平成30年 消防団歳末特別警戒開始

昨日(12月27日)、消防団の歳末特別警戒が開始されました。

午後8時から約2時間をかけ、12箇所の分団詰所を長谷川消防団長、柳町消防署長、高橋千曲警察署長、荒井坂城消防署長、郷津交番署長さんなどと一緒に巡視を行いました。

雪が降り始め、大変寒い中でしたが、消防団員全員が規律正しく歳末特別警戒を実施されていました。 皆様の大変なご尽力に敬意を表します。

今年は坂城町で、18件もの多くの火災が発生しました。 (昨年は12件。)

また、家屋の火災も7件と多く、なくなられた方もおられました。

そのなかで、そのつど、現場にいち早く駆けつけ、消火活動にご尽力いただいた消防団の皆様に心から敬意を表します。

第1分団

第7分団

第11分団

坂城町長 山村ひろし

若者コン in 坂城町 2018 ~ 冬 ~

昨日(12月23日)、坂城テクノセンターで、「お笑い芸人 こてつ の 若者コン in 坂城町」が開催されました。(主催:テクノハート坂城協同組合 理事長:宮後睦雄さん)

先日(11月17日)開催された、「若者コン in 坂城町2018 ~ 秋の陣 ~」に続いての開催です。 

前回は川島亜子さんを中心としたサキソフォンのコンサートでした。以下は、その様子。

https://yamamurahiroshi.sakura.ne.jp/?itemid=47872

さて、自治体や公的団体のいわゆる、「婚活」は種々開催されていますが、テクノハート坂城協同組合のような民間団体が企業の枠を超えて交流の場を作っていることは大変素晴らしいことだと思います。

今日も坂城町近辺にお住いの若者、約40人がお出でになりました。

「こてつ」さんのお話の後、「坂城 インスタ映え コンテスト」、「グループ交流会」、「じゃんけん大会」など大いに盛り上がりました。

開会のごあいさつ

「こてつ」さんのトーク・ショー

全員で「じゃんけん大会」

「こてつ」さんにお礼のプレゼント

左から:北村智(とも)さん、河合武俊さん、山村

プレゼントは坂城のワイン

なお、「こてつ」さんは、吉本興業所属の「あなたの街に住みますプロジェクト」の長野県担当芸人として大活躍中です。

坂城町長 山村ひろし

平成30年 年末交通安全運動

本日(12月21日)、年末の交通安全運動の一環として、朝7時から田町交差点で恒例の交通安全指導を行いました。

交通指導所の開設に当たっては、千曲警察署、坂城町交通指導員、千曲交通安全協会、ヤングドライバークラブの皆様のご協力を得て実施いたしました。

寒い中、大勢の皆さまに参加していただきました。

坂城町の交通事故の状況については昨年同期と比べて、件数が―6件(51件)、死者は+1人(1人)、傷者は+-0人(73人)です。

また、交通死亡事故「0日」は現在、233日経過です。

1,000日を目指して活動をしております。

また、坂城町の地区別、死亡事故「0日」は以下の通りです。

坂城地区:3,012日、中之条地区:233日

南条地区:1,515日、村上地区:5,891日(16年以上!)

交通指導所開設の後、パトロールカーで坂城町を巡回し、通学中の子どもたちに交通安全の声かけを行いました。

年末交通安全運動は12月31日まで実施されています。(12月1日から)

年末、何かと忙しく交通事故も多く発生します。

交通事故の無い、「安心安全で住みよい町」を目指して、交通安全に努めてまいります。

坂城町長 山村ひろし

瀬口清之さんのレポート(ファーウェイ事件に関連して)

キャノングローバル戦略研究所研究主幹の瀬口清之さんの最新レポートです。

瀬口さんならではの核心部分をついた迫力あふれるレポートです。 日本はますます重要な位置づけにあることを認識しなくてはなりません。

以下、瀬口さんのレポートをご覧ください。

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「ファーウェイ事件の本質と、この先起きること~米中2か国の対立が深まるなか、日本に求められる外交姿勢~」 

