昨日(1月30日)、「千曲川の恵みを取り戻す会」の設立総会が開催されました。
千曲川にかつてのような賑わいを取り戻そうと、3年ほど前から、研究会、講演会、準備会などを開催してきましたが、このたび、ようやく正式な会として発足いたしました。
また、新型コロナウィルスの関係で、上田市、千曲市、東御市、坂城町の各々の会場に分かれ分散オンラインで実施しました。
主な役員としては、
会長:土屋上田市長、副会長:小川千曲市長、花岡東御市長、山村坂城町長
運営委員:千曲流域学会の藤森靖夫(委員長)ほか、各委員に、上小漁業協同組合、更埴漁業協同組合、上田市、千曲市、東御市、坂城町の各担当管理職、長野大学淡水生物学研究所箱山所長など
監事・調整役:宮下省二上田市議会議員、中村眞一千曲市議会議員、塩野入猛坂城町議会議員など
また、事務局としては事務局長に上小漁業協同組合坪田事務長ほか、更埴漁協、各市町の担当職員が就任しました。
会の目的としては、
〈「アユ釣りのメッカ復活」を目指し、アユやウグイなどの在来種が住みやすく、住民に愛される千曲川の環境づくりに取り組むことにより、水産業や観光産業の振興とともに、地域活性化につなげることを目的とする。〉
また、この目的を達成するために、次の活動を行うこととしました。
1.啓発(学習会)、情報発信に関すること
2.調査研究に関すること
3.在来種の駆除に関すること
4.環境整備に関すること
5.その他、会の目的を達成するために必要なこと
令和元年の東日本台風の影響でコクチバスなど外来種の個体数が大幅に減少したと言われています。
まさに、今が「千曲川の恵みを取り戻す」最大のチャンスだと思います。
本会の活動にご理解をいただき、積極的に推進をしたいと思います。
よろしくお願いいたします。
以下、設立総会の様子です。
総会の議事のほかに、斎藤充千曲川河川事務所長さんの来賓祝辞、また、議事終了後、信州大学中村浩志名誉教授、平林公男信州大学副学長、箱山洋長野大学淡水生物学研究所長から各々ご講演をいただきました。
坂城町長 山村ひろし