「坂城町の字境図(あざかいず)をめぐって」

 本日(2月8日)、午後2時から「さかきふれあい大学」で長野県地名研究所所長の滝沢主税さんをお招きして、「坂城町の字境図(あざかいず)をめぐって」というテーマで大変興味深いお話を伺いました。

 あいにくの大雪の中、国道が大渋滞となり講義開始が45分遅れとなりましたが、雪の中、大勢参加された皆さんに先生ご自身の体験談ならびに、最近、坂城町の歴史同好会で編纂された「ふるさと坂城の地名」を引用されながらいかに「地名」の大切さについて語っていただきました。

                 

滝沢先生の作られた「坂城町の字境図(あざかいず)」を前にして、歴史同好会会長の大橋幸文先生と

                    

 以下、坂城町ホームページより

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さかきふれあい大学 滝沢主税さん

滝沢主税さん01

▲滝沢主税さん

  2月8日(土)、文化センターで、さかきふれあい大学教養講座が開かれ、長野県地名研究所所長の滝沢主税さんに、「坂城町の字境図(あざかいず)をめぐって」を演題にご講義をいただきました。

  「字(あざ)」とは、集落などの土地ごとに付けられた地名のことで、人々の生活の場であり、歴史を紡いできた舞台でもあるそうです。滝沢さんは、さかき歴史同好会が県の「地域発元気づくり支援金」を活用して編集・発行した『ふるさと坂城の地名』を紹介し、その表紙になっている「幕府裁許絵図(ばくふさいきょえず)」や坂城町の字境図にある地名についてお話くださいました。また、「字などの古い地名は、文化や伝統を背負っているもので、忘れられたり、無くなると、その文化や伝統も消えてしまう。もっと大切にしなければいけない」と、その重要性を話し、講演を締め括られました。

滝沢主税さん02 

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 坂城町長 山村ひろし

瀬口清之さんの中国レポート

 キャノングローバル戦略研究所研究主幹の瀬口清之さんから最新の中国レポートが来ました。

 日中の政治情勢は過去にないほど険悪な状況になっていますが、今のところ中国政府は比較的冷静な態度をとっており、「政経分離」の方針も堅持しているようです。

 以下のサイトで詳細のレポートをご覧下さい。

 また、下段に瀬口さんの興味あるメッセージも掲載しました。 併せてご覧ください。

http://www.canon-igs.org/column/140204_seguchi.pdf

各位

今回は1月13日から25日まで上海、広州、北京に出張しました。
出張報告の中には書き込めませんでしたが、是非お伝えしたかったのが、最近の中国人の日本旅行ブームです。
尖閣問題後、中国の旅行会社による日本ツアーの組成が制限されていたため、昨年6月までは中国人の団体旅行客の日本旅行が止まっていました。昨年7月以降解禁になり、9月以降は前年とは様変わりの訪日客数となっています。この1月末から2月上旬の春節(旧正月)休みを利用して日本に遊びに来る中国人は各航空会社の旅客輸送能力の限界に達し、北海道や東京に来る直行便の航空チケットは入手困難となりました。
上海での一番人気は北海道で、上海在住の中国人の間では「北海道に遊びに行かない理由がわからない」などと言う冗談が冗談に聞こえないほどの人気沸騰ぶりです。上海―札幌往復のチケットはエコノミーでも2万元(35万円相当)に達しました。それでも航空券が手に入ればいい方とのこと。

北海道人気の理由を尋ねると、次のような魅力が列挙されました。
1.スキーができる
2.雪景色を楽しめる
3.温泉が素晴らしい
4.料理がおいしい
5.サービスがいい
6.お土産が豊富である
7.円安でなんでも割安になっている

これだけの理由を立て続けに列挙して、「こんなに素晴らしいのに行かない理由がないでしょう?」と締めくくる。日本人なら誰が聞いても嬉しくなる話です。

日中関係は相変わらず最悪の状況が続いていますが、日中経済交流・観光旅行は政治・外交とは関係なく活発な状況が続いています。こうした交流を通じて、日本人と中国人が直接接触して理解し合うようになれば両国で広く信じられている相互に対する誤解も徐々に修正されていくと思います。
日中間の航空網をさらに充実させ、中国人に対するビザ発給手続きも簡素化して日中両国民がいつでも便利に、国内を往来するかのような手軽さで行き来できるようになれば、両国民間の心の交流と相互理解がさらに促進されるはずです。
遅くとも東京オリンピックまでには航空網のインフラ整備やビザ発給手続きの簡素化が十分進んでいくことを大いに期待したいと思います。そこからまた新たなビジネスチャンス、経済交流も生まれるはずです。

