平成27年第4回坂城町議会定例会招集あいさつ

本日(11月30日)、平成27年第4回坂城町議会定例会が招集され、開会のあいさつをいたしました。

以下、掲載させていただきます。

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 本日ここに、平成27年 第4回 坂城町議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様全員のご出席をいただき開会できますことを心から御礼申し上げます。 >

さて、10月7日第3次安倍内閣が発足いたしました。引き続き経済再生を最優先として政権運営に当たるとともに、少子高齢化に歯止めをかけ、誰もが活躍できる「1億総活躍社会」の実現を目指す基本方針が示されております。>

その具体的な目標として、2020年に向けて、女性や高齢者、障がい者等の雇用拡大や地方創生を本格化させ、国内総生産(GDP)を戦後最大の600兆円に拡大させる「希望を生み出す強い経済」、子育てにかかる経済的負担を軽くするための幼児教育の無償化、結婚支援や不妊治療支援に取り組み、希望出生率を1.8まで回復させる「夢紡ぐ子育て支援」、家族の介護を理由に退職せざるを得ない状況からの「介護離職ゼロ」を目指す「安心につながる社会保障」の「新3本の矢」を打ち出しました。>

これまで以上に、目に見える形での地方創性、地方の活性化が進むことを期待いたします。>

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さて、町では、「坂城町第5次長期総合計画後期基本計画」と「坂城町人口ビジョン」及び「坂城町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定に向け、11月25日(水)に「総合計画審議会」と「総合戦略策定懇話会」を開催いたしました。>

後期基本計画につきましては、前期5か年の実績を総括し、新たな課題・情勢の変化として人口減少、少子高齢化や国道18号バイパスの平成32年開通、あるいは急速に進展する情報通信技術などを踏まえた、基本構想の実現に向けた計画案に対するご意見をいただきました。>

人口ビジョンの将来展望としては、人口減少・少子高齢化を抑制しながら、2040年に人口1万3千人、2060年においては1万2千人の維持を想定しております。>

また、総合戦略では、基本目標として、>

1 雇用の確保と就労機会の拡大>

2 出産・子育てに関する支援の充実>

3 町外への流出の抑制と新たな流入の増加>

4 安心して快適に暮らすことができる地域づくり>

の4つを掲げ、それぞれに目標値をお示したところであります。>

今後は、総合計画と総合戦略について、地区説明会やホームページ等による意見募集をし、来年2月には、計画の策定を完了する予定となっております。>

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大変うれしいお知らせがございました。長野県の産業発展に顕著な功績があると認められた方に贈られる、県の卓越技能者「信州の名工」に、ディリーフーズ株式会社取締役副会長 高松宏さん、株式会社マースウインテック取締役相談役 寺島利勝さん、株式会社ヤマザキアクティブ代表取締役社長 山崎忠承さんの3名が受賞され今月18日に県知事から表彰を受けられました。心からお祝いを申し上げます。>

今回受賞されたお三方は、これまで坂城町の「坂城WAZAパワーアップ事業表彰」においても「卓越技能者表彰」を申し上げた、坂城町を代表する皆様であります。>

今後も、坂城町の発展にお力添えをいただければと思います。>

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さて、10月25日()、26日()にかけまして、東日本大震災に伴う原発事故により全村避難が続く、福島県葛尾村の仮設住宅と仮設役場を昨年に引き続き坂城ライオンズクラブの皆さんと、私、役場職員を含め総勢29名で訪問してまいりました。>

仮設住宅にお住まいの方へのマッサージや、入れ歯の矯正、仮設役場周辺及び葛尾村の史跡の草刈り、おしぼりうどんと豚汁の炊き出しなどのボランティア活動を全員が協力しながら行ってまいりました。>

併せて、今回の訪問では、坂城中学校の生徒が葛尾村の一日も早い復興を願って、一万羽の折鶴を使い製作した激励の折鶴アート、義援金とメッセージをお預かりし届けて参りました。>

 また、昨年は立ち入ることができなかった、葛尾村内への立ち入りが許され、除染工事が進む村内の様子を見ることができました。>

 松本村長のお話では、来年4月には、全村避難が解除され、役場や小中学校も村に戻るとのことでしたが、避難している村民の事情は様々で、全員が戻れるには、まだ相当の時間を要するとのお話をお聞きし、改めて災害の大きさを感じたところであります。>

