本日(6月21日)、令和5年第2回坂城町議会定例会が閉会しました。
以下、閉会のあいさつを掲載させていただきます。
本議会では、新たな教育長として塚田常昭氏の任命、文化センターの耐震補強・大規模改修工事に関する補正予算、小中学校給食費の無償化などをはじめ、重要な各種事業についての補正予算を決議していただきました。
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令和5年 第2回 坂城町議会定例会の閉会にあたり、一言ごあいさつを申し上げます。
6月7日に開会されました本定例会は、統一地方選挙で当選されました議員の皆様方との、始めての定例会ということで、緊張感溢れる中、本日までの15日間にわたりご審議をいただきました。
提案いたしました教育委員会教育長の任命等の人事案件、条例の一部改正、一般会計補正予算と、全ての議案に対して原案どおりご決定を賜り、ありがとうございました。
清水教育長におかれましては、今月末をもってご退任となります。任期中、保育から就学期まで切れ目のない子育て支援やGIGAスクール構想による学校のICT環境の整備、町体育館の大規模改修など、コロナ禍による困難な状況の中で、町の教育行政の推進にご尽力いただきました。今日までのご労苦に対し、心から感謝申し上げます。
さて、これまで町の文化活動の拠点として、公民館活動や各文化団体の活動など、多くの皆さんにご利用いただいている文化センターの耐震補強・大規模改修工事につきましては、補正予算をお認めいただきましたことから、本議会終了後、入札等の準備を行い、早期に事業を進めてまいりたいと考えております。
工事に伴う文化センターの施設利用につきましては、7月から中止とさせていただく予定となっております。
改修が完了するまでの間、施設を利用される大勢の皆さんにご不便をお掛けいたしますが、一層の機能性の向上を図ってまいりますので、ご理解とご協力をお願い申し上げます。
また、小中学校給食費の無償化につきましては、子育て支援策の拡充として、より子育て家庭の経済的負担を軽減するため、4月に遡るとともに、期限を定めず、継続的な制度として実施してまいります。
併せて、町外の小中学校や特別支援学校等などに就学する児童・生徒や、食物アレルギー等のために弁当を持参している児童・生徒に対しましては、学校給食費相当額の補助を行い、実質無償化を図ってまいります。
本議会終了後、速やかに所要の手続きを進めてまいりたいと考えております。
また、エネルギーや食品等の物価高騰の影響を受ける低所得世帯への支援としまして、住民税均等割が非課税の世帯に対し、「電力・ガス・食料品等価格高騰重点支援給付金」として、7月末から世帯当たり3万円の給付ができるよう準備を進めてまいります。
なお、先行して開始しました「低所得の子育て世帯生活支援特別給付金」につきましては、ひとり親世帯への給付は県が実施し、その他の子育て世帯につきましては、町が支給することとし、該当する世帯の児童一人当たり5万円の支給を、先月末から行っているところであります。
さて、5月8日以降、新型コロナウイルスの感染症法上の位置付けが5類に移行されました。
町では、新型コロナワクチン接種につきまして、春開始接種を、文化センター大会議室を会場に、集団接種により5月25日から6月15日まで実施いたしました。
また、9月から実施することが決定されている秋開始接種につきましては、接種に使用するワクチン等が未定ではありますが、引き続き希望する皆さんに対し、集団接種での実施に向け、準備を進めてまいります。
さて、先月27日に開会しました「第18回ばら祭り」が、今月11日をもちまして幕を閉じました。今年度につきましては、4年ぶりに各種イベントや各店舗による飲食も再開しての開催となり、初日から大勢の皆様にご来園をいただきました。
また、従来からご来園いただいていたお客様に加え、若い方など新たな来園者の増加に向け、坂城高校生の提案による「ベル・アーチ」の除幕式も行うとともに、「SNS投稿キャンペーン」を実施し、幅広い年代層の方に、数多くご来園いただいたところであります。