(キャノングローバル戦略研究所 研究主幹 瀬口清之)

1.ファーウェイ事件の背景は米国が感じる中国の脅威

ファーウェイのCFO(最高財務責任者)逮捕という衝撃的なニュースは米中両国の底知れぬ対立の根深さを改めて深く認識させた。

足許の米中関係は貿易摩擦が目立つ形で進行中のため、米中摩擦という言い方で表現することが多いが、現在の米中摩擦とかつての日米貿易摩擦とは質が違うものであることが今回の逮捕劇でより一層明らかになった。

米国が国家として最も重視しているのは経済問題ではなく安全保障問題である。

それは米国の主要な経済権益が一極覇権主義体制に依存しており、その体制が圧倒的な軍事力によって支えられているからである。

冷戦終結直後の1990年代初頭、日本のGDP(国内総生産)の規模が米国の60~70%にまで近づき、日米間で貿易摩擦が激化し、日本が米国の同盟国であるにもかかわらず仮想敵国扱いされたことがあった。

しかし、この時は政府間交渉が厳しかっただけで、関係者が逮捕されるようなことはなかった。

日米間関係においてファーウェイ事件と若干似たような出来事を思い起こすとすれば、ロッキード事件で田中元首相が逮捕されたことであろう。

この事件の裏にはやはり安全保障問題が関わっていたと考えられる。

つまり、米国との間で安全保障に関わる問題が生じた場合、米国政府は経済問題への対応に比べて厳しい反応を示すということである。

そうした観点から言えば、米中関係は安全保障上の問題と切り離すことができない。

中国は米国の同盟国ではなく、政治体制まで異なる、安全保障面で完全に独立した存在である。

そのうえ、中国の経済力は年々米国に近づいてきており、このまま10年程度中国経済が緩やかで安定的な減速局面を続ければ、2030年頃には中国のGDPが米国とほぼ肩を並べる可能性が極めて高い。

2040年頃には中国経済の規模は米国を逆転し、世界一の経済大国の地位を固めている可能性も十分ある。

経済力が高まればそれに比例して軍事力も高まることは自然な結果である。

中国の軍隊は戦争における実戦経験が乏しいため、たとえ経済規模が米国に追いついたとしても、実質的な戦闘能力の差はそう簡単には縮まらず、米国の軍事力がその後も長期にわたって優位を保ち続ける可能性が高い。

それでも、米国にとって中国の経済力・軍事力の拡大は確実に脅威となる。

これが米中関係のベースの部分を規定するため、米中関係は今後長期的に緊張関係が続くことを覚悟せざるを得ない。

今回のファーウェイの事件はそうした緊張関係が生み出したものであり、今後も長期的に続く緊張関係の中で類似の事件が繰り返される可能性が高いと考えるべきである。

2.中国は国内改革最優先

このように米国にとって中国の脅威が今後長期的に高まり続けるのは不可避であり、その脅威を少しでも抑制するために今後も中国に対して様々な圧力をかけ続けていくものと考えられる。

一方の中国は米国が考えているほど米国の一極覇権主義体制に挑戦しようとしているわけではないように思われる。

というのは、中国自身は目下深刻な問題を国内に抱えており、米国に対抗してグローバルな安全保障戦略を展開するどころではないからである。

中国は従来から地方政府が脆弱な税収基盤を補うため不動産開発によって収入を得て、それをインフラ建設などの財政支出の財源に充当してきた。

しかし、この地方財政の構造は行き過ぎた不動産開発を招き、それがバブル崩壊や不良債権問題の温床となるリスクが高い。これらのリスクが表面化すれば長期経済停滞に陥ることは不可避である。

