169&ろくもん講演会

 本日(3月16日)、しなの鉄道のかつての名車両「169系」と7月から運用が開始される観光列車「ろくもん」に関する講演会が坂城町中心市街地コミュニティセンターで開催されました。 

 坂城町内外から多くの列車ファンが来られました。

                                                 

開演の挨拶をする山村

 

右:しなの鉄道山田隆専務

               

講演後開催された「169系電車ファンクラブ」の皆さんと

              

 以下、坂城町ホームページからご覧ください。

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169&ろくもん講演会

169&ろくもん講演会01

▲しなの鉄道(株)専務取締役  山田 隆さん

  3月16日(日)、中心市街地コミュニティセンターで、「169&ろくもん講演会」が開催されました。

  第1部では、しなの鉄道(株)専務取締役の山田 隆さんに「しなの鉄道観光列車『ろくもん』による地域振興」と題してご講演をいただきました。しなの鉄道では、今年の7月から「ろくもん」という名の観光列車を走らせます。これは、「県産の木材を使った快適でぬくもりのあるラウンジ風の空間で、軽井沢から長野に至るしなの鉄道沿線地域の特色ある景観、歴史・文化、食などを満喫できる旅を提供すること」をコンセプトとした列車です。デザインは、JR九州の観光列車「ななつ星」をデザインした水戸岡鋭治氏によるものです。山田さんは、「ろくもん」の魅力を紹介し、地域振興のためにも様々なサービスを行い、「みんながワクワクした気分で乗りたくなるような列車にしたい」と話されました。

  第2部では、169系電車に様々な形で携わってきた方々から169系電車についての思い出話などを話していただきました。パネリストは、JR東日本(株)金子万文さん、JROBの柳澤敏明さん、国鉄OBの竹内 剛さん、しなの鉄道~戸倉駅長の酒井彦弥さんです。現場の方にしかわからない貴重なお話や169系に対する深い思いなど盛りだくさんの内容で、会場の皆さんは興味津々で聴いていらっしゃいました。

▼左から、金子万文さん、柳澤敏明さん、竹内 剛さん、酒井彦弥さん

169&ろくもん講演会02 

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 坂城町長 山村ひろし

坂城町消防団任命式

 本日(3月14日)、坂城町役場講堂で平成26年度坂城町消防団任命式が行われました。

 新たに、消防団団長に松本 幸男さん、副団長に今井 正人さん 鈴木 清さんが就任されました。

 坂城町の安心安全のためのご活躍に期待します。

                           

松本幸男新団長による宣誓

                

消防団への訓示

           

 以下、坂城町ホームページよりご覧ください。

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3月14日(金)消防団新体制へ

H26任命式01

  3月14日(金)、役場講堂で、平成26年度消防団任命式が行われました。

  新団長として松本幸男さんが町長から任命を受け、また、副団長に今井正人さんと鈴木 清さん、分団長、副分団長、班長、新入団員の皆さんが、松本新団長からそれぞれ任命を受けました。本部、各分団新体制のもと、町民の安心・安全な生活を守るため活動していきます。

新本部

  • 団長  松本 幸男
  • 副団長  今井 正人
  • 副団長  鈴木 清

新分団長(担当地区)

  • 第1分団  坂田 和也(鼠・新地)
  • 第2分団  塩入   誠(金井)
  • 第3分団  浅井 隆志(入横尾・泉・町横尾)
  • 第4分団  岡本 拓也(中之条)
  • 第5分団  天田 健一郎(四ツ屋・御所沢・田町・戌久保)
  • 第6分団  中澤   光(南日名・北日名・和平)
  • 第7分団  渡邉   豊(横町・立町・込山・旭ヶ丘)
  • 第8分団  丸山 修一(日名沢・大宮・新町・坂端・苅屋原)
  • 第9分団  塩野入 浩介(網掛・小網・月見)
  • 第10分団  竹内 栄雄(上五明)
  • 第11分団  平林 慎吾(上平)
  • ラッパ分団  西原 健太(本部付)

