アユ釣り客現る!

 本日(8月23日 午前中)、坂城町千曲川で10名ほどのアユ釣り客を目撃しました!

 2か月ほど前に72,000匹放流したアユの稚魚が戻って来たのでしょうか。

 

 実は、SBC信越放送局(株)の取材にご協力いただいた更埴漁業協同組合(組合長:竹内正則さん)のベテランの皆さんによる「おとり漁」の風景です。

 このような往時の風景が日常的に観られると素晴らしいですね。

                      

 坂城町長 山村ひろし

第7回「刀職者実技研修会」開催

 本日(8月22日)から24日まで、坂城町「鉄の展示館」隣接の中心市街地コミュニティセンターと宮入鍛刀道場で第7回「刀職者実技研修会」が開催されています。(主催:公益財団法人日本刀文化振興協会 理事長:本阿彌光洲さん)

 「鉄の展示館」では、現在、第5回日本刀研磨外装刀職技術展覧会を開催中ですが(8月31日まで)、この期間内に上記「刀職実技研修会」されることにも意義があります。

 また、研磨の部でご指導いただいている、本阿彌光洲先生が先日、重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定されることが内示されました。 素晴らしいことですね。

                                      

左:挨拶する山村、右:中央で研磨のご指導をされる本阿彌光洲先生

                            

 坂城町で、宮入刀匠を中心として種々の「刀の文化」が育ち、充実していくことに心から敬意を表するとともに、これからも応援していきたいと思っています。

 以下、坂城町のニュースからご覧ください。

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刀職者実技研修会

刀職者研修会

  8月22日(金)から24日(日)まで、宮入鍛刀道場と中心市街地コミュニティセンターで、公益財団法人日本刀文化振興協会主催による平成26年度刀職者実技研修会が開催されており、一般の皆さんにも公開しています。(見学には鉄の展示館への入館が必要です。)

  この研修会は、日本刀に関わる技能を継承し、職業として自立できる次代の人材を育成することを目的に毎年開催されており、今年で7回目となります。今年は、現在刀職に従事している、もしくは将来刀職に従事することを志して修行中の方が、全国から19名参加しました。

  講師は、作刀、研磨、白鞘、白銀(刀身の手元の部分に嵌める金具)、柄巻きの各部門において日本のトップクラスに立つ皆さんが集まり、研修生の皆さんは、それぞれが希望する部門の先生につき、その匠の技を熱心に学んでいました。

刀職者研修会各部門

  

  また、本日は、坂城小学校4年生の児童が、この研修会を見学に訪れました。児童たちは日本刀を製作するさまざまな分野の作業を間近で見ることができ、とても貴重な経験になったと思います。

刀職者研修会坂城小見学

  

  この研修会は、鉄の展示館に入館した方は自由に見学することができます。同館では、8月31日(日)まで「第5回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」を開催しており、全国の現代刀職者たちの作品もご覧いただけますので、この機会にぜひご来館ください。

刀職者研修会一同

▲研修会参加者一同

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 坂城町長 山村ひろし

瀬口さんのレポート。中国内陸部 武漢から。

 中国経済についての第一人者、キャノングローバル戦略研究所研究主幹の瀬口清之さんから、まさに「熱い」武漢レポートが来ました。

 普通のニュースでは報道されない中国内陸部の熱い経済状況です。

 以下、ご覧ください。

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日本企業の進出が止まらない「熱い」武漢の魅力~華中地域の経済発展を牽引する武漢、カギは自動車関連と小売業~

JBpressに掲載(2014年8月20日付)

瀬口 清之

  • キャノングローバル戦略研究所研究主幹 瀬口 清之
  • [研究分野] 中国経済・日米中関係

武漢は、重慶、南昌、南京とともに「中国四大火鍋」と呼ばれ、夏の暑さで有名だ。7月下旬、1年ぶりに猛暑の武漢を訪問した。武漢が暑いのは気温だけではない。経済も熱気があふれている。

武漢名物、建設工事と大渋滞

 数年前に初めて武漢を訪問した時は空港から市内への高速道路建設、広州・上海・北京各市と武漢を結ぶ高速鉄道建設、武漢の市街地を真ん中で2つに分断する長江の両岸をつなぐ水底トンネル工事といった基幹インフラの建設で市内は大渋滞だった。

