令和4年第3回坂城町議会定例会招集あいさつ(2)

令和4年第3回坂城町議会定例会招集あいさつ(1)から

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続いて、6月定例会以降の事業の状況、並びに本議会に上程いたします主な内容等について述べさせていただきます。

令和2年度より取り組んでまいりました、平成の時代における町内産業の変遷や動向、また、工業関連を中心に商業や農業などの活動や出来事などを取りまとめた「平成の産業史」が発行となりました。

発行にあたり、ご協力いただいた多くの皆さんに深く感謝申し上げますと共に、一つの時代の中で大きく変化した平成30年間の町の歩みを是非ご覧いただきたいと思っております。

7月、8月と、二つの選挙が続けて行われました、7月10日執行の参議院議員通常選挙の投票率は59.71%、8月7日執行の長野県知事選挙につきましては、投票率43.45%となっております。参議院議員通常選挙につきましては、前回の同じ選挙の投票率を上回ったところでありますが、県知事選挙につきましては県全体の投票率が低かったこともあり、前回の選挙を下回る投票率となりました。

各投票所の立会いなど、多くの皆様のご協力に感謝を申し上げます。

テクノさかき工業団地内に「テクノさかきストリートパーク」が 完成し、7月23日にオープニングセレモニーを行いました。

当日は、スケートボード愛好者の皆さんや坂城中学校男子バスケットボール部の皆さんによるデモンストレーションが行われました。

パーク内には、スケ―ドボードエリアと3×3バスケットボールのゴールを設置しており、さらに、10月末には、スケートボードエリアにミニランプを設置する予定となっております。多くの皆さんに楽しく利用していただければと思っております。

今年度の坂城どんどんにつきましては、実行委員会の皆様のご意見等をいただく中で、新型コロナウイルス感染症対策を講じた上で、3年ぶりに開催する方向とし、ソーシャルディスタンスを確保するため、びんぐしの里公園に会場を移しての開催を予定しておりましたが、開催直前になって、町内におきましても新規感染が連日多数発生したため、やむなく中止とし、新型コロナウイルス感染症の終息を願い、町民の皆さんを明るく活気づけられるよう花火の打ち上げを行いました。

夏の夜空を色鮮やかに彩る花火を、大勢の町民の皆さんに楽しんでいただいたものと感じております。

8月15日には、坂城テクノセンターにおいて「第67回坂城町  二十歳のつどい」を3年ぶりに開催いたしました。

これまでは、成人式として開催してまいりましたが、今年4月の民法改正により、成人年齢が20歳から18歳となったことから、名称を新たに「二十歳のつどい」とし、二十歳を迎えた82名の皆さんに出席いただき、式典と、記念撮影を行いました。

「二十歳のつどい」実行委員の代表からは、これまで支えてくれた家族などへの感謝とともに、一社会人として貢献していけるように頑張りたいなどの思いが述べられ、大変頼もしく感じたところであります。それぞれの目標に向かい、今後大いに活躍されることを期待するところであります。

8月20日には、「第4回坂城びんぐしの里薪能」が開催されました。

今回は、5年ぶりの開催となりましたが、新型コロナウィルス感染症拡大防止のため人数を制限しての開催といたしました。

当日は、雨天のため急遽会場を変更し、村上小学校体育館での開催となりましたが、能の重要無形文化財総合指定保持者で坂城町特命大使の松木千俊師による「鞍馬天狗」と、狂言のみならず幅広い分野で活躍されている野村萬斎師による狂言「成上り」などを予定通り演じていただきました。

また、鞍馬天狗の花見の場面には、坂城町能楽教室の子どもたちが松木さんとともに出演され、日頃の練習の成果も披露いただきました。

町内外から来場した370名ほどの皆さんが伝統芸能に触れ、夏の夜の幽玄の世界を堪能いただきました。

8月28日に中之条・四ツ屋・戌久保地区を対象に坂城中学校において町防災訓練を開催いたしました。新型コロナ感染予防対策のため参加者を限定させていただくなか、対象3地区の自主防災会を中心に約160名のご参加をいただきました。