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世界の至るところで痛ましい事件が続いております。今月13日は、フランスのパリ中心部の劇場や郊外の競技場などで、同時多発テロにより、市民ら130人が死亡、重体を含む負傷者は約350人に上りました。>

 また、エジプトでも、テロによりロシア旅客機の墜落事故が発生するなど、多数の犠牲者が出ております。 テロにより犠牲になられた方々に心からご冥福をお祈りいたすとともに、一刻も早い事態の収束を願うものであります。>

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世界の経済動向につきましては、アメリカ商務省が発表した7月から9月期の実質国内総生産(GDP)速報値は、年率換算で前期比1.5%増となり、3.9%増だった前期に比べ成長が急減速いたしました。>

また、中国国家統計局が発表した7月から9月期のGDP速報値は、前年同期比で6.9%増とリーマンショック以来6年半ぶりに7%を割りました。>

アメリカ及び中国の景気減速が世界経済、さらには、日本の経済に影響を与えるのは必至と考えます。今後の世界経済の動向には、より一層の注視が必要と考えております。>

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 国内の経済動向につきましては、内閣府が今月16日発表した7月から9月期の国内総生産(GDP)速報値は、2期連続でマイナスとなりました。中国経済の減速懸念などを背景に企業の設備投資が低迷、個人消費の回復も鈍く、景気は足踏み状態が続いたとしております。>

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 10月に実施いたしました町内の主な製造業20社の経済状況調査では、生産量は昨年同期との比較で2年ぶりにマイナスとなり、3ヶ月後の見込みは、横ばい状況が続くと見込んでおります。また、売り上げについても、生産量とほぼ同様の状況であります。 >

このような坂城町を取り巻く経済状況の中、11月11日()、商工会主催で町内企業の振興及び地域経済の発展のため、町内の>

30人以上の企業経営者の皆さんにご参加をいただき「地域経済振興懇話会」が開催されました。懇話会では、私から「坂城町人口ビジョン」及び「坂城町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の概略についてお話をさせていただきました。>

企業の皆さんからは、現在の経営活動の状況や人材確保・子育てや生活しやすい環境の整備といった企業、企業主の視点からのお話をお聞きすることができました。いただいた提言やご意見などにつきましても、計画の中で検討してまいりたいと考えております。>

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続いて、27年度の主な事業の進捗状況について述べさせていただきます。>

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ワイナリー形成事業につきましては、今年度3年目の栽培となる試験圃場から、白のリースリング、ソーヴィニヨン・ブランは合計で約400kg、赤のメルロー、カベルネ・ソーヴィニヨンは合計で約300kgの収穫がありました。収穫したワインぶどうは、栽培の指導や助言をいただいてきた「サントリーワインインターナショナル」に試験醸造を委託しております。>

年明けには、試験圃場初の「坂城ワイン」が出来上がることになります。>

外見・香り・味わい共に品質の良いワインになるよう期待しているところであります。 >

なお、2015巨峰ロゼワインにつきましては、11月14日(土)に開催した「ねずみ大根まつり」にあわせ発売を開始いたしました。>

びんぐし湯さん館のほか、町内の店舗等でもお買い求めいただくことができますので、坂城産の巨峰を使った甘くフルーティな香りとすっきりとした味わいを堪能していただきたいと思います。>

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11月28日(土)、文化センターにおいて、「女性団体連絡会」と「男女共同みんなの会」で構成する実行委員会により、「女(ひと)と男(ひと)ふれあいさかき2015」が開催されました。>

 当日は、第一部として実行委員会による悪徳商法防止啓発活動の発表が行なわれ、第二部では、この4月に就任されました中島恵理長野県副知事を講師にお迎えし、「女性が輝く地域づくりに向けて」と題し、講演をいただきました。>

 今年8月には、企業等に女性の登用を促す「女性活躍推進法」が成立したところであります。女性の社会参画の重要性に対する意識の向上に役立つことを期待いたします。>

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  昨年4月の消費税率の引き上げに伴う、所得の低い方や子育て世帯の方への負担軽減のために支給される、臨時福祉給付金及び子育て世帯臨時特例給付金につきましては、7月14日から10月15日までを申請期間として受付をいたしましたが、未申請の方が多くいることから9月議会でも申し上げましたが、12月15日(火)まで期間の延長をいたしました。>

