老子の続き(第74章)

 この章はいわば老子の「刑法論」ですね。

 前章の「天網恢恢」と同じように天が裁くということでしょう。

                                             

 民不畏死、柰何以死懼之。若使民常畏死、而爲奇者、吾得執而殺之、孰敢。常有司殺者。夫代司殺者、是謂代大匠斲、夫代大匠斲者、希有不傷手矣。

                                      

 民(たみ)死を畏(おそ)れずんば、奈何(いかん)ぞ死を以(も)って之を懼(おそ)れしめん。 若し民をして常に死を畏れしめて、而(しか)も奇(き)を爲(な)す者は、吾(われ)執(とら)へて之を殺すことを得ば、孰(た)れか敢えてせんや。 常に司殺(さつ)者有り。 夫(そ)司殺者に代る、是れを大匠(だいしょう)に代わりて斲(き)る謂(い)ふ。 夫(そ)れ大匠に代わりて斲る者は、手を傷つけざる有ること希(な)し。

                                       

 人民が絶望感、あるいは捨て鉢な気持ちになって死を恐れなくなってしまったらどのようにして死刑などの刑罰を恐れさせることができるのでしょうか。 逆にもし人民が死を大変恐れているのに、犯罪を犯した場合に、私が捉えて死刑にすることも出来るのですが、そうすると罪を犯す人が少なくなるかも知れません。 しかしながら、世の中には自然の道理として犯罪を犯した者が自然と死に至るような摂理が働くのです。 その死殺者に代わってあえて処分をしようとする者は、あたかも優秀な大工にかわって木を切るようなもので、必ず手を傷つけてしまうことになるのです。

                           

 老子流に言えば、犯罪を犯したものに対する刑罰についても大きな自然の動きの中で自然に淘汰されるということですね。

 無闇に天に代わって、あるいは「道」に背いて安易に死刑などの執行をしては「自ら手を傷つける」ということですね。

                           

 坂城町長 山村ひろし

                        

 

「セブン&アイの森」ボランティア活動

昨日(10月27日)、坂城町南条にある「セブン&アイの森」で今年2回目のボランティア活動が行われお手伝いをいたしました。

セブン&アイ・ホールディングスとセブンーイレブン記念財団は今年から、坂城町南条の山林で長野森林組合、南条生産森林組合の指導を受けながら「セブン&アイの森」と名付けられた山の管理をボランティア活動として作業をしていただいております。

ご挨拶する山村

今年は「何故、森林は間伐や草刈が必要なのか?」というお話を聞いていただいた後、除伐、つる切りの作業をしていただきました。

この作業には東京からバスでこられた本社の方々、長野地区のセブンイレブンのオーナーの方々、そのほか関係者を入れると総勢160名の方々の参加となりました。

限られた時間ではありましたが、参加者の方々に汗をかいていただいたあと、びんぐし湯さん館で温泉に入っていただきました。

このプロジェクトは5年間続けられることになっています。

皆さんお疲れ様でした。

坂城町長 山村ひろし

ねずこん頑張れ!(続き) 「ゆるきゃらグランプリ」

皆さまのお蔭で、「ねずこん」の順位は大幅にアップしてまいりました。

しかしながら、まだまだもう一頑張り、二頑張り必要です。

現在(10月27日 午後9時半)、562位、325ポイントです。

ポイント数が1500程度になれば長野県でも10位程度に入ってきます。

皆さん、「一日、一クリック」

http://www.yurugp.jp/entry_detail.php?id=855

パソコン、携帯、スマートフォンあらゆる手でお願いいたします。

「ねずこん」のような、こんなにかわいらしく、素晴らしいキャラクターがこんな低位で終わってはいけません。

皆様宜しくお願いいたします。

坂城町長 山村ひろし

今日もいろいろ。室内楽コンサート

本日(10月27日)、坂城町文化センターでチェロ、ヴァイオリン、ピアノによる室内楽コンサートが開催されました。

海野幹雄さんを中心に結成されたトリオです。 大変すばらしい演奏で約250名の観客は感動に心を打たれました。

演奏後、皆さんを鉄の展示館、歴史の館へご案内しましたが、どうも海野さんは上田の海野氏とご関係があるらしく、今後継続して研究することになりました。

演奏会の前に一言ご挨拶する山村

演奏の様子は以下の坂城町ホームページをご覧ください。

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「さかきふれあい大学 文化祭記念講座」として「チェロとピアノとヴァイオリンによるクラシックコンサート」が開催されました。演奏者は、全国各地で活躍中の今最も注目を集めているチェリスト・海野幹雄さん、室内楽奏者として多くの演奏家から信頼の厚いピアニスト・海野春絵さん、最近若くして仙台フィルハーモニー管弦楽団のコンサートマスターに就任したばかりの新進気鋭のヴァイオリニスト・西本幸弘さんです。コンサートには約250名もの観客が訪れ、本格的なクラッシクの美しく華やかな演奏を楽しんでいました。

