平成28年第3回坂城町議会定例会(1)

本日(9月1日)、平成28年坂城町議会定例会が開会しました。

以下、招集のごあいさつを掲載させていただきます。

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平成28年第3回坂城町議会定例会招集あいさつ>

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本日ここに、平成28年 第3回 坂城町議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様全員のご出席をいただき開会できますことを心から感謝申し上げます。>

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 さて、去る21日(日本時間22日)南米初の開催となった、第31回夏季オリンピック・リオデジャネイロ大会の閉会式が行われ、17日間の熱戦に幕を下ろしました。>

 金12個を含め史上最多となる計41個のメダルを獲得し、大躍進を遂げた日本選手団の活躍は、私たちに大きな感動や元気を与えてくれました。>

 また、長野県に関係する選手も10名出場し、オリンピックの大舞台で日々鍛錬した成果をいかんなく発揮されました。中でも、バドミントン女子シングルスの奥原希望(おくはら のぞみ)選手、男子50キロ競歩の荒井広宙(あらい ひろおき)選手、シンクロナイズドスイミング・チームの箱山愛香(はこやま あいか)選手の3名が銅メダルを獲得しました。特に、奥原、荒井両選手は、県出身者として夏季オリンピックの個人種目で初めてのメダル獲得となりました。>

 選手育成に取り組んできた成果が表れたもので、2020年東京オリンピック成功に向け更なる飛躍を期待するものです。>

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去る10日に第24回参議院議員通常選挙の投票が行われ、自民党、公明党の与党が改選過半数の61議席を上回る69議席を獲得いたしました。>

この結果、非改選と合わせた与党の議席数は改選前より10議席増の145議席となり、さらに、憲法改正に前向きな勢力も非改選と合わせて改憲の発議に必要な3分の2を超えました。>

今回の選挙は、昨年改正された公職選挙法を受け、選挙権年齢が、20歳以上から18歳以上に引き下げられたことによる初めての国政選挙となったことに加え、長野県選挙区では定数減により、改選議席数が2から1になったことも、選挙への関心を高めることになり、当町の投票率は、前回平成25年の参議院議員選挙より4.38ポイント高い64.51%となりました。また、今回から選挙権を得た18歳、19歳の投票率については44.88%であり、県内の18歳、19歳の投票率と同様の傾向となっております。(県内45.32%)>

主権者教育や政治への参加に向けての啓発などを一層推進していく必要があると考えております。>

安倍首相は「しっかりとした内需を下支えできる総合的かつ大胆な経済対策を実施する」と強調し、8月2日の臨時閣議で、事業費総額281千億円の経済対策を実施するため、追加歳出4兆1千億円の第2次補正予算案を編成し、9月召集の臨時国会に提出することを決定いたしました。政府は今回の経済対策による実質国内総生産(GDP)の押上効果を1.3%程度と見込んでおり、地方においても実感を伴う経済成長を期待するところであります。>

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続いて、日本を取り巻く世界の経済情勢につきまして、日本総研などによりますと、アメリカは、雇用・所得環境の改善を背景に景気回復が続いているものの、輸出の資本財を中心に伸び悩みや設備投資の減少が持続している状況となっており、ヨーロッパでは、ユーロ圏の景気は底堅さを維持しており、英国のEU離脱をめぐる影響は軽微にとどまっている状況となっております。>

また、中国においては、4月~6月期の実質成長率が前年同期比プラス6.7%と前の期から横ばい状況で推移し、公共投資が景気の下支えとなったものの、民間固定資産投資の減速に歯止めがかからず、実質小売売上高の減速傾向や、輸出も前年割れが続いており、景気は一段と減速すると予想されており、引き続き注視していく必要があると考えております。>

次に国内の状況でありますが、内閣府による7月の「月例経済報告」では、「景気は、このところ弱さもみられるが、緩やかな回復基調が続いている」とし、先行きについては、「雇用・所得環境の改善が続く中で、各種政策の効果もあって、緩やかな回復に向かうことが期待される。」としている一方で、「海外経済で弱みがみられており、中国を始めとするアジア新興国や資源国等の景気が下振れし、景気が下押しされるリスクや、英国のEU離脱問題など、海外経済の不確実性の高まりや金融資本市場の変動の影響、さらに熊本地震の経済に与える影響に十分留意する必要がある。」としております。>

