平成30年第3回坂城町議会定例会招集あいさつ(2)

《平成30年第3回坂城町議会定例会招集あいさつ(1)より続く》

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8月1日、ポーランドのワルシャワ日本語学校から9名の学生がサマースクールとして来町し、8月6日まで町内のご家庭にホームステイしました。来町初日には、町国際交流協会による歓迎交流会が開催され、ホストファミリーや会員の皆さんと親睦を深められたほか、滞在中は、役場や町内企業、鉄の展示館などの町内視察や、善光寺、戸隠などの県内観光も行われました。

次に、: minor-latin; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century”>本町を観光、イベント等で訪れる駅利用者の利便性の向上を図るため、7月末に坂城駅にコインロッカーを設置いたしました。葛尾城址登山や駅周辺施設で行われるイベント等の際に、ご活用いただきたいと存じます。

また、坂城駅前に静態保存しております169系電車にて、夏休み期間中の毎週水曜日と木曜日、計6日間クールシェアスポットとして開放し、子どもたちを中心に300人を超える方々にご利用いただきました。訪れた皆さんは、ペーパークラフト作りや読書・勉強など涼しい車内で思い思いの時間を過ごしていただきました。

続いて、ワインをキーとした新たな産業創出、農業から販売までの6次産業化、特産品ブランドの創出を図る ワイナリー形成事業の大きなステップとして、坂城町初のワイナリーレストランが7月7日、四ツ屋地区にオープンいたしました。

 駅から歩いて行けるワイナリーとして、当町出身のシニアソムリエが代表を務める醸造会社により開設され、8月下旬からは、今年栽培された町内産ぶどうにより、ワイナリー初醸造に向けた仕込みも始まっております。

新たなステージを迎えた坂城のワインづくり、そして、ワイナリー初醸造による2018年産ワインに期待するとともに、町としましても、ワイン文化の醸成に力を入れてまいります。

815日開催の第63回成人式には、110名の新成人の出席がありました。新成人代表からは、これまで支えてくれた家族、恩師、地域の方々への感謝とともに、今後の人生を後悔しないためにも多くの事に挑戦して、一社会人として貢献していけるように頑張りたいなどの想いの発表があり、頼もしく思えたところです。

それぞれの目標に向かい、今後、大いに活躍することを期待したいと思います。

さて、7月2日に上平地区で発生した野火火災につきましては、付近の住民の方や、事業所の皆様が、火災発見後すばやく初期消火を行い、近隣住宅や山林への延焼を防ぎました。これに対して、尽力された事業所と住民4名の方に、千曲坂城消防本部より感謝状が贈られました。

町といたしましても、初期消火活動にあたった皆様方に感謝申し上げるとともに、地域防災力の充実・強化が課題となっている中、災害など有事の際には、地域住民の方々による迅速な対応が、地域防災活動において大きな役割を果たすものと改めて認識したところであります。

そうした中で、8月26日(日)には、大地震等の災害に備えるとともに、広く防災意識の普及高揚を図ることを目的に、町総合防災訓練を文化センターで開催し、中之条、四ツ屋、戌久保地区の自主防災会や町消防団、婦人消防隊、千曲坂城消防本部、警察機関、千曲交通安全協会坂城支部、交通指導員、民生児童委員、防災通信班、日赤奉仕団、坂城町郵便局、町建設業災害防止協会、上田水道管理事務所、上小生コン事業協同組合等の皆さん方、約700名にご参加をいただきました。

今年の訓練では、7月に整備が完了しました同報系デジタル防災行政無線を活用した情報伝達を行いました。戸別受信機や屋外スピーカーに加えて、町のホームページ、坂城町防災WEB、Twitter、すぐメール、緊急速報メール、上田ケーブルビジョンのL字放送へも自動で配信し、複数の手段による情報伝達がなされました。

また、昨年、県の企業局と締結した協定の一環として文化センター駐車場の敷地に設置された「安心の蛇口」を使っての給水訓練や、新たな消防力として坂城消防署に配備された10tの大型水槽車を活用しての火災想定訓練も行われました。併せて、消防OB職員による「消防災害支援隊SWALLOW」による応急救護所の設置や、千曲坂城消防組合と新たな協定を結んだ上小生コン事業組合の協力をいただいての消防水利の確保など、災害を想定した各種の訓練を実施しました。