今回は安倍首相の靖国参拝の影響も重要なテーマでしたが、昨年の中国経済の総括、日本企業の対中投資姿勢の積極化などお伝えしたいテーマが多く、これまでで最も長い出張報告になってしまいました。

お時間のある時にご一読頂き、ご意見、アドバイス等頂ければ幸いに存じます。

キヤノングローバル戦略研究所
瀬口清之拝
               

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 坂城町長 山村ひろし

坂城町ICT講座開催

 2月1日、2日の2日間、坂城町の小学生、中学生を対象にICT講座が開催されました。

 3年前から、坂城町の小中学校生を対象に普段、学校ではなかなか勉強できない一味違うコンピューターの勉強を実施しています。

 一昨年、昨年はホームページを作成して、いろいろと坂城町のPRをしてしていただくようなソフトの勉強をしていただきましたが、今年は少し上級の「プログラミング」の体験をしていただきました。

 子供たちの様子を見ていると教わったことをすぐに実践できているようでなかなかの頼もしさを感じました。

 これからも、坂城の子どもたちにが、他ではなかなか体験できないような学習プログラムを種々展開していきます。

                   

 坂城町長 山村ひろし

中條神社節分祭

 昨日(2月2日)、坂城町中之条の中條神社で追儺(節分祭)が執り行われました。

 追儺の神事に引き続き、午後1時半から境内で大勢の老若男女の皆さんと共に豆まきを行いました。

 豆まきをされる中には、今年の「年女」の一人として、ミスユニバース長野県代表となった中之条出身の塚田理沙さんも参加。

豆まきをする塚田理沙さん

                   

 今年は抽選で当たる景品も多く、一同大喜びでした。

                           

 坂城町長 山村ひろし

「南條夢物語」の続き

 先日、「南條夢物語」ついて記述しました。

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=34973

 

 その後、坂城町文化財センター青木所長が青木元麿さんの奥様千尋様を訪問し南條夢物語についてお話を伺ったところ、青木曾左衛門さんの書かれた原本が残されていました。(残念ながら全部ではないようですが)

 早速、この原本を坂城町文化財センターで保管させていただくことになりお預かりしてきました。

 大切に保管するとともに、内容の分析を進めたいと思います。

                        

 坂城町長 山村ひろし

消防ポンプ自動車と福祉バスの更新

 本日(1月30日)、老朽化していた坂城町消防団「第4分団消防ポンプ自動車」と坂城町社会福祉協議会で使用してきた「福祉バス」を新車に更新しました。

 今年のポンプ操法埴科大会は坂城町で開催されます。 消防団第4分団にはこの最新の消防ポンプ車を駆使して頑張っていただきたい。

 また、福祉バスは坂城町社会福祉協議会を中心にご利用いただきますが、そのほか町内福祉団体などでもご活用願います。

 朝、8時半より役場庁舎前で、2台の車両の「入魂式」を行いました。

 以下、坂城町ホームページから

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1月30日(木)第4分団消防車と福祉バスを更新

第4分団消防車01

  1月30日(木)、消防団第4分団(中之条)の消防ポンプ自動車と町の福祉バスを更新し、それぞれの車両への入魂式が行われました。

  第4分団の旧消防車両は、平成2年から24年間にわたり中之条地区を中心に防火・防災のために活躍してきましたが、さらなる地域防災力の強化のため、最新の消防車両へと更新されました。

第4分団消防車02-03

  また、町福祉バスも老朽化に伴い更新されました。29人乗り(運転手込み)で、町内の福祉団体などにご利用いただけますので、ご希望の団体は、坂城町社会福祉協議会に申請をしてください。

福祉バス01-02 

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 坂城町長 山村ひろし

新技術・新産業創出セミナー

 昨日(1月28日)、坂城テクノセンターで信州大学工学部橋本佳男教授の講演と信州大学の研究設備利用・技術支援についての説明会がありました。(主催:(公財)さかきテクノセンター)

 カーボンナノチューブ(CNT)を中心とするナノカーボンは、様々な機能を持つことから、あらゆる分野で大きな注目を浴びています。 特にナノカーボンに異種原子を組み合わせることによりその性質が大きく変わり、応用範囲の広い新素材が開発されています。

 橋本先生は信州大学カーボン科学研究所副所長で先端的な技術開発に携わっておられます。 講演のテーマは、「次世代産業を拓くナノカーボン  -産業化と将来展望-」です。