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また、長野県内の状況につきましては、日銀松本支店が7月に発表した「金融経済動向」によりますと、公共投資、住宅投資、設備投資、個人消費の個別観測から「生産の動きは新興国経済の減速の影響などから、横ばい圏内、雇用・所得は、着実な改善が続いている」とし、「総論として長野県経済は、一部に弱めの動きがみられるものの緩やかに回復しつつある。」としております。>

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当町におきましては、7月に実施しました町内の主な製造業20社の経営状況調査の結果では、生産量は、3ヶ月前の、マイナス0.65%からプラス3.56%と4ポイント以上改善し、売上げについてもほぼ同様な傾向が見られます。>

雇用については、4月~月の実績で52人の大幅増となったのに続き、来春の雇用も25人の増加が予定されており、減員分の補充を予定している企業も9社となっていることから、改善にむけた動きが引き続き見られます。>

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さて、平成27年度の決算状況について申し上げます。>

 まず、歳入につきまして、>

町民税は、新興国経済の減速などの影響が懸念されましたが、個人・法人とも堅調に推移し、いずれも前年を上回る税収が確保されたところであります。特に法人町民税において、一部企業の業績が引き続き好調だったことにより、町民税全体で前年度対比12.2%の大幅な伸びとなりました。固定資産税については、土地の減額等はあったものの、償却資産の伸びにより前年度対比プラス0.5%となり、町税全体では、前年度対比プラス5.9%、約1億60,000千円の増収となっております。>

地方消費税交付金につきましては、平成26年4月の税率の引き上げ分が平成27年度から満額反映されたことや、企業決算への反映により前年度対比プラス61.3%、1億22,000千円の大幅な増加となりました。>

一方、地方交付税につきましては、自主財源となる町税収入が増加したことにより、算定の基礎となる基準財政収入額が大幅に増加したため普通交付税額が減額となり、交付税全体で前年度対比マイナス9.1%、1億18,000千円の減額となっております。>

基準財政収入額と基準財政需要額を用いて算出される財政力指数につきましては、3カ年の平均値が前年度より0.019ポイント増の0.658となりましたが、県内における順位については昨年と同じく、77市町村中6番目、町村の中では軽井沢町、南相木村に次いで第3位となっております。>

国庫支出金につきましては、南条小学校建設に係る「学校施設環境改善交付金」や、昭和橋の大規模修繕事業への移行による土木費国庫補助金の増などにより、前年対比プラス33.5%、1億87,000千円の増額となりましたが、>

県支出金につきましては、大雪による農業被害への補助があった26年度に比べ、マイナス14.3%51,000千円の減額となっております。>

また、繰入金につきましては前年度に対し6億57,000千円の増、町債につきましても1億05,000千円の増と、いずれも南条小学校の建設事業に伴う、文教施設整備基金からの繰入金及び学校教育施設等整備事業債の発行により大幅に増加したものであります。>

以上、歳入全体では、前年度対比プラス14.1%となる7869,000千円であります。>

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 歳出につきましては、特に普通建設事業費において、継続事業の町道A01号線道路改良事業や橋梁修繕事業の他、南条小学校建設事業や3小学校体育館の天井落下防止工事等の大型事業を実施したことで、前年度に比べ2.3倍となる17億3千万円を超える決算額となりました。>

また、歳出の中でも比較的大きな割合を占めます扶助費につきましては、障害者自立支援給付の増加などはありましたが、臨時福祉給付金事業と子育て世帯臨時特例給付金事業の給付額が減額されたことなどで、前年度対比マイナス1.6%となっております。>

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その他経費では、マイナンバー制度の施行に伴うシステム改修委託や鉄の展示館において特別展として実施しました「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」の業務委託等の増額に伴い物件費が前年度対比6.1%の増、下水道事業特別会計への繰出金の増などにより繰出金は10.8%の増となった一方、平成26年度は坂城駅エレベーター設置工事負担金の支出があった補助費等については9.6%の減となっております。>

