分館対抗球技大会(スマイルボウリング)

昨日(2月19日)、朝8時半から文化センター体育館で第25回分館対抗球技大会(スマイルボウリング)が開催されました。

10歳から91歳まで、約600人の方が参加される大イベントでした。 

また、当日参加されたご高齢の方々(85歳以上)には特別賞を贈呈させていただきました。

尚、懸案となっておりました、体育館玄関のバリアフリー化工事も終了し、今大会がお披露目となりました。

坂城町長 山村ひろし

老子の続き(第34章)

この章では「道」のありようを自分のものとして、無為自然の状態で物事に取り組む必要性を述べています。

大道氾兮、其可左右。萬物恃之而生、而不辭。功成不名有。愛養萬物、而不爲主。常無欲可名於小。萬物歸之、而不爲主。可名爲大。是以聖人、終不自大。故能成其大。

                        

 大道汎(はん)として、其れ左右すべし。 萬物これを恃(たの)みて生ずるも、而(しか)も辞(じ)せず。 功成りて名を有せず。 万物を愛養(あいやう)して、主と為(な)らず。 常に無欲なれば小(しょう)と名づくべし。 萬物之に帰して、主と為らず。 名づけて大と為す可し。 是を以(も)って聖人、終(つい)に自ら大とせず。 故(ゆえ)に能(よ)く其の大を成(な)す。

                     

 偉大な道は洪水のように右に左に行き渡ります。 万物はこの道から生まれ生じているのですが、道はそのようなことは一言も言いません。 いろいろなものが出来上がっても、名乗るようなことはしません。 万物を愛しみ育ててもそれをおさめるようなこともしません。 常に無欲なのです。 名付ければむしろ「小」とでも言えます。一方、万物はすべて道に起因するのにそれをおさめることもしません。 名付ければむしろ「大」とでも言えるかも知れないのです。  そのように、聖人と言われる人も、常に自分自身を「大」なるものとはしません。 そのために大変大きな存在と成り得るのです。

                    

 大きな仕事をしても、常に謙遜し、謙遜すればするほど大きな存在となる。 決して、出しゃばらず「功なりて名を有せず」いうような人物はなかなかいませんね。

                           

 坂城町長 山村ひろし

新春経済講演会(田口佳史先生)

 210日(金)、(財)さかきテクノセンター、坂城町商工会、テクノハート坂城(協)の主催で、東洋思想研究者の田口佳史先生に「大転換期における経営の本質を考える」というテーマでご講演をいただきました。
 
主なポイント。
 
 田口先生によれば、現在、正に文明の転換期にあるとのこと。
 昨年(2011年 辛卯)から実質的に21世紀がスタートした。今乗っている列車は車庫に入る。ホームを変えて乗り換えなければならない。
 
(田口佳史先生)
                    
 近代化の3点セット~「法体系」~「政治制度」~「経済システム」に綻びが出てきている。
 
1. 「法体系」→全てが法万能になっていて、全てが「事後主義」になってしまっている。これを「事前主義」に変えなければならない。
2.「政治制度」(議会民主主義)→全てが中央集権に。これを直接民主主義に変えなければならない。
3.「経済システム」(資本主義)→金銭物質至上主義になってしまっている。これを貢献資本主義に変えなければならない。
 
 いまこそ「日本維新」が必要。なにをどうすればよいか。
 これからは「アジアの時代」:西洋近代主義の転換期にある。
 アジアに光明がさそうとしている。
                      
 考えなければならない点として、 「個人力と集団力の大切さ」 (一人一人の能力を反映することのできる施策が必要)、 「事前主義の大切さ」 (昨今、全てが事後主義。物事の小さく解決容易なうちに対応することの大切さ)、 「陰陽を和すことの大切さ」 (Yes or No  でなく両者を補完させる)、 「時代を見通す力の大切さ」 (Pro、玄人とは暗い先の見えるもの)などを併せ持つことが要請される
 
これから大切なポイント。
           
1.高齢社会:ベテランの持ち味を活かせるシニア社会の大切さ。
2.地域として:、「南部アフリカ」が大きな可能性を持っている。
 
 最後に、坂城は素晴らしい可能性を持っている。今後の発展に期待したいとのことです。
 
 大変素晴らしい講演でテクノセンター満席の皆さんも大いに満足された様子でした。
               
                                         
  坂城町長 山村ひろし

復旦大学生の来訪

先日(2月8日)、上海にある復旦大学の学生(9名)が沈浩先生とともに来訪されました。

(左:沈浩先生)

