第52回坂城町元旦マラソン大会が行われました

 1月1日(日)、快晴のもと、3年ぶりに元旦マラソン大会が開催されました。

 今年は、新型コロナ対策として、参加者を町内の方限定としましたが、約100名を超える方が参加し、小学生の部と一般の部は3km、1.5kmのコースを、親子ペアの部は1.5kmのコースを走り、沿道からの声援を受けながら一生懸命ゴールを目指しました。参加された方は気持ち良い風を体いっぱいに浴びながら、新年最初のゴールに向かってそれぞれが思い思いに走っていました。

 みなさんにとって今年も良い年でありますように!

坂城町長 山村ひろし

令和5年 癸卯 年頭のごあいさつ

  

 写真は戸倉の鍋太金物店さんご提供の「金の卯」

 明けましておめでとうございます。皆様におかれましては、健やかに新年を迎えられましたこととお慶び申し上げます。

 今年の干支は、癸卯(きぼう みずのと・う)です。

 「癸」は「揆」であり、物事を「はかる・取り仕切る」ことを意味し、「卯」は冒(おかす)、陽気の衝動、茂ること、またその字形から、門を開いた形、天門が開いて万物が繁茂することを意味するとされています。このことから、癸卯の年は、万事正しく筋を通してゆけば繁栄に向かうが、これを誤ると紛糾し動乱する意を含んでいると言われています。物事の根本・原則をしっかりと認識し、実践し、着実な発展、繁栄に向かう努力を続けることが大切であります。

 昨年は、令和2年から引き続くコロナ禍の混乱に加え、2月にはロシアによるウクライナへの軍事進行が発生し、これに端を発した政治・経済の不安定、そして現在も続く私たちの生活に直結した物価・燃料の高騰と、様々な困難に見舞われた年でありました。

 新型コロナへの対応として、ワクチン接種につきましては、昨年中、3回目の接種及び60歳以上の方とリスクの高い方への4回目接種に引き続き、準備が整ったところから、オミクロン株対応ワクチンの接種を順次実施してまいりましたが、ワクチン接種のみならず、新型コロナ対策につきましては、町民の皆様と町内事業者の皆様の暮らしと営みを守るべく、きめ細やかな生活の支援を、国・県との連携を図る中で、今後も継続してまいります。

 さて、昨年を振り返りますと、4月には、町の基幹産業である工業の発展に向け進めてまいりましたテクノさかき工業団地の拡張造成工事が完了し、町内2企業へ分譲をいたしました。

 また、工業団地の拡張と県道坂城インター線の延伸に合わせて進めていた町道A09号線の道路改良工事も完了するとともに、工業団地内の調整池を活用した新たなスポーツ施設「テクノさかきストリートパーク」の整備も行いました。スケートボードに、バスケットボールにと、多くの方々に楽しんでいただいており、新たな賑わいの場となっております。

 また、国道18号バイパスや県道坂城インター線など、国・県の基幹道路の整備とともに、町においても、引き続き町道A01号線やA06号線など町内幹線道路の整備を進めていくほか、土地の有効活用を図り、さらなる地域産業の発展と快適な生活環境の向上に資するため、都市計画・農業振興地域整備計画の見直しについても、現在検討を進めているところであります。

 昨年から開始したデマンド交通(乗合タクシー)の実証実験では、多くの方にご利用いただき、ご好評をいただいております。引き続き、循環バスとあわせ、「すべての人にやさしい交通網」の構築を進めてまいります。

 また、昨年中には、開館20周年を迎えたびんぐし湯さん館の改修を行い、11月19日にリニューアルオープンをいたしました。展望デッキの新設や、レストランの増築、床暖房の整備など、これまで以上にくつろいでいただける憩いの場となりましたので、ぜひご利用ください。

