ワインブドウの苗植え

今日(12月25日)、素晴らしい青空のもと、先日拡張したワイン葡萄用第1試験圃場に苗の植え付けを行いました。

作業中のワイン担い手の一人、丸山さん

作業終了 きれいに揃いました

今回植えた数量は320株で、シャルドネ、ソービニヨン・ブラン、ピノ・ノワールの3種類の白ワイン用ブドウです。

これで、昨年から植えた苗の合計は 1,120株で、第1試験圃場の白ワイン用4種類(シャルドネ、ソービニヨン・ブラン、ピノ・ノワール、リースリング)、第2試験圃場の赤ワイン用2種類(カベルネ・ソービニヨン、メルロー)の計6種類となりました。

これからが楽しみです。

坂城町長 山村ひろし

村上海賊の娘

「村上海賊の娘」を読みました。

大ベストセラーとなった 「のぼうの城」 で小説家デビューされた、和田竜(りょう)さんの4年ぶりの最新作です。

和田竜さんらしい、大活劇で、能島村上家当主、村上武吉の娘、村上景(きょう)を主人公とした素晴らしい小説です。

村上景は地元では悍婦にして醜女で、嫁のもらいての無い20歳の女性でありますが、荒武者でもあり、織田方の泉洲真鍋海賊を打ち破る大活躍をします。

この和田竜さんの小説は、まるで映像を見るようなビビッドな素晴らしい迫力で終始し大変読み応えのあるものです。

私がこの本を読もうと思ったきっかけは当然のことながら、村上海賊と信濃村上氏がどのような関係で書かれているかということに興味を持ったわけであります。

坂城の住民とすれば当然であります。

しかしながら、この小説では村上氏について 「村上海賊は平安期の村上天皇から発する。降って、南北朝の騒乱で足利尊氏と戦った後醍醐天皇率いる南朝の支柱、北畠親房の孫に北畠師清というのがあり、これが芸予諸島に移住して、当時衰微していた村上家の名跡を継ぎ、三人の息子(義顕、顕忠、顕長)を三つの島に配した。)」 と紹介しています。

要するに、信濃村上氏とは関係ないとしているのであります。

小説の価値を損なうものではありませんが、いささか、残念でありました。

早速、坂城町の宮下学芸員に確認したところ、以下のメッセージをもらいましたので以下、ご紹介します。

「村上水軍の出自を村上源氏に求めることは、村上師清を北畠親房の孫とすることについて、年齢等の理由により、かなり難があることから、その信憑性は低いものと言われています。

平安期に発祥したとされる村上水軍の祖伊予村上氏は、『尊卑分脉』によると、信濃村上氏から出た一族と考えられます。また、「師清」についても、信濃村上氏関連の系図では、信濃惣大将「村上信貞」の孫としており、村上水軍のなかで唯一、近世大名として存続した久留島氏(来島村上氏)は、自家の先祖を信濃村上氏としています。

くわえて、村上源氏説の系図でも、師清は信濃から瀬戸内海に移ってきたと記されており、村上源氏説にしても、師清が信濃と縁が深いことを唱えています。
このように、清和源氏出身の信濃村上氏と村上水軍の関係については、、その実証が大変困難でありながらも、最も大きな可能性を秘めているものと考えられます。」
                
以上、若干、遠慮気味に延べていますが、村上海賊は信濃村上氏由縁であると考えます。
是非、小説もお読みください。
                   
             
坂城町長 山村ひろし                     

こども科学実験教室

大変楽しい科学教室でした。

昨日(12月22日)、午前、午後、3回に分け、さかきテクノセンターで、「米村でんじろう  サイエンスプロダクション」による、「こども科学実験教室」が大勢の子どもたちと保護者の皆さんで盛況のうち開催されました。(本日の講師はチャーリー西村先生)

私が参加したのは午後3時開始のクラスでした。

夕暮れも近いのでまず「ソーラー・カー」作りからスタートし、何とか日の当たる状態の中でソーラーカーを走らせることができました。

日暮れが迫る中、何とか走行成功

ソーラーカー完成品

そのほかにも楽しい授業が盛りだくさんでした。

最近の、理科離れ、数学離れが少しでも解消されれば素晴らしいですね。

以下、坂城町ホームページから授業の様子をご覧ください。

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12月22日(日)こども科学実験教室開催!

