さかきワイナリー形成推進事業検討委員会

昨日(2月27日)、「さかきワイナリー形成推進事業検討委員会」が開催されました。

坂城町でのワイナリー形成事業について検討が開始されたのは平成24年です。

それ以来、皆様方とともに種々の検討を行っていただき、今年の6月には坂城町四ツ屋地区にワイナリー・レストランが建設されることになりました。 素晴らしいですね。

昨日の委員会では平成24年から今までの取組と今後の方向性について意見を交わしました。

左:坂城町にワイナリ・レストランを開設される、成澤篤人さん

右:サントリーワインインターナショナル(株)高谷俊彦さん

新しく創られる、ワイナリーならびにレストランは、「坂城葡萄酒醸造株式会社」(成澤篤人代表取締役、北村智洋取締役)です。 成澤さんからは夢の大きな素晴らしいお話を伺いました。

サントリーの高谷さんからは、坂城町の土壌・風土の素晴らしさについて詳しくお話を伺いました。 以下の通りです。

1.気象 : 降水量が少なく、生育期間の積算温度が高く、9月頃の最低気温が低いためにブドウの着色が良い。

2.土壌 : 土壌は砂礫質で水捌けがよい。生育中の水分ストレスが十分期待できる。(ブドウが一生懸命養分をためるのだそうです。)

3.ぶどう : 赤品種は10月中旬まで酸が残り完熟可能。白品種は早めに糖が上がり9月中旬頃に熟する。

4.ワイン : 赤白ワイン共に凝縮感があり香りが良く、特にカベルネ・ソーヴィニヨンは秀逸な品質。

坂城町で作られるワインについて大変高い可能性をお話いただきました。

坂城葡萄酒醸造(株)のロゴ。Vino dellla Gattaとは「猫のワイン」(イタリア語)だそうです。

右端:今までに、巨峰で作った、ロゼ、スパークリングワイン、坂城プレミアムワイン

この5年間皆様方と一緒に種々の取組を行ってきました。

現在、ワイン用ぶどうの栽培計画は、4.7ヘクタールに広がっています。(既に定植した面積は2.2ヘクタール)

今年、坂城町での初めてのワイナリー・レストランが完成します。これからはさらなるワイン文化の推進をはかります。

坂城町長 山村ひろし