 現在工事が進められている文化センター体育館の大規模改修は、年度内の完成を予定しております。耐震化だけでなく、トイレ改修、冷暖房の完備、ボルダリング設備の新規導入など、装いを新たにいたします。また、体育館に引き続く文化センターの耐震・大規模改修については、設計を今年度完了し、令和5年度に工事を実施いたします。両施設とも、より安全で快適に、利用しやすく、楽しめる施設となりますので、完成を楽しみにお待ちください。

 さらに、DXとICTによるスマートなまちづくりに向けては、これまで導入・整備を進めてきた、小中学校のGIGAスクール、子育て応援アプリ、電子申請システムの活用、スマート農業の普及促進などのほか、本年1月31日から、新たにマイナンバーカードを活用した住民票などのコンビニ交付を開始します。今後もマイナンバーカードの普及促進とあわせた行政のデジタル化を推進し、利便性の向上に努めてまいります。

 冒頭申し上げましたとおり、本年は、癸卯(きぼう)の年であります。本年が、「希望」の叶う良き年になるよう、万事・正しく筋を通し、全員で努力・実践することが求められておりますので、皆様とともに鋭意努力してまいります。

 町民の皆様におかれましても、本年が良き年になりますようお祈りし、新年のごあいさつとさせていただきます。

 坂城町長 山村ひろし

令和4年 坂城町消防団歳末特別警戒 出発式と督励巡視

 今年も恒例の坂城町消防団による、歳末特別警戒が行われています。(12月28日から30日まで)

 千曲坂城消防署宮尾次長さん、千曲警察署吉田署長さん、坂城消防署田中署長さん、坂城交番所田邊所長さんにもご参加いただき実施いたしました。

 12月18日、午後8時からスタートし、10時過ぎに終了しました。

 昨年に比べ、降雪はありませんでしたが、それでも時間の経過とともに大変冷え込んできました。

 消防団各隊員の皆さんには心より感謝申し上げます。

 さて、今年の消防団活動としては、新型コロナの影響により、6月に予定されていた操法大会は中止になりましたが、その替わりに、今年度より見直された操法要領に基づいた「消防団放水訓練」を実施しました。

 8月末には「町総合防災訓練」に参加され、そのほかにも消火栓・防水水槽の点検や、地域の予防消防につながる広報巡視など、消防団の皆様には活動が制限される中でも、地域住民の安心・安全のためご尽力いただきました。

 町では本年、第6分団の小型ポンプを更新し、来年早々には、第3分団の軽積載車が納入される予定です。今後とも、消防団活動を支援し、町内の防災力向上につながるよう、取り組んでまいります。

 以下、坂城町役場での出発式から、第1分団~第11分団、ラッパ分団までの督励巡視の様子をご覧ください。夜間で分かりにくいですが、出発式から各分団2枚づつ、計26枚です。

坂城町長 山村ひろし

坂城町 令和4年仕事納めと3大ニュース

 本日(12月28日)、坂城町役場で恒例の年末仕事納めを行いました。

 最近では、仕事納めの式を行わない自治体も増えてきましたが、職員数約140名の坂城町では、業務上、差し障りのない範囲で、職員が集合し、今年一年間の業務を思い起こし皆で体験した事項を共通で認識することは大変重要だと思っています。

 ただし、今年は、昨年と同様、参加人数を少なくするため、管理職の皆さんのみにお集まりいただきました。

 今年も、新型コロナウィルスに加えロシアによるウクライナ侵攻などという21世紀において信じられない事態が発生する年となりました。

 それでも坂城町では、当町のまちづくりの指針となる「第6次長期総合計画」をはじめ、「第2期創生総合戦略」、「公共施設個別施設計画」など様々な重要計画が次々と実行される中で、南条産業団地の造成工事完了、新デマンド交通(乗り合いタクシー)の実証実験開始、びんぐし湯さん館 の開館20周年リニューアルオープン、スケートボードや3x3バスケットなどが出来る、「テクノさかきストリートパーク」の完成など様々な事業を推進して参りました。 関係の皆さんに心より感謝申し上げます。した。

