坂城町 ㈱竹内製作所 宮入修一さん 全国都道府県男子駅伝で優秀コーチ賞を受賞!

 先日(1月28日)、坂城町に本社のある(株)竹内製作所に勤務されておられる宮入修一さんがお出でになり、過日(1月19日)全国都道府県男子駅伝で優秀コーチ賞を受賞された旨のご報告をいただきました。 以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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 1月19日(日)に広島県で開催された「天皇盃 第30回全国都道府県対抗男子駅伝競走大会」で、長野県のコーチを務めた㈱竹内製作所に勤務の宮入修一さんが優勝チームコーチ賞を受賞しました。その報告のため、1月28日(火)、役場に来庁されました。

 この大会は、中学生から社会人までの選手が一本の襷をつなぎ7区間48キロメートルを走るもので、長野県は、2時間16分55秒という大会新記録を打ち出し、大会初の4連覇と最多を更新する11度目の優勝を飾りました。

 宮入さんは、もともと自身も実業団で陸上選手として活躍されていましたが、引退後、指導者として引き続き陸上競技に携わるようになったということです。会社の協力も万全のもと、普段は、仕事の傍ら「千曲坂城クラブ(地域クラブ)」などで小中学生の陸上の指導にあたっており、生徒たちには日頃の練習から本番だと思って打ち込むようにと指導されているそうです。

 「選手たちは、阿部守一長野県知事や長野県議会議員をはじめとする多くの応援も糧として強い気持ちで走り切った」と静かな口調でお話されていた宮入さんの言葉からは、陸上への熱い思いが伝わってきました。

 優勝チームコーチ賞受賞、おめでとうございます!

▼(左から)㈱竹内製作所人事部長 山本覚さん、山村町長、宮入さん、長野県議会議員 竹内正美さん、㈱竹内製作所取締役 小林修さん

坂城町長 山村ひろし

坂城町商工会女性部様からご寄附いただきました

 坂城町商工会女性部の皆さんより今年も、町立図書館へご寄附をいただきました。1月28日(火)に坂城町商工会女性部の皆さんが来庁され、西澤豊子部長から塚田教育長、鈴木図書館長へ寄附金が手渡されました。

 西澤部長は長野県で生まれた児童文学作家  椋鳩十の「子に本を読み聞かせる母が増えれば世の中は明るくなる」という言葉を引用して、「世界では戦争により惨劇が起きている状況が続いていますが、そんな中このような寄附活動ができることの喜びを感じています。親と子どもたちが絵本に触れることにより明るい未来につなげてほしい」と思いを伝えていました。

 いただいた寄附金は、絵本や児童書などを購入する予定です。是非図書館で、購入した絵本などを手に取って楽しんでください!

▼(左から)守屋尚子副部長、山﨑あき子副部長、山村、鈴木館長、西澤部長、神田みね子副部長、平林啓子副部長、塚田教育長

坂城町長 山村ひろし

坂城町中学生シリコンバレー研修 諸星俊男さんの事前レクチャー

 昨日(1月27日)、坂城町役場講堂でシリコンバレーを拠点に活躍されておられる国際的な経営者の諸星俊男さんから坂城中学校の生徒たちに素晴らしいお話をしていただきました。 昨年に続いて2回目の講演です。

 再来月、3月22日から27日の予定で、坂城中学校の2年生8名がシリコンバレー研修に出かけます。

 本来でしたら、諸星さんに現地でお話をしていただければと思っていたのですが、その頃、丁度、日本へのご出張とのことで、わざわざ坂城町にお出でいただき、事前に子供たちにお話をしていただきました。

 諸星さんは数日前にインドネシアから日本へ寄られ、米国へお帰りなる前の貴重なお時間を作っていただきました。

 生徒たちは目をキラキラと輝かせながら、諸星さんのお話に聞き入っていました。

 諸星さんからは、「シリコンバレーの歴史」、「シリコンバレーの有名人」(現在は米国籍だが、元々はいろいろな国から来た人が多い。)、「シリコンバレーはなぜ成功したか?」、「日米の違い」、「テクノロジーの変遷」、そして最後に、「皆さんにお願いしたいこと」(私の経験から)として、以下のことを話されました。

・明るく生きて行こう(高校同級生の話)
・家族を大切に(誰でも同じことを言うだろうけど)
・学校時代の友達は宝(ぜひこのグループで同窓会を!)
・前例を踏襲しない(もっと良い方法はないか)
・ムラを作らない(日本人の大きな欠点)
・先送りしない(やると決めたらすぐにやる)
・自分で判断する(これも日本人の欠点)
・失敗を恐れない(失敗は成功のもと)
・絶対にウソをつかない!

