本日(9月18日)、令和2年第3回坂城町議会例会が閉会しました。
以下、閉会のごあいさつを掲載させていただきます。
今議会では、高見澤正氏の坂城町名誉町民への推挙、令和元年度一般会計、特別会計決算の認定、令和2年度一般会計、特別会計の補正予算のほか、長野県下では初めてとなる「坂城町犯罪被害者等支援条例」を議決いただきました。
以下、長文ですがご覧ください。
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令和2年 第3回議会定例会 閉会あいさつ
令和2年 第3回 坂城町議会定例会の閉会にあたり、一言あいさつを申し上げます。
9月1日に開会されました本定例会は、本日までの18日間の長きにわたりご審議をいただきました。
提案いたしました 専決報告、町名誉町民の推挙、人事案件、令和元年度一般会計及び特別会計決算の認定、規約の変更、条例の制定、令和2年度一般会計及び特別会計補正予算、また、追加でお願いいたしました契約の締結、一般会計補正予算など、全ての議案に対して原案どおりご決定を賜り、誠にありがとうございました。
今議会では、長野県下で初めてとなる「坂城町犯罪被害者等支援条例」を議決いただきました。本条例により、犯罪被害にあわれた方やご家族の被害の軽減や回復を支援し、安心して暮らすことができる地域の実現につなげて参りたいと存じます。
さて、一昨日9月16日に臨時国会が召集され、同日夜 新たに菅内閣が発足しました。国においては、喫緊の新型コロナウイルス感染症対応や経済回復の政策展開と、一層の地方創生の政策をお願いするところでございます。
さて、新型コロナウイルス感染症に関し、町では、去る9月9日、私と長野地域振興局長、町商工会長なども加わり、感染症の拡大防止へ一層の取組みを呼びかけるため、町内の飲食店など23店舗を巡回し、感染拡大予防ガイドラインに沿った対策の徹底や、「新型コロナ対策推進宣言」への参加をお願いしたところでございます。
県内の感染動向は、7月の終わりから今月初めにかけて、連日、感染者の報道がなされましたが、9月中旬以降、ここ最近は落ち着きをみせており、当町を含む長野圏域について、また、感染の拡大がたいへん心配された隣接の上田圏域についても、県が独自に定める感染警戒レベルが順次引き下げられ、現在は、県下全域がレベル1となりました。
全国的にも新規感染者数は減少傾向にありますが、イベントの収容人数の緩和やGo To イート キャンペーンも開始される中、人の動きが活発になりますと、感染動向についてはこの先も一進一退が続くものと思われ、今後も油断せずに感染症と向き合っていく必要があると考えております。
町では、4月以降、新型コロナウイルス感染症により、大きなダメージを受けた町民生活や地域経済を支えるべく、様々な支援策を実行してまいりました。
しかしながら、世界的に感染の収束が見通せない中、特に経済に及ぼす影響はさらに続くことが予想され、町としても引き続き、皆様方の暮らしや健康をしっかりと支えていかなければならないと考えているところでございます。
また、これからの季節は、インフルエンザにも注意が必要になってまいりますので、町民の皆様には、新しい生活様式を実践していただく中で、健康には十分ご留意いただくようお願いいたします。
さて、11月に延期としておりました、町成人式につきましては、成人者の皆さんにアンケート調査を実施したところ、半数を超える方から、このタイミングでの参加は難しい旨の回答がありました。
この結果を受け、成人式実行委員会で協議し、来年8月(14日(土))の予定で再度延期することといたしました。成人者をはじめ、保護者、関係する皆さんには、再度の大変残念なお知らせとなりますが、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
さて、9月21日は敬老の日です。
例年ですと、この時期は各地区で敬老の祝賀行事が行われるところですが、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、祝賀行事に代えて、お祝いの品をお配りする地区がほとんどとお聞きをしています。こうした状況に鑑み、町では今年度に限り、例年の祝賀行事を祝い品の配布に代えた場合の経費についても補助をすることとしていますので、ご活用いただきたいと思います。
また、去る9月5日に、99歳の白寿と100歳以上の皆様を訪問いたしました。ご都合等で全ての方とお会いすることはできませんでしたが、お行き会いできた皆さんはまだまだお元気で、中には家の外まで出て私を迎えて下さった方もおられました。
今後も益々お元気で過ごされることをご祈念申し上げます。
さて、町内保育園の運動会につきましては、明日19日(土)と20日(日)にかけて、プログラムの変更と時間短縮により実施し、小学校の運動会は、10月の平日、体育の学習発表会として保護者の授業参観として行う計画で、いずれも新型コロナウイルス感染症の拡大防止対策を徹底して行ってまいります。
あさって、20日(日)は、さかき地場産直売所「あいさい」において、「ぶどう直売市」が開催されます。3密回避のための売り場レイアウトや接客方法の見直しなど、新型コロナウイルスの感染防止対策に努め、旬を迎えた「ぶどう」が販売されますので、多くの皆さんにお出かけいただきたいと思います。
9月12日から11月23日まで、鉄の展示館では、「お守り刀特別展~願いを込めて~」を開催しています。お守り刀は、魔を除け 邪を祓うための祈りや、世の中の禍を断ち切る願いなど、平穏な毎日が送れるよう思いが込められた刀でございます。
新型コロナウイルス感染症が早期に収束されるよう願いを込めた本展覧会に、多くの方にお越しいただきたいと考えております。
さて、令和2年は、5年に一度の国勢調査の年であり、10月1日を基準日として、全国一斉に調査が実施されます。
今回の国勢調査では、新型コロナウイルス感染拡大防止に配慮し、調査員と調査対象者の接触をできる限り減らすことを目的に、インターネットによる回答を特に推奨しております。
今月から来月にかけて、調査員が伺いますので、町民の皆様のご協力をお願いいたします。
10月2日、3日に、インターネットを介した「2020 さかきオンラインものづくり展」を、さかきテクノセンターを主体とする実行委員会により、関係機関と連携して開催いたします。
大学の教授による「Webセミナー」や町内企業経営者による「パネルディスカッション」などのほか、町内企業の事業概要や技術力の紹介、また、連携大学、坂城高校などの学校情報も発信しますので、多くの方にご覧いただきたいと思います。
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月24日(土)には、今議会で議決をいただきました高見澤 正(たかみさわ ただし)氏の坂城町名誉町民称号贈呈式並びに本年度の町表彰式を行い、永年の顕著な功績を顕彰します。
新型コロナウイルス感染症に十分配慮し、ご列席の皆さんの人数を一定程度に限らせていただいて、執り行う予定でございます。
また、同日午後には、町特命大使の信州大学名誉教授 中村浩志先生と「信州 山の達人」に選ばれている中嶋豊先生を講師にお迎えし、「山と私たちの生活」をテーマに、さかきふれあい大学教養講座を開催いたします。感染症拡大防止のため、定員70名の事前申込制とし、今月23日から受付を行ってまいります。
さて、9月も半ばを過ぎ、夕暮れもかなり早くなりました。来週21日から30日までの10日間、「子供を始めとする歩行者の安全と自転車・高齢運転者の安全運転や夕暮れ・夜間の交通事故防止」等を運動の重点として「秋の全国交通安全運動」が行われます。
コロナ禍のなか、交通行動の変化を注視しつつ、正しい交通マナーの習慣づけなど、より一層の啓発活動を行い、交通安全に努めてまいります。
朝夕は かなり涼しくなり、まもなく秋本番を迎えますが、議員各位におかれましては、健康に留意され、ご活躍されますことを祈念申し上げ、閉会のあいさつとさせていただきます。
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坂城町長 山村ひろし