今までに、江戸末期の坂城で高名だった文人として女流の歌人、藤澤雨虹や沓掛なか子をご紹介しましたが、今回は同じ時期に活躍した男性の登場です。
(以下の資料は鉄の展示館宮下学芸員から提供いただきました。)
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万葉防人歌碑(マンヨウサキモリカヒ)
坂城南端の南条、会地早雄(おおちはやお)神社の境内にある万葉歌碑。
滝沢公庵により天保年間に建立されました。
坂城町 「輝く未来を奏でるまち」 Create the Bright Future !
今までに、江戸末期の坂城で高名だった文人として女流の歌人、藤澤雨虹や沓掛なか子をご紹介しましたが、今回は同じ時期に活躍した男性の登場です。
(以下の資料は鉄の展示館宮下学芸員から提供いただきました。)
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万葉防人歌碑(マンヨウサキモリカヒ)
坂城南端の南条、会地早雄(おおちはやお)神社の境内にある万葉歌碑。
滝沢公庵により天保年間に建立されました。
7月4日、5日の両日、千曲川改修期成同盟会の理事として、北信地域千曲川等改修促進期成同盟会の皆さん方と一緒に国土交通省並びに国会議員に対する要望活動を行って参りました。
4日は新潟県にある国土交通省北陸地方整備局に伺い、野田徹局長はじめ入江河川部長、宮武千曲川河川事務所長など関係者の皆さんに要望活動を行い、5日には東京に移動し、国土交通大臣ならびに国土交通省水管理・国土保全局 足立敏之局長ならびに山田治水課長他関係各官への要望活動を行い、あわせて長野県選出の11名の衆院議員議員、8名の参議院議員に対して重ねて要望活動を行いました。
坂城町としては昨年まで重点要望個所として活動を行ってきた、上田市との境目の築堤工が24年度補正予算対応で実施個所に取り上げられ、今年度工事着手となりました。大変ありがたく思っております。(上田市との境近くで分断されていた土手の部分が接続され通行可能となります。)
今回要望した箇所は9箇所あります。
その中での重点要望個所として、さかき千曲川バラ公園の下流側の土手の部分の整備をお願いしました。
この部分の整備ができれば浸水被害防止になるだけでなく田町交差点側からバラ公園へのアクセスも大変楽に、安全に通行が出来ることになり観光の面でも大きな影響がでます。
要望活動(かつては「陳情」と言っていました。)は大変長い時間と労力の要ることですが継続的な努力が必要です。
長期間、要望活動を行ってきた、国道18号バイパスの建設、一昨年から活動を行ってきました、坂城駅エレベーター設置事業などにも予算が付けられ着実に進んできました。
国道18バイパスについては近々地元の方への説明会をおこないます。
また、坂城駅エレベーター設置事業につきましては、国の予算のほか、長野県の補助も頂くことになりましたので8月には工事着手となります。 皆様方には何かとご迷惑をおかけしますが、坂城町全体のバリアフリー化事業の一環としてスタート致しますので何卒よろしくお願いいたします。
今後ともあらゆる機会を使って、坂城町にとって大切な事業の要望活動を行ってまいります。
私の右側に千曲川改修期成同盟会会長の鷲澤長野市長、中央に若林健太外務大臣政務官、その右に北信地域千曲川等改修促進期成同盟会会長の池田中野市長
(なお、この写真は若林健太議員のブログに掲載されていたものを借用しました)
坂城町長 山村ひろし
先日、坂城町消防団第10分団がポンプ操法大会で36年ぶりに県大会に出場することを記載しましたが、今回は坂城高校ハンドボール部のお話です。
見事、37年ぶりに全国高等学校総合体育大会(インターハイ)に出場することになりました。
詳細は以下の坂城町ホームページニュースから。
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坂高ハンドボール部 37年ぶりにインターハイへ
坂城高校男子ハンドボール部が、5月31日(金)~6月2日(火)に開催された長野県高等学校総合体育大会ハンドボール競技会において、37年ぶりに優勝し、長野県代表として第64回全国高等学校総合体育大会ハンドボール競技会に出場することになりました。
本日は、その報告を兼ねて田中浩校長、山本臣也監督、飯島良太キャプテン他2~3年生の部員16名が山村町長を表敬訪問されました。
同部は、全国大会に出場するだけでなく、全国の強豪校が相手でも通用できるよう日々厳しい練習を行ってきたそうで、県大会ではその成果を発揮し、見事優勝を果たすことができました。全国大会は、7月29日(月)から佐賀県で開催されます。最後の夏となる3年生たちは、「3年間練習してきたものを全部出し切り、このチームで1つでも多く勝って、「坂城」の名を全国に轟かせたい」と意気込みを語られ、山村町長は「いい緊張感をもって、試合を楽しんで頑張ってください」と激励されました。全国大会でも大活躍できるよう頑張ってください!