 それらのインフラ建設は昨年までに概ね完成した。当時空港から市内のホテルまでタクシーで1時間半近くかかっていたのが40分程度にまで短縮された。また、2009年末の高速鉄道の開通により広州と武漢は片道4時間で快適に行けるようになり、往来は格段に増加した。

 その効果で広州に集積していた自動車関連企業が続々と武漢に進出し、武漢の自動車産業集積地としての地位は揺るぎのないものとなった。基幹交通インフラが生み出す経済効果は絶大だ。

 武漢は今も渋滞がひどい。現在武漢で建設中のインフラは、北東部のビジネス中心街である漢口と南部の産業開発区兼住宅地である漢陽とをつなぐ高速道路および市内の地下鉄である。

 そうしたインフラ建設と並行して、旧市街のバラック地区の再開発を進め、市内のいたるところで高層マンションを建設している。

 今回の武漢滞在中に漢口から漢陽の経済開発区を見学に行こうとしたが、途中で高速道路の建設工事などの影響による大渋滞につかまり、次の面談の時間に間に合わなくなりそうだったため、見学を諦めざるを得なかった。

 これも「熱い」武漢ならではの出来事である。目的地の経済開発区には辿りつくことができなかったが、大渋滞の前後に通り過ぎた数多くの工事現場の風景を見るだけで、武漢の経済発展の熱気を十分肌で感じることができた。

中核都市と周辺都市との発展格差は主要地域経済圏の共通課題

 武漢市は現在の中国の経済成長をリードする中西部地域の4大都市(武漢、重慶、成都、西安)の1つである。武漢以外の3都市は西部に属しており、中部地域の都市の中では武漢が群を抜いた存在である。

 このため中部地域に住む中国人の多くが、武漢に住居を構えて中部地域随一の都市生活を謳歌したいと考えることから、武漢の住宅の実需は根強い。

 全国の多くの2級以下の都市で不動産価格の下落が見られている中、武漢では高層マンションの建設ラッシュが続いているにもかかわらず、不動産価格の上昇が続いている。

 ただし、これは喜ばしいことばかりではない。本来、地域経済の発展のためには、華東地域のように中核都市上海の周辺で、蘇州、無錫、南京、杭州、寧波、合肥といった複数の2級都市が発展を遂げ、各都市の特性に応じた異なる産業構造を持ち、相互に補完し合う関係となることが望ましい。

 しかし、武漢周辺の8都市はいずれも規模が小さく、武漢との補完関係を形成するような存在ではない。このため中部では武漢への産業・人口・生活基盤の一極集中が生じ、周辺都市の発展が遅れるという悪循環が生じている。

 これを改善するには、武漢市とその周辺都市を管轄する上部組織である湖北省政府が、税制優遇策、適切なインフラ建設等により、周辺8都市の魅力を高め、武漢と連携を図る形で発展を促進すべきである。残念ながら現時点ではそうした成果は見られていない。

 こうした中核都市と周辺の中小都市との発展格差問題は、武漢のみならず、重慶、西安、北京・天津周辺でも起きており、それぞれの地域経済の発展制約となっている。

日本企業の進出は自動車関連と小売が中心で投資拡大意欲が強い

 武漢の主要な産業は自動車、鉄鋼、光通信・バイオ等ハイテク産業である。所得水準の上昇と人口の増大により消費も急拡大しているため、小売業も好調である。

 自動車と小売は日本企業の対中直接投資の中でも積極姿勢が目立っている産業分野である。武漢ではその2つの分野の日本企業のウェイトが高い。とくに自動車関連は日系企業の約半数を占めている。

 武漢ではイオンを中心に日系小売業の進出も目立つ。武漢市の1人当たりGDPは2011年に1万ドルに達し、日本企業の製品・サービスでも一般庶民が無理なく買える所得水準になった。昨年から今年にかけて、日本食のレストランが続々と開業しているのもその所得要因が大きいと考えられる。

 中国各地のジェトロが実施したアンケート調査によれば、武漢に進出している日本企業は他の都市に進出している日本企業に比べて投資拡大意欲が強い。それは武漢で成長・発展している中核産業と日本企業の競争力のある産業分野とが一致していることも一因であると考えられる。

