰の処理等の諸条件を満たし、千曲市、坂城町の住民の不安も解消し住民のご理解を得ていただく必要があります。
 国、県、のみならず、自治体、国民の理解、そして、地元住民の同意が得られない限り前には進みません。
 私は、被災地のこと、被災された方々のことを片時も忘れたことがありません。被災地、被災された方々の復興支援は、ガレキの処理だけではないと考えます。 除染についてもまだまだ、5年、10年以上かかるでしょう。 自治体機能を保持し、個々の人生設計を考える上で誠に大きな、多くの取り組むべき課題があります。
坂城町は、幸い企業の町であり、働くところもあります。 坂城町として、独自の支援、例えば、雇用ならびに生活の支援などができればとも考えております。
 
 さて、4月6日から15日は、「春の全国交通安全運動」が、21日から30日には、「春の地域安全運動」が実施されます。町民の皆さんにおかれましては、暖かな春を迎え、何かと外出する機会が多くなる時期でもあります。交通事故や犯罪に遭わないよう、また、巻き込まれないよう、より一層のご注意をいただきますようお願いいたします。
 
また、4月22日の日曜日には、13回目を迎える「千曲川クリーンキャンペーン」を予定しております。貴重な水資源である千曲川の自然環境を守るため、大勢の町民の皆さんのご参加をお待ちしております。
4月2日には、各保育園の入園式、5日には、小中学校、坂城高校の入学式が行われます。 坂城町の未来を担う子供たちの晴れの姿をご覧いただくとともに、祝福をしていただければと思います。
 
 春は、三寒四温と言われておりますが、今年は特に寒い日が多くありました。暖かい春の日差しが待ち遠しく感じられます。
議員各位におかれましても、健康に留意され、新年度を迎えていただきたく、お願い申し上げ閉会のご挨拶とさせていただきます。
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坂城町長 山村ひろし
  

長野盆地ができるーそのとき縄文人はー(塚原弘昭先生の講義)

本日(3月20日)お誘いがあり、さらしなの里歴史資料館講演会に出席しました。

講義をしていただいたのは、昨年、「長野県の地震入門」を出版された、信州大学名誉教授で、更級の明徳寺ご住職でもある塚原弘昭先生です。

 会場の「さらしなの里歴史資料館」は満員の盛況で、私は別室のテレビモニターで講義を拝聴しました。

 長野盆地の歴史について「長野盆地西縁活断層帯」の状況を詳しくご説明頂きました。 

 活断層の活動により降下する盆地に繰り返し新たな遺跡が形成されることを大変分かりやすくご説明いただきました。

 千曲川流域に縄文人が生活をしていた5,000年前の遺跡は、現在までに5回ほどの大地震を経験し、5~10m沈降し千曲川の砂に埋まっているそうです。

                         

 

 右側:塚原弘昭先生

                      

 坂城町長 山村ひろし  

長野大学

長野大学とは 「長野大学と坂城町との実践モデル都市に関する協定」にもとづき、長年にわたり連携をしています。

昨日(3月19日)、平成23年度の実施状況ならびに平成24年度の事業について打ち合わせを行いました。

その中で、社会福祉学部3年生の2人により坂城小学校での学校支援ボランティアについての発表を行っていただきました。

これは1年にわたって、坂城小学校2年生の教育サポートを行っていただいたもので、きめ細かい素晴らしい発表でした。

発表する社会福祉学部3年生酒井早紀子さんと渡辺美香さん

また、本日(3月20日)、長野大学の卒業式にご招待され出席しました。

式典の最後、卒業生6人による「卒業生のことば」 は感情のこもった素晴らしいものでした。 今後の活躍に期待します。

坂城町長 山村ひろし

第40回坂城町謡曲大会

本日(3月18日)、第40回坂城町謡曲大会が坂城町文化センターで開催されました。 (当番:南謡会、後援:坂城町文化協会)

坂城町は種々の伝統文化の維持発展に皆さんが努力されていますが、謡曲も実に多くの方々が永年にわたり取り組まれています。

本日の謡曲大会には何と、13もの団体が町内外から参加していただきました。

昨年は、坂城びんぐしの里公園で初めて開催された「薪能」も皆様のご協力で大成功裏に終わりました。

今後とも益々ご発展されることをお祈りします。

本日の演目は以下の通りです。

鶴亀、七騎落、胡蝶、玉鬘、吉野夫人

仕 舞・・・ 鶴亀、藤、雲林院、小鍛冶

蘆刈、千手、猩々

仕 舞・・・ 難波

賀茂、杜若、鞍馬天狗

舞囃子・・・ 七騎落

阿漕、車僧

なお、本日、出演された会は、南謡会、千謡会、嘉謡会、拍宝会、謡曲和会、柳謡会、さつき会、南謡会、煌友会、北謡会、万葉会、松謳会、南条宝生会 です。

物語性に富み、また、春にちなんだ演目も多く、大変堪能させていただきました。

ありがとうございました。

坂城町長 山村ひろし