「横吹八丁」を歩く

昨日(4月24日)、今までなかなか機会のなかった、旧北国街道横吹道跡を歩きました。

横吹道跡からの絶景 昔は下の国道まで千曲川

画面下は、横吹道跡踏破中の宮 教育長

旧北国街道横吹道跡:(坂城町教育委員会)

「坂木宿を抜けた所から苅屋原榎並木地籍までを結んで山腹の断崖を旧北国街道が通じていた、横吹八丁とも言われた所である、大部分当時の形跡を失い、坂城側からの登り道、それから山腹を西に進む横道の一部分が明らかな遺構として認められるだけである。 この道は中世においては極めて危険な細道であったが、慶長16年(1611年)北国街道全通に当たり道幅を広げて交通の便にした。 しかし十分な道幅がとれず往還の大名さえ籠からおりて通ったという北国街道最大の難所であった明治10年(1877年)1月山下の千曲川沿いに、新国道が開通し、以後往還の使用がなくなった。」

途中何箇所も道が崩落しており、大変な難所でした。  全通は難しいとして、部分的にでも開通できればと思っております。

「よこ吹や猪首に着なす蒲頭巾」(小林一茶)

「よこふきや駒もいななく雪あらし」(二夜庵 高桑蘭更)

「夏山やくたり終われは船わたし」(宮本虎杖)

坂城町長 山村ひろし

千曲川クリーンキャンペーン

本日(4月22日 朝7時から)、2012年 「千曲川クリーンキャンペーン」が開催されました。 (主催:坂城ライ オンズクラブ、坂城町  その他多くの団体のご協力をいただきました)

強風の吹く寒い朝でしたが、「埴科用水頭首工付近」、「大望橋付近」、「鼠マレットゴルフ場付近」の3か所に分かれ、800名以上の方に参加していただき実施されました。

私は大望橋グループに参加しました。                 

挨拶する山村

大勢の参加者

大奮闘の皆さん、 ストーブなど大きな不法投棄物も

分別中の宮下副町長

野草の手入れをされている、信州大学中村先生と子供たち

このクリーンキャンペーンは今年で12回目ですが、以前に比べると格段にきれいになってきたそうです。 (千曲川沿いでは坂城のエリアが格別にきれいだそうです)

皆様方の長年のご努力に敬意を表します。

本日は、3会場合計で、可燃物が約600kg、不燃物が約270kg、その他に粗大ゴミ多数が収集されました。

坂城町長 山村ひろし

老子の続き(第44章)

以前(第33章)に、「知足者富」(足るを知る者は富む)というのが出てきましたが、それに通ずるところですね。

名與身孰親。 身與貨孰多。 得與亡孰病。 甚愛必大費。 多藏必厚亡。 知足不辱、知止不殆。 可以長久。

                          

 名と身と孰(いず)れか親しき。 身と貨と孰れか多(まさ)れる。 得ると亡(うしな)うと孰れか病(くる)しき。 甚(はなは)だ愛(あい)すれば必ず大いに費(つひや)し、多く藏(ぞう)すれば必ず厚く亡ふ。 足るを知れば辱(はずか)しめられず、止(とど)まるを知れば殆(あやふ)からず。 以(も)って長久なる可(べ)し。

                            

 社会的な名声と命とでは自分にとってどちらが切実なものでしょうか。命と財産ではどちらが重要なものでしょうか。 ものを得るときと失う時とではどちらがつらいものなのでしょうか。 激しくものごとに執着すれば必ずそれを一切失ってしまうことがあるものなのです。 多く貯めこめば必ず大いに失ってしまうことがあります。 物事のこれでもう充分であるという「足るを知る」ことができれば辱めを受けるようなことはなく、一歩手前でとどまることを知っていれば危険なことはありません。このようにしていれば幸せに長く暮らすことが出来るのです。

                              

 外見ばかり重視していると自分の生命をも危うくするよ。 という老子の声が聞こえてくるようです。 常に「無為自然」「不争謙下」で有りたいものです。

                         

 坂城町長 山村ひろし

三重野康さん

元日本銀行総裁の三重野康さんが先日(4月15日)亡くなられました。

誠に大きな存在、正に国の宝を失った心持ちがいたします。

三重野さんはセントラルバンカーマンとしてのご活躍のほか、誠に多方面でご活躍された方ですが、特に教育面でも多大の貢献をされました。

私が昨年まで塾長をしておりました「杉並師範館」では長い間、理事として支えていただき、熟生にも大変素晴らしい講話を毎回していただきました。

特に、大連(中国)で過ごされた小学校時代の思い出、旧制高校時代のお話、相撲との関わりのお話、友人の作家の高木友之助氏、清岡卓行氏との関わりなど、平成の鬼平と言われた顔とは全く異なる側面をお聴きするなどその人生、生き様に大変感銘を受けました。

昨年、お会いした時にはまだまだ矍鑠とされておられましたのに誠に残念です。

正に、これからの日本にとって、まことに得がたい巨星を失いました。 衷心よりご冥福をお祈りいたします。

坂城町長 山村ひろし

「びんぐし湯さん館」10周年

 