また、扶助費と並んで義務的経費であります人件費については前年度対比1.1%の増、一方、公債費については地方債残高の減少や借入利率の低下に伴い1.5%の減という状況であります。>

以上、歳出全体では、前年度対比プラス14.4%となる7793,000千円の決算となっております。>

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 なお、平成27年度決算を受けての財政健全化法による財政指標につきましては、実質赤字比率、連結実質赤字比率ともに、一般会計及び全ての特別会計において黒字であります。>

また、起債発行時の制限の基準となります実質公債費比率については前年対比1.6ポイント減の9.7%となっております。>

一方、公債費等の将来負担の重さを表す将来負担比率ついては、消防組合の庁舎建て替えに伴う負担の増加や南条小学校建設にあたり基金の取り崩しをしたことによる充当可能基金の減少等で7.6ポイント増の9.2%となりましたが、いずれの指標につきましても早期健全化基準及び財政再生基準に比べ健全な状況で推移をしており、引き続き将来にわたる負担の軽減、健全な財政運営に努めてまいります。>

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続いて、28年度事業の進捗状況並びに9月補正に計上いたしました、主な内容について述べさせていただきます。>

 

 昨年度から県の事業を活用し、見直しを行っております、町のハザードマップにつきましては、千曲川河川事務所において千曲川が氾濫した場合に、想定し得る最大規模の浸水想定区域が公表されたことにより、町ではこのデータを取り込んだ、新しいハザードマップを作成し、できるだけ早期に全戸配布できるよう作業を進めているところでございます。>

 

 町内人口の増加へ向け、今年度より開始いたしました「移住定住・就職支援事業」につきましては、14日、平成29月卒業予定者を対象に、東京池袋において、企業合同説明会を開催いたしました。参加した町内企業7社からは、新たな試みとして一定の評価をいただきました。なお、今年秋には、八重洲移住交流ガーデンにおいて、「坂城町で就職」を希望する首都圏在住の方を対象にした移住相談会を、年度末には、東京都内において、平成30年3月卒業予定者を対象に、町内企業合同説明会を開催する予定であります。>

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 728日から31日まで、中国教育交流事業として町内3小学校13人の児童が中国上海市実験小学校などを訪問いたしました。子どもたちは中国の子どもたちとの交流やホームスティを通じて、中国の歴史や文化、生活に触れ、友好を深めるとともに国際感覚を養い、一人ひとりが大きく成長することができたことと思います。>

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国際交流事業として83日、4日の2日間、和平キャンプ場において、町内の小学6年生と中学1年生の計32人が参加し、小・中学校の英語指導講師など6名の外国人と異文化交流事業「English  Camp」を行いました。>

小学校高学年から取り組んでいる外国語学習の成果を試す場として、このCampでは会話は英語を使うことを原則とし、12日で開催いたしました。>

特に本年度は当町でホームスティをしていたポーランドの学生も加わり、参加した児童・生徒は、積極的に会話をし、様々なアクティビティに取り組み、外国の文化や言葉に、より高い関心が持てたと感じております。

 

(以下、平成28年第3回坂城町議会定例会(2)をご覧ください。 

 http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=43550

 

 

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坂城町長 山村ひろし

平成28年度坂城町防災訓練

昨日(8月28日)、坂城町立南条小学校グランドで平成28年度坂城町防災訓練が行われました。

今回は南条地区の防災訓練です。

前日までの大雨のため開催が出来るか気になりましたが、一転、快晴のもと、また、新設の南条小学校グランドの水捌けも完璧で素晴らしい状態で防災訓練が無事行われました。

 

以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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平成28年度 総合防災訓練

 

防災訓練01

▲初期消火訓練

 