該当の方には申請書を送付してありますので、まだ申請されていない方はお早めにご提出をいただきたいと思います。>

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   町では、ヤングヒューマンネットワーク事業への支援を拡充し、一層の婚活支援を進めておりますが、今年も11月7日(土)、上田市のホテルにおいて、町社会福祉協議会の主催により婚活イベントが開催されました。>

当日は、ゲームや食事、面接タイムなど和気あいあいの中でパーティーが行われ、2組のカップルが誕生いたしました。>

町といたしましても、引き続き婚活支援に取り組んでまいります。>

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健康づくり、健康寿命の延伸のため、日常生活で積極的に体を動かすことは、疾病予防及び認知症予防に効果があるとされております。>

そこで、町民の皆さんに気軽に運動をしていただくための取り組みとして、町スポーツ推進委員が「坂城町の歌」に合わせた体操を作成いたしました。>

今後、各地区で開催する「健康づくり講座」等でも、この体操も取り入れ、住民の皆さんの健康づくりに取り組んでまいりたいと考えております。>

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10月6日(火)から11月23日(月)までの49日間、鉄の展示館において開催された「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」には、北は北海道から、南は沖縄まで、13,078名もの大勢の皆さんに来館をいただき、人気アニメと現代日本刀製作者たちのコラボレーションという、今までにない展示会を開催することができました。>

展示会の盛り上げにご協力いただいた、町内30店の協賛店舗の皆さん、一般公募によるボランティアグループ「チームヱヴァ」の皆さんには、心から感謝申し上げます。>

この「ヱヴァンゲリヲンと日本刀展」を通して、これまで刀剣に馴染みの薄かった皆さんにも、日本刀の伝統や魅力が広がると共に、本展メイン作品を手がけた宮入小左衛門行平刀匠をはじめとする、刀匠や日本刀の町「坂城」が大いに全国に発信されたと感じております。>

これを機に、今後、坂城町に、また、日本刀の展示館である「鉄の展示館」を訪れる方が増加していくことを期待いたします。>

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11月14日(土)の「ねずみ大根まつり2015」は、あいにくの雨模様でしたが、開始時間には雨もやみ、多くの方々にお出かけいただきました。メイン会場である「さかき地場産直売所」では、ねずみ大根、農産物の販売や、お楽しみ抽選会のほか、あいさい特製の手打ちうどんを使った「おしぼりうどん」500食の振る舞いなどのイベントが行われ、例年以上のお客様にご来場をいただきました。>

また、ねずみ大根の収穫体験にも町内外から約250名もの参加があり、ご家族で楽しんでいただきました。>

さらに、町のマスコットキャラクター「ねずこん」も収穫体験圃場や地場産直売所に登場し、参加された方々と記念撮影をするなど祭りを盛り上げてくれました。>

今後も、当町の伝統野菜であるねずみ大根のPRと、農業振興に努めてまいりたいと考えております。>

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11月19日(木)、テクノセンターにおいて、第2回坂城経営フォーラムが開催されました。講師には、この10月に信州大学の学長になられた濱田(州博先生をお招きし、「信州大学が考える坂城町の地方創生」と題して講演をいただきました。>

 信州大学では、当町とも繊維学部との連携協定や工学部とのグリーンイノベーション研究支援事業において、協力関係を築いておりますが、このような地域との連携の取組が評価され、全国の大学の中でも地域貢献度ナンバーワンに選ばれており、今後も引続き、地域との協働、産学官連携、地域医療の取組を積極的に推進していくとお話をされました。>

町といたしましても、今後、どのような分野で信州大学全学との連携ができるか検討してまいりたいと考えます。

 

11月26日(木)には、町内企業に30年勤務され当町の産業と企業の発展に寄与された、例年より多い96名の皆さんの永年の功績に対し、各企業を回り、永年勤続表彰をさせていただきました。>

今後におきましても、健康に留意され、引き続き、坂城町の産業発展にご尽力いただきますようお願い申しあげます。>

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国道18号バイパスにつきましては、11月17日(火)に、坂城町、千曲市、上田市、長野市で構成する「新国道上田篠ノ井間建建設促進期成同盟会」及び上田市と東御市で構成する「上田バイパス第二期工区建設促進期成同盟会」と合同で、国土交通省をはじめ関東地方整備局、地元選出国会議員の方々に早期完成の要望を行ってまいりました。>