 講演会の様子は坂城町ホームページをご覧ください。

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1月28日(火)新技術・新産業創出セミナー

新技術・新産業セミナー01

▲橋本佳男先生

  1月28日(火)、坂城テクノセンターで、新技術・新産業創出セミナーが開催されました。

  講師には、信州大学工学部教授でカーボン科学研究所副所長の橋本佳男先生をお迎えし、「次世代産業を拓くナノカーボン  -産業化と将来展望-」を演題にご講演をいただきました。

  ナノカーボンとは、直径がナノメートル単位の炭素体で、電気・熱の伝導性や機械的強度などに優れた特性を持ち、ナノテクノロジーの中心的な素材として注目されていいます。橋本先生は、ナノカーボンの多彩な特徴を応用すれば、広範な産業分野で活用できると話され、会場に集まった企業の皆さんは興味深く聴いておられました。

新技術・新産業セミナー02 

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 坂城町長 山村ひろし

安藤由布樹先生作曲 「坂城の歌」 完成

 坂城町文化協会(会長:中嶋紹匡)創立30周年記念事業として取り組まれてきた、「坂城町の歌」が完成しました。

 多くの方のご協力をいただき、素晴らしい曲になりました。

 昨日(1月27日)、午後、まず坂城小学校の6年生を対象にして、作曲家の安藤由布樹先生から曲についての説明と歌唱指導を行っていただきました。

                        

 今回、作成された曲の作詞者については「坂城の歌」は北海道札幌市在住の朝倉修さん、また、安藤先生のご厚意により特別に作曲された「ねずこんソング」は坂城小学校4年生の深町悠さんの作詞によるものです。

 坂城小学校では、授業の一環として行われましたので1時間のなかでのご指導でしたが、坂城の子どもたちはあっという間に曲を覚え、素晴らしい合唱ができました。

指導される安藤先生

坂城小学校6年生

「ねずこんソング」の作詞者:深町悠さんと(坂城小学校4年生)

                  

 午後6時からは、坂城町中心市街地コミュニティーセンターで「坂城の歌」制作実行委員会の皆さんと、坂城コーラスの皆さんに安藤先生から曲の説明、歌唱指導が行われました。

曲の説明をされる安藤先生

最後に全員で大合唱

                

 今回作成された、「坂城の歌」と「ねずこんソング」の正式な発表会は、3月8日(土)、午後3時から坂城町文化センターで開催される予定です。

 多くの方のご来場をお待ちします。

                    

 本件につきまして、お問い合わせは、坂城町文化協会創立30周年記念事業「坂城町の歌」政策実行委員会、事務局:企画政策課(電話:0268-82-3111 内線221)までご連絡ください。

 

 

坂城町長 山村ひろし

南条小学校金管バンド部さよならコンサート

 昨日(1月25日)、坂城テクノセンターで、「南条小学校金管バンド部(ハッピーブラス)さよならコンサート」が行われました。

 創部12年のこの金管バンドは南条小学校同部顧問の依田先生、七沢先生、現在の石坂先生のご指導と熱烈にサポートしていただいている保護者の皆さん、高額の楽器を寄付いただいた地元企業の皆様など多くのサポーターに支えられ今や全国的にも有名なブラスバンドとなりました。

 毎年、1月には現6年生のさよならコンサートが行われます。また、来年度入部する新人のお披露目も行われます。

 毎年、毎年、進化する子供たちの演奏を聞くことが出来るのは大変、大きな楽しみであります。

 

挨拶する山村

                                      

 長年ご支援いただいた保護者の皆さんにとっても「さよならコンサート」でもあり、感動と涙の素晴らしいコンサートでした。             

 以下、坂城町ホームページより

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南条小学校金管バンド部さよならコンサート

H26南小金管コンサート01

  1月25日(土)、坂城テクノセンターで、南条小学校金管バンド部(南条HAPPY BRASS)の「さよならコンサート」が開催されました。

  同部は、今年度、4年生から6年生までの40名で活動してきて、東海小学校バンドフェスティバルで金賞を受賞、国民文化祭に招待されるなど、めざましい活躍をされてきました。今日のコンサートは、現メンバーによる最後のコンサートです。子どもたちは、これまでの練習の成果を発揮して、日頃から応援してくださった全ての方々への感謝の気持ちと「ハッピー」が届くようにと精一杯演奏し、会場に詰めかけた大勢の来場者の皆さんを魅了していました。