災害の未然防止、被害の軽減を図るためには、改めて上平地区の例ではありませんが、住民の皆さんの日頃からの災害に対する備えが重要であります。今後も家庭や地域、行政、関係機関が連携し、有事の際に対応できるよう防災意識の高揚と防災対策に努め、安心・安全で災害に強い町づくりに努めてまいりたいと考えております。

9月1日(土曜日)から11月4日(日曜日)まで、鉄の展示館では5回目となる「第13回お守り刀展覧会」を開催し、全国の刀匠や刀職者から、その名にふさわしい作品が数多く出展されております。

展示会期間中には、「刀のお手入れ体験」や、「宮入小左衛門行平刀匠のギャラリートーク」、「金沢工業大学 畝田道雄(うねだみちお)教授の刀剣講座」などを予定しております。多くの皆様にご観覧いただきたいと存じます。

9月7日には、第25回「テクノさかき工業団地まつり」が、開催されます。

工業団地内企業の従業員の皆さんの親睦などを目的に行われてきたお祭りも、コンサートや花火大会など大勢の地域の皆さんに「地元のお祭り」として大変喜ばれております。

今年は、テクノさかき工業団地組合の企業の皆さんから「南条小学校金管バンド部」へのご支援をいただき、新しくなりました楽器のお披露目も兼ね、演奏を行っていただくほか、工業団地以外の企業の皆さんにもご協賛いただいております花火大会などが予定されております。

多くの皆さんに、お越しいただき、お祭りを楽しんでいただければと思っております。

町内の人口増加へ向けた「移住定住・就職支援事業」は、4月の金沢工業大学での企業説明会に続き、7月には、今年度から新たに長野大学において合同企業説明会を開催し、町内企業4社が参加され、来場した学生が真剣なまなざしで企業の説明を聞く姿が見られました。

年度末には、埼玉工業大学において、再来年2020年卒業予定となる現3年生を対象とする合同企業説明会の開催を予定しており、町内企業と学生の出会いの機会を設けると共に、人材確保を図ってまいります。

トータルメディアコミュニケーション施設整備事業・デジタル防災行政無線(同報系)の整備につきましては、水位計、雨量計などの気象観測装置、また、河川等の監視カメラの設置工事が完了するとともに、町のホームページや、すぐメール、上田ケーブルビジョンのL字放送などの連携作業も完了し、7月1日から完全運用を開始いたしました。

戸別受信機の配布状況につきましては、8月末現在で、全戸・全事業所の93.8%にあたる5,973台の配布を完了しており、設置にお伺いしても連絡が取れないお宅を中心に、鋭意配布を進めている状況でございます。

また、有線放送設備の撤去も併せて進めており、各ご家庭のスピーカーや引き込み線などのほか、有線柱や有線ケーブルにつきましても順次撤去を進めているところでございます。

信州さかきふるさと寄附金の状況といたしましては、8月末現在、1,223件、24,845千円という状況であり、年々寄付額が増加している状況であります。

また、返礼品につきましても、6月末から坂城郵便局が行う「高齢者等の見守りサービス」などを加え、現在26事業所から131件の返礼品の提供をいただいております。

引き続き、返礼品の充実に努めると共に、町の魅力を発信し、町を知っていただけるよう、ふるさと納税事業の適切な推進に努めてまいります。

子どもに対する福祉医療費につきましては、先月8月1日から、県内の医療機関や調剤薬局において、受給者負担金を除き、窓口での支払いが不要となる、いわゆる現物給付方式が導入されました。

当町では7月中に、対象となる18に達する年度末までの子ども 2,158 に新たな受給者証を送付したところであります。

9月17の敬老の日を迎えるにあたり、町では、長寿のお祝いと敬老の意を表し、9月8日(土)・9日(日)の二日間にわたり、米寿・白寿の方々、並びに100歳以上の皆様を対象とした敬老訪問を行います。

今年度は、9月1日現在、88歳の米寿の方が97名、99歳の白寿の方が4名、100歳以上の方が13名で、合計114名の方が対象となり、最高齢は大正2年生まれの104歳の方でございます。

: minor-latin; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century”>国道18号バイパスにつきましては、現在、長野国道事務所において工事着手に向けた発注手続きを進めているところとお聞きしております。また、用地関係につきましては、29: minor-latin; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century”>年度末で面積ベースで、約49: minor-latin; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century”>%が完了したとのことであり、この10: minor-latin; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century”>月には、月見、上五明地区の用地測量に係る説明会が予定されているところであります。