 また、米国に行ったら、何かをしていただいた方には必ず、「Thank you ! 〇〇〇(相手の名前)」とお礼を言うことが大切。 など、基本的な心構えなどについてもお話しいただきました。

 子供たちにとって、大変、印象深い、素晴らしい、ためになるお話でした。 ありがとうございました。

▼講演中の諸星俊男さん

坂城町長 山村ひろし

令和7年坂城町消防団出初式

 昨日(1月26日)、令和7年坂城町消防団出初式が挙行されました。 以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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 1月26日(日)、令和7年坂城町消防団の出初式が盛大に挙行され、逆木通りでは、中嶋消防団長以下、消防団員・幼年消防クラブが、明るい陽射しの下で街頭行進を行い、親子連れや子どもたちなどが沿道から威風堂々とした行進に見入っていました。

 その後、町体育館に会場を移して式典を行い、消防団活動に功績のあった多くの方々が表彰されました。表彰された方の一覧は以下をご覧ください。

  消防団は、日夜地域の安全安心のため活動しており、団員を随時募集していますので、興味のある方は、住民環境課生活安全係(直通:0268-75-6204)にご連絡ください。

坂城町長 山村ひろし

山下一仁さん講演会「食料安全保障のために国民は何をすべきか?」

 昨日(1月23日)、キャノングローバル戦略研究所(CIGS)主催の講演会に参加しました。

 講演者はCIGS研究主幹の山下一仁さんで、講演テーマは「食料安全保障のために国民は何をすべきか?」です。

 山下さんの論文、著作には以前から関心がありましたので、今回は一橋大学講堂での開催でしたが参加させていただきました。

 また、CIGS理事長で以前からお付き合いのある福井俊彦理事長(元日銀総裁)や同じくCIGSの理事で論客の宮家邦彦さんともお会いできました。

 今回いただいたプレゼン資料は以下に添付しましたが、山下さんが10数年にわたり主張されてきた農業施策(コメの減反政策をただちに廃止すべきなど)について深く考える必要があります。 国の政策がなかなか変わらない中、地方自治体として何ができるか検討しなくてはなりません。

 本講演会の開催趣旨は以下の通りです。

 「台湾有事などが懸念されるなど、我が国周辺情勢は混迷の度を深めています。食料の輸入途絶を真剣に心配せざるを得なくなりました。しかし、国民への食糧供給の目的とすべき農政は、国民の利益を離れ一部の既得権者の利益に奉仕しています。今の米の生産量では危機が発生してから半年以内にほとんどの国民が餓死します。米の減反政策は直ちに廃止すべきですが、それができたとしても、危機が長引けば石油が使えない国内農業の食糧供給力は大幅に低下します。危機の段階・局面に応じてとるべき政策を検討しなければなりません。 より根本的な問題は、農業問題に限らず、どうして国民のために望ましい政策が実現できないかです。政治の在り方についても議論したいと思います。」 

 以下、1枚目、2枚目は講演中の山下一仁さん。3枚目は講演にあたりご挨拶される福井俊彦理事長。

 坂城町長 山村ひろし

長野県町村長会議(in 永田町)

 昨日(1月9日)、永田町の全国町村会館で長野県町村長会議が開催されました。

 毎年、この時期に、国の地方自治に関する予算の状況などをお聞きしています。

 今回は、総務省自治財政局長の大沢博さんから「令和7年度地方財政対策について」と、スポーツ長地域スポーツ課長の大川晃平さんから「部活動の地域連携・地域移行と地域スポーツ・文化芸術環境の整備について」のお話を伺った後に、キャノングローバル戦略研究所研究主幹の瀬口清之さんから、「混沌とした世界秩序と日本人の歴史的使命」というテーマでご講演いただきました。

 特に、瀬口清之さんは私が20数年来お付き合いいただいている素晴らしい方ですが、現在、日本を代表する国際政治経済の研究者として大活躍をされています。

 今回、瀬口さんにご講演をお願いしたのは、昨年、世界中の国で政権交代や政権与党の敗退が続き、特に米国ではトランプ大統領の再登場があり、われわれも細かく注視する必要があるところから、最新の政治経済状況と今後の行方について是非お話を伺いたいと思いお願いをいたしました。