なお、長野国道事務所によりますと、本年度、国の予算1億5千万円と町土地開発公社の予算2億5千万円、合わせて4億円の用地買収予算のうち、11月中旬現在で約6割が契約になったとのことであります。>

国道バイパスにつきましては、地元の皆さんのご協力を得る中で、町といたしましても、引き続き要望活動を行うなど、一日も早い完成に向け努力してまいりたいと考えております。>

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 さて、教育関係について申し上げます。>

南条小学校建設事業につきましては、工程どおり着々と工事を進めており、現在、旧校舎の解体工事を行っております。>

 今後も子ども達の安全確保を図ると共に、近隣住民の皆さんのご理解・ご協力をいただくなかで、来年3月の竣工を目指し、鋭意工事を進めてまいります。>

 また、地域の避難所ともなる小学校の体育館の耐震工事、つり天井の落下防止工事につきましては、坂城小学校・村上小学校は、すでに終了いたしましたが、南条小学校については、改築工事との兼ね合い等もあり、12月末までの工期で、現在、工事を進めております。この南条小学校体育館の工事が完成いたしますと、小学校の耐震整備は完了となります。>

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 10月24日(土)、25日(日)、第44回坂城町文化祭が文化センターをはじめ3会場で開催され、数多くの作品が展示され盛況に行われました。>

 また、24日の午後には、さかきふれあい大学文化祭記念講座として、当町出身の中西()載慶東京農業大学名誉教授による「日本の食卓は学びの宝庫~身近な食物は魅力いっぱい~」と題した講演会が開催され、訪れた皆さんは身近な食べ物にまつわる歴史、文化、科学などのお話を楽しく拝聴させていただきました>

中西()載慶さんには、今後とも町の振興発展にご協力をいただければと思います。>

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11月8日(日)、平成17年以来10年振りとなる「信濃村上氏フォーラム」を文化センターにおいて開催いたしました。>

 第1部の講演会では、村上氏について研究されている宮澤長野市立博物館専門員と花岡伊那弥生ヶ丘高等学校教諭の若手研究者2名の講演に加え、慶応義塾福澤研究センターの西澤教授による福澤氏に関する研究の現状について講演をいただきました。>

西澤教授の講演では、福沢諭吉の先祖と信州の関わり、また、福沢諭吉の祖先が坂城町である可能性についてお話をいただきました。引き続き、福島県葛尾村の住民グループの皆さんによる「葛尾大尽物語」と題した人形劇の公演も行われました。>

 第2部のパネルディスカッションは、信州大学地域戦略センター長で村上義清関係の著書が多い、笹本正治先生にコーディネートをいただき、来島18代当主の久留島通則氏、平林坂城町子育て支援センター長などの参画により行われました。>

県外の研究者も参加されたディスカッションでは、村上氏を含めた地域の歴史や文化を学ぶことの重要性や、子どもたちの未来が期待できるような環境をつくることが、坂城町のよりよい未来に繋がると言う意見が出されました。>

 当日は、あいにくの天気にもかかわらず、町内外から大勢の皆さんにご来場いただき盛況でありました。>

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さて、大変うれしいお知らせがございます。>

 南条小学校金管バンド部が、11月21日(土)に大阪城ホールで開催された、全日本小学校バンドフェスティバル(全国大会)に、3年ぶりに出場し、見事、銀賞を受賞いたしました。>

 日頃の練習の成果を精一杯発揮した結果に、心からお祝いを申し上げます。>

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続いて、主な12月補正予算の内容について申し上げます。>

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最初に、歳入について申し上げます。>

昨年度は、景気の回復基調に加え、国の経済対策による円安などの追い風も受ける中で、法人町民税が大幅に増加いたしました。>

今年度におきましては、アメリカや中国などの景気減速懸念により、町内企業にも景況感の後退はあるものの、一部企業の業績が、引き続き好調に推移していることを主な要因として、法人町民税について、1億8千万を補正予算に増額計上させていただきました。>

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続いて、歳出について申し上げます。>

町道の除雪につきましては、昨年2月の大雪を教訓として、県と連携し、県が保有する大型除雪機械の導入を柱とした県道と町道の相互除雪を実施し、初動体制の強化を図り効率的な除雪を行ってまいります。>