8月28日(日)、南条小学校で、平成28年度坂城町総合防災訓練が実施されました。

総合防災訓練は、南条、中之条、坂城、村上地区で順番に行っており、今年は、南条地区の皆さんを対象として実施し、自主防災会、消防団、関係団体など約600名の方が参加されました。訓練内容は、情報伝達訓練、警戒本部設置訓練、緊急速報メール情報配信訓練、避難誘導訓練、参加者による搬送・初期消火・水防・避難所運営訓練等、消防団による消火訓練、消防署による高所救出訓練など多岐にわたり、参加された皆さんは、いざという時のために真剣に取り組んでおられました。

負傷者搬送訓練

▲負傷者搬送訓練

水防訓練

▲水防訓練

避難所訓練

▲避難所運営訓練

応急手当訓練

▲応急手当訓練

炊き出し

▲炊き出し訓練

消防団

▲消火訓練

 

高所救出訓練

▲高所救出訓練

参加者

▲参加された南条地区の皆さん

 

最近は、台風などによる災害が全国で多く発生しています。恐ろしい災害は、いつ起こるかわかりません。皆さんのご家庭でも、災害時の行動を相談しておく、非常時の持ち出し品を用意しておくなど、災害に備えておきましょう。             

町の災害時避難場所

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坂城町長 山村ひろし

2016 オール信州三田会

本日(8月27日)、佐久市の佐久グランドホテルで、毎年恒例の慶應義塾卒業生の、「2016オール信州三田会」が開催されました。

今年も清家篤塾長が参加され、記念講演をされました。

テーマは「バランスのとれた総合大学に」 ということで、現在、慶應義塾の目指している大学教育のあり方などについて大変興味のある話をしていただきました。

                          

慶應義塾大学清家篤塾長

                   

近年、大学教育における、リベラルアーツのあり方、実践的な実務教育のあり方などについて盛んに議論がなされています。 清家塾長から、以下のお話を伺いました。

たまたま、今から80年前、ちょうどハーバード大学300周年に、当時のジェームス・コナント総長が記念講演を行い、その場に立ち会った、当時の慶應大学小泉信三塾長がその講演を聞いて大変感銘を受けたそうです。

コナント総長は、大学にとって大切なのは、学問研究、教養教育、高度専門職教育、健全な学生生活、の4つの要素であると述べとそうです。そのポイントは、この4つの要素のうちどれも無視されてはならず、また一方で過度に支配的になってもいけない、と言っている点です。

すなわち、大学は世の中に新たな叡智を与えるような高度な研究をしなければならない。しかし研究をするだけなら単なる研究所になってしまう。社会を高尚なものとするためには幅広い教養教育が不可欠である。しかし教養を授けるだけでは、ただ過去の学問を若者に伝える中等教育機関になってしまう。高度専門職の養成は大学の大切な機能である。しかしすぐに役立つ専門技能を授けるだけでは、大学は教育ではなく訓練を提供する場となり、学問の進歩は物質的豊かさを追求するための手段に成り下がってしまう。そして若者の人間的成長を促すのに健全な学生生活はきわめて大切だが、関心が学生生活だけに向けられるようでは、大学はカントリークラブになってしまうだろうとコナントは述べたそうです。

このような大学像は福澤諭吉先生の求めるイメージと全く同じであり、福澤先生のバランス感覚と一致するものであるということです。

本日の清家塾長の話は現在の大学教育において重要なポイント示唆しており、大きなバランス感覚の必要性について、私にとっても大きなヒントをいただきました。

 

講演のあと懇談会がありましたが、その場で参加者の皆さんに、昨年、坂城町で開催した、「信州村上シンポジウム」の紹介をし、その中で慶應義塾大学の西澤教授の発表内容、「信州と福澤氏」の内容を紹介し、福澤諭吉先生のルーツは坂城町である可能性があることも改めてお話ししておきました。

坂城町長 山村ひろし

宮下晃広さんが日本スポーツマスターズ全国大会へ

昨日(8月25日)、坂城町中之条にお住まいの宮下晃広さんが坂城町役場へ来られました。

過日開催された、日本スポーツマスターズ2016サッカー競技で、所属されている、「セレソン長野」が北信大会で優勝され、9月24日から秋田県で開催される全国大会に出場されることになりました。

 

左:宮下晃広さん

以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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宮下晃広さんが日本スポーツマスターズ2016サッカー競技で全国大会へ