この構造欠陥を修正するために、現在中国政府は地方財政改革と金融改革に取り組んでいる。

本来この改革は10年以上前から着手すべきだったが、改革の副作用がもたらす景気後退リスクが大きいため、ずっと先送りされてきた。

習近平政権はその難題克服を目指して今年から本格的に改革推進に取り組み始めた。

それにより今年の夏場以降、予想通り経済が減速し始めたが、それでもなお改革最優先の方針を変えずに決然とした姿勢で改革に取り組み続けている。

(詳しい内容については11月の筆者記事参照)。

どうしてそこまで無理をして改革に取り組まざるを得ないのだろうか。

中国は共産党一党独裁体制であるため、国民全体による共産党に対する安定的な支持確保が政権安定の基盤となる。

共産党員は1億人に満たず、その十数倍が非党員の一般国民である。

現在国民の大多数が共産党による統治体制を受け入れている実質的な主因は共産主義のイデオロギーに対する支持ではなく、共産党政権が的確な経済政策運営により中国経済の長期持続的発展を実現してきたことにある。

もし中国経済が長期にわたって深刻な停滞に陥れば、共産党に対する信認が揺らぐことは言うまでもない。

もし信認を維持できなくなる場合には、共産党指導層が得ている様々な特権が剥奪される可能性が高い。これは指導層の本人のみならず、その家族、親戚すべてにかかわる切実な問題となる。

このリスクの深刻さを考慮すれば、こうした将来リスクを回避するために現在取り組み中の改革推進を最重視せざるを得ない。

中国の軍事力が長期的に米国に追いつかなくても共産党の存立基盤にはほとんど影響しないが、国内経済が不安定化すれば深刻な内政問題を引き起こす。

中国の共産党・政府指導層がどちらを重視するかは明らかである。

3.米国の長期的低下傾向と多極化の到来

しかし、中国がそれを重視しようがしまいが、中国が改革の推進に成功し、長期安定的な経済運営に成功すれば中国経済は着実に成長を持続し、それに比例して軍事力も強まっていく。

こうした事実は米中2国間の問題にとどまらず、世界全体の秩序形成の長期的な変化と深く関係する。すなわち、米国の一極覇権主義体制は終焉に近づき、世界は多極化体制へと移行していく。

こうした将来の世界秩序の変化は米国内において、すでに1970年代には認識されていた。

それが21世紀入り後、一段と明確に認識されるようになり、ドナルド・トランプ政権はそれを加速している可能性が高い。

元々米国経済は第2次大戦直後の時点では世界経済全体の半分以上を占めていた。

IMF(国際通貨基金)世界経済見通しのデータベース(2018年10月)によれば、平成元年=1989年当時、米国GDPが世界経済に占めるウェイトは28.2%だった。

同年、EUは30.2%、日本は15.3%、中国は2.2%だった。

それが今年(同上IMF見通し)は、米国24.2%、EU22.1%、日本6.0%、中国15.9%と中国以外の国・地域は大幅に低下している(下のグラフ参照)。

世界経済全体に占める国・地域のGDPウェイトの推移

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資料 IMF世界経済見通しデータベース(2018年10月)

これが平成30年間の世界秩序の大きな変化を示している。

為替レートの変動によりGDPの数値が上下するが、長期的に見て米国のウェイトが低下し続けていることは間違いない。

先行き為替レート次第では、2030年頃に米国のウェイトが20%前後にまで低下する一方、中国のウェイトが若干上昇し、やはり20%前後に達する可能性がある。

その後、両国の経済成長率が低下し世界経済全体のそれを下回れば、ウェイトは長期的に低下し続ける。

かつて米国1か国で50%を上回っていたが、米中両国を合わせても40%に達しない時代が近づいている。これが多極化の到来である。

4.日本の針路

米国の圧倒的な経済力・軍事力に支えられた一極覇権主義体制が変質すれば、米国も余裕がなくなってくる。

他国の経済力・軍事力に対して脅威を感じやすくなり、日本も再びそうしたリスクにさらされる可能性が高まる。

その延長線上で考えられることは日米同盟の相対的な弱体化と日本に対する負担増加要求の強まりである。

長期的な米国の相対的地位低下は、日米同盟を堅持するとしても米国側に日本の面倒を見る余裕がなくなっていくことを意味する。

日本は、米国にとって最大の脅威となる中国の隣に位置しており、米国の西太平洋地域の安全保障政策上極めて重要な同盟国であるが、中国の軍事力増強とともに米国は安全保障体制維持に必要なコスト負担に耐えられなくなってくることが予想される。

