町村長会 政務調査会と中島千波画伯

昨日(8月6日)から今日にかけて長野県町村長会政務調査会の第2回総務文教部会が、小布施町と高山村で開催されました。

主な会議は小布施町公民館で6日午後開催され、国・県に対する提案・要望活動について討議しました。

6つの提案・要望事項を決定しましたが、その中での重点提案として、「道州制反対・町村財政基盤の強化」と「教育環境の整備」の2点を採択しました。

特に教育環境の整備については坂城町から提案した「インクルーシブな教育」の強化が含まれました。

*インクルーシブな教育 : 障がいの有無によらず、全ての子どもを対象として、一人一人の特別な教育的ニーズに応じて教育をおこなうべきであるという理念に基づいて行われる教育。たとえば、障がいがあったとしても他の子どもと同様な教育を受けられるように対応をはからなければならないと言う事です。

会議のあと、小布施町の市村町長の案内で小布施の町づくりについてご案内していただきました。

全国的に有名な小布施町の町づくりですが、いまだに進化を続けているという感を持ちました。

その中で、おぶせミュージアム中島千波館を訪れ、中島千波画伯とお会いすることができました。

約1時間詳細に館内を説明していただきましたが、大変ユーモアに溢れ内容的にも深い説明を受け大変感銘を受けました。

左から:山村、中島千波画伯、市村良三小布施町長

中島千波画伯の説明で大変ユーモアに富んだお話の例。

下の絵は「小夜曲」というタイトルのついた絵ですが、花瓶に稲穂が入れられ、鳩のおもちゃがあり、暗い背景の右上には天使がラッパを吹いているという構図です。

中島先生のお話では、「小夜曲」は有名なモーツアルトの曲にある、アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク(Eine kleine Nachtmusik)ですが、この絵では、「あ稲暗いね、な、天使のミュージック」ということなのだそうです。

「小夜曲」(中島先生からいただいた画集から)

今回の政務調査会での議論も大変重要なものでしたが、いまだに進化し続ける、小布施の町づくりに大きな感銘を受けました。

坂城町では、坂城駅のエレベーター設置を基点として、駅前を中心としたバリアフリーの町づくりをスタートさせます。 種々の先進例を参考にして事業を推進いたします。

坂城町長 山村ひろし

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