クラッシクコンサート01

クラッシクコンサート02

▲左から、西本幸弘さん、海野春絵さん、山村町長、海野幹雄さん

坂城町長 山村ひろし

今日もいろいろ。坂城町表彰式

今日(10月27日)、文化祭行事などいろいろありました。

まず、8時15分から平成24年度の坂城町表彰式がありました。

以下、坂城町の広報ニュースをご覧ください。

10月27日(土)平成24年度坂城町表彰式

  10月27日(土)、文化センター大会議室において、平成24年度の坂城町表彰式が行われました。

  表彰はふたつ「坂城町表彰」と「坂城WAZAパワーアップ事業表彰」について行うもので、今年の表彰者はそれぞれ下記のとおりです。(敬称略)

坂城町表彰・功労表彰

  • 長谷川 臣

坂城町表彰・功績表彰

  • 池田 睦夫
  • 島田 宏一
  • 寺田 路矢
  • 柳沢 裕二

坂城町表彰・一般表彰

  • 田村 純菜

坂城町表彰・職員功労表彰

  • 中村 忠比古
  • 竹内 良一
  • 片桐 有
  • 塚田 好一
  • 吾妻 忠明

H24表彰式01

▲坂城町表彰(写真前列左から、田村さん、長谷川さん、宮崎教育長、山村町長、宮下副町長、池田さん。後列左から、柳沢さん、寺田さん、島田さん、中村さん、片桐さん)

WAZAパワーアップ事業表彰について

  町に培われてきた高度な技能・技術の継承と修得、子どもたちへの「ものづくり教育」支援、新技術・新産業の創出や発明に対する支援などを行う「坂城WAZAパワーアップ事業(平成22年度開始)」の一環として、ものづくり分野における、優秀な技能者及び新技術の創出などをされた方々を表彰するものです。

優秀技能者賞

  • 朝倉工務店  朝倉 八十男
  • 片山木工所  片山 和人

H24表彰式02

▲WAZAパワーアップ事業表彰(写真左から、片山さん、宮崎教育長、山村町長、宮下副町長、朝倉さん)

  以上。

坂城町長 山村ひろし

頑張れ 「ねずこん」 !

皆さま、「ゆるきゃらグランプリ」をご存知でしょうか。

わが坂城町のキャラクター「ねずこん」も遅ればせながらエントリーしました。

是非とも皆様の応援をお願いします。

毎日1回登録(投票)ができます。

昨日エントリーしましたので、10月24日現在、まだ数十票しか入っていません。

皆様のお友達、親類縁者の方々、フェイスブックのお友達などなどにご紹介ください。

10月末には順位表示がされなくなるそうですが、登録(投票)は期限(11月16日)まで出来ます。

出遅れた分を是非とも取り返したいと思っております。

この可愛いキャラクターを皆様で育てていただきたくよろしくお願いします。

登録には、ID、パスワードの設定などお手数をおかけしますが何卒よろしくお願いします。

以下、「ねずこん」の登録サイトです。

http://www.yurugp.jp/entry_detail.php?id=855

坂城町長 山村ひろし

老子の続き(第73章)

「勇敢」という言葉がありますが、果たしてそれで良いのだろうか。 老子の問いかけです。 

 勇於敢則殺、勇於不敢則活。此兩者、或利或害。天之所惡、孰知其故。是以聖人猶難之。天之道不爭而善勝、不言而善應、不召而自來、繟然而善謀。天網恢恢、疏而不失。

                                   

 敢(かん)に勇なれば則(すなわ)ち殺(さつ)、不敢に勇なれば則ち活(くわつ)。 此の兩者、或(ある)いは利或いは害。 天の惡(にく)む所、孰(たれ)か其の故を知らん。 是(ここ)を以て聖人も猶(な)ほ之を難(かた)しとす。 天の道は、爭わずして善く勝ち、言わずして善く應じ、召さずして自(おのずか)ら來たり、繟然(せんぜん)として善く謀る。 天網(てんもう)恢恢(くわいくわい)、疏(そ)にして失はず。