: minor-latin; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century”> 先般8月10: minor-latin; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century”>日に県及び長野国道事務所に、塩野入議長と共に新国道上田篠ノ井間建設促進期成同盟会の要望活動を行ってまいりました。1: minor-latin; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century”>日でも早く完成できますよう、今後も積極的な要望活動に取り組んでまいりたいと考えております。

: minor-latin; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century”>主要地方道坂城インター先線の状況でございますが、現在、延伸ルート上に掛かる一部町道及び用水路の付け替え工事に着手したところであり、年度内には、しなの鉄道にかかる跨線橋の橋台工事に着手する予定となっております。引き続き、地域の皆様はじめ関係する皆様のご協力をお願いいたします。

: minor-latin; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century”>A01号線道路改良事業 酒玉工区の若草橋の架替えにつきましては、谷川左岸側(南側)の橋台設置工事を 7: minor-latin; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century”>月20: minor-latin; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century”>日から片側交互通行等の交通規制にて進めております。地域の皆様、企業の皆様

: minor-latin; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century”>はじめ大勢の皆様に大変ご迷惑をお掛けいたしますが、引き続きご理解とご協力をお願いいたします。

: minor-latin; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century”>次に補正予算についてでございますが、: minor-latin; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century”>若草橋の架替え工事につきましては、1: minor-latin; mso-ascii-font-family: Century; mso-hansi-font-family: Century”>日も早く橋梁工事が完了できるよう、A01号線道路改良事業に工事費を組み替える補正予算案を上程いたしたところでございます。

また、「機械要素技術展」につきまして、今年度は既に6月に実施されたところですが、東京オリンピックの開催に伴う会場確保の都合により、次回開催が来年2月に前倒しで行われることになりましたので、必要な経費を、また、農業振興については、生産者の収益を向上させる産地パワーアップ事業交付金について 必要な経費を、予算案に計上をいたしました。

以上、29年度の決算状況と30年度の事業の進捗状況並びに9月補正予算の主な内容について申し上げました。

今議会に審議をお願いする案件は、専決報告が1件、人事案件が7件、一般会計・特別会計の29年度決算の認定7件、補正予算6件 計21件でございます。よろしくご審議を賜り、ご決定いただきますようお願い申しあげまして、招集のあいさつとさせていただきます。

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坂城町長 山村ひろし

平成30年第3回坂城町議会定例会招集あいさつ(1)

本日(9月3日)、平成30年第3回坂城町議会定例会が招集されました。

以下、招集のあいさつ文を掲載させていただきます。

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平成30年第3回坂城町議会定例会招集あいさつ

              

本日ここに、平成30年 第3回 坂城町議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様全員のご出席をいただき開会できますことを心から感謝申し上げます。

さて、今年の夏は、日本列島を異常気象が襲いました。西日本を中心に全国的に広い範囲で大雨となった平成307月豪雨は、河川の氾濫、浸水害、土砂災害をもたらし、死者221名、住宅などの建物被害も48,967棟と極めて甚大な災害となりました。お亡くなりになられた方々にお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様にお見舞いを申し上げ、1日も早い復興を願うところでございます。

また、坂城町でも 梅雨が早々に空け、猛烈な暑さに見舞われました。坂城消防署の気象データによりますと、7月から8月末までの間に、最高気温が35℃を超える猛暑日が25日、30℃を超える真夏日は、猛暑日を含め51日を数え、厳しい暑さが続いたところです。

こうしたことから、町では、熱中症に関する注意喚起や、文化センター、図書館、テクノセンターなど町内6ヶ所の施設を「涼しさをみんなで分け合う」クールシェアスポットとして開放しました。

「涼みにきました」と事務員に声をかけてご利用をいただいた場面もみられたところでございます。

また、この猛暑に対する緊急措置として、一般会計補正予算を専決処分により対応し、小中学校3階普通教室に、夏休み期間を利用して、空調設備(エアコン)を設置いたしました。

 設置したのは、3階のある坂城小学校3教室、村上小学校3教室、そして坂城中学校4教室の計10教室でございます。

 空調設備につきましては、来年度以降、国の補助事業を取り入れ、電源設備の改修とあわせ、導入する計画となっておりますが、今年の異常なまでの暑さを受け、児童、生徒の体調面を考慮し、学習環境を整えるために、特に気温の高い3階普通教室に、電源設備の改修の必要のない範囲で設置したところでございます。