 

宮下晃広さん 

▲左から、山村町長、宮下晃広さん

 

宮下晃広さん(中之条)が、(公財)日本体育協会 秋田県及び(公財)秋田県体育協会主催による日本スポーツマスターズ2016サッカー競技において、9月24日から秋田県で開催される全国大会へ出場します。

この大会は、スポーツ愛好者の中で競技志向の高いシニア世代(原則35歳以上)を対象としたスポーツの祭典であり、サッカーのほか、水泳、自転車、空手など全13競技が実施されます。

宮下さんは、長野県の選抜チーム「セレソン長野」のセンターバックとして活躍されており、同チームは、県大会及び北信越大会を4連覇中です。昨年の全国大会は惜しくも決勝で敗れ準優勝となりました。全国大会への意気込みを聞くと、「長野県はサッカーで全国優勝をしたことがありません。だからこのチームを結成したときに目標を全国制覇することとしました。今年こそは、その目標を達成できるようがんばりたいです」と話されました。

目標に向かってチーム一丸となってがんばってください!

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坂城町長 山村ひろし

「玄古たばこ」調査

「玄古たばこ」につきましては今までも何回か、ブログで取り上げました。

昨日(8月24日)、日本たばこ、JTクリエイティブサービスで、たばこ史の研究をされておられる、山本拓哉さんが坂城町役場へ来られました。

右から二人目が山本拓哉さん

目的は、坂城町町横尾にある玄古たばこに関する石碑の調査と、戸倉の「萱」に保管されている140年前の玄古たばこの葉の調査です。

かつて、江戸期を通して、坂城町でも盛んに作られていた「玄古たばこ」は、江戸の初期に武蔵国児玉郡今井町(現埼玉県本庄市)の出身の往海玄古和尚が、諸国を遍歴した後に埴科郡に到来し、南条に庵をくみ薩摩から持ち寄った煙草の種を移植したことにより始まったといわれています。

往海玄古の石碑を見る山本さん

往海玄古の墓を調査する山本さん

往海玄古の墓の右におられるのは町横尾区長の小林善道さん、玄古の墓の屋根は小林さんが作られたものです。

戸倉の「萱」に保管されている、140年前の玄古葉。今でもたばこの香りを残していました。

今回の調査で明らかになったのは、町横尾に残されている、往海玄古に関する石碑は江戸時代のもので、たばこに関する碑としては日本最古のものであろうということです。

玄古たばこの地元の町横尾の皆さんが大切に保存されてこられた歴史的遺産です。これからも大切に保存していきたいと思います。

また、今回の山本さんの調査結果は、JTの機関紙「たばこ史研究」に掲載される予定です。

坂城町長 山村ひろし

平成28年度長野地域活性化推進会議

本日(8月18日)、長野地域(長野市、須坂市、千曲市、坂城町、小布施町、高山村、信濃町、小川村、飯綱町)の活性化推進のための会議が行われました。

               

                

 長野地域の地方創生に向けた重点項目を取り上げ議論をしていきます。

 重点プロジェクトは以下の通りですが、今回、第7番目の「移住・交流の推進」が加わりました。

  

(重点プロジェクト)  

1.広域観光ルートの構築・活用を通じた誘客

2.農商工連携による産業振興

3.野生鳥獣害対策の推進

4.災害に対する備えの推進

5.小水力発電の事業化

6.里山の未利用資源の有効活用の推進

7.移住・交流の推進

       

 以上が重点プロジェクトですが、その他取組みを進めていくものとして以下の7項目があります。

      

(その他取組みを進めていくもの)  

8.地域の景観育成

9.新幹線延伸、並行在来線対策としての道路網整備

10.森林病害虫防除対策(松くい虫、ナラ枯れ被害等)の推進

11.地域活性化に向けた取組み

12.子供達の通学路の安全確保

13.地域公共交通の整備に向けた取組み

14.ユニバーサルデザインの普及促進

        

 これから、具体的に各プロジェクトに着手してまいります。

              

右から:加藤長野市長、三木須坂市長、山村

                 