 今後イオンのショッピングモールとスーパーが次々と開業する予定であり、日本食のレストランも続々と増えつつあることから、日本企業にとってのビジネス環境はますます改善する方向にある。

投資環境としての課題は物流と人材確保

 しかし、武漢には問題もある。それは物流網の発展の遅れと人材確保の難しさである。

 武漢は中国の東西(上海~重慶)・南北(北京~広州)を結ぶ基幹道路・鉄道の交差点であることから交通の要衝である。

 しかし、小売・物流に強い影響力を持つ地場の国有企業により、競合企業の新規参入が阻害されてきたため、武漢市内と域外を結ぶ物流網の発達が遅れている。とくに日本の食材の搬送に不可欠な冷凍・冷蔵運送が難しいという問題を抱えていた。

 これに対してイオンでは、地元のサービス業の改善を目指す武漢市政府による強い誘致とビジネス支援を受け、問題の克服に取り組んできた。地元の国有企業も武漢市政府の強い意向には逆らえないことから、徐々に障害は取り除かれている。

 人材については、武漢には武漢大学等全国でも指折りの有名大学が集中しているため、一見人材の宝庫のように見える。しかし、実際には、優秀な学生は全国の優良企業等から引っ張りだこであるため、卒業とともに高所得を得られる北京、上海、広州等沿海部の主要大都市へと移住する。

 その後、年齢が30代に達し、結婚後の生活を考えるようになると、不動産価格と生活費が高い沿海部主要都市から、それらが安くて生活しやすい武漢市に回帰してくる例が多い。このため、30代以上の優秀なホワイトカラー人材は比較的採用しやすい。

自動車産業集積地として武漢特有のメリット

 華東、華南地域では最近の業績不振、日中関係の悪化やPM2.5等の影響などを背景に、中堅・中小企業の撤退や駐在日本人数の減少が見られている。

 しかし、武漢に進出した日本企業の多くが所属する武漢日本商工会企業数はこの数年、年間約20社ずつ着実に増加し続けており、今年も同じようなペースで増加している。今年の6月時点での武漢日本商工会の会員企業数は146社で、その約半数は自動車関連である。

 武漢にはホンダの工場があり、武漢に近い襄陽には日産の工場もある。このほか、市内にはプジョー・シトロエンとGMの工場があるほか、今後ルノーも進出するなど、武漢は広州と並ぶ自動車産業の集積地となりつつある。

 日本の完成車メーカーにとっては日系および地場のサプライヤーから部品調達が容易である。一方、日系サプライヤーにとっては、元々の系列メーカー向け以外に、他系列の日系メーカー、中国・欧米等非日系の自動車メーカーへの販路拡大のチャンスにも恵まれている。

 このため武漢進出は世界中の自動車メーカーと直結する足掛かりとなる。これは武漢特有の特徴であり、完成車メーカー、サプライヤーの双方にとって進出メリットが大きい。

日本企業の課題

 2010年代の中国経済は、工場から市場へ、沿海部主導から内陸部主導へと急速な構造変化が進行している。日本企業の中国ビジネス展開上の課題は、中国市場の産業・地域両面の構造変化への迅速な対応である。

 中国市場の構造変化の速度は日本よりはるかに速い。その変化に対応した生産・販売体制を構築していくには、日本企業の従来レベルをはるかに上回る迅速な経営判断力と意思決定力が必要である。

 その実現の鍵は優秀な中国人幹部の採用と、それを十分活用する本社経営トップ層の経営力向上である。

 武漢を始め、重慶、成都、西安等内陸部の主要都市では日本企業の進出が続いている。しかし、各地の市場規模、ビジネスチャンスの拡大テンポに比べて、日本企業の進出および事業拡大のスピードはまだまだ遅い。