                                      

 あまりにも果敢に行動する者は死に至り、慎重な態度をとっている者は生きながらえることが出来ます。 この両者の生き方にはそれぞれ利害があります。 しかし天の判断するところを誰が知ることが出来るのでしょうか。 この点から、聖人と言われる人にとってもその判断は難しいのです。 天の道は争わずして勝ち、言わずとも応答し、呼ばないのに到来したり、ゆったりと物事を最善の方法で裁くのです。 天の法網といわれているものは大変大きく、目も粗いのですがしっかりと見ていて、何事も捉えられないことは無いのです。

                                

 「 天網(てんもう)恢恢(くわいくわい)、疏(そ)にして失はず。」

 これも有名な言葉ですね。

 最近、何十年も指名手配だった逃亡犯が捕まっていますが、正に、「天網恢恢、疏にして失はず」ですね。 政治の悪いところも御目こぼしなく矯正してもらいたいものです。

                            

 坂城町長 山村ひろし

 

坂城町での能楽教室

昨日(10月22日)、南条小学校と坂城小学校で、重要無形文化財総合指定保持者で観世流の能楽師である松木千俊先生と坂城松謳会による能楽教室が開かれました。

内容については坂城町のホームページに記載されていますが、松木先生のブログにも書いていただいています。

以下、松木先生のブログから。

http://www.matsunokai.com/

以下は坂城町のホームページから

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 10月22日(月)小学生能楽教室

能楽教室01

▲児童による仕舞「紅葉狩り」

  10月22日(月)、南条小学校と坂城小学校で、重要無形文化財総合指定保持者で観世流の能楽師である松木千俊先生と坂城松謳会による能楽教室が開かれました。(写真は南条小学校)

  児童たちは、まず松木先生から能についての話を聞き、実際に能の面(おもて)をつけたり、坂城松謳会の海野師範から「猩々(しょおじょお)」という曲目の謡(うたい)を習いました。謡の練習では、発声の仕方や音程を習い、児童たちは一生懸命を声を出して謡っていました。
  その後、能楽を習っている三井愛子さんと宮嶋英恵さん(ともに6年生)がステージで普段の練習の成果を発表(仕舞「紅葉狩り」)し、松木先生による仕舞「鞍馬天狗」も披露されました。普段なかなか触れることのない本格的な能の世界に触れ、児童たちは興味深く授業を受けていました。

能楽教室02-05

エネルギーあふれる松木先生のご指導に頭が下がります。

坂城町長 山村ひろし

坂城町食育・学校給食センターでの食育教育

本日(10月23日)、坂城町食育・学校給食センターで坂城小学校2年生を対象にした「食育教育」が行われました。

坂城町では平成22年3月に「坂城町食育・学校教育センター」を開設し単に学校給食を供給するだけでなく坂城の子どもたち、保護者の皆さんに対する食育活動を通じて町民の健康づくりを推進しています。

本日は坂城小学校の2年生にセンターの施設でどのように給食が作られるのかを見学してもらったあと、中野加代子先生のご指導で食育の勉強をしたあと小学校にもどりその給食を食べてもらいました。

中央:栄養教諭の中野加代子先生

中野先生によると、坂城町は他の地区に比べて「塩分過多」の料理が多く、気になっているとのことでした。

子どもも含めて塩っ辛い食事を好むようで、家庭の料理から改善しなくてはならないとのことです。

私も血圧を気にするような年齢になってきましたので食事には気を付けたいと、思いを新たにしました。

坂城町長 山村ひろし

坂城町企業工場見学・就職情報交換会

本日(10月23日)、テクノハート坂城協同組合主催の「坂城町企業工場見学・就職情報交換会」が坂城町 テクノセンターで開催されました。

今年は県内外の大学関係から19の学部、企業側から12社のご担当の方々にお集まりいただきました。

午前中の工場見学を含み学校就職担当者と企業採用担当者の方々の熱心な情報交換会ならびに懇親会が開催されました。

企業を取り巻く状況、また、採用状況もますます厳しいものとなっているなかでこのような活発な活動がなされるところに坂城町のエネルギーを感じます。

毎年、このような活動を通じて20名以上の方の採用が決まっているそうです。

坂城町長 山村ひろし