2月10日(金)、(財)さかきテクノセンター、坂城町商工会、テクノハート坂城(協)の主催で、東洋思想研究者の田口佳史先生に「大転換期における経営の本質を考える」というテーマでご講演をいただきました。
主なポイント。
田口先生によれば、現在、正に文明の転換期にあるとのこと。
昨年(2011年 辛卯)から実質的に21世紀がスタートした。今乗っている列車は車庫に入る。ホームを変えて乗り換えなければならない。
(田口佳史先生)
近代化の3点セット~「法体系」~「政治制度」~「経済システム」に綻びが出てきている。
1. 「法体系」→全てが法万能になっていて、全てが「事後主義」になってしまっている。これを「事前主義」に変えなければならない。
2.「政治制度」(議会民主主義)→全てが中央集権に。これを直接民主主義に変えなければならない。
3.「経済システム」(資本主義)→金銭物質至上主義になってしまっている。これを貢献資本主義に変えなければならない。
いまこそ「日本維新」が必要。なにをどうすればよいか。
これからは「アジアの時代」:西洋近代主義の転換期にある。
アジアに光明がさそうとしている。
考えなければならない点として、 「個人力と集団力の大切さ」 (一人一人の能力を反映することのできる施策が必要)、 「事前主義の大切さ」 (昨今、全てが事後主義。物事の小さく解決容易なうちに対応することの大切さ)、 「陰陽を和すことの大切さ」 (Yes or No でなく両者を補完させる)、 「時代を見通す力の大切さ」 (Pro、玄人とは暗い先の見えるもの)などを併せ持つことが要請される
これから大切なポイント。
1.高齢社会:ベテランの持ち味を活かせるシニア社会の大切さ。
2.地域として:、「南部アフリカ」が大きな可能性を持っている。
最後に、坂城は素晴らしい可能性を持っている。今後の発展に期待したいとのことです。
大変素晴らしい講演でテクノセンター満席の皆さんも大いに満足された様子でした。