こども科学実験教室01

  12月22日(日)、坂城テクノセンターで「こども科学実験教室」が開催され、小学生を中心に、たくさんの子どもたちとその保護者の皆さんが参加されました。

  講師には、テレビでおなじみの米村でんじろう先生の愛弟子であるチャーリー西村先生をお招きし、「自然エネルギー」をテーマに、様々な科学実験やソーラーカーの組み立てを子どもたちに楽しく、分かりやすく教えてくださいました。

  子どもたちは、身近な道具を使っての発電実験で白熱電球やLED電球を点灯させたり、静電気の性質を利用して、まるでマジックのように物が浮くのを見たり、微量の電気を感じるなど、いろんな体験をすることができ、どの実験にも目を輝かせて取り組んでいました。

▼チャーリー西村先生

こども科学実験教室02-04

  また、今日はとても天気がよかったので、組み立てたソーラーカーを駐車場で実際に走らせてみました。すると、ソーラーカーは太陽光をいっぱいに浴びて勢いよく走りだし、それを見た子どもたちは大はしゃぎ。自然エネルギーの力の大きさを感じた一日となりました。

▼ソーラーカーの組み立て

こども科学実験教室05-07 

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坂城町長 山村ひろし

小松美羽さん 村上小学校で特別授業

私は参加できませんでしたが、昨日(12月20日)、坂城町特命大使でもある画家の小松美羽さんが、村上小学校で美術の特別授業をされました。

坂城町を愛する小松美羽さん、いつもいつも素晴らしい活動を行っていただいております。 感謝です。

以下、坂城町のホームページからご覧ください。

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12月20日(金)小松美羽さん村上小で特別授業

小松美羽さん村小特別授業01

  12月20日(金)、町出身の画家小松美羽さんが、母校の村上小学校で6年生に特別授業を行いました。

  小松さんは、幼い頃から絵を描くのが大好きで、将来画家になることを夢見て小学生時代は何枚も絵を描き続けていたというエピソードや、画家になってからの苦悩、海外での経験の大切さなどを話されました。また、画家になってから「売れない、つらい時期」があったそうですが、そんな時でも自分を信じて描き続けていたことが、自然と個展の準備になっていたとのことで、「“好きなものを続けること”“プラスに勘違いすること”“何時間でも楽しく続けられる才能”を大切にして、信念を貫いてほしい」と、子どもたちにエールを送りました。

▼小松美羽さん

小松美羽さん村小特別授業02-03

  授業の後半は、卒業記念に制作するオルゴールの蓋の裏に入れる透明なプラスチック板に児童が絵を描き、それを小松さんに見てもらいました。また、児童のリクエストに応えて絵も描いてくださり、絵を描く際は、好きな部分を強調したり、絵を見る人の距離を考えて描くとよいなどのポイントも教えていただきました。

小松美羽さん村小特別授業04-05 

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坂城町長 山村ひろし

昭和7年 坂城町の風景展示

現在、坂城町 「ふるさと歴史館」 で昭和7年に発行された坂城町名勝絵葉書の展示と現風景との比較展を行っています。

展示としては小規模なものですが、先日、私がご紹介した昭和7年の絵葉書を拡大展示し、現在の風景と見比べながら81年前との違いをご覧になれます。

(以前、ご紹介した絵葉書 ブログより)

坂城町学芸員の詳しい解説もありますので是非ご覧ください。

坂城町長 山村ひろし

年末の交通安全運動

本日(12月20日)、年末の交通安全運動の一環として、朝7時から田町交差点で交通安全指導を行いました。

今年の年末交通安全運動は平成25年12月1日から31日まで実施されています。

右:挨拶する山村

ドライバーの皆さんへの交通安全のパンフレット等の配布

左から:町内巡回に出掛ける、中嶋交通指導員会長、山村、山下係長

坂城町では2年前、南条で死亡事故が発生し、その後、739日交通死亡ゼロが続いています。

無死亡事故1,000日を目標に、交通安全運動に注力してまいります。

なお、坂城町の各区域での無死亡事故期間は以下の通りです。

南条地区:739日、坂城地区:1,186日、中之条地区:2,976日、村上地区:4,065日

村上地区では11年以上、死亡事故が発生していません。

素晴らしいですね。

年末に向けて何かと気ぜわしくなります。

「交通安全」よろしくお願いいたします。

坂城町長 山村ひろし

中之条善光寺常夜灯の修復作業終了

今年の6月から実施していました、中之条善光寺常夜灯の修復が終了しました。

今回は、中之条善光寺常夜灯(万延元年 1860年)の他、中島銀右衛門筆塚(明治14年 1882年)などの修復作業もあわせて行っておりました。

 薬剤で石材の強化を行った後、約3か月間にわたって、ひび割れなどが発生しないか経過を観察していましたが、変化がなかったため、昨日(12月18日)、足場を撤去しました。