訓練では、令和元年度東日本台風を踏まえた大雨による土砂災害と水害を想定し、住民への避難情報の周知のため、同報系防災行政無線による地区放送や移動系防災行政無線を使った情報伝達訓練をはじめ、コロナ対策を施した避難所の開設・運営を行っていただく訓練などを行ったところであります。

また、7月15日には、全町の自主防災会を対象とした「防災説明会」を開催し、避難情報の内容や情報の出し方、防災行政無線の操作方法、ハザードマップの見方や要支援者名簿の活用などについて、 説明させていただくと共に、いくつかの地区では防災訓練や講習会などに職員をお呼びいただき、地域の皆さんに直接ご説明させていただく中で、防災知識の普及を図ると共に、意識の高揚につなげております。

災害の未然防止、被害の軽減を図るためには、住民の皆さんの日頃からの災害に対する備えが重要であります。今後も家庭や地域、行政、関係機関の連携を図りながら防災・減災対策に努めるとともに、命を守る行動の周知徹底を図り、「安全で住み良い、災害に強いまちづくり」を進めてまいりたいと考えております。

さて、町では、9月19日の敬老の日を迎えるにあたり、長寿のお祝いと敬老の意を表し、米寿・白寿、並びに100歳以上の皆様を対象として、敬老祝金をお贈りします。

本来ですと、全員の方を訪問しお祝いを申し上げたいところではありますが、新型コロナウイルスの感染が再拡大している状況に鑑み、敬老訪問につきましては、99歳以上の皆様を対象として行うこととし、9月10日に実施をいたします。

なお、今年度の対象者は、8月30日現在、88歳の米寿の方が 92名、99歳の白寿の方が11名、100歳以上の方が10名、合計113名の方が対象で、最高齢は大正7年生まれの104歳の方でございます。

さて、9月3日から11月20日まで、鉄の展示館で特別展「二次元 vs 日本刀展 ~鉄の展示館開館20周年記念~」を開催いたします。

この展示会は、アニメ・漫画の人気クリエイター達がデザインした刀をリアルに再現した作品を展示する企画展で、映画「バケモノの子」とコラボした日本刀なども展示されますので、多くの皆様にご来館いただきたいと存じます。

さて、秋から年度末にかけて、実施を予定していた、ポーランド「ツェレスティヌフ郡」への訪問交流事業、高校生タイ国研修事業、中学生アメリカ研修事業につきまして、世界的な新型コロナウイルス感染症拡大の状況やウクライナ情勢等を勘案する中で、今年度の実施を中止することといたしました。また、坂城国際産業研究推進協議会が計画しておりました海外視察研修事業につきましても、今年度の実施を見送る方向としたとお聞きしております。

いずれの事業につきましても、国内はもとより、訪問先の情勢などをふまえる中で、来年度以降の実施について改めて検討したいと思っております。

また、10月1日に開催を予定しておりました「第62回町民運動会・第44回交通安全町民大会」につきましても、実行委員会を組織し、開催の方法等について検討してまいりましたが、各分館へのアンケート調査の結果などをふまえる中で、再度、実行委員会で協議した結果、中止することといたしました。町民の皆様にはご理解いただきますようお願いいたします。

ハード事業につきましては、町道A01号線の舗装修繕工事につきまして、四ツ屋地区 ガソリンスタンド前交差点付近を9月中旬から約1カ月間、道路の利用状況を考慮する中で、21時から6時までの夜間工事にて実施する予定であります。

また、昭和橋の修繕工事につきましては、昨年に引き続き、国道側から4~5連目の下流側アーチ部、また、国道と接続する1連目及びゲルバーガーター橋と接続する9連目の床版下面補修工事を行う計画としており、明日、9月1日から車両等の交通規制を実施する中で工事に着手してまいります。町道A01号線の舗装修繕工事同様、通行する皆様には大変ご不便をおかけいたしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。

