これからしばらく、老子の「戦争論」がいくつか続きますが、人間としての生き方についても大いに参考になりますね。
善爲士者不武。 善戰者不怒。 善勝戰者不爭。 善用人者爲下。 是謂不爭之徳、是謂用人之力、是謂配天。 古之極。
善く士たる者は武(たけだけ)しからず。 善く戰う者は怒らず。 善く戰に勝つ者は爭はず。 善く人を用ふる者は下ることを爲す。 是を不爭の徳と謂(い)ひ、是を人を用ふるの力と謂い、是を天に配(はい)すと謂ふ。 古えの極(きょく)なり。
坂城町 「輝く未来を奏でるまち」 Create the Bright Future !
これからしばらく、老子の「戦争論」がいくつか続きますが、人間としての生き方についても大いに参考になりますね。
善爲士者不武。 善戰者不怒。 善勝戰者不爭。 善用人者爲下。 是謂不爭之徳、是謂用人之力、是謂配天。 古之極。
善く士たる者は武(たけだけ)しからず。 善く戰う者は怒らず。 善く戰に勝つ者は爭はず。 善く人を用ふる者は下ることを爲す。 是を不爭の徳と謂(い)ひ、是を人を用ふるの力と謂い、是を天に配(はい)すと謂ふ。 古えの極(きょく)なり。
本日(9月21日)、一橋大学の野中郁次郎名誉教授からお招きがあり、六本木ヒルズで開催された第1回トポス会議に出席しました。
トポスとはギリシャ語で「場」と言うことなのですが、いわば「知的対話の場」であります。
本会議は、近年、全く発言力を失った日本の中で、世界的な「知」のリーダーを招き未来に向けた大きなメッセージを発信しようと、野中さんを創始者として結成された W3i(ワールド・ワイズ・ウェブ・イニシャティブ)が主催して開催されたものです。(後援: 富士通総研、(社)人工知能学会)
今回を第1回として今後10回に分けて種々のテーマで討議が続けられます。
http://jp.fujitsu.com/group/fri/downloads/events/topos01.pdf
今回は第1回目として「人間の知性とコンピュータ科学の未来–2040年、コンピュータは人間を超えてしまうのか–」 と言うテーマで人工知能と人間の知性について活発な議論がなされました。 スピーカーは以下の通りです。
特別講演:
「われ敗れたり、されど」
米長邦雄 日本将棋連盟会長
今年1月に富士通研究所の開発したコンピュータと対戦し敗北 「われ敗れたり、されど」 を語る、米長邦雄日本将棋連盟会長
基調講演1:
「シンギュラリティーの挑戦」
ニール・ジェイコブスティン氏(シンギュラリティ大学人工知能・ロボット工学部門共同議長、前総長)
(「シンギュラリティー」とはコンピューターの知能が人間を超える現象、またはその瞬間を意味する言葉)
基調講演2:
「知性について問い直す」
エリザベス・チャーチル氏(ヤフーリサーチ プリンシパル・リサーチ・サイエンティスト)
パネル・ディスカッション:
ウィリアム・ダットン氏(オックスフォード大学インターネット研究所教授)
前野隆司氏(慶應義塾大学大学院教授)
飯田弘之氏(北陸先端科学技術大学院大学教授)
ニール・ジェイコブスティン氏(シングラリティ大学人工知能・ロボット工学部門共同議長、前総長)
エリザベス・チャーチル氏(ヤフーリサーチ プリンシパル・リサーチ・サイエンティスト)
紺野登氏(多摩大学教授)、その他
左から:武部恭枝氏、紺野登氏、エリザベス・チャーチル氏、ニール・ジェイコブスティン氏、飯田弘之氏、前野隆司氏、ウィリアム・ダットン氏
総括:
「東洋の知と西洋の知が生み出す弁証法的ダイナミズム」
野中郁次郎一橋大学名誉教授
野中郁次郎氏
本日の講演内容は誠に素晴らしいものでした。
これだけの世界一流の人々が一堂に会し、人類の未来に関して討議できる 「トポス:場」 作りをされた野中先生に心から敬意を表したいと思います。
参加された方々とも種々お話をしましたが、日本医療政策機構理事長で東京電力福島原子力発電所事故調査委員会委員長だった黒川清さんや元花王会長の常盤文克さんなど多彩な参加者がおられました。
坂城町では11月15日にこの野中郁次郎先生をお招きして坂城テクノセンターで 「モノづくりからコトづくりへ ~ イノベーションの知恵」 というテーマで経営セミナーを開催します。 ご期待ください。
また、以前、私が本日の講演者の1人のウィリアム・ダットンさんの著作 "Information and Communication Technologies" (「情報通信テクノロジー情報ネットワーク社会の理想と現実」)の翻訳をしたこともあって、ダットンさんと懐かしい昔話をいたしました。
ウィリアム・ダットンさんと
以下が、その本です。 (1998年の出版 新品の在庫は無いようです)
坂城町長 山村ひろし
本日(9月15日)、坂城町ワインプロジェクトの一環として、坂城町の巨峰を初出荷しました。
今日(9月15日)は、坂城町の小学校の運動会です。 坂城小学校、南条小学校、村上小学校いずれも本日開催されました。
本日は午後少し雨が降りましたが、全般的に好天に恵まれました。
私は村上小学校の運動会に参加しました。
村上小学校は明治6年六郷学校として設立され、今年で138年目を迎えます。
運動会としては93回目を迎えています。
ご挨拶する山村
騎馬帽子とり!
