久々の寄席

心配していた、台風12号が西寄りのコースをとったため、今日のところは、坂城としては一安心ですが、被害を受けられた地区の皆さまには、心よりお見舞い申し上げます。

さて、本日(9月3日)は、午前中、坂城勤労者総合福祉センターの「第13回センター祭」に参加しご挨拶させていただきました。 日頃の練習ぶりを、皆さま精一杯、ステージで発表されたり、あるいは展示室でお作りになった作品を発表されておられました。 皆様の素晴らしい、活動、作品に大変大きな感銘を受けました。

午後は文化センターで開催された「第19回坂城寄席」にお邪魔しました。

久しぶりの寄席でした。 私は東京の神田と上野の間の湯島天神のふもとで生まれました。 その当時の湯島天神界隈は正に「熊さん」や「八っつぁん」、「鳶の親方」などが元気な時代でありました。(「3丁目の夕日」の世界でもあります。)

すぐ近くには、人間国宝になられた一龍斎貞水さんがおられ、若いころは大学芋を売りながら講談会を開いておられました。 また、近くの黒門町には桂文楽師匠がおられました。(当時、落語会で「黒門町」といえば桂文楽師匠を意味するくらい有名で尊敬されておられました。)

鈴本演芸場にもよく通ったものです。 先日のニュースで、本牧亭がついに閉場することになったとのこと、残念ですね。

さて、本日の坂城寄席は「坂城笑いの中楽校」と称して、6時限の授業がありました。 演目は神田京子さんの講談(山之内一豊の話)に続き、橘家半蔵さんの落語(お伊勢参り)、神田陽子さんの講談(四谷怪談)、神谷ありこさんの歌声指導、橘屋半蔵さんの落語(車屋)、柳家はん治さんの落語(鯛)という内容で、午後1時半から5時までの本格寄席でした。

坂城で本日のような実力者ぞろいの本格寄席が開催されることに大きな喜びと、敬意を表します。

   本当に、久しぶりに生の落語、講談に触れることができ、最大の幸せでした。

   また、神田京子さんとは、以前、裏千家のお茶会でご一緒する機会があったり、独演会にもお邪魔する機会がありましたので、久々に成長した神田京子さんのお話を聞くことができ誠に満足でありました。

来年は、20回目ということもあり、「大喜利」なども企画されるとのこと、来年も期待したいですね。

長谷川事務局長さん、小宮山さん、川島さん、はじめ多くの運営スタッフの皆様方のご努力に感謝いたします。

本日はありがとうございました。

坂城町長 山村ひろし