上海との交流は前中沢町長の関係で約20年前からに遡りますが、この間、種々の日中交流のシンポジウム、農業、工業の交流、さらには大学生の交流、小学生のホームステイ交流など活発に行われてきました。

昨年も小学生の交流を行う予定でしたが、震災ならびに原発事故の影響で中断せざるを得ませんでした。

小学生の交流は是非再開したいと思っておりますが、先日来られたのは復旦大学で、医療、行政、国際関係などを研究している大学生、大学院生です。

皆、素晴らしい学生たちでした。 目の輝きもよく全員ネイティブに近い英語を話し、4~5人の人たちは流暢な日本語を話します。(日本のアニメを見て日本語を勉強したそうです)

坂城町役場で意見交換をした後、議場を見、鉄の展示館、中心市街地コミュニティーセンターでの昼食会などに参加された後、学生達は松本城へ向かいました。

昼食会には上海に進出されておられる宮後工業の宮後睦雄社長、坂城国際交流協会安島会長他にも参加いただきました。    *宮後電子(上海)有限公司は2001年に設立

(役場4階の議場にて)

(鉄の展示館にて)

目的意識をはっきり持った清々しい学生たちに会い、日本の学生たちにももっと頑張って欲しいと思いました。

坂城町長 山村ひろし

老子の続き(第33章)

この章も誠に老子の本質を突いた有名な章です。 私の大切にしている文章でもあります。

  知人者智、自知者明。 勝人者有力、自勝者強。 知足者富、強行者有志。 不失其所者久。 死而不亡者壽。

                               

 人を知る者は智、自らを知る者は明(めい)なり。 人に勝つ者は力有り、自らに勝つ者は強し。 足るを知る者は富み、強(つと)めて行なう者は志有り。 その所を失わざる者は久しく、死して亡びざる者は壽(じゅ)なり。

                           

 他の人のことを理解できるのは知恵者と言え、自分自身を理解できることはさらに素晴らしい明智を持っていると言えます。 他人に打ち勝つことの出来る人は力があると言えますが、自分自身に打ち勝つことの出来る人が本当に強い人間と言えます。 物事に満足できる人は豊かになることが出来、根気強く物事を続けられる人は本当に志を持っている人です。 自分のおかれている位置づけをはっきりと持っている人は長続きすることができ、たとえ死んでも道のあり方と一体となっていればその考えかたは滅びることなく長寿を全うできます。

                          

 「自知者明」(自らを知る者は明)、自勝者強(自らに勝つ者は強し)、「知足者富」(足るを知る者は富)いずれも深い言葉ですね。 特に「知足者富」がなければ幸せ感を味わうことが難しく、永久に不平不満を訴えることになりますね。

                      

 坂城町長 山村ひろし

 

高度ICT(情報通信技術)人材教育(最終回終了)

文部科学省の補助事業、「地域における子どもたちを対象とした高度ICT人材教育の第3回目(最終回)」が終了しました。

今回は、岡山県真庭市の子どもたちとオンラインで結び、お互いの自慢の産物、取り組みを、自分たちで作ったWEBページを使いプレゼンテーションを行いました。

                    

(画面右側に真庭市の子どもたちの様子が映っています)

                                        

坂城町の子どもたちは「坂城のバラ」と「わが町の人間国宝」を、真庭市の子どもたちは「バイオマスタウン真庭市」(エネルギーとして利用されるバイオマス生産日本一なのだそうです)と「真庭のたくさんの生き物たち」(オオサンショウウオなど)を紹介しあいました。

                       

短期間の勉強でしたが、さすがに子どもたちの吸収度合いは早く、誠に頼もしいものです。

今回の勉強は、ICT(情報通信技術)の技術面を勉強するより、どうやってICTを使って相手側の人たちにわかりやすく説明できるか、また、インターネットなどの正しい使い方なども勉強しました。

                               

(お話をされる 東京工業大学 清水康敬名誉教授)

今年度の勉強はこれで終了しますが、24年度以降も子供たちが継続して学習を続けられるような仕組みを考えていきたいと思っています。

                                   

坂城町長 山村ひろし

長野県阿部知事との意見交換会

一昨日(2月9日)、長野県庁講堂で阿部知事との意見交換会が開催され参加しました。 今回は長野地方事務所(望月所長)のアレンジで、長野市長、千曲市長など北信の9市町村長が参加しました。