国道18号坂城更埴バイパスにつきましては、8月24日に、 町国道バイパス・県道整備促進期成同盟会の総会を開催するとともに、新国道 上田篠ノ井間 建設促進期成同盟会では早期完成を目指し、8月26日に千曲市、長野市、上田市、坂城町合同で長野県及び 長野国道事務所に要望活動を行ったところでございます。

今年度は、すでに着手をしている上五明地区バイパス予定地の地盤改良工事 及び 網掛地区への土砂運搬工事のほか、秋から月見地区においても地盤改良工事が行われる予定とお聞きしており、現在の国道バイパス事業全体の進捗率は約37%、用地買収の進捗率は約82%となっております。

また、坂城インター線延伸工事につきましては、工事区間の主要構造物が完了し早期完成に向けた事業が進んでいるところであり、現在の工事区間の更に先につきましても、国道18号坂城更埴バイパスとの接続部を含む道路等の調査に着手する予定とお聞きするところであり、町といたしましても、国道バイパス事業及び坂城インター線事業双方の進捗を図るべく、引き続き国や県等への関係機関へ働きかけてまいりたいと考えております。

今年4月から実証実験運行を開始した「デマンド交通 乗り合いタクシー事業」の運行状況につきましては、先週の金曜、8月26日現在の利用登録者数は169名となり、4月からのおよそ4ヶ月間で、延べ1037名の利用がありました。

利用の目的といたしましては、自宅から医療機関や商業施設までの利用が多く、時間帯は午前中が多い状況となっております。

今後、地域交通利用促進協議会や公共交通会議等において実証 実験運行の検証を行う中で、高齢者の皆さんにとって、より利用しやすい仕組みとなるよう、検討を進めてまいりたいと考えております。

次に今議会に上程する主な内容でございますが、

今年度、整備を進めて参ります、南条小学校への蓄電設備の設置 工事について、8月23日の入札会で決定した施工業者と仮契約を締結し、今議会に工事請負契約の締結に係る議案を上程いたしております。

本事業は、スマートタウン構想事業の取組みのひとつとして、CO2削減による地球温暖化対策と、災害など非常時に地域の避難所となる体育館の電力確保を併せて実現するため、35.3キロワットアワーの蓄電容量を備え、既設の30キロワットの太陽光 発電設備と連携するものでございます。

次に補正予算についてでございます。

コロナ禍における原油価格、物価高騰等に対する町独自の新たな2つの支援事業に要する経費について予算を計上させていただいております。

「農業資材価格等高騰対策事業」につきましては、昨年分の税申告において50万円以上の農業販売額がある農家等を対象に、物価 高騰の影響が大きい経費について、20万円を上限に補助し、安定した営農を支援してまいります。

また、「運送事業者事業継続支援金事業」につきましては、貨物自動車運送事業を営む事業者が保有する運送事業用車両1台につき5万円を、10台を上限に補助し、燃料価格高騰の影響を受ける町内運送事業者の事業継続と経営の安定を支援するものであります。

坂城駅に近い中心市街地で進めております、旧宮原邸敷地整備工事につきまして、周辺家屋への目隠しフェンスの設置や既存の門の解体等、追加で必要となる工事費等について予算を計上いたしております。

また、信州さかきふるさと寄附金につきましては、昨日、8月30日現在、果樹類を中心に、3,453件・60,776千円の寄附申し込みをいただいております。

これから人気の果樹類が旬を迎え、年末にかけて寄附申し込みの増加が見込まれることから、寄付額ベースで50,000千円の増加を見込む中で、必要となる歳入・歳出予算につきまして、計上いたしております。