特に、循環バス路線や町内の主要施設(学校、駅等)へのアクセス道路を優先的かつ、迅速に除雪を行うため、大幅に除雪予算を増額し、今議会に計上いたしました。>

なお、身近な生活道路の除雪につきましては、住民の皆さんのご協力が必要となります。地域の道路が安全に通行できますよう町民の皆さんのご協力をお願いいたします。>

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町道の舗装修繕につきましては、平成26年度に実施いたしました道路ストック総点検の点検結果を基に、順次、舗装修繕工事を実施しております。>

町道A05号線(鼠橋通り)につきましては、特に、交通量が増え、舗装の傷みが激しくなっている、「鼠橋」から「しなの鉄道(古都久田踏切までの274m の舗装修繕工事を、12月末完成を目指し、現在、実施しております。>

 なお、今議会には、同じく交通量が多く舗装の痛みが激しい、町>

道A01号線(産業道路)四ツ屋、戌久保地区間500mの舗装修>

繕測量設計費及び一部舗装修繕工事費を予算計上いたしました。

                

  ハザードマップにつきましては、県の事業を活用し、現在、見直し作業を行っております。

また、今年度、千曲川河川事務所では、「千曲川・犀川浸水想定区域図」の見直しを行っております。

町では、このデータについても取り込み、できるだけ早く最新データのハザードマップを作成し、全戸配布及び公共施設に配布するため、今議会に印刷製本費を予算計上いたしました。

 

 以上、27年度の主な事業の進捗状況並びに主な12月補正予算の内容について申し上げました。>

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 今議会に審議をお願いする案件は、専決報告が1件、条例の新設が1件、条例の一部改正が4件、指定管理者の指定が1件、一般会計及び国民健康保険特別会計の補正予算の計9件でございます。よろしくご審議を賜り、ご決定賜りますようお願い申しあげまして招集のあいさつといたします。

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坂城町長 山村ひろし

根津秀平(啓)さん 「秀平鍛刀道場」 火入れ式

昨日(11月28日)、長野市信更町で、宮入小左衛門行平刀匠の弟子の根津秀平(啓)さんの 「秀平鍛刀道場」 のお開きと火入れ式が行われました。

周りは雪で真っ白の中、大勢の人々がお祝いに来られました。

秀平刀匠は中学生の頃から刀匠を目指し、北海道大学で金属学を研究した後、宮入さんの門を叩き、10年間の修行の後、今回、独立を許され鍛刀道場を開設するにいたりました。

信更町は山の上ですが、この鍛刀道場の隣には大きな炭焼場もありまさに絶好の場所です。

今後の活躍に期待します。

        

挨拶する山村、左に加藤長野市長

 

火入れを行う根津秀平刀匠

左から:宮入小左衛門行平刀匠、根津秀平刀匠

 

坂城町長 山村ひろし

女と男ふれあいさかき2015

昨日(11月28日)、坂城町文化センターで 「女と男ふれあいさかき2015」 が開催されました。

副題は 《女性が輝くやさしいまち》 です。

第2部では、長野県副知事の中島恵理さんにご講演をお願いいたしました。

 

左:女と男ふれあいさかき実行委員長の大久保さん

 

以下、坂城町ニュースよりご覧下さい。

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女と男ふれあいさかき2015

 

中島副知事01  中島副知事02

▲中島副知事(第2部:記念講演)

 

男女共同参画社会(※1)の実現のための啓発、推進を目的に、坂城町女性団体連絡会と坂城男女共同みんなの会が実行委員となり、11月28日(土)、文化センターで、「女(ひと)と男(ひと)ふれあいさかき2015」が開催されました。

第1部では、活動発表として、実行委員会の皆さんによる悪質商法防止啓発「その振込み送金ちょっと待て!」が行われ、特殊詐欺の被害に遭ってしまう事例を、お年寄りやその家族、犯人などの役割を演じて紹介されました。

