昨日(6月12日)、八十二銀行後援組織の八栄会(会長:柳沢次男さん)の総会、講演会があり出席しました。
講演者はセブン&アイホールディングス名誉顧問の鈴木敏文さんです。(坂城町北日名出身)
鈴木さんは86歳になられていますが、大変お元気で素晴らしいお話をしていただきました。
講演のテーマは、「変化対応の経営」 です。
繰り返しおっしゃっておられたのは、「過去の延長線で考えてはだめ」、「将来のことを考えて意思決定をする。」、「他社のまねをしてはだめ。」、「コンサルは雇わない。自分で考える。」 などです。
配布された資料には、「セブンーイレブン・ジャパン の取り組み」として、
・世界初の取り組み・・13項目
・日本初の取り組み・・39項目
・業界初の取り組み・・75項目
とのことでした。
これらは何れも、「・・初」 を目指してやったものではなく、必要と判断して自分で考えたことが、「・・初」 となったとのことです。
「おにぎりの販売」 や 「銀行業務」 などについては全ての関係者から大反対にあったが、いまでは当たり前のように受け入れられている。
また、「ラーメン」の販売に当たって、販売日の前日に食べたところ、あまり美味くなく、全ての商品を廃棄処分にしたそうです。(廃棄額は6,000万円)
いい加減なもので妥協をしてはだめ。 社長としての決断が大切であるとのこと。
会社経営では常に、「変化への対応」 が必要で、昨今の夜間営業をめぐるコンビニの混乱は社会の変化に対応できていないことの表れである。など。
1時間の限られた時間での講演でしたが、大変中身の濃い素晴らしいお話でした。
以下は、配布された資料。
坂城町長 山村ひろし