KYB-YS株式会社(坂城町)が大学との共同研究で発表した論文が「The Best Paper Award 2022」を受賞!

 昨日(3月13日)、坂城町にある、KYB-YS株式会社設計部の齊藤靖設計部部長さんと 荒川拓也さんがお出でになり、過日、ジャーナル オブ ロボティクスアンドメカトロニクス誌で、ベスト ペーパー アワード2022を受賞されたとのご連絡をいただきました。坂城町の「コトづくりイノベーション補助金」を活用しての受賞とのことです。 大変素晴らしいことです。これからも更なるご活躍を祈念します。

 以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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 KYB-YS株式会社と秋田県立大学システム科学技術学部知能メカトロニクス学科 齊藤敬教授の共同研究として「Journal of Robotics and Mechatronics(ジャーナル オブ ロボティクス アンド メカトロニクス)誌」で発表した論文が、”The Best Paper Award (ベスト ペーパー アワード)2022”を受賞しました。

 この賞は、ロボティクス・メカトロニクス分野の研究を奨励、発展に寄与することを目的とし、前年の同誌に掲載された論文(2021年は全123編)の中から厳正な審査を経て選定された、最も優秀な論文1編に送られる大変権威ある賞です。

 共同研究で開発されたのが、金属の巻き尺のような構造を使って物を持ち上げたりできる装置です。300N級の出力を持ちながら、軽量でコンパクトに畳めたり、過負荷で曲がってしまっても伸ばし直せばもとに戻るという特徴があります。

 これだけ聞いただけでは、なかなかどんなにすごいのか想像が難しいですが、私たちの乗っている車や、福祉の分野、農業の分野など多くの分野で活用できる大きな可能性のある技術です。そして、この研究は2018年の「坂城町コトづくりイノベーション補助金」を活用してスタートしたものだという事で、町内に集積するさまざまな技術や知識を活かした新製品開発の支援を行っている町としても、このような成果につながったことは大変嬉しいことです。

 今後は、実用化に向けた研究が進められるということで、いつか皆さんの身近にこの技術が活用された製品が登場するかもしれませんね!

▼(左から)山村、齊藤靖設計部部長、設計部 荒川拓也さん

坂城町長 山村ひろし