今後も、ふるさと寄附を通じ、町の魅力を全国のより多くの方々に発信し、町をPRしてまいりたいと考えております。

以上、新型コロナワクチン接種の状況と令和3年度の決算状況、 そして、本年度の事業の進捗状況並びに本議会上程の主な内容に ついて申し上げましたが、今議会にお諮りする案件は、専決処分事項の報告が2件、人事案件が3件、工事請負契約の締結1件、一般会計・特別会計の令和3年度決算の認定6件、条例の一部改正1件、補正予算5件の計18件でございます。

よろしくご審議を賜り、ご決定いただきますようお願い申しあげまして、招集のあいさつとさせていただきます。

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坂城町長 山村ひろし

令和4年第3回坂城町議会定例会招集あいさつ(1)

本日(8月31日)、令和4年第3回坂城町議会定例会が開会されました。

以下、招集あいさつを掲載させていただきます。(長文です)

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令和4年第3回坂城町議会定例会招集あいさつ(1)

本日ここに、令和4年第3回坂城町議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様(全員)のご出席をいただき開会できますことを心から感謝申し上げます。

さて、未だ終息の気配を見せない新型コロナウイルス感染症につきましては、感染力の強いオミクロン株BA.5系統への置き換わりにより、全国的に新規陽性者数が急激に増加しております。長野県におきましても、過去に経験のない新規陽性者数が確認されており、県では8月8日、全県に「医療非常事態宣言」を発出し、独自に定める感染警戒レベルを全ての圏域で6に引き上げましたが、新規陽性者数は高止まりとなっており、8月18日には、過去最多を更新する3,649人が確認されるなど、これまでに例のない深刻な感染状況となっております。

これに伴い、県の医療提供体制は極めてひっ迫した状態となっていることから、県では「医療非常事態宣言」に加え、8月24日から9月4日までを期限として、全県に「BA.5対策強化宣言」を発出し、対策強化がなされております。

当町におきましても、今月に入り過去最多の新規陽性者数となるなど、感染の拡大が続いているところでありますが、感染力が強く 感染が広がりやすい一方で、重症化しにくいというオミクロン株の特性を踏まえ、主に、新型コロナウイルス感染症にかかった場合の重症化予防を目的として、4回目のワクチン接種を実施しているところであります。

接種対象とされている60歳以上の方及び18歳以上の基礎疾患を有する方と共に、新たに対象とされた医療従事者及び高齢者施設等の従事者の方に対し、町では7月14日から文化センター大会議室におきまして集団接種を実施しております。

接種に当たりましては、町内医療機関の先生方及び鹿教湯病院に全面的なご協力をいただいているところであり、改めて感謝を申し上げます。

なお、先般、国からオミクロン株対応ワクチンの接種の実施について、方針が示され、直近では9月からの接種開始といった報道もなされておりますが、現状におきましては、国等から正式に接種の時期や接種の間隔などの詳細について、示されておりませんので、今後、そうした情報が示されしだい、接種の実施に向け、具体的な準備を進めてまいります。

続いて、経済情勢でありますが、日本総研などによりますと、アメリカでは、サービス消費を中心とした個人消費や輸出が堅調に推移する一方で、住宅ローン金利の上昇の影響による住宅投資の急激な減少などにより、4~6月の実質GDPは前期比年率マイナス0.9%と2四半期連続のマイナス成長となっております。ヨーロッパにおきましては、政策金利の引き上げなどの金融引き締めが景気を下押ししているものの、イタリアやスペインなどの南欧諸国において、インバウンド需要の回復に伴うサービス消費の押し上げにより、ユーロ圏の4~6月の実質GDPは前期比年率プラス2.8%と1~3月期を上回るプラス成長となっております。

また、中国においては、新型コロナの感染者増加を受けた、上海市などでの厳しい行動制限の影響による人出の落込みに伴い、個人 消費が減少したことに加え、工場の操業停止や物流の停滞を受けて製造業の生産活動も下振れしたことで、景気は大きく失速しましたが、4~6月期の実質GDP成長率は前年同期比プラス0.4%と何とかプラスを維持した状況となっております。