力を合わせて(綱引き)
先日、全国小学生陸上競技交流大会で優勝した田村純菜さんも5年生短距離走で出場 (楽々1位)
来週の土曜日には坂城町の保育園、幼稚園で運動会が開催されます。
子どもの伸び伸びとした元気な活動を見ると、物凄いエネルギーをいただく感じがしますね。
坂城町長 山村ひろし
この章では老子の「三寳」(さんぽう 三つの宝)について述べています。
一般的には仏教での三宝(佛・法・僧)のことを言いますが、老子は「慈、儉、先とならず」の三つを言っています。
天下皆謂我道大似不肖。 夫唯大故似不肖。 若肖、久矣其細。 夫我有三寳。 持而寳之。 一曰慈、二曰儉、三曰不敢爲天下先。 慈故能勇。 儉故能廣。 不敢爲天下先、故能成器長。 今舍慈且勇、舍儉且廣、舍後且先、死矣。 夫慈以戰則勝、以守則固。 天將救之、以慈衛之。
天下皆我が道を大にして不肖(ふしょう)に似たりと謂(い)ふ。 夫れ唯(ただ)大なるが故に不肖(ふしょう)に似たり。 若(も)し肖(に)なば、久しいかな其の細(さい)たること。 夫れ我れに三寳(さんぼう)有り。 持(じ)して之を寳とす。 一に曰(いわ)く慈(じ)、二に曰く儉(けん)、三に曰く敢えて天下の先(せん)と爲(な)らず。 慈なるが故に能(よ)く勇(ゆう)なり。 儉なる故に能(よ)く廣(くわう)なり。 敢えて天下の先と爲らず、故に能く器長(きちゃう)を成す。 今慈を舎(す)てて且(まさ)に勇ならんとし、儉を舎てて且に廣くあらんとし、後(おく)るるを舎てて且に先んぜんとすれば、死せん。 夫れ慈以(も)って戰えば則(すなわ)ち勝ち、以って守れば則ち固し。 天將(まさ)に之を救はんとす。 慈を以って之れを衛(まも)らん。
先週、今週の週末は各地の敬老会にお邪魔しています。
昨年の敬老会では小川マキさんの「きずな」という歌を皆さんと一緒に歌っていましたが、今年はサミュエル・ウルマンの「若さ」という詩をご紹介しています。
この「若さ」はサミュエル・ウルマンが80歳の時に作詞し、その後、マッカーサーが好んだということで日本でも有名になりました。
原題では"Youth"というタイトルですが岡田義夫さんの訳で「青春」として有名になりました。
但し、この岡田義夫さんの訳した詩は後でリーダース・ダイジェストに掲載されたもので原詩とは一部異なっています。
今回ご紹介するものは、サミュエル・ウルマンの原詩を翻訳したものです。
一部意訳をしていますが、ご覧ください。
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『若 さ』
(サミュエル・ウルマン詩 オリジナル版より 山村弘訳)
(1920年 出版 S.ウルマン80歳)
若さとは、生きている時間の長さではありません。
若さとは、気持ちのあり方です。
バラのような真っ赤な頬、赤い唇、しなやかな膝のことを言うのではなく、意志、想像力の質、情熱の強さなのです。
若さとは、深い、命の泉の新鮮さなのです。
若さとは、ややもすると挫けそうになる気持ちを乗り越える勇気です。
時には、60歳の人の方が20歳の青年よりも若さを持つこともあります。
人は、誰も、年の数だけで老いるのではありません。
人は、理想を捨てたときに老いてしまうのです。
年月は、皮膚にシワを刻みますが、心にシワが寄ると熱情を無くしてしまいます。
悩み事、恐れ、不信が心を歪め、気持ちを埃だらけにしてしまうのです。
人は、60歳でも16歳でも、驚きへの興味、子供のような将来への探求心、生きることについての喜びを持つことができるのです。
あなたの心、私の心の真ん中には無線の受信機があります。
この受信機が、美しさや希望、喜び、勇気などの力を、他の人から、あるいは神からメッセージとして受けることができる限り、あなたに若さがあると言えます。
しかし、そのアンテナの力が衰え、あなたの気持ちが無気力な雪におおわれ、悲観的な氷に閉ざされてしまえば、たとえあなたが20歳だろうが老いてしまうのです。
でも、あなたのアンテナが働き、前向きな電波を受け取り続けば、貴方は80歳になっても100歳になっても、若いまま生を終えることができるのです。
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坂城町 「びんぐし湯さん館」 の改修工事が終了してから約2ヶ月経ちます。
(「びんぐし湯さん館」 http://yusankan.co.jp/ )
温泉の施設が一新され大好評をいただいております。
