情報セキュリティー研修の実施

昨日(10月19日)、坂城町役場職員を対象とした「情報セキュリティー研修」を実施しました。 これは坂城町役場の職員全員を対象に実施される研修で、27日にも実施されます。

役場の仕事はいわばサービス業です。 人口16000人のお客様に対する迅速な、正確な、スピード感あふれる仕事が要求されます。

そのためにもコンピューターを使った ICT (インフォーメーション・コミュニケーション・テクノロジー)を駆使した業務推進が必要となります。

この ICT は誠に便利な道具ではありますが、使い方を誤れば、あるいは、十分な知識なしに扱えば正に諸刃の刃で大変危険なものとなります。

ご存知のように、連日のように、ICTを使った悪質な犯罪が報道されています。

坂城町役場に関して、この様な犯罪に巻き込まれないようにも徹底した教育指導、管理が必要です。

そのために、このたび、全職員を対象として 「情報セキュリティー研修会」 を二回に分け実施いたします。

講師は私が務めています。 企業・大学で指導して以来、久しぶりの授業ですが、職員の方々には大変一生懸命に聞いていただいています。

この研修が、坂城町の町民の方へのサービス向上とトラブルの回避のために役立つものと信じます。

   

坂城町長 山村ひろし

「ねずみ大根マスコット・キャラクターの着ぐるみ」 出来上がる

ねずみ大根マスコットキャラクターの着ぐるみが完成し、坂城庁舎内でお披露目をしました。 公式のデビューはこれからです。 

また、皆さんからご応募いただいた、キャラクターの名前も近々決定されます。 (応募は約800件ありました。 現在選考中です)

11月19日(土)の「ねずみ大根まつり」 には、着ぐるみとともに発表できるものと思いますのでご期待ください。

坂城町長 山村ひろし

宝池月影寮10周年

坂城町上平にある「宝池月影寮」が創立10周年を迎えました。

宝池月影寮は上田明照会の坂城の拠点として、平成13年9月に上平に移転してこられました。 その後、10年間、大変なご苦労の連続でしたが、松井清和寮長のまさに献身的なご努力により、現在では村上地区の方々、多くのボランティアの皆様とすっかり溶け込み、坂城町にとって、なくてはならない大切な施設となりました。

私も時々お邪魔させていただいておりますが、そのたびに、施設のスタッフの方々、施設利用者の方々の大きな笑顔に迎えられ私も大変大きな幸せをいただくことが出来ます。 誠にありがたいことだと思います。

昨日(10月15日)の10周年記念式典の後、「月影まつり」が開催され、ナチュラルムーブメントの皆さんのダンス、坂城幼稚園の園児のダンスや演奏、村上小学校4年生の皆さんの演奏と踊り、空手の演武、舞踊などがありましたが、施設利用者の皆さんの素晴らしいダンスも披露されました。

なお、宝池月影寮は11月1日より 障害者自立支援法による新体制の移行にあわせ、施設名称を 「障害者支援施設 ともいきライフ 月影」 (「ともいき」は「共生」のこと) と変更し新たなスタートをされます。

今後とも益々のご活躍をお祈りいたします。

   

坂城町長  山村ひろし

西澤正太郎氏について

坂城町、鼠宿出身の西澤正太郎さんという方がおられます。 文久3年(1863年)に生まれ明治43年(1910年)に亡くなられました。

 明治23年3月に東京大学政治科卒業、法学士となり、直ちに同年4月から内務省へ入省。 宮崎県・新潟県参事官を歴任し、香川・滋賀・兵庫・大阪・京都の書記官を経て、明治37年に官選知事として青森県知事を明治41年まで勤め、明治41年からは福島県知事となるも在任中の明治43年に急逝されました。
 

性格は豪放磊落、風貌颯爽、漢詩・和歌の趣味深く、床次竹次郎(内務官僚、政治家)、白仁武(元栃木県知事)、池上秀畝(日本画家)、大森鐘一(内務官僚、京都府知事)、村上寿夫と親交。 青森県知事在任中、東北地方の飢饉に際し、米や麦を購入して、窮民に施し、福島県知事在任中は、不毛の土地を開拓、整理したことから群民により頌徳碑が建てられました。墓地は耕雲寺にあります。
 おそらく、坂城町の歴史上、初めての東京大学出身者であり、知事としても初めてであろうと考えられています。 ちなみに正太郎氏の16歳下には、同じ鼠宿の出身で、東京帝国大学法律学科を卒業し、内務官僚となって静岡県知事になり、警視総監を経て貴族院勅選議員になった赤池濃(あつし)氏がおられます。 町内で都道府県知事になったのはこの両名だけだと思われ、いずれも鼠宿の出身者です。
 
 
 

 生前は伊藤博文とも親交が深く、上記の書は伊藤博文が西澤正太郎氏に贈ったもので、孫の真澄氏によると、明治42年(1909)10月、博文が中国ハルビンで暗殺される直前に贈ったものだといわれています。
 