 今後、より多くの日本企業が一段と経営力を向上させ、中国各地での事業展開をスピードアップし、大きなチャンスを確実にものにしていくことを期待したい。

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 坂城町長 山村ひろし

坂城町保健センターに「キッズコーナー」

 坂城町役場に隣接している、保健センターに「キッズコーナー」ができました。

 早速、小さなお子さんが遊びに来ているようです。 おもちゃもたくさんありますよ。

 以下、坂城町ホームページから

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保健センターにキッズコーナーができました

キッズコーナー

  町保健センターでは、お母さんやお父さんが安心して子どもたちを自由に遊ばせられるよう、センター内にキッズコーナーを作りました。柵の中にマットを敷き、おもちゃもたくさんあります。中で遊ぶ子どもたちもとても喜んでいました。
  保健センターにお立ち寄りの際は、ぜひご利用ください。

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 坂城町長 山村ひろし

坂城町立小中学校先生方の研修会

 本日(8月19日)、夏休みの最後の日、坂城町立村上小学校で平成26年度坂城町学校職員会夏期研修会が開催されました。

 今年のテーマは 「キャリア教育の今と坂城町のこれから」 です。

 坂城町では小学校、中学校の全教員が一堂に介して教育問題に取り組んでいます。

 今回は 「キャリア教育」 についてですが、坂城町では今後3年間をかけて同テーマについての研究を続けられるとのことです。

 私はパネルディスカッションのみ参加しましたが、大変熱のこもった議論が展開され、教育現場でどのような取り組みをするべきかについて具体案を検討していただきました。

 なお、パネルディスカッションのコーディネーターはキャリア教育に関して高名な金沢工業大学教授白木みどり先生にお願いしました。

            

 キャリア教育という言葉はあまりなじみのない方が多いかと存じますので文部科学省の説明を以下引用します。

                         

*キャリア教育について:(文部科学省) 

  今、子どもたちには、将来社会的・職業的に自立し、社会の中で自分の役割を果たしながら、自分らしい生き方を実現するための力が求められています。 この視点に立って日々の教育活動を展開することこそが、キャリア教育の実践の姿です。 学校の特色や地域の実情を踏まえつつ、子どもたちの発達の段階にふさわしいキャリア教育をそれぞれの学校で推進・充実させることが求められています。      

                       

 つまり、子供たちに、「何のために勉強するのか。」 

 つまり、勉強するのは、「生きるため、生活するため、働くため」ということをしっかり意識していただきたいということです。

                    

 今回のパネルディスカッションの内容については別途ご報告していただきたいと思っていりますが、坂城町で今後どのような取り組みが展開されるか大変楽しみにしております。

                       

右:金沢工業大学教授白木みどり先生

                

                             

右:村上小学校教務主任宮本隆先生、坂城中学校研究主任渋谷孝信先生

                     

左から:坂城小学校原智子先生、南条小学校小玉尚宏先生、長野県教学指導下指導主事山下由紀子先生

               

 私は、すべての教育の原点にあるのは 「キャリア教育」 だと思っています。

 「キャリア教育」 を特別な教育カリキュラムとしてとらえるのではなく、すべての教育が 「キャリア」 に通じるという意識で教育現場で実践していただきたいと思っています。

                                

 坂城町長 山村ひろし

平成26年成人式祝辞

 坂城町では成人式を終戦記念日に開催しています。

 お盆の時期で新成人の皆さんが帰省しやすい時期であることと、命の大切さ、平和の大切さ、国のあり方などを考える良い機会だと思います。

 今年の対象者数は176名ですが、そのうち約7割の方が参加しました。

 以下、私の挨拶と祝辞を掲載させていただきます。

                   

 

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成人式祝辞(平成26年) >

                  >

皆さま今日は。>

ただ今ご紹介いただいた坂城町長の山村です。>

新成人の皆さん、おめでとうございます。>

また、今日まで暖かい愛情を持ってお子さんを立派に育て上げられたご家族、保護者の皆様に心より、お祝いとお喜びを申し上げます。>

また、本日、ご多用のところ本式典においで頂いた、柳澤議会議長殿をはじめ多くのご来賓の皆様に御礼申し上げます。>

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皆さんは今日の成人式を迎えてどのような心境でしょうか。>