H26任命式02-04 

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 坂城町長 山村ひろし

第5回TOPOS会議

 昨日(3月13日)、午前中は坂城町議会の二つの委員会(総務産業、社会文教)に出席したのち、午後は六本木ヒルズで開催された 「第5回TOPOS会議」 に出席しました。

 このTOPOS会議は野中郁次郎一橋大学名誉教授が発起人となって始められた、世界的な錚々たる賢者を集めて年2回開催される「知の場」(TOPOS)であります。                

野中郁次郎先生 

                             

 今回のテーマは 「日本のソーシャル・ランドスケープを構想する ― ポスト・アベノミクスの実践知リーダーシップ ― 」 という壮大なものです。

 モデレータは今回も、武部恭枝氏(プライム・コーポレーション)と紺野登氏(多摩大学大学院教授)によって行われ、以下の方々がパネリストとして登場しました。

                       

―パネリスト―
           
 藤田昌久(経済産業研究所所長)、船橋洋一(日本再建イニシャティブ理事長)、石川幹子(中央大学教授)、イェスパー・コール(JPモルガン・マネジングディレクター)、藻谷浩介(日本総合研究所主席研究員)、根岸正弘(ヤクルト取締役)、新浪剛史(ローソン代表取締役)、エマニュエル・トッド(歴史学者・家族人類学者)
           
 セッションは以下の3つに分かれ行われました。
                 
          
TOPOS1:≪賢慮なき国家は衰退する≫
                    
 エマニュエル・トッド氏と船橋洋一氏がパネリストとなり、種々議論が交わされましたが、国家としてのランドスケープをどのように描くかが大切でその点で、日本が取り組むべき最重要課題は人口の問題、家族の問題であり、国を挙げて少子高齢化の問題に取り組まなければならないといった点を強調されていました。
                    
             
TOPOS2:≪脱・一極集中:自己創発的社会のデザイン≫
                   
 藤田昌久氏、イェスパー・コール氏、藻谷浩介氏、エマニュエル・トッド氏がパネリストとなり議論が行われました。
                 
 この中では藤田昌久氏が述べられた『世界に開かれた多様な「輝く地域」の連合体』についての意見が大変素晴らしく「特色を持った」「多様性」のある地域社会の必要性を論じられていました。坂城町にとっても大変参考になる話でした。
                     
 「空間経済学」の分野で第一人者の藤田先生には近いうちに坂城町で講演していただけるようお願いをいたしました。
            
                 
藤田昌久先生
                    
           
TOPOS3:≪賢慮のリーダーは社会資本に投資する≫
                       
 石川幹子氏、新浪剛史氏、根岸正弘氏、藻谷浩介氏がパネリストとなり議論が交わされました。
 このセッションでは、ランドスケープデザインの第一人者で、被災を受けた宮城県の岩沼市出身で復興活動に精力的に参加されている石川幹子先生のお話、新浪ローソン社長の震災での体験を踏まえた 「コミュニティが無ければビジネスは成立しない」「震災時には東京でのビジネスを捨ててでも東北地区の復旧を目指した」 などの話が印象的でした。
                   
            
 野中先生の総括では、『「賢慮」「実践知」などアリストテレスが取り上げた「知」を共通善としてとらえ、理論と実践をいかにバランスよく扱いつつ行動しなくてはならないこと。 特に非常時には、十分な根拠が無く、充分な説明が出来なくても行動し、実践をし、修正しつつ行動することが大切であること。 そのためにはその集団が全体として「大きなValue」を持つことが重要である。 日本の真の強みは理想を持ったプラグマティズムが大切であり、観念論・分析的すぎてはいけない。』
 というコメントがありました。
                
                     
中央大学石川幹子教授と
                 
 石川先生は環境デザイン、都市づくりなどのランドスケープデザインの第一人者です。
 坂城町のこれからのあるべき姿などについての参考になるお話を種々伺いました。
                   
                 
             