次に国内の状況でありますが、内閣府による8月公表の4~6月期の実質GDPは、3月下旬に新型コロナのまん延防止等重点措置が 解除され、個人消費が拡大したことなどにより、前期比年率プラス2.2%と3四半期連続のプラス成長となっており、月例経済報告においても、「景気は、緩やかに持ち直している。」との観測でありますが、先行きについて、金融引き締め等を背景とした海外景気の下振れが日本の景気を下押しするリスクとなっており、物価上昇の影響や供給面での制約等に十分注意する必要があるとしております。

長野県内の状況につきましても、日銀松本支店が7月に発表した「金融経済動向」において、公共投資、住宅投資、設備投資、個人消費等の個別観測から「長野県経済は、一部に弱い動きが見られるものの、持ち直しの動きが続いている」としているところでありますが、物価の上昇や企業の業況感の悪化など、不安定な要素もあるとの分析であります。

当町におきましては、7月に実施いたしました町内の主な製造業20社の4月~6月期 経営状況調査の結果では、生産量は3ヶ月前との比較でプラスとした企業は5社、マイナス11社、変わらないが3社で、売上げについてはプラスが8社、マイナスが9社となっております。生産量、売上げとも前回調査と比べプラスと回答した企業は減っているものの、前年同期との比較では、多くの企業がプラスと回答しており、国や県同様、持ち直しの動きが進んでいる状況が伺えます。

雇用については、4月~6月の実績が、総計でプラス100人と、前回調査時に比べ増加しており、来年4月の雇用予定についても、未定とした1社を除く全企業が増員又は減員分の補充を予定しており、全体では101人の増員予定で、雇用情勢についても回復の傾向が伺える結果となっております。

今後、社会経済の動向が更に上向き、町内企業が益々回復することを期待するところであります。

さて、令和3年度の決算状況について申し上げます。

まず、歳入につきまして、「町税」のうち『町民税の個人分』については、対前年度比、プラス7.9%、約61,000千円の増額。『法人分』については、プラス16.6%、約47,000千円の増額となっており、長期化するコロナ禍の中、町内事業所のたゆまぬ努力により、業績回復の傾向が表れた形となっております。一方で、『固定資産税』につきましては、3年に一度の評価替えやコロナ特例による減免等の影響により、マイナス5.1%、約67,000千円の減額となっておりますが、町税全体では、前年度対比プラス2.1%、約53,000千円の増収となったところであります。

また、「地方交付税」につきましては、普通交付税の算定基礎となる基準財政需要額の算定項目に、デジタル化を推進するための「地域デジタル社会推進費」が追加されたほか、国の補正予算により地方交付税総額が増額となったことなどから、「交付税全体」では、前年度対比プラス31.2%、約3億57,000千円の増額となっております。

普通交付税の算定基礎となる、基準財政収入額と基準財政需要額を用いて算出される「財政力指数」につきましては、3か年の平均値が前年度の0.704から0.682と0.022ポイントの減と なっておりますが、県内における順位については、昨年同様、77市町村中6番目、町村の中では軽井沢町、南相木村に次いで第3位となっております。

「地方特例交付金」につきましては、令和3年度は、固定資産税の減免分を補填するための「新型コロナウイルス感染症対策 地方税減収補填特別交付金」が交付されたことにより、前年度と比べ約88,000千円の増額となっております。

次に、「国庫支出金」につきましては、子育て世帯臨時特別給付金や住民税非課税世帯等 臨時特別給付金の給付事業、新型コロナウイルス予防接種事業、地方創生臨時交付金等、新型コロナウイルス関連の補助金等が交付されましたが、令和2年度に実施した特別 定額給付金 給付事業に係る補助金がなくなったことで、前年度と比較し、約11億62,000千円の大幅な減額となっております。

また、「寄附金」につきましては、ふるさと寄附金として多くの皆様からご寄附をいただいたことなどにより、前年度対比プラス41.7%、約80,000千円の増額、町債につきましては、東日本台風災害に伴う災害復旧事業債の減額などにより、マイナス28.4%、約2億円の減額となっております。