 残暑が厳しい折ですので、子ども達が過ごしやすい学校生活の一助になったものと考えております。

 なお、今回の措置は緊急的な対応策でございますので、補助事業により導入できる見込みが立った時点で、今回の空調設備につきまし  ては、児童福祉施設等への移設を予定しているものでございます。

さて、長野県知事選挙の日程を考慮して例年より1週間前倒しの7月28日(土)に開催予定でありました「第41回坂城どんどん」は、ステージ発表や坂城中学校総合文化部 美術専攻の皆さんによる新たな行灯の披露など 準備を整えましたが、台風12号が、お祭り当日に最接近するとの予報から、町民の皆さんの安全確保を第一と考え、誠に残念ではありましたが中止とさせていただきました。

来年は、今回実施できなかった内容等を考慮し、お祭りを開催してまいりたいと思いますので、皆様方には楽しみにお待ちいただきたいと考えております。

長野県知事選挙は、8月5日に行われ、阿部知事が再選を果たし、今後4年間の長野県政を引き続き担っていくことになりました。

阿部知事には、子育て支援、定住促進や教育環境の整備など、各自治体で実施している事業の一層の支援に取り組まれることを期待するところでございます。

続いて、経済情勢でありますが、春以降、アメリカ政府は各国や地域に対する貿易政策を行ったことから、7月、8月と2度にわたり米中両国の関税引き上げ措置の応酬が繰り広げられ、また、トルコへの追加関税措置によりリラ通貨がさらに急落するなど、世界経済全体への影響が懸念されるところです。

主要国などの経済状況について、日本総研などによりますと、アメリカの景気は、46月の実質GDP成長率は前期比年率プラス4.1%と成長ペースが大きく、個人消費が拡大したほか、内外需要の持ち直しなどを背景に、輸出や設備投資も増加基調を維持しています。

一方、ヨーロッパでは、ユーロ圏の輸出や域外向け製造業受注に持ち直しの兆しがありますが、725日に行われた米EU首脳会談にて、貿易摩擦への懸念はひとまず後退したものの、先行きへの不透明感は晴れないものとなっています。

 また、中国においては、良好な企業収益や政策面の支援を受けて 4~6月期の実質GDP成長率が前年同期比プラス6.7%と、前の期からほぼ横ばい状況で推移しておりますが、米中摩擦のマイナス影響を懸念して、製造業は生産・投資を抑制する動きがみられ、引き続き注視していく必要があると考えております。

 次に国内の状況でありますが、内閣府による7月の「月例経済報告」では、「景気は、緩やかに回復している。」とし、先行きについては、「雇用・所得環境の改善が続くなかで、各種政策の効果もあり、緩やかな回復が続くことが期待される。」とする一方、「通商問題の動向が世界経済に与える影響や 海外経済の不確実性、金融資本市場の変動の影響に留意する必要がある。また、307月豪雨の経済に与える影響に十分留意する必要がある。」としております。

長野県内の状況につきましては、日銀松本支店が7月に発表した「金融経済動向」では、公共投資、住宅投資、設備投資、個人消費の個別観測から「生産は高水準横ばい圏内で推移し、雇用・所得は着実な改善が続いている」とし、「総論として長野県経済は、緩やかに拡大している。」としております。

当町が、7月に実施した町内の主な製造業21社の経営状況調査の結果では、生産量が3ヶ月前の5.01%から1.83ポイント減少し3.18%となりましたが、売上げの比較では、増加企業が増え、3.57ポイント上昇して6.90%となっています。

雇用については、4~6月の実績が、総計でプラス139人と、前回調査のプラス77人から更に増員し、来春の雇用も、1社が減少としたものの20社で増員又は減員分の補充を予定しており、全体で105人の大幅な増員予定となっております。

いずれにいたしましても、当町の企業や経済が順調に伸びていくことを願うところでございます。

さて、平成29年度の決算状況について申し上げます。

 まず、歳入につきまして、町民税は、平成28年度と比較いたしますと、個人分は微増、法人分は企業の業績が好調なことなどにより、前年度対比プラス3.6%、約15,000千円の増となっております。

固定資産税については、町内企業の設備投資による償却資産の伸びなどにより約16,000千円の増、町たばこ税は、販売店が増えたことにより約9,000千円の増、町税全体では、前年度対比プラス1.7%、約44,000千円の増収であります。