第2部では、長野県副知事の中島恵理さんを講師にお迎えし、「女性が輝く地域づくりに向けて」を演題にご講演をいただきました。副知事によると、県内では、元気な女性は多いが、社会の意思決定の場にいる割合が低いとのことです。副知事ご自身は、自分が外で働き、夫が内で働く生活をしておられ、個人の特性を活かしたライフスタイルをするべきであり、男性が多い中に女性が入ることはとても効果的であり、その逆も然りと話されました。また、県の地方創生総合戦略や第4次男女共同参画推進計画案、信州ACEプロジェクト(※2)の取組を紹介され、「女性も男性も輝くまちづくりを推進していきたい」と締めくくられました。

(※1)女性と男性が、互いにその人権を尊重し、喜びも責任も分かち合いつつ、性別にとらわれることなく、男女が対等な社会の一員として、個性に応じた様々な生き方や働き方ができ、誰もが生き生きと暮らせる社会。

(※2)ACEは、脳卒中などの生活習慣病予防に効果のあるAction(体を動かす)、Check(健診を受ける)、Eat(健康に食べる)を表し、世界で一番(ACE)の健康長寿を目指すプロジェクト。

 

▼実行委員の皆さん(第1部:活動発表)

実行委員会01  実行委員会02

 

また、町では男女共同参画社会を推進するため、パートナーシップさかき21  第2次坂城町男女共同参画計画を策定しています。

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坂城町長 山村ひろし

大学等就職担当者との情報交換会

昨日(11月26日)、坂城テクノセンターで県内大学及び近隣県大学の就職担当の方をお招きし、坂城町企業の皆さんとの情報交換会を開催しました。

今回、参加された大学は県内10校、県外12校でした。

坂城町企業では、積極的な採用活動を行われておられる会社も多く、交流会でも大いに盛り上がりました。

 

 

坂城町の近況を説明する山村

 

交流会でも活発な意見交換が行われました。

坂城町長 山村ひろし

「ねずこん御膳part2」が最優秀賞を受賞!

昨日(11月26日)、坂城町食育・学校給食センターの栄養教諭・管理栄養士の中野加代子さんと、同センター総班長の窪田佐智枝さんがお見えになり、公益財団法人長野県学校給食会主催のコンクールで、「ねずこん御膳part2」が最優秀賞を受賞したとのご報告をいただきました。

                          

「ねずこん御膳Part2」 の説明をされる中野加代子さんと窪田佐智枝さん

なお、最優秀賞の受賞は今回が初めてです。

以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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地場産物活用献立「ねずこん御膳part2」が最優秀賞を受賞!

 

ねずこん御膳

▲左から、山村町長、中野加代子さん、窪田佐智枝さん【バックは、ねずみ大根を使用したレシピへの取組を紹介する横幕(コンクールでのプレゼンテーションに使用したもの)】

 

公益財団法人長野県学校給食会主催による「平成27年度 学校給食に地場産物を活用した献立コンクール」が、11月22日(日)に松本市で開催され、坂城町食育・学校給食センターの「ねずこん御膳part2」が、課題献立部門で最優秀賞を受賞しました。

このコンクールは、地場産物活用の教材化やその調理法の開発を通し、地場産物の活用と普及、郷土の食文化の理解、食育の促進、関係者の調理技術の研鑽等を目的に開催されています。今回は、県内の学校・センターごとに115チームが自由献立部門と課題献立部門に応募し、書類審査を通ったわずか10チームが本戦で調理しました。

同センターは、平成25年度に同コンクールの自由献立部門に「ねずこん御膳part1」を応募して優秀賞を受けていましたが、今回は課題献立部門で最優秀賞となりました。

本戦に出場した、栄養教諭・管理栄養士の中野加代子さんと、同センター総班長の窪田佐智枝さんは、「ねずみ大根を家庭料理として普及させるため、4年間かけてねずみ大根の良さを追求し続けてきた結果が最優秀賞につながりました。栄養価は高く、塩分は控えめに、小学校1年生がおいしく感じるよう、調理法にさまざまな工夫を凝らしてあります。このレシピをきっかけに、町内のご家庭でも、ねずみ大根を使った料理が出されるようになればうれしいです」と話されました。

 

御膳 ねずこん御膳part2

・ねずこんごはん
・ねずこんハンバーグ
・ねずみ大根ののりごまマヨネーズあえ
・坂城産野菜のみそ汁
・デザート(しっとりんご:味ロッジ)

坂城産のねずみ大根や野菜などをふんだんに使い、小学校1年生の味覚に合わせるため、ねずみ大根は辛味を抜いてあります。

 

