本日(9月21日)、令和5年第3回坂城町議会定例会が閉会しました。 以下、閉会の挨拶を掲載させていただきます。
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令和5年 第3回坂城町議会定例会の閉会にあたり、ひと言ごあいさつを申し上げます。
8月31日に開会されました本定例会は、本日までの22日間の長きにわたりご審議をいただきました。
提案いたしました 専決報告、人事案件、工事請負契約等の締結のほか、令和4年度一般会計及び特別会計決算の認定、条例の制定・一部改正、令和5年度一般会計、特別会計補正予算、また、本日追加議案としてお願いいたしました変更契約の締結、一般会計・下水道事業特別会計の補正予算など、全ての議案に対して原案どおりご決定を賜り、誠にありがとうございました。
さて、今会期中、台風13号が発生し、関東・東北地方を中心に各地域で甚大な被害をもたらしました。また今年の夏は、台風6号、7号等により、西日本を中心に広範囲で被害があったことも記憶に新しく、台風に加え、線状降水帯やゲリラ豪雨等が各所で発生したことも重なり、当町を含む日本列島各地区に被害が発生しております。
被災された皆様には、お見舞いを申し上げますとともに、1日も早い復興を願うところであります。
また、8月19日の集中豪雨、落雷により、町内で浸水被害等が発生しました。本日、追加補正としてお認めいただいた水門の無停電 電源装置 設置工事、子育て支援センターの昇降機修繕工事など、早期に実施してまいります。
災害を未然に防止し、被害の軽減を図るためには、「自助・共助・公助」が大変重要であり、住民の皆さんの日頃からの災害に対する備えも大切であります。町といたしましても、今後も家庭や地域、関係機関と連携を図りながら、防災・減災対策に努めるとともに、命を守る行動の周知を図り、「安全で住み良い、災害に強いまちづくり」を進めてまいりたいと考えております。
さて、昨年度から進めてまいりました南条小学校への蓄電設備の設置工事につきましては、9月7日に竣工となりました。
本工事の竣工により、地域の中核避難所となる3小学校全てに太陽光発電設備と蓄電設備が備えられ、CO2削減による地球温暖化対策と同時に、災害など非常時における体育館の電力確保が図られることとなりました。
今後も、環境に優しく、災害に強い町を実現するため、クリーンエネルギー化の推進と災害発生時に備えたエネルギー確保に取り組んでまいります。
また、8月19日の豪雨、落雷被害、浸水対応に加えまして、追加の補正予算では、鳥獣被害等に対する見舞金制度を新たに創設し、予算をお認めいただきました。損害を受けた農業者の皆さんに対し、早期に対応できればと考えております。
さて、新型コロナウィルス感染症につきましては、本年5月8日から、感染症法上の位置付けが「5類」に移行され、コロナ禍以前の生活が戻りつつありますが、全国でも多くの都道府県で、インフルエンザと同時に感染者の増加が見られておりました。
特に新型コロナウィルスにつきましては、長野県におきましても、定点医療機関からの患者届出数と入院者数が5類移行後最多となってきたことから、先月末には、全県に「医療警報」が発出されましたが、医療提供体制への負荷が軽減されたと認められることから、昨日、「医療警報」につきましては解除となったところであります。
しかし、今後の感染状況には十分注視していく必要があり、特に、高齢者や基礎疾患を有する重症化リスクの高い方などが混雑した場所に行く際には、マスクの着用をご検討いただくなど、町民の皆様におかれましては、基本的な感染対策の継続をお願いいたします。
一方で、全国各地で各種イベント等がコロナ禍以前と同様に再開されてまいりました。当町におきましても、新型コロナウィルス感染症の影響により、昨年まで休止又は規模の縮小などを余儀なくされておりました諸行事につきまして、感染症対応の経験を踏まえつつ、工夫しながら再開しているところであります。
まず、今月29日には、和平の町有林において、「植樹祭」を開催いたします。
今年は、坂城小学校の「秋の学有林活動」も同日に行われることから、5・6年生約70名が植樹祭に参加していただける予定となっており、総勢約120名の皆様によるカラマツ800本の植樹作業を計画しておりますので、議員各位をはじめ、大勢の皆様のご参加をお願いいたします。
続きまして、10月1日には、文化センターグランドにおきまして、「第63回町民運動会」を開催いたします。
町民運動会につきましては、4年ぶりの開催となり、開催方法につきましても、これまでの分館ごとの対抗戦ではなく、町内小学校区単位としたチーム対抗戦で行います。
当日参加できる競技もありますので、ぜひ、大勢の皆様に、ご参加いただきたいと思っております。
併せて、交通事故を無くし、明るく安全な町づくりの実現のため、町民一人ひとりが交通安全についての理解と意識を高めることを目的とした「第45回交通安全町民大会」を町民運動会と共催で開催いたします。