また、地方交付税につきましては、普通交付税の基準財政収入額が見直しされたことで交付額が増額となり、地方交付税全体で、前年度対比プラス7.0%、約71,000千円の増額となっております。

財政力指数につきましては、3カ年の平均値が前年度より0.024ポイントの増の0.709で、県内における順位については昨年と同じく、77市町村中6番目、町村の中では軽井沢町、南相木村に次いで第3位となっております。

国庫支出金につきましては、南条児童館建設事業や役場庁舎の太陽光発電システム設置事業などにより、前年度対比プラス6.4%、約34,000千円の増額となりました。

また、国道18号バイパス建設等に伴う財産収入が、前年度に対し約1億02,000千円の増額、町債につきましては、トータルメディアコミュニケーション施設整備事業に伴う緊急防災・減災事業債等により、前年度対比約4億18,000千円の大幅な増額となっております。

以上、歳入全体の決算額は、前年度対比プラス11.9%となる7064,966千円であります。

 一方、歳出につきましては、建設事業として「坂城町まち・ひと・しごと創生総合戦略」における重点施策であるトータルメディアコミュニケーション施設整備事業のほか、南条児童館建設事業や継続事業の町道A01号線道路改良事業及び橋梁修繕事業などを実施したことで、前年度と比較しますと、2.5倍となる約1212,000千円であります。

 また、義務的経費につきましては、扶助費において、臨時福祉給付金が縮減されたことにより、前年度対比マイナス9.5%、人件費につきましては前年度対比プラス1.1%、公債費については地方債の償還額の減少に伴いマイナス1.6%という状況であります。

その他経費につきましては、補助費等で、長野広域連合のごみ処理施設建設事業に伴う負担金が増額となったことなどから前年度対比プラス14.5%、約1億30,000千円の増額でありました。

以上、歳出全体の決算額は、前年度対比プラス12.5%となる6997,765千円の決算となっております。

 なお、平成29年度決算を受けての財政健全化法による財政指標につきましては、実質赤字比率、連結実質赤字比率ともに、一般会計及び全ての特別会計において黒字であります。

また、起債発行時の制限の基準となります実質公債費比率については3ヵ年平均で前年対比0.2ポイント増の8.8%となっております。

公債費等の将来負担の重さを表す将来負担比率につきましては、長野広域連合のごみ処理施設建設事業に伴う債務負担の増加により4.4ポイント増でプラス4.1%となっておりますが、いずれの指標につきましても早期健全化基準及び財政再生基準に比べ健全な状況で推移をしており、引き続き、将来にわたる負担の軽減、健全な財政運営に努めてまいります。

続いて、6月定例会以降の事業の状況並びに9月補正に計上いたしました、主な内容について述べさせていただきます。

7月26日から29日まで、中国との教育交流事業として、町内3小学校 児童10名が 上海市嘉定区実験小学校などを訪問いたしました。

子ども達は、中国の風習やマナー、中国語での自己紹介や簡単な会話などの学習に加え、歓迎セレモニーなどで披露する日本文化の練習などに取り組み、仲間との連帯を深め、坂城町の代表として交流を行ってまいりました。

この貴重な外国との交流経験をいかし、これからも様々なことに積極的にチャレンジしていって欲しいと思っております。

また、8月1日、2日の2日間、和平キャンプ場において、町内の小学6年生と中学1年生の計28人が参加し、小・中学校の英語指導講師など5名の外国人と、昨年に続き 坂城高校の生徒3名にもボランティアとして参加していただき、異文化交流事業「English Camp 2018」を行いました。

参加した児童生徒は、日ごろ学校で取り組んでいる外国語学習を生かし、積極的に英会話をしながら、さまざまな活動に取り組み、外国の文化や言語を通じてコミュニケーション能力の向上を図ることができたものと感じております。

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以下、平成30年第3回坂城町議会定例会招集挨拶(2)へ

坂城町長 山村ひろし

第13回お守り刀展覧会開催

本日(9月1日)、坂城町鉄の展示館で第13回お守り刀展覧会が開催されました。 (主催:お守り刀展覧会実行委員会、全日本刀匠会、坂城町鉄の展示館、坂城町)

坂城町鉄の展示館での開催はこれで5回目になりますが、このような全国的な展示会を坂城町で開催していただけれのは誠に光栄です。 新作日本刀展も毎年開催していただき、坂城町は日本刀の 「聖地」 であると定着してきました。