 さて、信濃毎日新聞での毎年の恒例、「各市町村の3大ニュース」では、「坂城町の3大ニュース」として、

1.千曲川バラ公園で3年ぶりの「ばら祭り」

2.南条産業団地造成工事完了、町内2社に分譲

3.デマンド交通(乗り合いタクシー)実証実験

が選ばれました。

 以下、仕事納めのの様子です。

坂城町長 山村ひろし

全国山城サミット上田・坂城大会実行委員会 長野県元気づくり支援金 知事表彰されました

 全国山城サミット上田・坂城大会実行委員会(事務局:上田市教育委員会)が、県の「地域発 元気づくり支援金」事業で知事表彰されました。
 12月26日(月)、田原茂樹 上田広域山城連絡協議会会長(葛尾城跡保存会顧問)と長谷川修 和合城跡保存会会長が、報告のため来庁されました。
 県では、 毎年、地域の元気を生み出す事業に取り組み、地域づくりを実践する団体などを支援する「地域発元気づくり支援金」を実施しています。全国山城サミット上田・坂城大会実行委員会では、坂城町と上田市にある山城の魅力を広く発信し、高齢化している山城保存会の新たな担い手の発掘へとつなぐため、「全国山城サミット上田・坂城大会」を誘致し、山城ガイドツアーや講演会などを実施しました。また、各保存会間の情報共有や相互協力を目的に坂城町と上田市、東御市の各保存会で上田広域山城連絡協議会を設立しました。
 これらが評価され、受賞されました。

▼(左から)山村、 田原会長、長谷川会長

坂城町長 山村ひろし

坂城の100人(人・法人)69回目は 株式会社 マースウィンテック さん

 今まで、「坂城の100人」として、歴史的に大活躍をされた方々をご紹介してきましたが、そろそろ、代表的な企業と経営者の皆さんをご紹介していきます。

〈「坂城の100人(人・法人)シリーズは以下。」

https://yamamurahiroshi.sakura.ne.jp/archives/category/100

 今年度、「坂城町 平成の産業史」を刊行しましたので、ここに登場される企業から順次ご紹介しています。

坂城町長 山村ひろし

坂城町社会福祉協議会へ新しい「訪問入浴車」

 12月20日(火)、坂城町社会福祉協議会(老人福祉センター)へ新しい「訪問入浴車」が配備されました。
 この車両は、訪問入浴サービスを利用する障がい者の方や高齢者の方が、お部屋で安心して入浴ができるように、浴槽を積んでいます。訪問入浴サービスでは、訪問入浴介護の職員が、利用者の皆さん宅で身体の整容等の入浴介助を行います。
 この訪問入浴サービスは、訪問入浴事業として平成7年6月から事業をはじめ、今年で27年続く事業です。納車された訪問入浴車両は、4輪駆動で、浴槽をはじめ、担架、給湯器、貯水タンク(230ℓ)等を備えています。

 ご説明していただいたのは、坂城町社会福祉協議会 訪問入浴事業管理者の竹内由香里さんです。

坂城町長 山村ひろし

坂城の100人(人・法人)68回目は 日精樹脂工業 株式会社 さん

 今まで、「坂城の100人」として、歴史的に大活躍をされた方々をご紹介してきましたが、そろそろ、代表的な企業と経営者の皆さんをご紹介していきます。

〈「坂城の100人(人・法人)シリーズは以下。」

https://yamamurahiroshi.sakura.ne.jp/archives/category/100

 今年度、「坂城町 平成の産業史」を刊行しましたので、ここに登場される企業から順次ご紹介しています。

坂城町長 山村ひろし

人間国宝 宮入行平さん 生誕110周年展示会

 坂城町出身で長野県で唯一の人間国宝 刀匠、宮入行平さん(1913~77年)の生誕110周年を来年(令和5年)迎えるにあたっての記念の展示会が坂城町鉄の展示館で開催されています。(令和4年11月22日~令和5年2月5日)