その結果、日本は米国への依存度を徐々に低下させざるを得なくなり、自立的な防衛力の確保が重要課題となっていくことが予想される。

そうした状況下で、もし日中関係が緊張していれば、日本の防衛力維持のための自助努力が日中関係に悪影響を及ぼしやすくなる。

逆に日中両国が経済文化交流を通じて緊密な関係を保持することができれば、そうした変化にも動じにくい関係を構築することができる。

つまり、将来の日米同盟の緩やかな変化に備えて、日中関係をより安定的なものとしていくことが必要である。

ファーウェイ事件のような問題がこれからも繰り返され、米国の日本への圧力も強まる可能性が予想されるなか、日本として安全保障上のリスクを回避するには、中国との関係強化は非常に重要である。

米中両国の間にあって、両国との良好な関係を安定的に保持し続けていく工夫が必要となっている。

そのためには場当たり的な対症療法で日米中3国間のバランスを取るやり方では長期的な安定確保は難しい。

日本として世界に向けて発信する堂々たる国家理念とそれに基づく基本戦略を明確にし、軸がぶれない体制の下で、米国とも中国とも一定の距離を取りながら世界中の国々から信頼される国として独自路線を歩んでいく方向を目指すべきである。

ファーウェイ事件を契機として、日本の針路の確立を真剣に考え直す局面に入ったことを強く認識し、政官財学の垣根を越えて有識者の間でそうした議論を繰り返し、国家としてのあるべき方向を早期に示すべきである。

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坂城町長 山村ひろし

美山園・美里園の作品が表彰されました

昨日(12月17日)、社会福祉法人坂城福祉会坂内孝之理事長と、美山園井登雄揮施設長がお出でになり、このたび、美山園の作品が県知事賞、美里園の作品が一般社団法人高齢者福祉協会長賞をそれぞれ受賞されました旨のご報告がありました。 素晴らしいですね。

左から:井登美山園施設長、坂内理事長、山村

以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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平成30年度一般社団法人高齢者福祉施設利用者作品展で美山園・美里園の作品が表彰されました

平成30年度一般社団法人高齢者福祉施設利用者作品展において、特別養護老人ホームさかき美山園の作品が県知事賞、特別養護老人ホームさかき美里園の作品が会長賞をそれぞれ受賞されました。
 県内の高齢者福祉施設から48作品が応募され、県知事賞は6作品、会長賞は10作品が選ばれました。入所者の方々がアイデアを出し合い、町の象徴であるバラとマスコットキャラクターのねずこんをモチーフに作品を制作されました。
 美山園作成の『ねずこんと薔薇の輝き』の制作期間は約2か月半で、作成された皆さんは「力がいる作業で大変だったが、素晴らしい作品ができたと思う。」と話してくれました。また、美里園作成の『バラ神輿』の制作期間は約1か月で、「ペーパーアートのバラとお花紙のバラを飾り付け、きれいなお神輿ができた」と話してくれました。

▼作品は役場1階ロビーに展示されていますので、ぜひご覧ください

作品展01

作品展02作品展03

表彰報告

▲本日(12月17日)、坂内理事長と井登施設長が受賞報告のため来庁
 (左から)山村町長、坂内 孝之 社会福祉法人坂城福祉会理事長、井登 雄揮 社会福祉法人坂城福祉会さかき美山園施設長

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坂城町長 山村ひろし

ダンスフェスティバル(長野県スポーツダンス教師協会)