以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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第13回お守り刀展覧会授賞式

お守り刀展覧会01

お守り刀展覧会02お守り刀展覧会03

9月1日(土)、鉄の展示館で、全日本刀匠会による「第13回お守り刀展覧会(鉄の展示館HPへリンク)」の授賞式が開催されました。授賞式では、文部科学大臣賞や坂城町長賞などを受賞された皆さんに表彰状が贈られました。

 本展は、子どもの成長を願い、愛する人を災難から断ち切り、持ち主の身を守ってほしいという願いが込められている「お守り刀」の新作刀とその外装の優品によるコンクール展で、作刀、刀剣研磨、木工芸、金工、漆芸、組紐と、日本の伝統美術工芸職人が伝える技の集大成である刀剣美術をご覧いただけます。

期間中は、日本刀に関するさまざまなイベントも催されますので、めったに見られないお守り刀の世界をこの機会にぜひご覧ください。

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坂城町長 山村ひろし

「さかき オシボリソン3」 スタート

昨日(8月31日)、坂城町 テクノセンター コ・ワーキング・ルームで、『さかきオシボリソン3 ~ねずこん活用アイデア搾り出し&ものづくり~』 が開かれました。

ソフトウェアーやプログラミング開発に多くの人々が参加して、数時間、数日間で共同作業をなしとげることを、ハック+マラソンの造語として、「ハッカソン」という言葉が使われています。

坂城町、Fablab(信州大学)、テックショップの三者で新たなモノづくりの種を見つけようということで、坂城町にちなみハッカソンならぬ 「オシボリソン」 が昨年からスタートしました。

今年は、まず、アイデア絞りのセッションをテクノセンターで行い、実際のものづくりを3週間後に東京赤坂のテックショップで行います。

今回も若者の斬新なアイデアに期待したいと思います。( 坂城町各企業、信州大学、坂城町商工会、坂城町役場、テックショップ関係者など、33名が参加。)

以下、ディスカッション、発表の風景

今年はどんなアイデアがでるか、また、商品化にも挑戦するようです。

頑張って下さい!!!

左:今回もご指導いただく、信州大学蛭田直先生

坂城町長 山村ひろし

慶応義塾塾長 長谷山彰さん

先日(8月26日)、松本市で、慶應義塾大学卒業生(塾員)の、 「平成30年オール信州三田会」 の総会・講演会が開催されました。

講演者として、昨年、第19代目の慶応義塾塾長に就任された、長谷山彰氏のお話をうかがいました。

長谷山彰塾長は日本を代表する法学者で、文学部長を務めた後、清家前塾長のもとで常務理事を長く努められました。

昨年の塾長選挙では元経済学部長だった細田衛士氏が得票ではトップとなりながら、その後の選考委員会、評議員委員会で得票数で2位だった長谷山彰氏が塾長として選ばれたために、その後、いささか紛糾しました。

このような経緯があったので、長谷山さんがどのような方なのか大変関心がありましたが、今回、お会いしていろいろお話を伺うと、さすが、慶応の塾長として素晴らしい方だとあらためて認識しました。

数年前の講演会で前塾長の清家篤さんが、 「奴雁(どがん)の視点で」 というテーマでお話いただい内容が強く印象に残っています。 それは以下のような内容でした。

つまり、「奴雁の視点で」 とは、福沢諭吉先生が言われたそうですが、「雁の群れが一心に餌を啄んでいるときに、一羽首を高く揚げて難に備える番をするもの。」 だそうです。 学者、政治家あるいは経営者は常に 「遠くを見すえ、現状を冷静に分析し、将来のために何が最も良いことかを考える者」 の存在でなくてはならないということでありました。

今回の長谷山塾長のお話のなかで、慶応義塾の根幹についてのお話がありました。 印象に残ったものをいくつかご紹介します。

まず、慶応義塾の来歴。

慶応義塾が設立されたのは、1858年(安政5年)で、今年は設立から160周年目となること。 当初は、中津藩江戸屋敷邸内の「蘭学塾」で正式な塾名は無かったそうです。 その後、芝新銭座に移り、いわば独立したのが1868年(慶応4年)で、「慶応義塾」と命名。 ここから数えて今年が150周年目となる。 (慶応4年は9月8日より明治となりました。 したがって、「安政義塾」、「明治義塾」の可能性もあったわけですが、やはり、「慶応義塾」がすっきりしますね。 なお、慶応義塾が三田へ移ったのは明治4年)