以上、歳入全体の決算額は、前年度対比マイナス9.2%となる81億75,551千円であります。

一方、歳出につきまして、最初に「投資的経費」では、新工業団地造成に合わせて行った町道A09号線道路改良事業や昭和橋等の橋梁修繕事業、小中学校特別教室等空調設備整備事業、坂城小学校太陽光発電及び蓄電設備設置事業などを実施し、『普通建設事業費』全体では、前年度対比プラス5.5%、金額で約45,000千円増額の約8億56,000千円となりました。

次に、「義務的経費」につきましては、子育て世帯臨時特別給付金や住民税非課税世帯等臨時特別給付金の支給等により『扶助費』は前年度対比プラス42.7%、『人件費』はマイナス0.4%、『公債費』はマイナス4.3%で、「義務的経費」全体では、プラス9.8%、約2億49,000千円の増額であります。

また、「その他の経費」につきましては、ふるさと寄附金の増額に伴うふるさとまちづくり基金積立金の増額などにより「積立金」がプラス124.9%となった一方で、令和2年度に行った特別定額給付金給付事業がなくなったことなどにより、『補助費等』が前年度対比マイナス58.3%と大きく減額となったことで、「その他の経費」全体では、マイナス18.9%、約10億39,000千円の減額となりました。

以上、歳出全体の決算額は、前年度対比マイナス9.5%となる80億89,390千円の決算となっております。

なお、財政健全化法による財政指標である、「実質赤字比率」、「連結実質赤字比率」、「将来負担比率」につきましては、昨年度と同じく、いずれもマイナスの数値となっております。また、起債発行時の制限の基準となります「実質公債費比率」につきましても、3か年平均で、前年度からマイナス0.6ポイントとなる8.4%と更に数値が下がっており、より健全な方向に推移しております。

いずれの指標におきましても、早期健全化基準及び財政再生基準に比べ大幅に健全な状況で推移をしており、引き続き、将来にわたる負担の軽減、健全な財政運営に努めてまいります。

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以下、令和4年第3回坂城町議会定例会招集あいさつ(2)へ

坂城町長 山村ひろし

立川談慶さんのお母さんハローちいチャン来訪

本日(8月30日)、落語家の立川談慶さんのお母さん「ハローちいチャン」と弟さんの青木マネージャーさんが坂城町役場へ来られました。

先日(8月28日)、立川談慶さんと月亭方正さんの東西会寄席が丸子で開催されました。

私もお邪魔する予定でしたが、坂城町の総合防災訓練などもあり参加できませんでした。

そうしたら、逆にハローちいチャンと青木マネージャーさんが、わざわざ、立川談慶さんの名前の入った、豪華な生花を持ってきていただきました。 大変びっくりしました。

ありがとうございます。

次回の立川談慶さんの公演、「2022 秋の陣 寄席」は、松元ヒロさんとの「ふたり立ち」とのことです。

10月9日(日)、丸子のセレスホールにて。

次回は、是非、参加したいと思います。

坂城町長 山村ひろし

令和4年度 坂城町総合防災訓練

本日(8月28日)、令和4年度坂城町総合防災訓練を実施しました。

以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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8月28日、坂城中学校で令和4年度坂城町総合防災訓練を実施しました。令和元年東日本台風の経験を踏まえた土砂災害および水害想定の訓練や、新型コロナウイルス感染症対策に配慮した各種訓練を、中之条区、四ツ屋区、戌久保区の地区役員や自主防災会の方など参加者を限定して行いました。(各種訓練内容は下記のとおりです。)