 坂城町長 山村ひろし

川島亜子さんのコンサート

本日(8月17日)、坂城町出身で新進気鋭のサクソフォン奏者 川島亜子さんが、次回コンサートのご案内で坂城町役場へ来られました。 (主催:KSMUSIC、後援:坂城町、坂城町教育委員会、(株)ヒオキ楽器、川島亜子コンサート後援会)

川島さんは先日(6月25日)、鉄の展示館ホールで、熊本地震復興支援 チャリティーコンサートを開催していただきました。

 

(前回のコンサートの様子)

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=43180

 

今回のコンサートは、9月25日(日)に千曲市の戸倉創造館で開催されます。

川島さんのほかに、川崎龍さんのピアノ、冨田千春さんのチェロのトリオで演奏されるそうです。 楽しみですね。

お問い合わせは、e-mail: acco0212v@gmail.com または Tel: 0268-82-6347へ

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坂城町長 山村ひろし

坂城町 平成28年度成人式

本日(8月15日)、坂城町文化センターで、第61回成人式が開催されました。

終戦記念日でもある本日、全員黙祷の後に開会されました。

 

今年は113名の新成人の参加がありました。

                                       

以下、私の挨拶文を掲載させていただきます。

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平成28年8月15日 成人式>

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皆様こんにちは。坂城町長の山村です。>

新成人の皆様、成人式おめでとうございます。>

また、今日まで暖かい愛情を持ってお子さんを立派に育て上げられたご家族、保護者の皆様に心より、お祝いとお喜びを申し上げます。>

かさねて、本日、ご多用のところ本式典においで頂いた、塚田議会議長殿をはじめ多くのご来賓の皆様に御礼申し上げます。>

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さて、坂城町では成人式を毎年、終戦記念日に開催しています。また、今年はオリンピック開催の時期とも重なりました。>

以前は1月の成人の日に開催していたこともありますが、冬、雪の中での開催が難しい場合がありました。>

一方、8月の開催ですと、お盆の時期で新成人の皆さんが帰省しやすい時期であることと、8月15日の終戦の日にあたり、あらためて命の大切さ、平和の大切さ、国のあり方などを考える良い機会になることで、本日の開催になりました。>

今年の対象者数は147名ですが、そのうち約8割にあたる、113名の方に参加いただきました。         >

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皆さんは今日の成人式を迎えてどのような心境でしょうか。>

成人式を迎えられた皆様の中にはすでに社会に出て働かれておられる方、学生の方、働きながら勉強をされておられる方がおられます。>

また、坂城の中で家業を継がれておられる方、遠く坂城を出て活躍されておられる方々などいろいろな立場で本日おいでになっておられると思います。>

久々に懐かしい方々との旧交を温められ、心躍る感傷に浸っておられる方々も多いかと思いますが、折角の節目でありますので、皆さんが成長されたこの20年間を、お世話になった方々への感謝の念をも抱きながら種々思いをはせていただきたいと思います。>

また、今年は坂城町で開催される第61回目の成人式ですが、戦後71年目の年ともなりました。>

今日は、成人を迎えられたこの機会に、これからの日本の平和の在り方についても考えていただくために、戦争にまつわるお話をいくつか申し上げたいと思います。>

 まず、昨年、3月に坂城町中之条にある西念寺の若麻績実豊さんと奥様の節子さんがお見えになりました。            >

 お二人はオーストラリア南東部カウラ市の日本人墓地に埋葬されている、叔父の坂城町(元中之条村)出身、元陸軍准尉若麻績通明さん(1918年45年)の墓を訪問されたそうです。>

 このお墓に埋葬されておられるのは元陸軍准尉の若麻績通明さんで、昭和19年にニューギニアで戦死したと伝えられておりましたが、実は捕虜となった後、オーストラリアに移送され、死後、カウラの日本人墓地に埋葬されていたことが分かりました。                >

 一昨年、明治学院大特命教授の山田真美さんがカウラの墓地のリストに若麻績通明さんの名前を発見し、知人の若麻績姓の男性に連絡したことなどから、通明さんであることが判明しました。>