今年のばら祭りにつきましては、テレビ中継のほか、ラジオ、新聞などマスメディアでの情報発信を強化したところであり、集客の見込める週末にかけて、台風や前線の影響により一時中断をせざるを得ない状況もあった中で、期間中、約2万5千人のお客様にお越しいただき、町内外の多くの皆様に、色とりどりのバラをお楽しみいただきました。
これもひとえに、実行委員会の皆様をはじめ、日頃から丹精を込めて管理していただいた「薔薇人の会」、各種イベントや飲食にご協力いただいた出店者の皆様のおかげと心から敬意を表するとともに深く感謝申し上げます。
日本が誇る精密加工技術や ものづくりの最先端技術などを一堂に集めた「第28回機械要素技術展」が、本日から23日までの3日間、東京ビッグサイトにて開催されております。
国内外から約1,750社が出展する中、町内からは製造業6社が出展しております。
活発な商談が行われ、新規取引先の獲得や受注につながることを期待するところであります。
今月25日、南条小学校音楽堂におきまして、「こころ うたコンサート」を開催します。
町出身でピアノを担当する「米澤(よねざわ) 愛子(あいこ)」さんを始め、ソプラノ歌手「たえこ」さんの歌声など、大勢の皆様に楽しんでいただけたらと思っております。
また、7月1日には、同じく南条小学校音楽堂を会場に、「第45回納涼音楽会」の開催が予定されています。
8団体の出演者が開催に向け、準備を進めているところでありますので、ご期待いただければと考えております。
さて、7月2日、地域を守る消防団員が、有事の際の機敏な対応や消防技術の向上を目指し、訓練の成果を発表する「町消防団ポンプ操法大会」が、鼠橋消防ポンプ操法訓練場において開催されます。また、翌週の9日には、同会場において「埴科ポンプ操法大会」が開催されます。
上位大会出場に向け、日頃の鍛錬の成果が十分に発揮されますよう、各分団の健闘を祈念いたします。
7月8日には、地域の交流と文化活動の推進を目指して、「隣保館ふれあい交流フェスティバル」を開催いたします。
隣保館で活動するサークルの作品展示や、ダンスなどのグループ発表を同会場にて行うと共に、中心市街地コミュニティセンターでは、ホルン奏者の山岸(やまぎし)博(ひろし)さんらをお招きし、ホルン、ヴァイオリン、ピアノによるコンサートも開催いたします。
大勢の皆様にご来場をいただければと思います。
第46回目を迎える、町民まつり「坂城どんどん」につきましては、企画委員会及び実行委員会において、8月5日に、横町・立町通りで開催することが決定されました。
今年は、長野県出身のタレントである「まなまる」さんを特別ゲストにお招きするほか、恒例のビアガーデン、子ども広場、おどり流しを行い、参加者の皆さんが一体となって盛り上がり、久しぶりの夏祭りを大勢の皆さんと一緒に楽しむことができるよう開催してまいりたいと考えております。
そのほか、今年度につきましては、新型コロナウイルス感染症の影響により、今までやむなく開催が中止となったり、変更を余儀なくされてきた行事が、コロナ禍以前と同様に再開されてまいります。感染の収束は、未だ見通せない中ではありますが、これまでの経験を糧に創意工夫を凝らし、発想の転換を図りながら新たな可能性を見出し、様々な施策を積極的に展開してまいりたいと考えております。
そうした中で、町民一人ひとりがそれぞれに幸せを感じることができるために、「チャレンジSAKAKIウェルビーイング」をスローガンとして掲げ、「輝く未来を奏でるまちづくり」の実現に向けて、新たな決意と情熱をもって取り組んでまいりたいと思っております。
議員各位におかれましても、格段のご協力を賜りますようお願い申し上げます。
これから暑さが増してまいります。健康に留意され、益々ご活躍されますことを祈念申し上げ、閉会のあいさつとさせていただきます。
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坂城町長 山村ひろし