坂城町 信州大学 酒井俊郎教授の講演会 「コロイド・界面科学は、こんなに面白い!」

 昨日(10月1日)、坂城町文化センターで信州大学工学部物質化学科酒井俊郎教授の講演会が開催されました。

 昨日は、坂城町文化センターで、(公益財団)さかきテクノセンターの理事会(理事長:依田穂積さん)、坂城国際産業研究推進協議会の通常総会(会長:依田穂積さん)、さかき産学官連携協議会通常総会(会長:吉満高広さん)の各会議があり、その後、同会場で酒井教授の後援会が開催されました。

「コロイド・界面科学は、こんなに面白い!」というタイトル通り、難解なお話を大変面白く、分かりやすく解説していただきました。

 例えば、「油と水は混ざりにくい」けれども、「油と水が混ざり合うとおいしくなる!」、また、ドレッシングは油だけではおいしくないが、油と水を混合するとおいしくなる。マヨネーズも混ぜるからおいしい。

 さらには、超音波を用いて水をラジカル化することにより、単純操作で水を溶媒とした付加的な化学物質を使用しない金属コーティング技術の開発を進められておられるとのことです。

 これにより、超音波と水のみで、単純操作・低コスト・高効率・低環境負荷・不純物の混入なしの夢のような金属コーティングが可能になるとのことです。要するに、水だけで、金、パラジウム、ニッケルなどのメッキができることになるそうです。

 「油と水を混ぜるとおいしくなる」から始まって、夢のような新技術のお話を伺いました。

 ▼講演される酒井俊郎教授

坂城町長 山村ひろし