  レシピは下記からダウンロードしていただけますので、ぜひ皆さんもご家庭でお試しください。

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坂城町長 山村ひろし

平成27年度永年勤続表彰

一昨日(11月25日)、平成27年度坂城町永年勤続表彰で各企業さんを訪問し、表彰状、記念品をお渡ししました。

今回訪問させていただいた企業は13社で対象者(勤続30年)は96名です。

表彰者の多い順では、日精樹脂工業(株) 66名、(株)竹内製作所 8名、(株)都筑製作所 5名、中島オールプリシジョン(株)5名です。

長年に亘り、坂城町の企業発展にご貢献いただいた皆様に心より感謝申し上げます。

 

左:日精樹脂工業(株) 66名を代表して西田学さん、右:(株)竹内製作所さん 8名  竹内社長にお渡ししました。

 

坂城町長 山村ひろし

「下町ロケット2」

「下町ロケット2  ガウディ計画」 (池井戸潤 小学館) を読みました。

前作の直木賞を受賞した 「下町ロケット」 から4年、今度は 「ガウディ」 と命名された、医療機器(人工弁)への挑戦です。

前回同様、相手は悪辣な手口の大企業です。

池井戸文学の軽快な読み心地は相変わらずで、今度は 「ロケットから人体」 への挑戦です。

はらはらドキドキのストーリーでも、勧善懲悪の物語はいつの時代でも心地よい。 

主役は東京大田区の中小企業ですが、生き様は正に、坂城町の企業魂と同じです。

坂城町の企業の皆さんに、今回も、是非、ご一読をお勧めします。

坂城町長 山村ひろし

第46回坂城町合同金婚式

本日(11月20日)、坂城町文化センターで第46回坂城町合同金婚式が開催されました。

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第46回坂城町合同金婚式 末永くお幸せに

 

H27合同金婚式

 

11月20日(金)、文化センターで、第46回坂城町合同金婚式が開催され、今年結婚50周年を迎えられたご夫婦、9組17名(1名欠席)が出席されました。

  皆さんがご結婚された50年前の1965年(昭和40年)は、高度経済成長期が着実に進んでおり、いわゆる「いざなぎ景気」が始まった年で、国民の所得水準が向上し、「新三種の神器」と呼ばれたカラーテレビ、クーラー、乗用車の消費が大きく伸びた年でした。坂城町においても、各家庭にマイカーが普及し始め、幹線道路となるA01号線・産業道路がこの年に竣工しました。

式典では、一組ずつ苦楽を共にした50年間を振り返り、連れ添った相手への感謝と、今二人揃って健康でいられることの喜び、これからの過ごし方などが述べられました。

  いつまでも健康で、輝きのある人生を過ごされることをお祈り申し上げます。

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坂城町長 山村ひろし

信州大学学長 濱田州博氏講演会

昨日(11月19日)、坂城町テクノセンターで、今年10月に信州大学学長に就任された濱田州博先生の講演会が開催されました。(「坂城経営フォーラム」)

テーマは 「信州大学が考える坂城町の地方創生について」 です。

濱田先生には以前から講演のお願いをしておりましたが、今回、学長就任後初めての講演会となりました。

                          

 

左:「信州大学が考える坂城町の地方創生について」というテーマで講演される濱田先生、右:濱田先生を紹介する山村

濱田先生によると、4年連続で 「地域貢献度No.1 大学」に選ばれた信州大学の新たなキーワードは

『 G3 × L3 』  だそうです。

   (Green,Global,Gentle × Local,Literacy,Linkage)

 

以下、坂城町ニュースよりご覧下さい。

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信州大学学長 濱田州博氏講演会

 

濱田先生01  濱田先生02

▲濱田州博先生

 

11月19日(木)、坂城テクノセンターで、平成27年度第2回坂城経営フォーラムが開催され、本年10月から信州大学の学長に就任された濱田州博先生を講師にお迎えし、「信州大学が考える坂城町の地方創生」を演題にご講演をいただきました。

濱田先生は、坂城町と産学官連携関係にある繊維学部長として長年お務めいただき、町の状況にも精通されています。講演では、平成24年度から4年連続で、全国の大学の地域貢献度No.1を獲得している同大学の、地域との協働、産学官連携、地域医療の取組をご紹介いただき、それらが坂城町の地方創生につながると話されました。