H26南小金管コンサート02-08 

                  

 坂城町長 山村ひろし

坂城の100人 第31回目 青木曾左衛門

 坂城の100人、今回は青木曾左衛門さんです。

 青木曾左衛門さんは天保14年(1844年)に南条金井村に生まれ、昭和11年(1936年)に没された郷土史研究家であり、南方熊楠のごとき「博覧強記」の人物です。

 南条の風土、歴史、故事来歴についてあらゆる観点から記し、大著を残されました。

 それが「南條夢物語」(上下巻 600ページ弱)として残っています。

 この書は大正元年に書き上げたとされていますが、幸いなことに、平成6年に青木曾左衛門さんの孫の青木元麿さんがワープロに打ち直し、栗林庄三、桑原近雄、宮下一夫の三氏が新たに「南条夢ものがたり」として刊行されました。

青木曾左衛門さん(大正2年)

                 

 とにかく、大著です。

 南条に限らず、坂城地区の風土、歴史、伝聞についてものすごい「博学力」をもって記述されています。

 記述内容の正確性については議論のあることかと思いますが、その網羅性に敬意を表したいと思います。

 この著をまとめるにあたり序文に次のことを書いています。(口語文に訳します)

 「ある時、地方の青年が訪れて、どうしてもこの土地の歴史をはじめ伝説について教えて欲しいと来た。はじめは断ったがどうしてもという事なので纏めることにした。 灯台下暗しというように地元の人が気付かない事が多い。

 昔の歌に『我が土地は まつ毛の上のつるしもの あまり近くて見つけ ざりけり』とあるように遠方の名所旧跡には興味を持っても身の回りのことにはあまり関心を持たない」 ということがこの大著をまとめるきっかけとなったようです。

 青木元麿さんが「あとがき」にいきさつを書かれています。(平成6年)一部を紹介します。

 「青木曾左衛門は私の祖父に当たり、天保14年金井村に生まれ、昭和11年に没しました。一昨年、ふとした機会に祖父の書き残した墨書の「南条夢ものがたり」の原稿、罫紙1300枚を発見しました。私共がうすうす聞き覚えている2、3の物語以上の事柄が173話に亘り書かれていました。・・・私は少年期の頃、祖父の部屋に寝泊まりして居りました。祖父は昼は、梅の木の鉄砲虫の駆除や剪定に精を出し、夜は正座して周りに古書を積み上げ書き物をし、書いたものを仮綴じしたり、差し替えたりしていた姿が今も目に浮かんできます。・・・」

 この書の目次の始めの部分と終わりの部分の一部をご紹介します。

 上巻目録 第一「成福寺の由来」、第二「上人は茲をいとまを告げる」、第三「上人像を刻む」・・・

 下巻目録最後の部分 第百五十九「小腐池田明神並びに社宮神」、第百六十「萩の牧場を開発した漢土 秦時代の徐福について」、第百六十一「金井観音堂」

          

 いろいろ興味ある箇所がたくさんあるのですが、ここでは、上巻 第百十二「堀部安兵衛碑標」について紹介します。

 「江戸、赤坂では松代候と浅野候の屋敷が隣接していた。それ故に松代候と浅野候とは深い関係に結ばれていた。 そして大石良雄の実姉が松代の家臣岩崎氏へ嫁いだにより、其の因を尋ねて堀部安兵衛の未亡人が松代に来て妙海尼となって遂に松代にて生涯を果たした。 この事は大林寺の墓地にある。 今も墓標が判然としている。 この堀部安兵衛の未亡人が松代に来る際、三才の男の子を連れてきたのである。 其の時の話である。 金井村の住職は松代出の者であるが、この住職が私用によって松代へ行ったときに堀部安兵衛の未亡人が三才の子を抱いて生活にも困窮しているのを見て愍なるにより成福寺の住職が連れ来たり養育して成長の後は金井村の住職に成ったとのことである。 而して成福寺の本堂の南の方に些少なる堀部安兵衛の碑と云うのが建っていた。・・・・」

 ということが書かれています。

堀部安兵衛の息子が南条成福寺の住職になっていたなどびっくりしますね。

なお上記の堀部安兵衛の碑は後に寺の火災などの際に破壊されてしまったということです。

 この「南条夢ものがたり」のコピーは坂城町BIプラザ内の「坂城町文化財センター」に保管されています。

 ご関心をお持ちの方は以下にお問い合わせください。

坂城町文化財センター TEL  0268-82-1109

坂城町長 山村ひろし