 書は 「形在江海之上、心在魏闕之下」 〈形は江海の上(ほとり)に在(あ)り、心は魏闕(ぎけつ)の下(もと)にある〉 これは5世紀末中国・南朝「梁」の「劉勰(りゅうきょう)」が著した文学理論書『文心雕龍(ぶんしんちょうりゅう)』の第六巻【神思】第二十六の一文です。
意としては 「身は紅海のほとりに隠遁しながら、心では魏の宮門のことが忘れられない」ということのようです。 (伊藤博文の心境を語っているものと思われます) 
 
 
昨日(10月14日)、西澤正太郎氏の孫にあたられる、西澤眞澄さん、康代ご夫妻。正太郎氏の実家におられた、西澤澄人氏。正太郎氏の生家ご当主の西澤哲雄さんの妹のご主人である石井健一氏が来庁され、伊藤博文の書と西澤正太郎の書簡、西澤正太郎の肖像画、正太郎が福島県知事時代に福島に大正天皇(当時は皇太子)をお迎えした時のことを讃えて建立した石碑の拓本をお預かりいたしました。 (これらはいずれも鉄の展示館で保存し、適宜展示させていただくことになりました) 
 
 
左から、西澤真澄さん、山村町長、西澤康代さん、西澤澄人さん、石井健一さん
この肖像画は正太郎死後8年後に制作されたもの
 
 
坂城町に、明治期に活躍されたこのような傑物がおられたことに驚くとともに大変名誉なことだと思います。
   
 
坂城町長  山村ひろし
 
 

キャノングローバル戦略研究所瀬口さんから米国レポート

キャノングローバル戦略研究所の瀬口さんから先月の米国レポートをいただきました。 オバマ政権の弱体化の中、あいかわらず、日本の存在感が低下する一方で困ったものですね。 野田総理のリーダーシップを期待したい。

以下、瀬口さんの出張報告に関するコメントです
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
各位

 9月下旬に米国に出張し、外交・安全保障面を中心に日米中関係について意見交換をして参りました。

 今回は野田政権誕生直後というタイミングだったこともあり、新政権の下での日米中関係についての議論が中心となりました。

 ただし、米国のオバマ政権に対する支持率が低下傾向を辿っており、次期大統領選でのオバマ大統領再選に対する悲観的な見方が強まっていたため、選挙への影響が小さい日米関係の懸案事項に対する関心は薄くその早期解決策にすぐに着手することが重視されている雰囲気は感じられませんでした。

 専門家の方々も米中両国とも次期政権の政策方針を見通しづらい状況の下で、普天間基地移設問題、米中間の懸案事項等米国のスタンスにかかわる問題は予測しにくいと見ています。

 そうした状況下において、日本に対しては、米中両国および世界に向けて、より明確な外交方針を示すことが期待されており、今のまま日本が何をしたいのかがわかりにくい状態が続くと、5月の米中戦略対話の時のように日本が全く話題に上らない事態が繰り返されると思われます。

 2013年の春には主要国の元首が交代または再選され、国際政治が新たな局面に入ると見られています。 その時までに、日本も目指すべき国家ビジョン、基本的外交方針、重要施策の優先順位等を明確にしておく必要があると強く感じました。

 最近は米国でも欧州でもバブル崩壊後の経済停滞に直面している状況の下、強力な政治のリーダーシップが欠如しており、政策が後手に回っています。
 これは日本が1990年以降、小泉内閣の時代を除いて辿ってきた道です。

 経済状況については、日本経済は欧米諸国に比べるとバブル崩壊による傷は浅く、   日本企業は比較的優位な経営状態を保持しています。
政治情勢については、旧世代の鳩山・菅両総理が表舞台から退場し、小沢元代表も表舞台に上がりにくい状況が続きそうです。
 これにより民主党の世代交代が進む可能性が高まっていると思われます。

 そうした意味では、日本が他国に先んじて経済も政治も少し雰囲気が変わり、新しい前向きの変化への期待が感じられるようになりつつあると見ることもできます。

 東日本大震災後に多くの人たちが感じ続けている、「今自分にできることは何か」という意識を経済人、政治家、官僚、学者等日本国民全体で共有し、2013年の春が来る前に、日本が一歩前に踏み出すことを期待したいと思います。

 出張報告をご一読の上、ご意見、アドバイス等頂けましたらありがたく存じます。

 キヤノングローバル戦略研究所
 瀬口清之

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

以上、キャノングローバル戦略研究所の瀬口清之さんのレポートから。

坂城町長 山村ひろし

「きずな」のDVD,CDがネットで注文できるようになりました。

先日ご紹介した、田口佳史さん作詞、小川マキさん作曲の「きずな」のDVD、CDがインターネットで注文できるようになりました。

今までにも 「どうしたら買えるんだ」 とご質問をいただいておりましたが、下記のアドレスからご購入いただければ幸いです。

町のレコードショップでは販売しておりませんので宜しくご了承ください。

今年ほど、人の命、人とのかかわり、あるいは、人との絆(きずな)が大切に思われた年は無いと思います。 私もあちこちでこの 「きずな」 という曲をご紹介してきました。 おそらく、坂城町は日本で一番、この「きずな」という曲が有名になっているのではないかと思っております。 皆様も是非、一度、お聞きください。