その中で、新しい「石風呂」は良いのだが、大きくて入りづらいという声をいただいておりました。
若干の時間がかかり恐縮でしたが、本日、石風呂周りのステップ等を設置しました。
ステップ設置前
ステップ設置後
これにより、より安全にお風呂をご利用いただけると思います。
まずは、ご連絡です。
今後ともよろしくお願いいたします。
坂城町長 山村ひろし
以前ご紹介した、JAICAの理数科教師としてザンビア共和国へ派遣されている坂城町南条金井ご出身の竹内希さんから近況をご連絡いただきました。 今後、時々レポートを送っていただけることになりました。
以下、坂城町ホームページのニュースをご覧ください。
坂城町長 山村ひろし
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平成24年6月末に、町出身の竹内希さんが、青年海外協力隊としてアフリカ南部に位置するザンビア共和国へ派遣されました。
竹内さんは、現在、広島大学大学院に在学中ですが、理数科教師として、ザンビア共和国の生徒数600人程の中高一貫校に派遣されています。派遣期間は2年間を予定していて、その間、ザンビアの様子や体験したことを町へ定期的に報告してくださることになりました。
昭和40年に発足して以来、アジア、アフリカ、中近東、中南米、大洋州、東欧地域などの開発途上国に派遣し、それぞれの技術・技能を活かして派遣先の国づくり、人づくりに協力をしています。平成23年12月31日時点では、74ヶ国に2,169名の方が派遣されていて、派遣国から高い評価を受けています。
以下、竹内さんからのザンビアだよりです。
▲竹内さんの授業の様子
みなさん、こんにちは。日々暑さが増しているザンビアから、8月のできごとを報告したいと思います。
こちらの学校は、4月、8月、12月は休みです。なので、8月は学校へ誰も来ていないだろうと思いながら配属校へ行ってみると、なんと補講をしていました!!私の学校は、仕事に対して熱心な教師が多いように思います。また休み中の授業では、生徒から普通の授業料とは別に、料金を徴収していました。しかし、その学校の生徒に関わらず、他校の生徒も料金さえ払えば授業に参加できるため、地域に開かれたとても良い学校だと思います。
そして、私はこの休みの時期を利用し、先輩隊員の学校へ教育実習を受けに行ってきました。実習内容は、ザンビア教師の授業見学や、先輩隊員との共同授業です。ザンビアは、小学校高学年から英語で授業が行われます。英語での授業は、1人では苦戦することも多いですが、先輩隊員と共同でやることで、授業準備の仕方、授業の雰囲気作りなど、多くのことを学べました。また、ザンビアの授業ではほとんど教材が使われないため、アクティビティを入れた授業を行うと、生徒たちは興味関心がとても高まったようでした。私自身も、楽しそうに授業を受ける生徒を見て、嬉しくなりました!!
また、私は広島大学大学院が青年海外協力隊と提携して行っている、ザンビア・プログラムというプログラムの一環でも参加しています。これは、青年海外協力隊での経験が大学院の単位として認定されると共に、日本に帰国後、協力隊の経験を修士論文に書くことができるという制度です。
そして、そのプログラムの1つの行事に、ザンビア大学との研究発表会があります。今年は、8月23日に行われました。私も、来年ここで研究発表を行う予定です。今年も広島大学院生以外にも、協力隊の方やザンビア大学の方も発表をして下さりました。来年も充実した交流会になるよう、一同励んでいきたいと思います。興味のある方は、広島大学大学院国際協力研究科のホームページをご覧ください。
この章にはよく、「後己」 というタイトルが付けられます。 まさに大人物であればあるほど、「己を後ろにする」 ということです。
江海所以能爲百谷王者、以其善下之。 故能爲百谷王。 是以聖人欲上民、必以言下之、欲先民、必以身後之。 是以聖人處上而民不重。 處前而民不害。 是以天下樂推而不厭。 以其不爭故天下莫能與之爭。
江海(かうかい)の能(よ)く百谷(ひゃくこく)の王たる所以(ゆえん)の者は、其の善く之に下るを以(も)ってなり。 故に能く百谷の王爲(な)る。 是(ここ)を以って聖人民に上(うへ)たらんと欲せば、必ず言(げん)を以って之に下る。 民に先(さき)んぜんと欲せば、必ず身を以ってこれに後(おく)る。 是を以って聖人上に處(お)るも民重(おも)しとせず。 前に處るも民害(がい)せず。 是を以って天下楽しみ推(お)して厭(いと)はず。 其の爭はざるを以っての故に天下能(よ)く之と爭う莫(な)し。