 坂城町長 山村ひろし

坂城町消防団第4分団ポンプ車御披露目式

 昨日(3月9日)、中之条公民館で、第4分団に装備された最新鋭の消防ポンプ車の御披露目式がありました。

 中之条地区に以前のポンプ車が導入されたのは平成2年ということですので24年ぶりの新車導入ということになります。(当時は第4分団とならび同地区には第2自動車分団があった。)

 平成2年にはその最新鋭のポンプ車を使って、ポンプ操法大会では、見事、県大会に出場し第4位の好成績を収めたそうです。

 今年はポンプ操法大会の埴科大会が坂城町で開催されます。 見事勝ち抜き県大会へ出場し好成績を収めていただきたいと思います。

 今後の活躍を期待します。

 以下、坂城町ニュースより。

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3月9日(日)消防第4分団の新消防車お披露目

第4お披露目01

  3月9日(日)、中之条公民館で、坂城町消防団第4分団の新しい消防ポンプ自動車のお披露目式が行われました。

  第4分団は、中之条区を管轄しており、地域の安心・安全のため災害対応はもとより、各種警戒や予防広報運動を実施しています。今回最新の消防車に更新したことにより、地域防災力はさらに向上されました。

第4お披露目02 

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 坂城町長 山村ひろし

感激の「坂城町の歌」「ねずこんの歌」発表会

 昨日(3月8日)、「坂城町の歌」「ねずこんの歌」発表会が盛大に執り行われました。

 坂城町文化協会30周年の記念事業として取り組んでいただいた歌がついにお披露目されました。

 文化協会中嶋紹匡会長を中心とした「坂城町の歌」制作実行委員会の皆さんと歌詞を応募された大勢の方々、それに何と言っても素晴らしいアドバイスをいただきながら作曲をしていただいた安藤由布樹先生に心より感謝申し上げます。

ねずこんに囲まれた安藤由布樹先生と「ねずこんの歌」作詞者の深町悠さん

                           

 以下、発表会の様子を坂城町のニュースよりご覧ください。

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3月8日(土)「坂城町の歌」「ねずこんの歌」発表

坂城町の歌発表会01

▲「坂城町の歌」の合唱

  3月8日(土)、文化センターで、坂城町文化協会創立30周年記念事業として制作された「坂城町の歌」の発表会が行われました。

  文化協会では、「坂城町の歌」の制作にあたり、歌のイメージのアンケートや、歌詞の公募を行い、作曲家の安藤由布樹先生に歌詞選考や曲作りのアドバイスをいただきました。歌詞は、約50作品が応募された中から最優秀賞に北海道の朝倉 修さん、優秀賞に滋賀県の井上久雄さんの作品が選ばれました。また、応募作品の中に唯一小学生が作詞したものがあり、安藤先生はそのかわいらしさに目をとめられ、特別賞として「ねずこんの歌」を作曲してくださいました。作詞者は、坂城小学校4年生の深町 悠さんです。この2つの歌は、本日、文化協会から坂城町へ贈呈されました。

坂城町の歌発表会02-05

  歌の発表では、坂城コーラスの皆さんと町内小学校の児童の皆さんが、2つの歌を合唱してくださり、「ねずこんの歌」の際は、ねずこんも登場して華麗なダンスを披露してくれました。また、会場の皆さんにも歌を覚えていただいて、最後には全員で大合唱をすることができました。

坂城町の歌発表会06-09 

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 坂城町長 山村ひろし

企業人権同和教育推進講演会

 昨日(3月7日)、「企業人権同和教育推進講演会」で中央大学ビジネススクール教授の中島豊先生をお招きして 「グローバル化に向けた人事管理の潮流と課題」 というテーマでお話を伺いました。

 中島先生は私が富士通時代に人事・教育部門で一緒に仕事をさせていただいた方ですが、富士通で10年ほど人事部門に属されたのちに、リーバイ・ストラウスジャパン、ゼネラルモーターズ、GAP、楽天、シティグループ、ジブラルタル生命など錚々たる会社で素晴らしい業績を残され、今や日本を代表する人事問題のエキスパートです。