  • 情報伝達訓練(同報系):警戒レベルごとの避難情報発信
  • 情報伝達訓練(移動系):自主防災会と災害対策本部との双方向連絡通信
  • 避難訓練:自宅もしくは公民館から中核避難所への避難
  • 避難所運営訓練:新型コロナウイルス感染症対策に配慮した避難所の運営
  • 応急手当訓練:千曲坂城消防本部職員が講師となりAED等の講習を実施
  • 災害時公衆無線LAN開設訓練:避難所に無料Wi-Fiを開設
  • 臨時災害放送局開設訓練:UCVが臨時災害放送局を開設し災害情報等を発信
  • 水防訓練:町消防団が土のう作りと水防工法を実施

台風や大雨などによる災害が全国で多く発生しています。恐ろしい災害は、いつ起こるかわかりません。皆さんのご家庭でも、災害時の行動を相談しておく、非常時の持ち出し品を用意しておくなど、災害に備えておきましょう。

坂城町長 山村ひろし

国道18号バイパス建設促進要望活動

本日(8月26日)、新国道上田篠ノ井間建設促進期成同盟会(会長:小川千曲市長、副会長山村、理事として、荻原長野市長、土屋上田市長、小玉千曲市議会議長、小宮山坂城町議会議長、寺沢長野市議会議長、佐藤上田市議会議長)の要望活動を行いました。要望活動には、荒井武志県会議員、竹内正美県会議員の他、各地元県会議員にも加わっていただきました。

新国道上田篠ノ井間(国道18号バイパス)の建設促進活動は全長が27.5Kmあり上田市、坂城町、千曲市、長野市にかかる新国道です。

上田市から長野市を結ぶ地域は、現国道18号に加え、上信越自動車道、北陸新幹線などが並行している関東圏、中京圏、北陸圏を結ぶ交通の要衝であり、商業・工業・観光など経済の成長とともに多くに人々が交流する地域です。

しかしながら、現国道18号は多くの区間が2車線で、かつ、迂回路に乏しいことから慢性的な渋滞が激しく、歩道の整備されていない区間もあることから、歩行者・運転者のどちらにも危険な道路といえます。

そのため、国道18号バイパスの建設は、地域住民の長年の悲願でもあります。

新型コロナ収束後の経済をV字回復させるためにも早期完成を願うものです。

この建設促進期成同盟会は昭和36年に結成され、実に61年の長きにわたっています。(あまりにも長すぎます。)

このなかで、坂城町区間は、鼠橋から力石地区まで3.8Kmの距離です。

平成23年度に事業開始され、11年が経過しています。

これからが仕上げに向けて大切な時期です。 坂城の皆さまの大きな力が必要です。

また、坂城インター先線の工事も順調に進んでいます。

いずれ、国道18号バイパスと接続される大変重要な基幹道路となります。

これについてもしっかりと要望活動を行っていきます。

今回の要望先は、長野県建設部、国土交通省長野国道事務所に対して行いました。

▼以下、写真一枚目は田中長野県建設部長さん、二枚目は小澤(こさわ)長野国道事務所長さんへの要望の様子。

坂城町長 山村ひろし

坂城ライオンズクラブのウクライナ支援

昨日(8月24日)、信濃毎日新聞の土屋浩太郎記者から取材を受けました。

テーマは坂城ライオンズクラブ(作田光代会長)のウクライナ支援のための飯田の水引バッジ販売ついてで、坂城ライオンズクラブ会計で坂城町国際交流協会会長の安島ふみ子さんならびに坂城ライオンズクラブ幹事の竹内正美県議会議員とともにお話をしました。

以下、本日の信濃毎日新聞の記事を転載させていただきます。

坂城町長 山村ひろし

坂城町出身 酒本歩先生の近著「ロスト・ドッグ」

坂城町ご出身で、ミステリー作家の酒本歩先生の近著、「ロスト・ドッグ」拝読しました。

犬好きのフリーのライター保志太一の愛犬の病気から始まる、ゆったりしたストーリーが、後半、奇想天外の物語に。

ペットに関する大きな問題提起がなされています。

酒本歩先生のミステリーの世界が大いに楽しめます。

どうぞ、ご一読をお勧めします。

(光文社 2022年8月30日発売 1900円)