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坂城町長 山村ひろし

坂城町の誇る 「信州の名工」

昨日(11月19日)、今年度の 「信州の名工」 に選ばれた、高松 宏さん、山 忠承さん、寺島利勝さんが坂城町役場へ来られました。

坂城町から3人同時に選出されたことは大変素晴らしいことで名誉に思います。

以下、皆さんのご経歴等などご紹介します。(坂城町ニュースより)

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「信州の名工」に高松 宏さん、山 忠承さん、寺島利勝さんが選ばれました

 

信州の名工 

▲左から、 山 忠承さん、高松 宏さん、山村町長、寺島利勝さん

 

平成27年度「信州の名工」卓越技能者知事表彰に、デイリーフーズ(株)の高松 宏さん、(株)ヤマザキアクティブの山 忠承さん、マースウィンテックの寺島利勝さんが選ばれました。

「信州の名工」は、卓越した技能を持ち、その分野で県下第一人者と目されている方を長野県知事が表彰するもので、技能者の技能向上意欲の増進、技能水準の向上及び技能者の社会的評価の高揚を図ることを目的として昭和45年から実施しており、平成27年度までに946名の技能者が表彰されています。

 

高松 宏さん  

かん詰・びん詰・レトルト食品製造工 【デイリーフーズ(株)】
技能・功績の概要

農産加工品の製造、主としてジャムの製造に一貫して携わり、その研究開発を積極的に進めてきた。食品の用途に対応した製品を数多く作り出し、原材料の真空置換法による冷凍保存法、果実のダイスカット、流動性を調整する特殊用途向けジャムの加工方法を考案した。さらに、ジャムを発酵させた製品開発などを行い、用途、嗜好にあわせた新しい製品の開発を常に行っている。
 また、長野県食品加工技術研究会において農産加工技術者や教員の技能の研鑽と人材育成に尽力している。

仕事で信条としてきたこと

「食の安全とおいしさを追求」
 食品添加物を使用した商品が全盛だった1970年に創業。時代に先駆けて合成着色料などを一切使わない商品を作り、以来45年間、「食の安全とおいしさを追求すること」を信条に商品や製造機械を開発し続けている。

 

山 忠承さん  

金属製品製造工 【(株)ヤマザキアクティブ】
技能・功績の概要

研究開発に非常に熱心に取り組み、独自の発想の緩まないナットなどの開発を行った。通常はワッシャーなどを挟むことで解消するが、ナットだけでその問題を解消。従来のものに比べ、高耐久性、工程の短縮など優れた独創的な製品であり、削岩機やプレス機など長時間、大きな振動のかかる重機などに用いられている。
 一貫して金属加工に従事し、技術の幅を広げていく一方、多品種少量生産への取組により、固有技術の確立を目指している。
 また、坂城町中小企業能力開発学院運営委員として、坂城町の企業従業者の人材育成に貢献している。

仕事で信条としてきたこと

「人と人との絆を大事に」
 「ネジは振動により緩んでしまう。ならば振動を吸収できればいい。」という発想のもと、「緩まないネジ」を開発。創業以来、「人と人との絆を大事に」を信条に、さまざまな人との出会いや協力を得て、時代の流れを読んだ工作機械の導入や独自の発想による製品開発を常に行っている。

 

寺島利勝さん  

電子応用機械器具組立工 【(株)マースウィンテック】
技能・功績の概要

手動のタイプライターの設計から、電子タイプライターへの設計へと、エレクトロニクス技術導入期から電子精密機器の設計業務に携わり、空気による紙幣の搬送機、紙幣識別機を代表とする多くの製品化を進めてきた。独創的な方法を考案し、業界初、世界初の製品を多く作り出している。数多くの特許を取得し、業界でも高いシェアを誇っている。
 また、職場内に工作室を設け技能習得の場を用意し、技術の勉強会で講師を務めるなど、積極的に後進指導を行っている。

仕事で信条としてきたこと

「他社にない、独自のアイデアをプラス」
 機械と電子コントロールの融合した商品は競争が厳しいが、「他社にない、独自のアイデアをプラス」することを信条に、さまざまな製品を開発し特許を取得。地元に根付いた企業経営にもこだわり、町内産業の活性化にも貢献している。

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坂城町長 山村ひろし