 宮入行平さんの初期の作品から晩年まで、28点が展示されており、大変貴重な展示会です。

 宮入行平さんは、大正2年(1913)、坂城の鍛冶屋の家に生まれました(本名は堅一、60歳まで昭平を名乗り、昭和48年(1973)、行平に改銘)。                       

 小さい頃から毎日、鎚(つち)の響きや鞴(ふいご)の音を聞きながら育ち、小学校を卒業した頃から父親について鍛冶の仕事をするようになりました。

 行平さんの作った農具や刃物は、父親よりも上手いと言われるほど好評でしたが、本人はそれらの作品を作ることに興味はなく、徐々に刀づくりに惹かれていきました。 

 そして 「東京に出て刀鍛冶の修行を」 という思いを強くし、願いが叶い24歳で上京し、栗原彦三郎が主宰する日本刀鍛錬伝習所に入門して、刀づくりの修行を始めました。

 そして精魂込めて一人前の刀鍛冶になろうと懸命の努力を行いました。

 しかし、戦争が激しさを増し、東京では刀づくりも難しくなったため、32歳の年に郷里の坂城町に戻ることになります。                     

 その後も、全生涯絶え間ない作刀の研究と鍛刀に情熱を燃やし続け、64歳で亡くなるまで数々の名刀を世に残しました。

 行平さんは25歳で第三回新作刀展覧会に初入選して以来、数々の賞を授かっています。

 また、靖国神社など、御神刀謹作も数多く、49歳で坂城町名誉町民第一号に選ばれました。

 そして50歳の時、国の重要無形文化財日本刀の部保持者、いわゆる人間国宝の認定を受け、文字通り日本一の刀鍛冶になりました。

 坂城町では、人間国宝故宮入行平刀匠の功績を顕彰するとともに、町の工業発展に大きく寄与した鉄の素材、加工技術の変遷など鉄に思いを馳せて、鉄の展示館を開設いたしました。

(鉄の展示館)

https://www.tetsu-museum.info/               

 今では、行平さんの志を受け継いだ多くの弟子たちが「宮入一門」として結集し、研究と鍛刀に情熱を傾けています。                                       

坂城町長 山村ひろし

さかきテクノセンター 長野県元気づくり支援金 長野地域振興局長賞を受賞!

 (公財)さかきテクノセンターが、県の「地域発 元気づくり支援金」事業で、長野地域振興局長賞を受賞しました。

 12月20日(火)、(公財)さかきテクノセンター 依田穂積 理事長と工藤誠一 センター長が、報告のため来庁されました。

 県では、 毎年、地域の元気を生み出す事業に取り組み、地域づくりを実践する団体などを支援する「地域発元気づくり支援金」を実施しています。 (公財)さかきテクノセンターは昨年度、この支援金を活用して、「モノづくりのまち」である坂城町の企業の高い技術力とゼロカーボンやSDGsへの取り組みなどを町外や県外などに広くPRしたり、地元中高生などと連携により、時代を担う人材育成やUIJターンの促進につながる事業を実施しました。

 これらが評価され、昨年度の網掛区に続き2年連続の受賞となりました。

 なお、今回、長野地域振興局より優良事例として3事業が選定されましたが、坂城町以外は、知事表彰を受けた「ペットボトルを通し、総合学習の展開と姨捨棚田のシンボル作り」(実施主体:信州さらしな田毎の月プロジェクト実行委員会 千曲市)と長野地域振興局長賞を受けた、「鬼土間(oni-doma)プロジェクト」(実施主体:鬼無里地区住民自治協議会 長野市)でした。

メイン事業の「2021さかきモノづくり展」の様子は、《こちら》からご覧ください。 元気づくり支援金について(長野地域振興局ホームページ)

▼一枚目、中坪振興局長から表彰を受けられる依田理事長

▼二枚目、(左から)山村、 依田理事長、工藤センター長

坂城町長 山村ひろし