昨日(12月16日)、長野県スポーツダンス教師協会主催のダンスフェスティバルが坂城町テクノセンターで開催されました。(代表:後藤敏一会長)

今年も、ソシアルと車椅子のダンスで、紅白戦、発表会、ダンスタイムなど午前10時から午後5時まで皆さん日頃の鍛錬の成果を発表されていました。

長野県スポーツダンス教師協会は今年で設立19年目になるそうです。 このような大会を坂城町で開催していただくことに感謝申し上げます。

右の写真、右側、後藤敏一さん

上の写真2枚はいずれも、坂城町勤労者総合福祉センターで練習されておられるメンバーです。

坂城町長 山村ひろし

鉄の展示館「男谷燕斎の書~幕府祐筆の手跡~」記念講演会

昨日(12月15日)、坂城町鉄の展示館で「男谷燕斎の書~幕府祐筆の手跡~」記念講演会が開催されました。

講師には私が永年にわたりご指導いただいている、東洋思想家の田口佳史先生です。

また、田口佳史先生は男谷燕斎の末裔でもあります。

大変素晴らしいお話をしていただきました。

満員の会場でごあいさつ

以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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鉄の展示館「男谷燕斎の書~幕府祐筆の手跡~」記念講演会

田口佳史先生

▲田口佳史 氏(株式会社イメージプラン代表取締役社長)

男谷燕斎記念講演会01

 12月15日(土)、鉄の展示館で開催中の特別展「男谷燕斎の書~幕府祐筆の手跡~」の記念講演会として、株式会社イメージプラン代表取締役社長の田口佳史 氏を講師にお招きし、ご講演いただきました。男谷燕斎の末裔でもある田口氏に「男谷燕斎とその時代」と題し、燕斎が生きた時代背景や影響を与えた人物、燕斎から学ぶことなど、貴重なお話しをいただきました。

 男谷燕斎(彦四郎)は、文化10年(1813)に中之条陣屋に代官として赴任し、境界争いや救荒に備える施策を講じるなど名代官として知られています。また、代官に就任する前は幕府で表祐筆を務めるなど能書家としても知られています。

田口氏の講演では、燕斎は、幕藩体制が揺らぎ、幕末へと向かう激動の時代の中で勝海舟や林述斎などの人物に関わり、影響を与えたことや化政文化として町民文化が花開く中で、代官として地方に江戸の文化を根付かせたことなどをご解説されました。また、燕斎が重んじた精神として、心身総体などの「剣の道」や精神統一などの「書の道」を取り上げ、婿養子で幕末の剣豪である男谷精一郎や勝海舟にもその精神が受け継がれていることをお話しいただきました。

最後に「先人先達を大切にする土地はいつしか必ず発展繁栄する」という言葉を紹介され、講演を締めくくられました。

 「男谷燕斎の書~幕府祐筆の手跡~」は、平成31年2月3日(日)まで開催中です。男谷燕斎の様々な書が鑑賞できる貴重な展覧会となっていますので、ぜひご来館ください。

▼展示の様子

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坂城町長 山村ひろし

平成30年第4回議会定例会閉会あいさつ

本日(12月14日)、平成30年第4回坂城町議会定例会が閉会しました。

閉会のあいさつを、以下、掲載させていただきます。

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平成30年第4回坂城町議会定例会の閉会にあたり一言あいさつ申し上げます。

123日に開会されました本定例会は、本日までの12日間ご審議をいただきました。一般質問で数多く、南条小学校建設工事会計検査による返還金について、質問をいただきましたが、引き続き、機会を捉えご説明を申し上げてまいりたいと存じます。

提案をいたしました、専決報告、規約の変更、一般会計補正予算及び特別会計補正予算、そして追加上程させていただきました特別職の職員等の給与に関する条例の全部改正、道路改良工事請負契約の締結と、すべての議案につきまして原案どおりご決定を賜り、誠にありがとうございました。