坂城町長 山村ひろし

第4回坂城びんぐしの里 薪能

昨日(8月20日)坂城町村上小学校で「第4回坂城びんぐしの里 薪能」が開催されました。残念ながら、降雨のため、坂城びんぐしの里屋外ステージでの開催はできませんでしたが、村上小学校体育館で素晴らしい公演をしていただきました。以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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8月20日(土)、村上小学校体育館で日本の伝統芸能である能と狂言の世界「第4回坂城びんぐしの里 薪能」が開催されました。(実行委員長:松尾文子さん)

本来は、 坂城びんぐしの里公園 で行う予定でしたが、あいにくの雨のため会場が変更となりました。そのため、火入れ式や宮入小左衛門行平刀匠と門弟の皆さんによる奉納鍛錬が行われる予定でしたが、残念ながら中止となりました。

第一部は、坂城能楽教室の子どもたちによる「仕舞」が披露され、大勢の来場者を前に緊張した面持ちでしたが、堂々たる仕舞を見せてくれました。その後は、坂城謡曲愛好会「楽謡会」と「俊鳳会」の皆さんによる連吟「柏崎」が披露されました。さらに、来場者全員が参加して「高砂」を謡い、来場者の皆さんも一体となって能楽を楽しみました。

第二部では、野村萬斎氏主演による狂言「成上り」、松木千俊氏主演による能「鞍馬天狗」と圧巻の舞台が続き、会場を埋め尽くした来場者の皆さんは、夏の夜の幽玄を存分に堪能されていました。

以下、その様子をご覧ください。なお、写真の転用はご遠慮ください。

坂城町長 山村ひろし

「坂城町 二十歳のつどい」でアイ・バンク(献眼)とウクライナ支援のお願い  坂城ライオンズクラブ

昨日(8月15日)、坂城テクノセンターで、「第67回坂城町二十歳のつどい」が開催されましたが、坂城ライオンズクラブ(作田光代会長)では会場ロビーの一角をお借りして、「アイ・バンク(献眼)登録」と「ウクライナ支援のための水引バッジの購入」を二十歳の皆さんにお願いいたしました。

この飯田の水引バッジの売上金は坂城町国際交流協会から、ポーランド在住の坂本龍太朗氏(ワルシャワ日本語学校教頭)に送金され、ウクライナ避難民の生活支援に充てられます。

ウクライナの皆さんに一日も早く安心して暮らせる日が来るように祈ります。

坂城町長 山村ひろし

「第67回 坂城町二十歳のつどい」開催

昨日(8月15日)、坂城テクノセンターで、「第67回坂城町二十歳のつどい」が開催されました。

昨年は、オンラインでの開催となりましたが、今年は実行委員会、教育委員会、公民館の皆さんのご尽力でにより、リアルでの開催となりました。

私からは、二十歳の皆さんに、「意味のある偶然」、「命とはなにか」、「命の大切さ」などお話しさせていただきました。

以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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8月15日(月)、坂城テクノセンターで「第67回 坂城町二十歳のつどい」が開催されました。

これは今まで、「坂城町成人式」として行っていたものですが、2022年4月1日から成年年齢が18歳に引き下げられたことから、「二十歳のつどい」と呼び方を変えて開催されました。

町内では、平成13年4月2日から平成14年4月1日生まれの145名が20歳を迎えており、そのうち87名の皆さんが式典に出席されました。

式典が始まる前の受付では、数年ぶりの仲間との再会に、お互いに大人になった姿を褒め合ったり、懐かしんだりして、嬉しそうに写真を撮っていました。

式典では、まず、戦没者の方々への追悼と世界の平和を祈るため黙祷が行われ、その後、二十歳のつどい実行委員会代表の宮 洋輔さんがあいさつしたほか、中学校時代の担任の先生からお祝いの言葉が20歳を迎えた皆さんに送られていました。

20歳!おめでとうございます!!

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坂城町長 山村ひろし