 講演の内容としては、

1.米中関係の行方として

  「トランプ大統領の就任リスク:事前予想」、「最近の米中関係悪化要因」、「米国と欧州主要国の間の対中認識ギャップ」、「日本の対応」など。そして、世界のリーダーの共通問題として、「Integrity(誠実さ、正直)の欠如を指摘されていました。

2.中国経済が直面する試練として

  「中国の実質GDP成長率の推移」、「経済政策運営の中期展望」、「日本企業の対中ビジネスに新たな追い風」について話されました。

3.大転換期の世界と日本人の歴史的使命

  「グローバル社会が直面する課題」、「徳治と法治:徳治は先ず我が心を正しくして、人の心を正しくするものなり。法治は我が心は正しからずして、人の心を正しくせんとするものなり。・・中江藤樹 翁問答より」、「近江商人の三方よしの経営理念の大切さ」、「徳治の主役は民」、「徳治の土台は道徳教育で構築」などなど、誠に熱く語られました。 また、世界が揺らぎ、国が揺らいでいる際に最も大切なのが我々地方自治体の首長のリーダーシップと判断であり、ますます重要になるとのお話もいただきました。大変参考になるお話をいただき、肝に銘じました。

 以下の写真は、ご講演順に、自治財政局長大沢博さん(なお、写真右下は長野県町村長会長で長和町長の羽田健一郎さん)、スポーツ庁地域スポーツ課長大川晃平さん、キャノングローバル戦略研究所研究主幹瀬口清之さん

坂城町長 山村ひろし

第58回坂城町席書大会・書初展

 先日(1月5日)坂城町体育館で、席書大会が開催されました。

 席書大会・書初展は、今年で58回目の開催となり、伝統ある新春行事として親しまれています。席書大会については5年ぶりの開催となり、約40名が参加しました。初めて席書大会に参加する児童も多い中、筆に思いを込め、書道用紙に向かって姿勢良く座り、力強く筆を走らせていました。     
 また作品は、文化センター大会議室で、6日(月)、7日(火)の両日、展示されました。

坂城町長 山村ひろし

坂城町 2025年新春賀詞交歓会と坂城町役場仕事始め

 本日(1月4日)、坂城テクノセンターで、公益財団法人さかきテクノセンターとテクノハート坂城協同組合主催による「2025年新春賀詞交歓会」が開催されました。この賀詞交歓会は、町内外から企業・大学・各種団体の代表者・関係者の皆さんが一堂に会して新年を祝い、新年の挨拶を交わすもので、毎年1月4日に開かれています。

 まず、主催者である(公財)さかきテクノセンター 依田穂積理事長とテクノハート坂城協同組合 佐藤洋子理事長が昨年は元旦から令和6年能登半島地震、2日の羽田空港での航空機事故など波乱の幕開けだったが、今年は穏やかな新年を迎えられたことを嬉しく感じると挨拶しました。また、依田理事長からは、昨年開館30周年を迎えたさかきテクノセンターを記念し実施した「さかきテクノセンターZEB(※)化事業」の工事が昨年12月に完了したことが報告されました。

 その後、町内のワイナリー「坂城葡萄酒醸造株式会社」のビールで乾杯が行われ、盛会となりました。

※ZEBとは、Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略で、快適な室内環境を実現しながら、建物で消費する年間の一次エネルギーの収支をゼロにすることを目指した建物のこと

 また、1月6日(月)には、朝8時半から、坂城町役場講堂で仕事始めの式を行いました。 恒例のだるまの目入れも全員で行いました。

坂城町長 山村ひろし

第54回坂城町元旦マラソン大会が行われました

  1月1日(水)、明るく穏やかな日差しもと、元旦マラソン大会が開催されました。

 今年の干支「巳」のモチーフを身に着けて参加する方や、冬休み期間に入って久しぶりに会う友達と抱き合って喜ぶ小学生など、町内外から400名を超える方が参加し、小学生の部と一般の部は6km、3km、1.5kmのコースを、親子ペアの部は1.5kmのコースに分かれて行われました。

 スタートのピストルが鳴ると、笑顔いっぱいでスタートする方や新年の目標に向かって真剣な表情の方など、それぞれに今年初めてのマラソンを楽しんでいるようでした。また、ゴール近くでは、沿道からの大きな声援を受け最後に猛ダッシュをかける元気な参加者もおり、ゴールすると嬉しそうに家族や友達と完走を称えあっていました。

 今年も皆さんにとって素敵な年でありますように!