カウラ市のビル・ウェスト市長とも会われ、分骨などのお願いをされたそうです。>

 若麻績さんによりますとこの日本人墓地は大変大切に管理されており、戦没者以外でも、戦時中強制キャンプに収容された人々(抑留民間人)も含めてオーストラリア各地で亡くなった方々、500人がこの墓地に収容され埋葬されているとのことです。>

 昭和30年ころに、この事実が日本政府に伝えられたのですが、遺族への連絡等は一切なかったそうです。          >

 一方、カウラ市は大変親日的で桜の植樹なども積極的に行っていただいているようです。>

 戦時中、海外で無くなった方々のお墓をこのように丁重に維持管理していただいていることに心から感謝したいと思います。>

 その後、多くのご関係者の大変なご努力により、オーストラリア・カウラ市の日本人墓地から分骨されたご遺骨が昨年秋に、坂城町中之条西念寺さんに納骨されました。在日オーストラリア大使、ブルース・ミラーさんも参列される中、納骨法要が行われました。>

日本、オーストラリア両国の本当に多くの方々の熱意、善意、努力が重なり合い実現しました。>

 このような素晴らしい物語を一過性のものにしないように、オーストラリア政府、カウラ市との間で何らかの形で交流事業を進められればと思っております。>

 まだまだ戦後は終わっていないのだなと思いました。 また、本件についての日本政府のいままでの対応についてはいささか残念ですが、オーストラリア、カウラ市の大変、心温まるお話を伺い胸を打たれました。>

もう一つ戦争にかかわるお話を申し上げます。>

以前、私が友人から入手した、出征時に寄せ書きされた日章旗があったのですが、その出征された持ち主、この方は中国戦線でなくなられたのですが、この竹前重信さん宅に約70年ぶりにこの日章旗をお渡ししました。          >

 この日章旗は竹前重信さんが昭和14年に陸軍に志願兵として入営する際にに親戚や近隣の方々、友人などから武運長久を願って寄せ書きがされたものです。>

 しかしながら、昭和17年8月8日、中国河北省で敵に包囲され銃撃を受け戦死されました。>

 その際に身につけられていた日章旗でした。しかしながら、この日章旗は行方不明になったままでした。 一方、竹前重信さんが戦死された当時の戦況、様子などの記録は後刻送られており、そのときの状況がよく分かりました。果敢に戦ったけれども、多勢に無勢であったそうです。          >

 この日章旗の持ち主を見つけるのに、約半年間かかりましたが、多くの方のご尽力により、ようやくご親族にお渡しすることができました。私にとっても感無量でありました、戦後、70年たっての帰還となったわけであります。>

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さて、私は、毎年、成人式に際して、「命」の大切さについてお話をしています。>

皆様方は、ご両親から頂いた「命」の大切さについてどう考えておられるでしょうか。>

昨今、毎日のように悲惨なニュース、それも今までは考えられなかったような、命の尊厳さ尊さを無視する、信じられないような事件が発生しています。>

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皆さん、私は「命」は大自然からお借りした大切な「宝物」だと思っています。>

皆さんの命は皆さんのご両親が突然作り出したものではありません。皆さんのご両親、ご両親のご両親、どんどん遡れば地球誕生から約46億年、宇宙の起源から考えれば約130億年前から営々と皆様のDNAが脈々と続いてきているわけであります。>

大自然からお借りした「命」を立派に、立派に磨き上げ再び大自然にお返ししなくてはならないのです。>

仮に、皆さんが友人からゲーム機あるいは、ポケモンGOのためにスマートフォンを借りたとします、これを傷つけたり、べたべたに汚して返したら皆さんの友人は何と思うでしょう。>

反対に、借りた時以上に見事に磨き上げピカピカにして返したら皆さんの友人は何と喜ぶことでしょう。皆さんの「命」もこのようにピカピカにして命を全うし、大自然にお返ししなくてはならないのです。>

今から71年前、戦時中では成人するということは即、戦場に行くということでありました。敵と戦うということでありました。見も知らぬ人間の命を奪う戦いをせざるを得ないということでもありました。今日、この際にもう一度皆様方各々で皆さんの「命」の大切さについて考えていただきたいと思います。>