町道A01号線 道路改良事業 酒玉工区の若草橋架替え工事につきましては、地域の皆さんには長い間、ご迷惑をおかけいたしましたが、明日15日夕方から普通車であれば対面通行が可能となります。

また、本日、契約締結の議決をいただきました、右岸側の橋台及び橋梁本体工事についても、引き続き安全確保を図るなかで、一日も早い竣工を目指し工事を実施してまいります。

124日夕方、坂城駅前のイルミネーション点灯式が行われました。まちづくり坂城の皆様が飾り付けたイルミネーションが色鮮やかに点灯し、また、ライトアップされた169系電車の車内で、坂城中学校吹奏楽部のみなさんによるミニコンサートが開催されました。

イルミネーションは来年1月末まで点灯されていますので、大勢の皆さんにご覧いただきたいと思います。

鉄の展示館での特別展「男谷燕斎の書~幕府祐筆の手跡~」が1211日から始まっておりますが、明日、15の午後2時より、「男谷燕斎とその時代」と題した記念講演会を開催いたします。

講師に、男谷燕斎の末裔でおられ、東洋思想研究家の「田口佳史」先生をお迎えし、幕府の表祐筆を務め、当町中之条の名代官としても知られる「男谷燕斎」について、坂城町の歴史に関わることでもありますので、大勢の皆さんにお越しいただきたいと思います。

坂城消防署に災害対応特殊消防ポンプ自動車が新たに配備されました。このポンプ車は、600リットルの水槽を装備し、消防水利が不足した場合においても、少量の水で高い消火性能を有する「圧縮空気泡消火装置」を備えており、また、コンパクト化された車両は、現場での活動性にも優れ、消防力の大きな強化につながるものと考えております。

さて、これから、新年度に向けての当初予算編成作業が本格化してまいりますが、31年度は、統一地方選挙を控えておりますので、「骨格予算」となります。

31年度の歳入の見通しにつきましては、国の地方財政計画や消費税率引上げに伴う影響など不透明な中、総務省の概算要求ベースにおける地方交付税は、30年度と比べ約0.5%の減額となっており、また、基幹収入である町税は、ここ数年の実績からも堅調な推移が見込まれるところですが、経済情勢や為替状況により大きく左右されるため、今後の貿易摩擦など先行き不安を踏まえると一般財源の増収を期待することは厳しい状況です。

一方、歳出につきましては、骨格編成となりますので、義務的経費や経常的経費など、必要最小限度の経費を計上する予算編成となり、絞られた当初予算総額になろうかと考えています。

何かと慌しい季節でもあります。

12月1日から31日までの1か月間は、年末特別警戒期間として、警察、防犯指導員、千曲交通安全協会、交通指導員などの皆様と連携し、防犯・交通安全の啓発を強化しております。

年末年始は、犯罪や交通事故の増加する時期でもあります。引き続き、犯罪被害や交通事故、飲酒運転の防止に向け、さらなる啓発活動に取り組んでまいります。町民の皆様には、特殊詐欺など犯罪や交通事故の被害に遭わぬよう、一層のご注意をお願い申し上げます。

また、1227日からは、町消防団による歳末特別警戒が行われます。消防団員には夜間の警戒に対し感謝を申し上げるとともに、住民の皆様におかれましては、年の瀬の寒い時期でもあり、先月は2件の火災も発生し、大切な生命、財産も失われていますので、火の取り扱いには十分注意されますよう重ねてお願い申し上げます。

さて、来年、平成31年は、「己亥(つちのとい・きがい)」の年であります。

中国の古い思想によれば、「己」は「きまり」、「みちすじ」といった意味があり、「わがままにならず規律を守ること」、「亥」は、「何事かを生もうとしている」、「いろいろのエネルギー・問題をはらんでいる」といわれており、自らの思いを筋道を通して着実に実行し、その中から、大爆発・大飛躍の可能性を期待したいと思います。