坂城町では、成人式を毎年、8月15日、お盆の時期、終戦記念日に開催しております。>

成人式を迎えられた皆様の中にはすでに社会に出て働かれておられる方、学生の方、働きながら勉強をされておられる方がおられます。>

また、坂城の中で家業を継がれておられる方、遠く坂城をでて活躍されておられる方々などいろいろな立場で本日おいでになっておられると思います。>

久々に懐かしい方々との旧交を温められ、心躍る感傷に浸っておられる方々も多いかと思いますが、折角の節目でありますので、皆さんが成長されたこの20年間を、お世話になった方々への感謝の念をも抱きながら思い出していただきたいと思います。皆さんは、平成年から平成年生まれではありますが、その前後はどんな年であったか少々振り返ってみたいと思います。>

平成6年2月には細川首相が消費税を廃止して「国民福祉税」を新設すると突然発表し、翌日にはこれを撤回し、辞任するということがあり、その後、長野県出身の羽田孜総理大臣が発足しましたが、わずか64日間という短命内閣となりました。>

その後、社会党の村山首相の誕生となったわけでありますが、社会党出身の総理大臣として、自衛隊が合憲であるという一歩踏み込んだ所信表明、発言をしました。>

一方では、村山談話として戦後50周年の節目に、アジア諸国に対する植民地支配と侵略を謝罪し、平成5年の従軍慰安婦問題に対する河野談話と併せて今日に至るまでの大きな論争を招いた年でもありました。>

また、平成7年1月には6434名の犠牲者と約44000名の負傷者を出す大惨事となった、阪神淡路大震災が発生し、3月にはオウム真理教による地下鉄サリン事件が発生し13名が死亡、約5500名もの重軽傷者が出ました。>

国内経済ではいわゆるバブル景気が終焉し就職氷河期が始まり、そのあとの「失われた20年」とも言われる景気の低迷が続いていくことになります。 >

皆さんは、まさにこの失われた20年、デフレ不況の真っただ中に育ったわけであります。>

しかし、「失われた20年」と言われますが、この間は皆さんが立派に育った20年でもあります。>

皆さんがこれからの新しい日本を作っていただければ、後世の人たちは決して「失われた20年」とは言わなくなるかもしれませんね。>

さて、2年前から、安倍首相、黒田日銀総裁のリーダーシップによる、「アベノミクス」がはじまり、今までの20年とは異なった経済状況となっております。>

しかしながら、これからの日本経済がどうなるかは、誰も経験のしたことがない新たな局面を迎えていくことは確実であります。>

先日発表された、4~6月期の国内総生産(GDP)速報値が実質で前期比1.7%減、年率換算で6.8%減となりました。>

政府は織り込み済みとしていますが、年間を通して、しっかりとした成長軌道に戻るよう積極的な経済対策が期待されるところであります。 >

また、長野県では皆様ご存知のように、先日、阿部守一知事が再選されました。今後の4年間、しっかりした長野県政をリードしていただきたいと思います。>

一方、国会では集団的自衛権をめぐって大きな議論が起こっておりますが、69年前、約310万人と言われる大勢の戦没者の方々の命を失った第二世界大戦が終結しました。>

本日、終戦記念日に行われた成人式に臨み、国の平和とは何か、国を守る事とは何か、しっかりと自分の頭で考えこれからの日本をどのように形作っていくのか考えていただく絶好の機会だと思います。>

まさに歴史の大きな節目の中で成人式を迎えられたことになります。>

                >

私は、毎年、成人式に際して、「命」の大切さについてお話をしています。>

皆様方は、ご両親から頂いた「命」の大切さについてどう考えておられるでしょうか。>

昨今、毎日のように悲惨なニュース、それも今までは考えられなかったような事件が発生しています。>

皆さん、私は「命」は大自然からお借りした大切な「宝物」だと思っています。>

皆さんの命は皆さんのご両親が突然作り出したものではありません。皆さんのご両親、ご両親のご両親、どんどん遡れば地球誕生から約46億年、宇宙の起源から考えれば約130億年前から営々と皆様のDNAが脈々と続いてきているわけであります。>

大自然からお借りした「命」を立派に立派に磨き上げ再び大自然にお返ししなくてはならないのです。>

仮に、皆さんが友人からゲーム機を借りたとします、これを傷つけたり、べたべたに汚して返したら皆さんの友人は何と思うでしょう。>

借りた時以上に見事に磨き上げピカピカにして返したら皆さんの友人は何と喜ぶことでしょう。皆さんの「命」もこのようにピカピカにして命を全うし、大自然にお返ししなくてはならないのです。>