なお、坂城町の役場にも多少置いておきますので、山村か総務課へお問い合わせ下さい。

以下は、小川マキさんからのメッセージです。 ご覧ください。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

●東北復興応援プロジェクトのテーマとして  書き下ろされた「♪きずな」

多くの方からのご要望にお応えして・・・

この度、「♪きずな」のCD と カラオケ付きDVD が、小川マキ Net Shop にて、お求めいただけるようになりました。

http://ogawamaki.com/cd.html

皆様からお寄せ頂いた「家族の絆」「友との絆」の写真で構成された 「♪きずな」 PV映像をつかっています!

地域のお祭りや子供会、親睦会などで気軽に歌っていただけるようにご用意いたしましたのでどうぞ、ご利用くださいませ。 

(小川マキ)

==============================

  以上、坂城町長 山村ひろし

「家庭での親子コミュニケーション」講座

本日(10月9日)、坂城町男女共同参画センターの 「家庭での親子コミュニケーション」 講座で 2時間ほどお話をさせていただきました。

連休の中日にもかかわらず、約60名ほどの方に参加していただきました。

話の内容は「最近のニュース」(痛ましい家族の出来事)、「コミュニケーションのあり方」、「家庭のあり方、家庭の教育」、「幼年時教育のあり方」、 などについてです。

講義の後、質疑などを持ち、おまけに、「きずな」 を皆さんとともに歌いました。

少し、変わった講義となりましたが、皆さまにはご満足いただけたと思います。

今後ともこのような機会がありましたら、いろいろお話をさせていただきたいと思っております。

坂城町長 山村ひろし

ハワイからの来客

先日(10月4日)、米国、ハワイにあるビジネススクール(JAIMS 日米経営科学研究所)のブレアー・オド博士が坂城町役場に来られました。

左から、SIA滝沢幸男さん、SIA竹内さん、山村町長、ブレアさん、SIA安島会長、SIA滝沢優也さん、青木まちづくり推進室長 (SIA=坂城町国際交流協会)

JAIMSは1972年に富士通 が協力をして設立された米国の学校法人で、現在は一橋大学名誉教授で日本を代表する経営学者の野中郁次郎博士が所長をしています。

ブレア・オド博士は代表副所長をされていますが、私が20数年前にこの学校の経営をしていた時以来のお付き合いです。

このたびは、坂城町国際交流協会の新研修プログラムの打ち合わせのために来ていただきました。 坂城町国際交流協会では来年1月11日から16日の予定で、ハワイでの新たな国際交流研修プログラムを検討されております。 詳細は近々ご案内があると思いますが多くの方のご参加を期待します。

坂城町長 山村ひろし

心より感謝します。朝倉万幸様から電子ピアノの贈呈。

昨日(29日)、村上小学校で、村上出身の上田市在住、朝倉万幸さんから電子ピアノ2台をご寄贈いただき、村上小学校体育館で電子ピアノの贈呈及び披露式が行われました。 誠に有り難いお話です。

(以下、坂城町のホームページに掲載されていますが、このブログにも再掲させていただきます。)

朝倉氏ピアノ寄贈その1

朝倉さんへの感謝状贈呈

当日は、感謝状の贈呈や、村上小学校児童代表(児童会長:関ひよりさん)からの朝倉さんへのお礼の言葉などのほか、同校児童3名による、ご寄贈いただいた電子ピアノの披露演奏が行われ、同校児童たちが新しいピアノの音色を楽しみました。ピアノは、村上小学校と坂城中学校にそれぞれ1台ずつ配備され、音楽の授業などに活用されます。なお、朝倉さんは、これまでも鉄の展示館備品としての刀剣や、町公用車として自動車など多数のご寄付をいただいており、功績により紺綬褒章を受章されています。

▼ピアノの披露演奏の様子

朝倉氏ピアノ寄贈その2

  

坂城町長 山村ひろし

味ロッジ in 帝国ホテル

味ロッジわくわくさかき (西澤てる会長)のパウンドケーキが、さる27日、帝国ホテルで開催された「日本・米国中西部会議 第43回日米合同会議」の際に長野県を代表して提供され、ロビーで展示されました。 この会議は日本と提携している米国中西部の都市と政財界の有識者が毎年一回、日米交互に開催しているもので、今回、味ロッジのパウンドケーキが長野県を代表して提供されたものです。

味ロッジの高野さん経由で当日の写真を送っていただきましたので掲載させていただきます。

このパウンドケーキは坂城町産のリンゴ、ブドウ、プルーンなどをふんだんに入れた自信作です。 (1本980円、ワンカット130円)

当日の反応も大変よく、「ママの作ったパウンドケーキのようだ」と好評だったとのことです。 皆さんもお試しを。

  坂城町長 山村ひろし