今年は、運動会のオープニングで行う「交通安全推進イベント」として、「長野県 住みます芸人 こてつ の坂城町交通安全トークショー!」を開催する予定となっております。
また、文化センター体育館では、障がいへの理解や障がい者との交流、「バリアフリーのまちづくり」への取り組みとして障がいの有無に関わらず楽しんでいただくため、「レクリエーション・軽スポーツ交流ブース」を開設いたします。
どなたでも気軽に楽しめるスポーツを予定しておりますので、こちらも多くの方にご参加をいただければと考えております。
次に、10月21日、22日の二日間にわたり、「第51回文化祭」を開催いたします。
今年度は、文化センターの耐震補強及び大規模改修工事のため、芸能公演につきましては南条小学校音楽堂、展示につきましては武道館、お茶席につきましては文化の館を会場として開催いたします。
昨年までは、新型コロナウィルスの感染拡大防止対策としてお茶席は中止とし、芸能公演につきましても、出演団体と関係者のみの入場としておりましたが、今年は4年ぶりに通常の公開形態として、自由にご観覧いただけますので、ぜひ、大勢の皆様に、ご来場いただきたいと思います。
なお、文化祭の開祭式に先立ちまして、「町表彰式」及び「WAZAパワーアップ事業表彰式」を挙行いたします。永年、町の発展にご尽力いただいた皆様に感謝を申し上げるとともに、ものづくりに係る技能又は技術の高度化及び人材育成を目的とした優秀な技能者等を表彰いたしたいと考えております。
続いて、10月29日、坂城駅前多目的広場において、169系電車の静態保存10周年を記念するイベントを開催いたします。
今回は節目の年として、千曲川ワインバレー特区連絡協議会とタイアップしたワインイベントと、商工会による「ふーど市」も同時開催し、より多くの方にお越しいただけるイベントとなるよう準備を進めております。
当日は、169系電車保存会の皆様にもご協力いただき、記念硬券(記念切符)の無料配布やボンネットバスの無料周遊乗車、JR貨物による電気機関車の展示やグッズ販売、制服を着用しての子供の記念撮影会のほか、169系電車静態保存10周年を記念したオリジナル限定ワインの販売などを予定しております。
この機会を通じて、当町の個性溢れる地域資源や物産などを、町内外に広く発信してまいりたいと考えております。
次に、先の大戦で犠牲になられた当町の戦没者に対し、追悼の誠をささげる「戦没者追悼式」を、11月9日に坂城テクノセンターにおいて挙行いたします。
今年度より、一般の方にもご参列いただける形での開催を予定しており、戦没者への追悼の意と恒久的な平和を祈念するため、より多くの方にご参列いただきたいと考えております。
さて、「葛尾組合新リサイクルセンター施設整備」についてでありますが、葛尾組合では、千曲市上山田の「不燃ごみ 及び 資源物処理施設」の老朽化、また、ちくま環境エネルギーセンターの稼働に伴い、令和3年度をもって廃止した「葛尾組合ごみ焼却施設」の解体事業と併せ、不燃ごみ・缶・ビン・プラスチックなどの資源物を処理するための新しいリサイクルセンターの建設について、基本方針、施設整備計画や事業スケジュールなどの方向性を「葛尾組合マテリアルリサイクル 推進施設整備 基本計画」としてとりまとめました。
新リサイクルセンターは、既存のごみ焼却施設を解体した跡地に建設するもので、今後のスケジュールといたしましては、今年度は事業者の選定を行い、令和6年度に既存のごみ焼却施設の解体・撤去と並行し施設の設計を行い、令和7年度、8年度において、建設工事を実施し、令和9年度当初の稼働を目指しております。
本基本計画に従い、葛尾組合、千曲市とともにしっかりと進めてまいりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。
さて、9月も半ばを過ぎ、夕暮れもかなり早くなってまいりました。
日没時間の早まりとともに、夕暮れ時や夜間の交通事故が増加するなど、交通の危険が高まります。運転者、自転車利用者、歩行者のそれぞれに交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を呼び掛け、交通事故の防止を図ることを目的に、本日から30日までの10日間、「秋の全国交通安全運動」が行われます。
「信濃路は みんなの笑顔 つなぐ道」のスローガンのもと、より一層の啓発活動を行い、交通安全意識の高揚に努めてまいります。
今年は酷暑が続きましたが、少しずつではありますが、朝夕は涼しくなってきており、まもなく秋本番を迎えます。
議員各位におかれましては、健康に留意され、ご活躍されますことを祈念申し上げ、閉会のあいさつとさせていただきます。
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坂城町長 山村ひろし