 また、現在は中央大学ビジネススクールの教授職の他、ジブラルタル生命の執行役員をも務められています。

 会場には海外に拠点をお持ちの会社の人事・総務担当者も多く参加され活発な質疑も行われました。

 坂城町企業人権同和教育推進協議会(会長:山村弘)では今年度4回にわたり研修会・講演会を開催してきましたが、今講演会はその総括講演ともいうべきものです。

               

講演中の中島豊先生

                         

 坂城町長 山村ひろし                     

婦人消防隊分団長会議

 昨日(3月6日)夕方、坂城町役場講堂で婦人消防隊分団長会議が開催されました。

 平成24年度、25年度の2年の任期を終えられ今までの活動を振り返り、皆さんに退任記念品をお渡ししました。

 婦人消防隊の皆さんは常日頃の予防消火活動や独り暮らし高齢者の方々の家庭防火点検など坂城町の安心安全な町づくりに大変大きなご尽力をいただいております。

 2年間の活動お疲れ様でした。

柳澤かおり 婦人消防隊長に退任記念品の授与

                       

 坂城町長 山村ひろし

戦前絵葉書新たに2枚(稲玉徳兵衛)

 先日、ある方のご協力を得て、坂城町の戦前の絵葉書をさらに2枚入手しました。

 戦前、昭和10年前後、坂城町では大量の絵葉書が作られたようです。

 今回の2枚はいずれも稲玉徳兵衛に関するものです。

                  

(稲玉徳兵衛については以下のサイトをご覧ください。)

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=30219

                           

 1枚目は坂城町平沢にある昌言(まさのぶ)神社と肖像画ならびに開墾の碑を組み合わせた絵葉書です。

注には:「坂城平澤山鎮座生祠昌言神社全景と稲玉翁の肖像並に明治六年縣令楢崎寛直筆の開墾の碑」とあります。

                      

                      

 2枚目の絵葉書の上部の写真は明治2年に明治天皇の命を受けて開墾地の内察があった際に仁和寺征討宮(小松宮彰仁親王)の印鑑を賜った時の「覚」の控えとされています。

 これは、その当時、徳兵衛が明治新政府から高い評価を受けていることを示す史料になります。
 明治11年(西南戦争の翌年)に明治天皇は東北信巡幸の過程で9月8日に坂木に立ち寄られています。(坂木内3カ所で休息をとられた。)
 徳兵衛は明治5年に亡くなっていますが、おそらく明治天皇も開墾地をご覧になり、徳兵衛の逸話を聞かれたことだと思います。

 上記絵葉書の下部は、徳兵衛が中之条の鈴木大太郎代官に提出しようとした開墾の願い書 「稲玉徳兵衛 嘉永7年4月 の願書」(「控」)となっていますが、実際には村民の反対があって代官が受け取らず「没」になったものです。(差し戻された)
 また、坂城町の学芸員の意見によると、この写真の文章は坂城町誌に記録されている「控」の文章と若干異なるそうなので、これは「草案」の一つだと思われます。
 徳兵衛が村内対立をクリアしていく中での史料となりますので、これはこれで重要な資料と言えそうです。

                   

 戦前、特に昭和10年前後の坂城町では種々の(何でもかんでも)絵葉書が発行されていたような感じがします。

 今後も掘り出し物を入手しましたらご紹介します。

             

(以前ご紹介した坂城町の戦前絵葉書については以下のサイトをご覧ください)

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=33112

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=33165

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=35283

                      

 坂城町長 山村ひろし

3Dプリンター実践セミナー(最終日)

 2月12日から、さかきテクノセンターで4回に分けて開催されました、「3Dプリンタ実践セミナー」(主催 坂城町中小企業能力開発学院、学長:山村弘)が本日終了しました。