また、先日、天皇陛下からご自身のこと、象徴天皇としてのあり方など、率直にお言葉を述べられました。私たちも、今、一度、日本の国のあり方について、世界の平和について考えたいと思います。>

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その観点からも、本日は、折角の機会ですので、是非、皆様で成人式のお祝いをするとともに、ディスカッションをしていただければと思います。>

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以上で平成28年度成人式のお祝いのご挨拶とさせていただきます。>

ご清聴ありがとうございました。>

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 平成28年8月15日 坂城町長 山村弘

                  

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以下、坂城町ニュースより               

第61回坂城町成人式           

式典

▲記念式典

あいさつ  坂城町の歌

▲成人のことば(二見昂輝さん)
 8月15日(月)、文化センターで、第61回坂城町成人式が開催されました。坂城町の成人式は、1月の「成人の日」ではなく、毎年8月15 日に開催するのが通例となっています。町の今年の成人者は、平成7年4月2日から平成8年4月1日までに生まれた147名で、本日はそのうち113名が出席し、久しぶりの再会を喜び合う姿が見られました。
  厳粛な雰囲気のなか行われた記念式典では、坂城町の歌を全員で合唱し、成人者を代表して二見昂輝さんがあいさつを述べられたほか、山村町長から記念品が贈られました。
 その後に行われた、新成人からなる成人式実行委員の皆さんによる「成人祭」では、中学時代の恩師の皆さんからお祝いの言葉をいただいたり、レクリエーションが行われ、とても盛り上がっていました。
  新成人の皆さん、成人おめでとうございます!                 
▼成人祭

成人祭01  成人祭02

成人祭03  成人祭04  

クラスごとの記念撮影

1組

1組

2組

2組

3組

3組

4組

4組

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 坂城町長 山村ひろし

お盆の行事

先週から、坂城町の各地でいろいろなお盆の行事が行われています。

土曜日(13日)には、この一年でお亡くなりになった方々の新盆のお参りで私もお邪魔させていただきました。

坂城町で新盆を迎えられた皆さま全員をお邪魔するのは難しいので、毎年、95歳以上でお亡くなりになったお宅を訪問させていただいております。

それでも、今年は、約30軒のお宅を訪問させていただきました。

それぞれのお宅でいろいろ準備をされておられ恐縮でした。

また、昨日は、上平区育成会の盆踊りが開催され参加しました。

老若男女大勢の皆さんが久しぶりに顔を合わせ踊りに興じておられました。

 

 

各地で行われる、伝統行事を大切にしなくてはなりませんね。

 

坂城町長 山村ひろし

坂城町の高校生が軟式野球全国大会へ

昨日(8月12日)、坂城町出身で上田西高校軟式野球部の滝澤 樹さん(2年生)と澤 美桜さん(3年生・マネージャー)が坂城町役場へ来られました。

                                   

お二人は、野球部員、マネージャーとして、8月24日から兵庫県で開催される全国大会に出場されます。

素晴らしいですね。

お二人の健闘をお祈りします。

以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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滝澤 樹さんと澤 美桜さんが全国高校軟式野球大会へ

 

上田西

▲澤 美桜さん、山村町長、滝澤 樹さん

 

坂城町出身で上田西高校軟式野球部の滝澤 樹さん(2年生)と澤 美桜さん(3年生・マネージャー)が、8月24日から兵庫県で開催される第61回全国高等学校軟式野球選手権大会に出場します。

同部は、昨年の全国大会でベスト4まで進出しており、今年も長野県大会、北信越大会を勝ち抜き、3年連続5回目の出場を決めました。全国大会は、全国の各地区大会を勝ち抜いてきた16校によるトーナメント戦で行われます。

全国大会への意気込みを聞くと、滝澤さんは「全国で多くのことを学び、試合では声を出して盛り上げていきたい」と、澤 さんは「昨年ベスト4まで行ったので、今年は全国制覇できるように選手たちを支えたい」と話されました。

二人ともベストを尽くせるよう頑張ってください!

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坂城町長 山村ひろし