今から70年前、戦時中では成人するということは即、戦場に行くということであります。敵と戦うということであります。見も知らぬ人間の命を奪う戦いをせざるを得ないということであります。今日、この際にもう一度皆様方各々で皆さんの「命」の大切さについて考えていただきたいと思います。>

             >

さて、今年の成人式ではいままでと違うことを行いたいと思います。>

それは、ここで、皆さんと一緒に歌を歌いたいのです。>

皆さんは「坂城町の歌」をご存知でしょうか。>

昨年、坂城町文化協会創立30周年を記念して、誰でも歌える坂城町の歌を作ろうということで、歌詞を全国から公募し、作曲を国際的にも有名な安藤由布樹先生に作曲をしていただきました。>

全部で3番からなる曲ですが、坂城町の色とりどりの風景が歌いこまれた素晴らしい歌です。>

始めてお聞きになる方もいらっしゃるかとも思いますが、大変わかりやすい曲ですので、今後とも皆さんで歌っていただければと思います。>

 舞台中央のスクリーンに字幕も出ますが、お手元の譜面を見ながら歌ってください。 >

以上で、平成26年度成人式のお祝いとご挨拶とさせていただきます。>

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 >平成26年8月15日 坂城町長 山村弘

 

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(坂城町の歌は以下のサイトから)>   >

>http://www.town.sakaki.nagano.jp/plan/W022H0000095.html 

                                 

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今日の成人式の様子(坂城町ホームページより。)>

                 >>

第59回坂城町成人式

H26成人式01

▲写真左から、高見澤美波さん、小林直樹さん

  8月15日(金)、文化センターで、第59回坂城町成人式が開催され、平成5年4月2日から平成6年4月1日までに生まれた126名が出席しました。

  記念式典では、小林直樹さんと 見澤美波さんが成人を迎えての抱負をあいさつされ、今年は、全員で「坂城町の歌」の合唱も行いました。また、成人祭は、新成人からなる成人式実行委員会がレクリエーションの企画、当日の受付や司会などを担当し、和やかな雰囲気の中、開催されました。

  新成人たちは、家族、恩師、地域の方々への感謝と新たな誓いを胸に、成人としての第一歩を踏み出しました。

H26成人式02-06 

平成26年度第2回坂城町議会臨時会

 本日(8月12日)、午前中、平成26年度第2回坂城町議会臨時会が開会されました。(会期は1日)

 今回、ご審議いただいたのは、坂城町立南条小学校改築工事請負契約の締結と専決をしました、渇水対策用のポンプ改修工事、坂城町消防団第2分団の消防ポンプ操法県大会出場に関わる費用に関してです。

 南条小学校の建設については、6月に行われた指名競争入札が不調に終わったため、8月1日に再入札を実施し、守屋商会・富士建設共同企業体が16億6900万円(税込:18億252万円)で落札しました。

 今回の臨時会で、この工事請負契約の締結議案の審議をお願いしたものです。(満場一致で決議いただきました。)

 南条小学校の改築工事につきましては、ただちに段取りを整え工事に着手し、平成26年度と27年度の2ヵ年にわたり、校舎建設、太陽光発電施設の設置及びグラウンド造成工事などを行って参ります。>

南条小学校の子供たちには、今年度、来年度と校庭が使用できないため、体育の授業や運動会も別の会場で行うなど不自由をかけることになります。>

長い工事期間となりますが、子供たちへの安全対策に万全を期し、学校とも調整を図りながら施工監理に努め、坂城町を象徴する素晴らしい学校を建設いたします。

子供たちが健やかに成長するために、保護者そして地域の皆様のご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

                   

坂城町長 山村ひろし

坂城名勝繪葉書(第三輯)

 今まで、昭和7年発行の「坂城町名勝繪葉書」について何回か触れてきました。

              

(坂城町名勝繪葉書全セット)

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=33165

(坂城町名勝繪葉書セットと村上義光公600年祭)

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=33112

(昭和7年坂城町の風景展示)

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=34583

(戦前坂城には二つのタワーがあった)