 本日は、さかきテクノセンターに、先月、導入された3Dプリンターの実機を使っていよいよ造形の実習です。 (3Dプリンターの機種はStratasys社製の ”FORTUS 360mc-S” です。)

                   

中央:指導中の藤岡潤一さん

                     

 講師の藤岡潤一さん(トレソル社)の指導で参加者全員がそれぞれ、3DCADでデザインした作品を3Dプリンターを使って製作しました。

                 

動作中のプリンターヘッド

                 

作品の一部

             

 さかきテクノセンターにようやく、3Dプリンターの高級機種が入りました。

 坂城町のエンジニア達に存分に使いこなしていただければと思います。

                               

 坂城町長 山村ひろし

竹内希さんの「ザンビアだより(12)」

 坂城町南条出身で現在、ザンビア共和国でJICA派遣の教員として活躍しておられる竹内希さんから、「ザンビア便り(12号)」が届けれられました。

 以下、ご覧ください。

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ザンビアだより(12)      平成26年3月  竹内 希

ザンビアだより(12)01

Teacher’s Workshop 

                  

  1月に私の学校で、ワークショップを開催しました。日本教員を私の学校へ招待し、日本教育に関するお話をして頂きました。普段、大変な環境で働いているザンビア教員の働くモチベーションを上げたいと思ったのが、このワークショップを企画したきっかけです。

  ザンビアは、教員を雇用するお金が無い(確保しない~)ので、少ない教員が多くの生徒を抱えています。特に私の任地は、首都から遠く鉱山に近いため、学校環境がまだ整備されていなく、さらに人口流動で多くの生徒が1つの学校に押し寄せてきます。実際、初めてクラスを持った時に、教室に100人近い生徒がいました。30人に対する授業と100人に対する授業では教員の労力も大きく変わってきます。私はどちらも経験したので、大変さがとてもよく分かります。日本で働いている人にとっては、1日に6コマの授業を教えることは普通のことかもしれません。しかし、ザンビアでは生きることがまず精一杯なので、先進国とは違った困難さがあります。インフラの無い環境で体を酷使すると、病気になりがちです。病気になったら、こちらの病院では治せません。そのような中で、私の周りの先生たちは日々懸命に働いています。その先生たちに、共に頑張っていこうという気持ちを込めて日本教員と交流できる機会を設けました。

  ザンビア教員には事前にアンケートをとり、どのような内容を日本教員から聞きたいのか尋ね、その結果になるべく沿うように、3人の日本で教員経験のある隊員に話をしてもらいました。

  発表内容は「日本教育と宗教について」、「日本の学校現場の紹介」、「ザンビア教育に対する希望」です。発表後は、質疑応答を行い、色々な議論が交わされました。ザンビア教員にとっては、すんなり受け入れられる内容とそうでない内容があったように見えましたが、“教員の意味とはなんなのか~”“なぜ、私たちは教員として働くのか~”を考えるきっかけになったら嬉しいです。

ザンビアだより(12)02

 

  私たちは、働く環境が違いますが同じ教員です。将来の子供たちのため、国のため、世界のために教育という仕事に携わっています。学校環境の問題、政府や両親からの大きなプレッシャーなど、日々辛いこともあるけれど、それに屈してはいけません。目の前には子供たちがいて、毎日彼らと接しているのは私達なのですから。子供たちが、多くのことを学校で吸収して、将来に羽ばたいてくれたら、それだけで私たちの仕事に意味があると思います。

  残りの任期4カ月。私もザンビア教員として以前より板についてきました。生徒に大声で叱ることもしばしば(笑)。悪いことは悪い!!と体を張って伝えています。道徳って大切ですね。日本には道徳教育がありますが、ザンビアにはありません。聖書がそれにあたるのだと思いますが、盗みもカンニングも遅刻も、学校で沢山起こります。ザンビア教員が担っている役割は、本当に大きいのだと思います。彼らは気づいているのかな??(笑)私たちの将来のためにこれからも貢献していきたいですね。

ザンビアだより(12)03 

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 坂城町長 山村ひろし