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坂城町長 山村ひろし
昨日(7月3日)、長野県交通安全運動推進本部長(阿部長野県知事)から、交通死亡事故ゼロ500日の節目として、坂城町が賞状をいただきました。
長野地方事務所 島田伸之所長から伝達を受ける
坂城町 賞状
2年半前の年末に南条 鼠の国道での痛ましい死亡事故のあと、4月25日で死亡事故ゼロ500日となりました。
2年半前の事故では、早朝、国道を横切ってごみ捨てに行かれた高齢のご婦人がその帰りに上田方面から来たトラックにぶつけられてしまったものでした。
その後、ゴミ収集所の場所を変更していただくなどの措置をしていただき交通安全への配慮をしていただいておりますが、引きつづき皆様方と一緒に安心安全な交通に向けた対策を講じてまいりたいと思います。
次なる目標、「交通死亡事故ゼロ1000日」を目指します。
坂城町長 山村ひろし
昨日は、埴科ポンプ操法大会での坂城町消防団の活躍を記述しましたが、本日は昨年の火災で消火活動をされた個人に対する表彰について記します。
昨年10月に四ツ屋で火災があり、残念ながら一人の方がお亡くなりになりましたが、その際、消防車が到着するまでの間、必死の思いで消火活動をされた小山政仁さんと村松育也さんが、坂城消防署長から感謝状を授与されました。
昨日(7月1日)、そのご報告に、代表して小山政仁さんが坂城町役場へお出でになりました。
左から:山村、小山政仁さん
小山さんは消防団活動のご経験はなかったとのことですが、自宅のすぐ側にあった消火栓を開け、ホースを繋ぎ、消防車の来る間、ホースを抱きかかえ、必死の思いで初期消火に務められました。
消火活動の経験が全くなかった小山さんにとってまさに命懸けの作業だったと思います。 その機敏な活動と勇気に敬意を表します。
坂城町長 山村ひろし
本日(7月1日)、長野県企画部企画課近藤浩係長をお招きして 「TPP学習会」 を開催しました。
昨年に続き、2回目の学習会です。
挨拶する山村
役場3階の講堂にほぼ満員の参加者
講師の長野県企画部企画課近藤浩係長
坂城町は農業だけでなく工業生産額の多い町です。
「TPP」の与える影響について現時点で分かりうる情報を得ながら正しい判断をすることが必要です。
政府は7月23日にも交渉参加をすることを目標にしていますが、我々は何をなすべきか、坂城町にとってのメリット・デメリットをよく理解し、町の競争力を強化しなくてはなりません。
長野県では、さる5月20日に 「関税撤廃による長野県内への影響について」 発表しました。
本日お話をいただいた、近藤係長はまさにこの資料を纏められた方です。
大変タイムリーな多くの情報を得ることができました。
近藤係長には長野県議会中にもかかわらずお出でいただき誠にありがたく思っております。
これからもTPP交渉の状況を見つつこのような勉強会を開催していきます。
1.TPPについて 「 内閣府資料」
http://www.cas.go.jp/jp/tpp/pdf/2013/6/130617_tpp_setsumeikai_shiryou.pdf
2.関税撤廃による長野県への影響 「長野県資料」
http://www.pref.nagano.lg.jp/kikaku/kikaku/epa/130520/01_shiryo01.pdf
坂城町長 山村ひろし
昨日(6月30日)、千曲市大西緑地公園で開催された、第54回埴科消防ポンプ操法大会及び第8回埴科消防ラッパ吹奏大会の小型ポンプ操法の部において坂城町の第10分団(上五明)が優勝しました。
第10分団の前回優勝は昭和52年とのことですので、何と36年ぶりの優勝です。
また、ポンプ車操法で惜しくも2位となった、第2分団(金井区)も誠に接戦でわずかに及ばずということでした。 来年に期待します。
ラッパ分団の技量は確実に向上しています。 指導していただいている伝田先生も 「継続は力なり」 とおっしゃっていました。 こちらも来年に向けて訓練を積み重ねていただきたい。
今回優勝された第10分団には8月4日(日)開催予定の長野県大会(飯綱高原)での大活躍を期待します。
大会終了後団員を激励
詳細は、以下、坂城町ホームページより
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6月30日(日)、埴科消防ポンプ操法・ラッパ吹奏大会 第10分団が見事優勝!