元旦には1年間の健康を願う元旦マラソン、1月4日には、新年の願いを込めて書初めを行う席書大会、新春賀詞交歓会が開催されます。

また、1月12日には、「ライフ・ステージエコー2019」が坂城テクノセンターにて開催されます。今回は25回目の記念公演とし

て、バイオリン、ヴィオラ、チェロなど、14名の合奏団をお迎えし、新しい年の幕開けにふさわしい演奏を期待しております。

また、1月27日には、町消防団の出初式が挙行されます。街頭行進等、大勢の皆様のご観覧をお願いいたします。

そして、新春経済講演会は、28日に坂城テクノセンターにおいて、長野県「太田 寛」副知事をお招きし、「長野県が取り組むSDGs」について、ご講演をいただきます。

SDGsとは、20159の国連サミットで採択された2030までに取り組む経済・社会・環境に関する17項目の世界共通の持続可能な開発目標で、長野県は、今年6に「SDGs未来都市」として、内閣府から北海道や神奈川県など国内の28自治体とともに、全国で初めて選定されました。世界的な課題への県の取組みについて、ご講演いただきますので、大勢の皆さんにご聴講いただきたいと思います。

年末、年始から、盛りだくさんの行事がございます。

議員各位におかれましても健康に十分留意され、新しい年をお迎えいただきますようお祈り申し上げまして、閉会のあいさつとさせていただきます。

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坂城町長 山村ひろし

坂城消防署に「災害対応特殊消防ポンプ自動車」が配備されました

昨日(12月10日)、坂城消防署に新たに「災害対応特殊消防ポンプ自動車」が配備されました。
 この消防ポンプ自動車はCAFS(圧縮空気泡消火装置)を備えた新型の特殊消防ポンプです。 少量の水に液剤を加え、高圧ポンプで泡として放水ができるもので消防水利が不足した現場でも高い消火性能を有します。

山間部、道路の狭隘な箇所での活躍が期待されます。

坂城町では今年の火災発生件数が18件にのぼっています。 (1月から11月末現在。)

昨年は年間で12件でしたので、11月現在で大幅に上回っております。

これから何かと火を使うことが多くなります。 くれぐれも火の用心を宜しくお願いいたします。

新車両を使って噴射をしていただきました。 泡がしっかりと壁面にもこびりつき消火効果が大きいとのことです。

実演の後、署内で荒井坂城署長他から種々の説明を受けました。

以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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坂城消防署に「災害対応特殊消防ポンプ自動車」が配備されました

坂城消防署新車両

この度、坂城消防署に新たに「災害対応特殊消防ポンプ自動車」が配備されました。
 このポンプ自動車は、600リットルの水槽を装備し、震災等の消防水利が不足した現場においても、少量の水で高い消火性能を有するCAFS(圧縮空気泡消火装置)を備えたほか、低床式4輪駆動3トンシャーシをベースに、車体のコンパクト化を図ることにより、震災等の状況下においても有効かつ活動性に優れ、減災につながる車両となっています。

坂城町では今年、例年よりも多く火災が発生しています。気温の低い季節となり、暖房器具等の使用が多くなりますので、火の取り扱いに十分注意しましょう。

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坂城町長 山村ひろし

村上会(村上小学校への図書寄贈)

先週(12月7日)、坂城町村上地区の会社経営者の会「村上会」(代表:大橋房夫さん)から今年も村上小学校へ図書の寄贈をいただきました。

贈呈式には会員の皆さんにお集まりいただき、村上小学校長 塚田校長先生、牛越教頭先生にもご出席いただきました。

今年も、環境、情報、技術、食品、自然災害、社会、職業、スポーツ、戦争、学習一般などのテーマで約10万円相当の図書をご寄贈いただきました。

これらの図書はすでに村上小学校の図書室に置かれ、子供たちが利用しています。

「村上会」からの図書の寄贈は今年で28年目になるそうです。 すごいですね。 誠にありがたく思います。

左から:塚田校長、山村、大橋会長

坂城町長 山村ひろし