坂城町長 山村ひろし

坂城町 令和7年 年頭のごあいさつ

 明けましておめでとうございます。

 皆様におかれましては、健やかに新年を迎えられましたこととお慶び申し上げます。

 今年の干支は乙巳(いつし きのと・み)の年です。

 「乙」は草木の芽が曲がりくねった様子、「巳」は動物を表す象形文字にあたり、今まで冬眠をしていた動物が地上活動を始め、従来の因習的生活に終わりを告げることを指します。

 その意味で、「乙巳」は様々な抵抗勢力に対して従来の関係に拘らず、けりを付ける年にしなければならないとの意味が込められていると言われています。

 ここ数年は、「大転換の時代」と言われて来ましたが、未だに物事が解決に至らず、さらに混迷を深めている情勢のなか、各々の立場で決然と新たな取組みを開始しなければならないものと考えております。

 さて、昨年を振り返りますと、元日夕方、能登半島沖を震源とした能登半島地震が、翌2日には、羽田空港滑走路において、民間旅客機と海上保安庁航空機が衝突する大惨事が発生し、波乱の年明けとなりました。

 特に能登半島地震におきましては、地震の規模がマグニチュード「7.6」、観測された最大震度は「7」という大規模なものであり、地震の影響により広範囲で家屋等の倒壊に加え、火災、津波などが重なる大災害となりました。多大な被害を受けられた皆さまに心より哀悼の誠を捧げます。

 こうした状況を踏まえ、町総合防災訓練では、村上地区を対象に大型地震を想定した情報伝達や避難所設営訓練等を実施いたしました。訓練を通じ、常日頃からの備えに対する重要性に加え、有事の際の冷静な判断と慎重な行動に即応する機会になったものと考えています。

 交通インフラでは、国道18号坂城インターチェンジ入口交差点から町道A09号線区間が開通し、交通の円滑化が図られました。将来的には、国道18号バイパスへの接続により、坂城インターチェンジ間のアクセスが飛躍的に向上し、混雑緩和や産業面の活性化のほか、交通ネットワークの複層化にもつながることから、引き続き、国、県に対し、事業区間の早期供用開始と未事業化区間の早期着手を要望してまいります。

 文化センターでは、耐震補強及び大規模改修工事が完了し、施設の安全性はもちろん、長寿命化と利便性の向上により、今まで以上に文化・教養・交流活動の発展が見込まれるほか、太陽光発電と蓄電設備により、中核避難所としての機能強化にも貢献するものと考えています。

 また、一昨年改修を終えた町体育館が、近代建築の記録・保存を目的とする国際的学術組織DOCOMOMO日本支部による「日本におけるモダン・ムーブメントの建築290選」に選定されました。

 年月を経てもオリジナルの建築的価値を残していることや、建築当時に技術的な革新性を有し、現状使用される中でその価値が継承されていることが高く評価され、文化センターのリニューアルと時を同じく評価されたことで貴重な建築物を大切に保存・利用する意義や当時の人々が施設に込めた想いを強く感じる次第であります。

 一方、新複合施設につきましては、今年度、基本設計を実施しており、利用者の方などを中心にワークショップによる意見集約と設計への反映を進め、3月頃には皆さまに設計内容を説明させていただく予定です。

 国際的な場面におきましては、これまでコロナ禍で中断していた高校生タイ国研修や坂城中学生海外派遣事業が実施され、将来を担う子ども達に国際感覚と自国への再認識を経験いただきました。

 また10月には、ポーランドを町の代表団が訪問し、坂城町とツェレスティヌフ郡及び双方の国際交流協会の4者による「フレンドシップ協定に関する合意書」の調印を執り行いました。これまでの交流を踏まえた相互発展と友好関係が様々な分野で更に深まることを願っております。

 2050年ゼロカーボンに向けた取組としましては、町内公共施設など7か所に電気自動車充電のインフラ整備や、さかきテクノセンターにおける建物のエネルギーを75%以上削減する施設改修事業(ニアリー ゼブ)の実施のほか、びんぐし湯さん館の太陽光発電設備による温室効果ガスの排出削減の取り組みを行っております。

 また昨年は、町内3小学校が創立150周年を迎え、記念事業実行委員会を中心に、各種事業が展開され、各校の歴史に新たなページが刻まれたことを大変喜ばしく感じています。

 冒頭申し上げましたとおり、本年は各々が新たな取組みをするために、大きな一歩を踏み出すことが求められておりますことから、皆様と共に鋭意努力してまいります。

 町民の皆様におかれましても、本年が良き年になりますようお祈りし、新年のごあいさつとさせて頂きます。

 坂城町長 山村ひろし

        写真は戸倉の鍋太金物店さんご提供の「巳」