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=35283

 以上、お見せしたのはいずれも、昭和7年4月発行の「坂城町名勝繪葉書」(第二輯)のみでした。

 ところが、坂城町教育長の宮 義也さんが家の中の古いアルバムを整理されていたら何と、「第三輯」が見つかったとのことで早速拝見しました。

 この6枚組の繪葉書について、内容は知っておりましたが、セットとして手に取ったのは初めてです。

 また、6枚中、4枚が稲玉徳兵衛さんに関わるものです。

 いわゆる、「名勝物」とは少し異なる趣を持っています。

 この繪葉書は昭和10年の発行です。 発行者は「坂城町史蹟勝地保存買會」で佐藤写真館謹製となっています。

                    

 第二輯は紙袋に包装されていましたが、この第三輯は簡単な紙包装(折り畳み)となっています。

 以下、繪葉書のコピーを掲載します 各々の説明はしませんが、添書を記します。 内容をご鑑賞ください。

           

明治大帝聖蹟記念碑と大英寺池畔の櫻並木

                

葛尾城頭村上神社全景  エッフェル式記念塔

                  

坂城平澤山鎮座生祠昌言神社全景と稲玉翁の肖像並に明治六年縣令楢崎寛直筆の開墾の碑

                 

稲玉徳兵衛翁の遺物並開墾地より発掘せる亀石と佐久間象山先生の書と亀詩

                       

開墾地(約三百町歩)の一部平澤即ち徳兵衛新田の全景

                       

上部:明治二年天朝より開墾地内察の節、仁和寺征宮の印鑑を稲玉徳兵衛翁に賜はりたる時の添書

下部:嘉永七年四月稲玉徳兵衛翁が同志を代表して中之條陣屋の鈴木代官に提出したる翁自筆の開發志願書の控

                    

 こうなると、いよいよ「第一輯」がどのような内容なのか興味ありますね。

 どなたかお持ちの方がおられましたらお教えください。

                     

 坂城町長 山村ひろし         

長野県知事選挙

 本日(8月10日)、投開票された長野県知事選挙の結果は以下の通りになりました。 (長野県全県下 有権者数:1,727,409、投票率:43.56%)

                   

 あべ守一:626,462票、野口しゅんぽう:106,120票、根上隆:11,209票

               

 現職の阿部知事の圧勝となりましたが、全般的な盛り上がりに欠けたことと台風の影響が大きく、投票率の低下を招きました。

                 

 坂城町の投票結果は以下の通りです。(有権者数:12,781、投票率:46.06%)

                            

 あべ守一:4,931票、野口しゅんぽう:787票、根上隆:90

                   

 坂城町では午後8時50分より開票作業を始めましたが、スムースに作業が進行し、9時37分に終了いたしました。

 選挙管理委員会(新田会長)の皆さん、投票・開票立会人の皆さん、役場職員など多くの皆さんの手で無事終了いたしました。 お疲れ様でした。

                   

 坂城町の投票率は46.06%でした。 残念ながら50%を割り込み、前回を6%ほど下回る結果となりました。 (長野全県下では9%減)

                     

坂城町役場での開票風景

                       

 坂城町長 山村ひろし

169系電車でのクールシェアスポット

 このところ、新聞、テレビでしばしば報道されましたが、今月5日、6日の両日、坂城駅前に設置されている169系電車での 「クールシェアスポット」 が大好評でした。

 今後もいろいろと工夫をしてご活用いただこうと思っています。

 以下、坂城町ホームページから。

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夏休み169クールシェアスポット

  

夏休み169クールシェアスポット

  8月5日(火)・6日(水)の2日間、坂城駅前多目的広場に静態保存されている169系電車内で、涼しさを皆で分けあい(シェアする)、社会全体としての節電・省エネルギーを図るため、「夏休み169クールシェアスポット」が開催されました。

夏休み169クールシェアスポット01-02

  169系電車内には今年からエアコンが設置されています。参加者には、ご家庭で切れる電気や冷房などのスイッチをOFFにして来ていただきました。夏休みの宿題をしたり、しなの鉄道の電車を写真に撮る子どもたち、読書や編み物、おしゃべりをする方々など、その過ごし方はさまざま。2日間で、子どもからお年寄りまで延べ約250名の方が涼しい車内で快適な一時を過ごされました。

夏休み169クールシェアスポット04-07 

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 坂城町長 山村ひろし