町民の皆様には約半年間にわたる作業期間中、ご迷惑をおかけしました。

ご協力ありがとうございました。

善光寺常夜灯01

左から:善光寺常夜燈(万延元年 1860年)、中島源蔵筆塚(嘉永2年 1850年)、中島銀右衛門筆塚(明治14年 1882年)

坂城町長 山村ひろし

「びんぐし湯さん館」の新しいお店

すでに1週間過ぎましたが、びんぐし湯さん館に新しいお店がオープンしています。

その名は、「コンフィチュール ミミ ジェラテリア」です。

オープン時の「コンフィチュール ミミ ジェラテリア」

店主:横山瑞歩(みずほ)さん

                     

 当店は、今年7月、坂城町 「けやき横丁」 に新しい店をオープンしましたが、このたび、冬場のお客さんにも、びんぐし湯さん館の温泉をご利用いただいた後に冷たいジェラートをたべていただこうと店を開店されました。

(7月オープン時の様子 「けやき横丁」)

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 湯さん館の店でも、食材にこだわった手作りのジェラートが大変好評です。

 皆様もお風呂あがりにジェラートをお試しください。

                          

 坂城町長 山村ひろし

「玄古たばこ」追加資料 その2

「玄古たばこ」の続きです。

「玄古たばこ」 について、その後、いろいろな方からご連絡をいただきましたが、最大のものは、坂城町宮下副町長の情報です。

戸倉にある蕎麦料理の専門店で坂井銘醸が経営されている「萱」という店の展示室に 「玄古たばこ」 があったような気がするという話でした。

早速、お邪魔すると酒に関する展示室の片隅に 「玄古たばこ」 の現物と説明資料が展示されていました。

展示ケースを指さす宮下副町長

「葉たばこ」についての説明(以下、全文を掲載します)

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葉たばこ

明治八年南条村横尾小滝 吾より

買入れた 南条金井は有名な玄古

煙草の名産地 この品は日本最古

の葉たばこです

タバコは明治三七年専売制となる

明治八年(一八七五)戸倉村戸長 酒井賎雄

また小滝 吾も南条村戸長勤務

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昭和57年のニュース

坂井銘醸さん(代表取締役専務:村尾ふみさん)が戸倉で酒造りを止めるため土蔵の整理をしていたところ、中から100年前の玄古たばこが出てきたとのことで、それを展示することになったというニュースです。

130年前の「玄古たばこ」  しっかりと原型をとどめています。

このように、「玄古たばこ」の現物が展示されているのは他にないのでは。

坂城町のかつての特産品で南条では江戸期を通して主要産業であり、最近ではほとんど忘れ去られていた 「玄古たばこ」 の存在が急に身近なものになってきました。

大いに、往海玄古の再評価をしたいと思います。

今回、いろいろと情報を提供してくださった方に感謝いたします。

坂城町長 山村ひろし

「玄古たばこ」の追加資料

先日、往海玄古と「玄古たばこ」について書きました。

坂城の100人 第27回目は「往海玄古」

その後、関連する貴重な資料が坂城町文化財センターに保存されていることがわかりました。

昭和5年に編纂された「南條郷土研究」の61ページから74ページにわたり、詳細に「玄古たばこ」について記載されていました。

概ね先日ご紹介した内容と違いはありませんが、以下のように図入りで説明しています。

江戸末まで横尾村の村民の約半数が「玄古たばこ」の生産に関与していたそうです。

上図にもある、「玄古たばこ」 用の 「たばこ包丁」(約20cm)

最近まで南条小学校で保管されていました。

今後とも、坂城町内に残されている貴重な文化財の修復、保存、閲覧などできるよう整備をしてまいります。

坂城町長 山村ひろし