 「びんぐし湯さん館」( 坂城町振興公社:社長 山村弘)はお陰様で昨日(4月18日)、開設10周年を迎えました。18日から22日の間、「お客様感謝祭」を行なっております。
                        

 期間中は、入館料割引や食堂100円割引メニュー、マッサージ機無料開放、日替わりのサービスも行います。 どうぞ、おいでください

                           

 また、10周年を機に、もっと快適に温泉を使っていただけるように、6月18日から7月20日までの間、休館させていただき大規模な改修をさせていただきます。

                              

 内容としては:

・入口を勾配の少ない平らな場所に移します。

・「石風呂」を新設します。(樽風呂を石に変えます。)

・売店や食堂を拡充します。(椅子テーブルのレストランも増築します)

・乳幼児の方々も安心して来ていただけるよう、授乳室をつくります。

                                    

これ以外にも、好評いただいている「大辛ねずみ」焼酎の新製品も発売いたします。(「「極上大辛ねずみ」)

                   

300ml は1,000円、 720mlは2,400円

300mlとショットグラス付きは1,400円

以上、ご愛用ください。

お問い合わせは「湯さん館」まで。Tel:0268-81-7000

          

以下、町の広報もご覧ください。

http://www.town.sakaki.nagano.jp/www/contents/1001000000177/index.html

                                    

 坂城町長 山村ひろし

 

「はにしな寮」 お一人暮らしお年寄り昼食招待

本日(4月17日)、坂城町の養護老人ホーム「はにしな寮」で、町内にお一人で暮らされておられるお年寄りの方々26名をご招待し、昼食会が開かれました。

はにしな寮に入居されておられる方々と一緒に特別昼食を楽しくいただきました。

これは、毎年春に坂城町社会福祉協議会と共催で開催されているものですが、町でお一人で暮らしておられる方々にとっては楽しみな行事のひとつです。

本日は詩舞あり、飛び入りの歌ありで心地よい時間を過ごさせていただきました。

坂城町長 山村ひろし

画家の大橋利一さん来訪

本日(4月16日)、坂城町上平出身で、現在大阪にご在住の 大橋利一 さんがお見えになりました。

大橋利一さんからは 「メタセコイヤの樹林」 という油絵をお預かりしました。

早速、私の部屋に飾らせていただいております。

大橋さんは大阪にお住まいになって40年以上経ちますが、昨日は村上小学校のクラス会があり帰郷されたとのことです。

大阪では1969年に「ユース美術会」を結成され、活発に活動をされておられます。

坂城町長 山村ひろし

春季例大祭

ようやく寒い季節から本格的な春の訪れを実感できるようになりました。

昨日(4月15日)、坂城町の中條(ちゅうじょう)神社と坂城神社の春季例大祭に参加しました。

平成24年度がスタートしましたが、国難とも言える状況が続いています。 何とか、地元坂城のすべての神様のお力も得たいところです。

中條神社、坂城神社とも神楽の奉納をいただきました。

以上、中之条神楽保存会の皆さん

                            

以上、南日名神楽保存会の皆さん

坂城町長 山村ひろし

老子の続き(第43章)

ここでは、「柔」よく「剛」を制すというように、形を持たない強さについて述べています。

天下之至柔、馳騁天下之至堅。 無有入無、吾是以知無爲之有益。 不言之教、無爲之益、天下希及之。   

                      

天下の至柔(しじゅう)にして、天下の至堅(しけん)を馳騁(ちてい)す。 無有(むゆう)にして無間(むかん)に入る。 吾是を以て無爲の益有るを知る。 不言の教え、無為の益は、天下之に及ぶこもの希(な)し。

                      

 水のようにこの世の中で最も柔らかいものが最も固い金属や岩石を自由自在に動かすことができます。 また、水のように形の無いものは隙間の無いところまで入り込むことができるのです。 私はこのように水のように一見、ことさらに何もしない自由自在で無為の大切さを知ることができるのです。 わざわざ言葉に出して教えない「不言の教え」、さかしらに行わない「無為の有益さ」はこの世の中でほかに匹敵するものはありません。
                             
                    
 孫子にも「微なるかな微なるかな、無形に至る」最高の攻め方について述べています。 いつもは静かな水の強さ。 いろいろ考えさせられますね。
                              
                           
 坂城町長 山村ひろし

我が家にも春

今年はいつまでも寒い日が続き、今日も朝から冷たい雨が降っています。

しかしながら、自然の素晴らしさは、ちゃんと私たちに時の訪れを伝えてくれます。

朝、新聞を取りに行ったついでに庭を歩くと何本かの杏子の樹に立派な花が咲いていました。

杏子の花 後ろは、雨にむせぶ自在山(岩井堂山)

私の家の庭には約40本の杏子の樹があります。 若い樹から年寄りの樹までみんなこの寒さのなか頑張っていてくれたようです。

今年もこの杏子から作られる「村上郷の あんず じゃむ」 が楽しみです。

坂城町長 山村ひろし