以前、私のブログのシリコンバレー・レポートでご紹介した、Kaz Miyamotoさんの3月レポートをご紹介します。
今回は、ファイスブックのデータ不正利用について興味深いレポートを書かれています。
これからも時々ご紹介します。
Kaz Miyamotoさん
「Emerging Technology Review」 (シコンバレーからの先端技術分析レポート) 2018年3月です。
http://ventureclef.com/blog2/?m=201803
3月の特集は、フェイスブック個人情報の不正使用問題です。 詳細は上記サイトをクリックしてみてください。
この中で指摘されているように、Psychographic Analysis(心理解析)を利用すると以下のような分析が出来るようです。
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「いいね! ボタン」 を押した情報でパーソナリティを把握することができる。
モデルを応用すると
このモデルを使うとアルゴリズムは、画家のダリ (Salvador Dalí) が好きな人は開放的な性格で、ジョギングを趣味とする人は几帳面な性格と判定する。また、アニメや漫画が好きな人は社交的でないと診断する。これを選挙に応用すると様々な知見を得ることができる。このモデルは共和党支持者と民主党支持者を正確に判定できる。更に、共和党支持者のなかで、閉鎖的で心配性な有権者を特定することができる。アルゴリズムはこのグループが低学歴で高齢の男性の共和党支持者と推定する (トランプ大統領のコア支持者層を示す)。Psychographic Analysis はLike Buttonを押すパターンとパーソナリティの間には強い相関関係があることを示している。
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「いいね」ボタンを気軽に押し続ける人々の性格分析がすでに行われ、いろいろ利用されていると言うことですね。
恐ろしい時代になりました。
なお、Kaz Miyamotoさんには坂城町 「経営フォーラム」 で7月頃にご講演をお願いしています。 お楽しみに。
坂城町長 山村ひろし