福澤諭吉先生が大切にしていたもの。

慶応4年、戊辰戦争の一つとして、上野で、彰義隊と新政府軍の戦いが行われている最中に、福澤諭吉先生は微動だにせず、ウェーランドの経済学の講義を続けていたことは有名ですが、福澤諭吉先生が大切にしていたのは単に経済の問題だけでなく、同時に「モラサイエンス」(修身論)の大切さを講じていたそうです。 つまり、現在、企業の不正が横行していますが、それを真っ先に危惧し学生たちに教えていたと言うことです。

また、文武両道の大切さも教え、「本だけでなく身を鍛える」 ことを実践した。

また、「演説と討論」の大切さを説き、三田に「演説館」を作り自らも演説を行った。

コミュニケーションの重要性を訴え、「世の中で大切なものは人と人との交わりなり。」 ということです。

犬養毅が5・15事件で暗殺された祭に、襲った将校たちに 「話せば分かる」 と言い、その後、重症を負いながらも、「いま襲った男を連れて来い。よく話して聞かすから。」 と述べたと言われていますが、これも福澤諭吉先生の影響だと言われています。

以上ですが、今まで、毎回、慶応の塾長さんが来られるたびに、福澤諭吉先生のルーツは信州で、その中でも坂城町の可能性が高いという話を申し上げてきましたが、長谷山塾長はその件について十分ご存知でした。 いままでのPR効果が出てきたのかと思っています。

坂城町長 山村ひろし

「第58回葛尾祭」(坂城高校)

昨日(8月26日)、長野県坂城高校の文化祭、「第58回葛尾祭」が開催されました。(一般公開日)

今年のテーマは 「Collaboration ― 最高の瞬間(とき)は坂高(ここ)にあった! ―」です。

学校内だけでなく地域の皆さんとのコラボするという意味で決めたそうです。 素晴らしいですね。 

 

(以下の「坂高プレス」ホームページに種々のニュースが載っています。ご覧ください。)

http://sakakihs.net/

坂城高校の体育館では、例年恒例となった地域との交流でプログラムで、今年は坂城小学校4年生とのコラボを行っていました。

坂城小学校4年生と一緒に 「ねずこん」 と 「ねずこんの歌」 合唱

同じく、「エビ・カニ体操」 を一緒に。

坂城町長 山村ひろし

平成30年度 総合防災訓練

昨日(8月26日)、平成30年度坂城町総合防災訓練が行われました。

今年は、中之条地区と戌久保区・四ツ屋区の皆さんを対象として実施し、文化センターグラウンド、体育館、隣接地に設置された「安心の蛇口」などの施設を使い、地元区の自主防災会、消防団、関係団体などの方々が参加されました。

暑い中での実施が想定されましたので、スムースにスピード感を持って訓練を実施していただき、10時頃には全ての訓練を終了いたしました。

皆様のご協力を心より感謝いたします。

詳細につきましては以下の坂城町ニュースよりご覧ください。

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平成30年度総合防災訓練

防災訓練01

▲初期消火訓練

8月26日(日)、文化センターグラウンド及び体育館で、平成30年度坂城町総合防災訓練が実施されました。
 総合防災訓練は、南条、中之条、坂城、村上地区で順番に行っており、今年は、中之条地区と戌久保区・四ツ屋区の皆さんを対象として実施し、自主防災会、消防団、関係団体などの方々が参加されました。

情報伝達訓練、警戒本部設置訓練、避難誘導訓練、参加者による搬送・初期消火・水防・避難所運営訓練等、消防団による消火訓練、消防署による高所救出訓練など様々な訓練が実施され、近年国内で発生している台風や地震による被害を想定して各種訓練が行われました。
 参加された皆さんは、消防署の方の説明や実演を見ながら、真剣な表情で訓練に取り組んでいました。

最近は、台風などによる災害が全国で多く発生しています。恐ろしい災害は、いつ起こるかわかりません。皆さんのご家庭でも、災害時の行動を相談しておく、非常時の持ち出し品を用意しておくなど、災害に備えておきましょう。(坂城町の災害時避難場所)