各市町村での特色ある取り組みについて発表をしましたが、坂城町では昨年来の経験を踏まえ、将来予想される深刻なエネルギー問題への対応として、エネルギーの確保と効率的な利用を進める「スマート・コミュニティー構想(スマート・タウン坂城構想)について説明しました。

エネルギー問題について、強い感心を持っておられる阿部知事としっかりと議論を行いました。

 また、教育問題 (特に地方分権) についても知事は強い関心を持たれており、今後検討を進めていければと思っております。 

他の市町村から出されたテーマは以下の通りです。

長野市:「郡市内分権の推進」「地域密着型スポーツチーム:AC長野バルセイロへの支援」

須坂市:「須高地域医療福祉ネットワーク推進事業」「子どもは宝プロジェクト」

千曲市:「プロバスケットボールチームを活用した地域産業の活性化を図る取り組みについて」

小布施町:「小布施らしい道づくり~国道403号の整備に向けた取り組み~」「(仮称)小布施若者会議の開催」

高山村:「地域特性を活かした自然エネルギー活用の取り組み」

信濃町」「信濃小中学校における小中一貫教育の実践」

小川町:「地域産材を利用した若者定住住宅の建設と支障木伐採による地域の景観整備」

飯綱町:「農業と観光を結びつけた産業の振興」「認知症にやさしいまちづくりと県下初の公設民営による小規模多機能施設の建設計画について」

講堂でのディスカションの後の懇談会でも種々内容の濃い議論を行いました。

坂城町長 山村ひろし

坂城の高校生が全国大会へ(卓球)

一昨日(2月8日)、長野商業高等学校、2年生の高橋将知さん(中之条)と、1年生の川島大輝さん(月見)が坂城町役場へ来られました。

(左から、高橋さん、山村、川島さん)

同校の卓球部が、3月23日~25日に秋田県で開催される「第39回全国高等学校選抜卓球大会」の男子学校対抗の部(団体戦)へ出場することとなったのです。

                   

皆さんの応援、よろしくお願いいたします。

                                         

坂城町長 山村ひろし

追儺節分

本日(2月5日)、中之条(なかのじょう)の中條(ちゅうじょう)神社で行われた 「追儺節分祭」 に参加しました。 今日は日曜日でもあり多くの子どもたちが参加してくれ大変嬉しく思いました。 

( 先日、2月3日、坂城神社の追儺節分祭にも参加しましたが、こちらは暦通り、金曜日の午後開催されたため、子どもの参加者はあまり多くなく、些か寂しく思っておりました。)

季節の行事は暦通り開催することも必要ですが、 追儺節分祭などは開催日をもっと柔軟にしても良いのではないかと思いますがいかがでしょう。

(以下の写真はいずれも中島登議員に提供いただきました)

(袋を開いて準備OK!)

(すごいエネルギーでキャッチ!)

(役員の皆さんで 鬼は外、福は内 !)

本日の追儺節分祭は中之条区、中條神社、公民館、神楽保存会、育成会の協同で開催されました。(今回で3回目)

今年こそ、ほんとの意味で昨年のような不幸な出来事を 「追儺」 したいですね。

坂城町長 山村ひろし

高度ICT(情報通信技術)人材教育(第2回目)

  昨日(2月4日)、「子どもたちを対象とした高度ICT育成事業」の第2回目が 坂城中学校で開催され、私も参加しました。 (第1回目は1月7日に実施)

 この事業は、学研教育出版が文部科学省の補助事業「地域における子どもたちを対象とした高度ICT育成」事業に、坂城町とともに申請し、採択されたものです。 
(坂城町からは小学校、中学の子どもたち37名が参加)
                             
今回は、いよいよ、WEBページの作成部分に入ってまいりました。
                                          
「ねずこん」も応援に参加。
                          
                                            
                  
来週(2月11日、第3回目 最終回)は、岡山県の真庭市の子どもたちとオンラインで結び、「わが町、わが市」の特徴、特産物などをWEBページを見せ合いながら勉強します。
坂城町の子どもたちにとってICT(情報通信技術)の学習に大変参考になるものと期待しています。
                            
来週、学習の終了後、東京工業大学 名誉教授 清水康敬先生も交えて記者会を行う予定です。
                    
坂城町長 山村ひろし