▲小型ポンプ操法の部優勝 第10分団(上五明)
6月30日(日)、千曲市大西緑地公園で、埴科消防ポンプ操法大会及び埴科消防ラッパ吹奏大会が開催され、小型ポンプ操法の部において坂城町の第10分団(上五明)が見事優勝を果たしました!
このポンプ操法大会には、6月16日(日)に坂城町で行われた消防ポンプ操法大会において、ポンプ車の部で優勝した第2分団と小型ポンプ操法の部で優勝した第10分団が、ラッパ吹奏大会にはラッパ分団が出場し、千曲市の消防団(千曲市大会上位チーム)と競技を行いました。坂城町の3分団とも日頃の訓練の成果を発揮し、小型ポンプ操法の部で第10分団が優勝、ポンプ車操法の部で第2分団(金井)が準優勝、ラッパ吹奏でラッパ分団が準優勝となりました。
また、それぞれの部の出場選手の中で、指揮者、番員ごとに最も優秀な成績を収めた者が個人表彰され、第10分団の滝沢敏之さん(指揮者)、師田洋一さん(1番員)、第2分団の山極卓弥さん(指揮者)、飯島健一さん(2番員)が選ばれました。
なお、第10分団は、8月4日(日)に開催される長野県消防ポンプ操法大会への切符も手に入れました。県大会でも好成績を収められるよう頑張ってください!
▲第10分団(上五明)
▲第2分団(金井)
▲ラッパ分団
▲個人表彰を受ける滝沢敏之さん(左)、師田洋一さん(右)
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坂城町長 山村ひろし
6月27日から28日まで、坂城町行政協力員会(区長会)の皆様と視察研修旅行で愛知県豊田市、犬山市への視察に参りました。
帰りの途上に、私だけ寄り道をさせていただいて、28日の夕方、ホテルオークラの隣にある大倉集古館で開催中の 「第4回新作日本刀研磨外装刀職技術展覧会」 を拝見してまいりました。
6月8日~7月28日まで開催
この展覧会は公益財団法人日本刀文化振興協会(会長:柳井俊二、専務理事:宮入恵)が、日本刀文化についての理解ならびに伝統技術の継承と発展を支援する目的で毎年開催されているものですが、今回の展示会で宮入恵さんの弟子4人が作刀部門で素晴らしい作品を出され、全員が入賞されました。
誠に素晴らしい快挙です。
まず、最高賞の経済産業大臣賞を受賞されたのが、川崎仁史(晶平)さん。
川崎さんは現在、埼玉県で自分の鍛刀道場を持たれ独立されています。
川崎仁史(晶平) 経済産業大臣賞
次は、根津啓(秀平)さんで、金賞第二席を受賞されました。
根津啓(秀平) 金賞第二席
さらに、上山陽三(輝平)さんは金賞第三席・新人賞を受賞されました。
上山陽三(輝平) 金賞第三席・新人賞
また、河内一平さんは銀賞第一席を受賞されました。
河内一平 銀賞第一席
川崎さんを除いた3人は坂城に住まれて宮入道場で師匠とともに作刀活動を活発に行われています。
皆さん方は、びんぐしの里公園で開催される 「こどもフェスティバル」 などで、毎回、「小刀」 つくりなどの体験学習を指導していただいています。
宮入刀匠の作品(審査員として)
坂城町における刀剣文化は特別な存在です。
宮入刀匠を中心とした若手の作刀家たちを町としても大いに育てバックアップしていきたいと考えています。
今後の益々のご活躍をお祈りいたします。
(*以上、資料は同展覧会図集より引用させていただきました)
坂城町長 山村ひろし
先日(6月26日)、重要無形文化財総合指定保持者で観世流の能楽師である松木千俊先生と坂城松謳会によるこども能楽教室が坂城町の3小学校で開催されました。