負傷者搬送訓練水防訓練

▲負傷者搬送訓練             ▲水防訓練

給水訓練炊き出し訓練

▲給水訓練                 ▲炊き出し訓練

避難所開設訓練応急手当訓練

▲避難所運営訓練             ▲応急手当訓練

消火訓練高所救助訓練

▲消火訓練                  ▲高所救出訓練

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坂城町長 山村ひろし

平成30年度町政懇談会(女性団体連絡会、男女共同みんなの会)

先日(8月22日)、坂城町男女共同参画センターで、平成30年度町政懇談会が開催されました。(主催:女性団体連絡会 小山みつえ会長、男女共同みんなの会 浅野賢一会長)

この会は年一回開催されております。 今までは1月開催が多かったようですが、寒い時期ではなかなか参加しづらいと言うご意見があり、今年から夏の時期の開催となりました。

会議の冒頭でご挨拶。

中央:右から、宮崎教育長、山村、宮下副町長、坂城男女共同みんなの会浅野会長、画面左端に、坂城町女性団体連絡会小山会長

私からは、「坂城町の新たなチャレンジ」と言うテーマで現在取り組んでいる以下の様々なトピックについてお話しました。

1.「つながるあんしん坂城町構想」の状況について

2.「ワイン文化の推進」の状況について

3.「坂城町スマートタウン構想:の状況について

4.「新しい工業団地の整備」の状況について

5.「子育て・教育支援」の状況について

6.「福祉・健康づくり」の状況について

7.「移住・定住の促進」の状況について

参加者の皆さんから活発なご意見、ご質問を多くいただきました。

毎回、貴重なご意見を多く頂いており大変参考になります。

今後の坂城町の施策に組み入れて行きたいと思っております。

しかしながら若干残念だったのは、参加者の皆さんの数があまり多くなかったことと、発言も特定の方に限られていたように思われます。 折角の機会ですので、次回からは参加者の皆さんのお誘い方法、運営の方法などについて主催者側の皆さんとも相談したいと思っています。

坂城町長 山村ひろし

小学校・中学校(3階教室)に空調機を設置しています。

現在、坂城町の小学校・中学校の3階の普通教室に空調機の設置工事を行っています。

坂城の子どもたちと約束をした、「温度が比較的暑い、3階校舎から空調機を設置してください!」 という要望に何とか夏休み前の設置で約束を果たせそうです。

坂城小学校の3教室は設置工事が完了。 村上小学校(3教室)と、坂城中学校(4教室)は、22日までに工事が完了する予定です。

23日からは子どもたちの新学期が始まります。

子どもたちがビックリしてくれるでしょうか!

残りの教室につきましては、国の事業予算などもよく見極めながら早めに設置をしてゆきたいと思っています。

今回取り付けたのは、いわば、業務用の小型機(単相200ボルト)で、いずれ大型の業務用装置が設置された場合には、この空調機は児童館、保育園への転用を考えています。

(本件について、NHKでも報道されました。 8月21日)

https://www3.nhk.or.jp/lnews/nagano/20180821/1010005115.html

坂城町長 山村ひろし

長野圏域いのち支える市町村キャラバン(意見交換会)

本日(8月20日)、長野合同庁舎会議室で、「長野圏域いのち支える市町村キャラバン(意見交換会)」が開催されました。

参加者全員で記念撮影

左:説明される、自殺対策支援センターライフリンク代表の清水康之さん

右:中島理恵長野県副知事

前段の平成30年度長野地域活性化推進会議のあとで開催されたものですが、長野地区の各市町村長(長野市、須坂市、千曲市、坂城町、小布施町、高山村、信濃町、飯綱町、小川村)のほか、自殺対策支援センター ライフリンク(代表:清水康之氏)、日本財団、など各関係者ならびに中島理恵副知事などが参加しました。

日本の自殺者件数は往時の33,000人規模から比べると、現在は、約22,000人(平成28年)で随分減少はしておりますが、それでも2万人を越える人々が自らの命を絶っています。

各自治体として取り組むべきテーマがたくさんあります。

今回の会議で強調されたのは、以下の項目です。

1.自殺対策は、地域づくりの絶好の切り口になる。

2.自殺に対応できる地域のネットワーク/力は、他のあるゆる問題にも対応できるものであるはず。

3.首長のリーダーシップが不可欠。関係者の力を結集させることができるか否かで、地域住民の命を守れるか否かが決まる。

いくつかの事例も紹介されました、坂城町としてもゲートキーパー研修などを通じて対応策を進めて行きたいと思います。

坂城町長 山村ひろし