各小学校の5、6年生が参加しましたが、当日は能面に実際に触れる機会もあり全員が興奮気味に授業に参加しておりました。
来年の8月31日(日)には、2年ぶりに、坂城びんぐしの里公園で 「薪能」 が開催されます。
前回と同様、松木先生のほか、野村萬斎さん他、錚々たる方々の出演が予定されています。
その時に備えて子どもたちも今から練習のスタートです。
私は南条小学校の授業に参加しました。
以下は、いずれも南条小学校の様子。
松木先生のお話し
能面に触れる
能面を付けて舞台に上がる
海野師範による発声練習
「猩々」を舞う三井梨央さん
他の小学校の様子など、詳細は以下の坂城町ホームページのサイトよりご覧ください。
http://www.town.sakaki.nagano.jp/dekigoto/W034H0000047.html
以下は番外編で、授業の後の会食のワンショット
授業終了後の会食で
左から:海野師範、松尾名誉師範、山村、松木先生、宮入刀匠
なお、以下のサイトは松木先生のブログより。素晴らしいコメントをいただいております。
http://www.matsunokai.com/private/3724/
http://www.matsunokai.com/private/3720/
坂城町長 山村ひろし
入会権解消と地上権設定
先日(6月16日)、上田市上室賀自治会(自治会長:白鳥 公さん)と坂城町上五明区(区長:山城賢一さん)のみなさんと一緒に「つけば料理」(つけば小屋での川魚料理)をいただきました。
上室賀の皆さんをご招待しての食事会です。
上五明の皆さんは明治以来、長い間、上室賀地区の特別に認められた地区で秣(まぐさ)や薪などの伐採を許されていました。
その御礼として、長い間、つけば料理で上室賀の皆さんをご接待する慣習がありました。
前回、私も参加させていただいた折に、このような行事はいったい、いつから始まっているのかとお尋ねしたのですが、なかなか契約書などを拝見する機会がありませんでした。
先日のつけば会の際に、上室賀自治会長の白鳥さんが契約書のコピーなどをお持ちいただき内容が判明しました。
大正10年11月の入会権解消と地上権設定の協定書
この協定書によると、明治以来種々の紛争のあった隣接地域での入会権問題について円満に解決を行い、長期にわたる地上権設定を認めたものです。
上五明地区との協定の一部を以下示します。(抜粋)
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1、地上権設定区域の立木、竹そのほかの森林副産物は総て上五明区の所得とする
1、地上権設定期間は永代とし50年毎に継続更新するものとする
1、上五明区は地上権の地代として毎年11月20日を期して室賀村に対し玄米3石5斗9舛を支払うものとす
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以上にあるように、上室賀と上五明の間で 「永代」(無期限)の契約が結ばれたのです。
地代としての「玄米3石5斗9舛」について、現在では年間12万円をお支払いしているとのことです。
近隣地区とのトラブルをこのような形で解消し、「永代」にわたるお付き合いをされておられる知恵を学びました。
なお、上室賀自治会では秋には上五明区の皆さんをご招待して「松茸料理」でのおもてなしをされておられます。
坂城町長 山村ひろし