坂城町 卒園式、卒業式が行われました

先週から、今週にかけて、坂城町の保育園、幼稚園、小学校、中学校で卒園式、卒業式が行われました。

坂城幼稚園:10名、保育園:計85名(南条保育園:39名、坂城保育園:24名、村上保育園:22名)、小学校:計101名(南条小学校:51名、坂城小学校:25名、村上小学校:25名)、坂城中学校:131名でした。

マスクの着用、手指の消毒、ソーシャルディスタンスを保つなど、新型コロナウィルス感染対策をして行われました。

また、小学校では会場には5年生と卒業生、中学校では会場には卒業生のみで、そのほかの在校生は各教室で大型テレビやタブレット端末を見ての参加となりましたが、これもコロナ禍では普通の風景となってしまいました。

それでも各卒園式、卒業式は厳かな心温まる式典となりました。

私は、村上保育園、坂城幼稚園、坂城小学校、坂城中学校の式に参加しました。

坂城小学校では、過日、「abn・八十二ふるさとCM大賞」で「藤森賞」を受賞したこともあり、タレントの藤森慎吾さんからサプライズのビデオメッセージが披露されました。

卒園性、卒業生のこれからの活躍に期待します。

以下、村上保育園、坂城幼稚園、坂城小学校、坂城中学校の式の様子です。

坂城町長 山村ひろし

令和4年第1回坂城町議会定例会閉会あいさつ

本日(3月22日)、令和4年第1回坂城町議会定例会が閉会しました。

以下、閉会のあいさつです。

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令和4年第1回議会定例会 閉会あいさつ

令和4年第1回坂城町議会定例会の閉会にあたり、一言あいさつを申し上げます。

 3月1日に開会されました本定例会は、本日までの22日間の長きにわたりご審議をいただきました。提案いたしました、専決報告、工事変更請負契約の締結、令和3年度一般会計補正予算並びに工業地域開発事業特別会計予算、条例の一部改正、字の区域の変更、町道路線の認定、変更、廃止、令和4年度の一般会計・特別会計予算、さらに、追加議案でお願いいたしました、令和3年度一般会計及び特別会計の補正予算など、全ての議案に対して原案どおりご決定を賜り、ありがとうございました。

さて、本年2月に始まった、ロシア軍によるウクライナへの軍事侵攻は現在も続いており、間もなく1か月に達しようとしております。この間、ウクライナ国内においては甚大な被害を受けると共に一般市民も巻き込んで多くの犠牲者が出ております。

こうした侵略行為は国際社会の平和と秩序を脅かし、生命や安全に対する権利を侵害するもので、断じて容認できるものではありません。11日に町議会におきまして、「ロシアによるウクライナ侵攻に強く抗議し、平和的解決を求める決議」が全会一致で採択されましたことは大変意義のあることと感じるところであります。

また、ウクライナにおいては、侵略行為を逃れるため多くの国民が、近隣諸国に避難しており、中でも200万人を超える避難者がポーランドに避難しているとのことであります。当町が数年前から交流しているポーランドツェレスティヌフ郡も多くの避難者を受け入れており、郡の体育施設を避難所として開放するなど、郡をあげて支援をしているとお聞きしているところであります。こうした状況に触れ、坂城町国際交流協会では、このツェレスティヌフ郡において行われているウクライナ避難民受入れ活動に対し義援金を募り、支援活動を展開しております。

集まった義援金につきましては、随時、ポーランド現地へと送金されており、現在も受け付けておりますので、皆様のご協力をお願いいたします。

さて、新型コロナウイルス感染症につきましては、令和4年1月以降、オミクロン株が全国で猛威を振るい、最大36都道府県に「まん延防止等重点措置」が適用されていましたが、昨日21日で全面解除となりました。

長野県におきましては、1月27日から重点措置の適用を受け、期限延長を経て3月6日に解除となりました。しかしながら、その後も連日多くの新規感染者が確認されており、特に人の接触機会が増加する年度末・年度始めを迎え、感染の再拡大が起こることのないよう注意が必要であります。

県では、3月19日から4月10日までを「年度末・年度始めにおける感染対策強化期間」と位置付け、会食や旅行の際の感染防止対策の徹底、転勤や引っ越し時期の分散化、卒業式や入学式、入社式等での対策の徹底を呼びかけています。

町民の皆様、事業者の皆様には、感染に十分注意していただく中で社会経済活動をお願いいたします。町としましても、万全の対策を講じ、年度末・年度始めの諸行事を実施してまいります。

また、鋭意進めております新型コロナワクチンの3回目接種につきましては、現在、昨年9月までに2回目の接種を終了した18歳以上の方を対象として、集団接種に加え、町内医療機関での個別接種を実施しております。

  今後も、2回目の接種終了から6か月が経過する方に、順次接種券を発送してまいりますので、接種券が届きましたら、その時に打てるワクチンで速やかに接種をしていただきますようご検討をお願いいたします。

また、今週末からは、町内医療機関の先生のご協力により、新たに対象となった5歳から11歳の子どもさんへの接種を開始することとなり、既に該当のお子さんがいるご家庭に接種券をお送りしています。接種につきましては、まずは、基礎疾患のあるお子さんと同居の兄弟姉妹の方から実施してまいりますので、ご理解をお願いいたします。

さて、南条産業団地造成工事につきましては、2月28日に工事が完了し、今月11日に現地での県による完了検査が行われ合格となりました。

分譲予定企業につきましては、去る17日に、坂城町工場立地審査委員会を開催する中で、公募期間中に応募をいただいた町内企業2社に決定いたしました。

今後、確定測量などを経て、契約に向けた事務手続きを進めて参ります。

併せて進めております、A09号線道路改良工事につきましては、25日の竣工を予定し
ており、地域の皆様に一日でも早くご利用をいただけるよう、開通式を4月4日の午後1時から行いたいと考えております。

また、
2事業を合わせた竣工式について、
4月15日に
坂城テクノセンターにおいて開催したいと考えておりますので、議員の皆様にはご出席をお願いいたします。

小中学校の卒業式につきましては、中学校が3月16日に、小学校が翌17日に実施されました。

参加者は、卒業生とその保護者、来賓は代表者(町・町議会・PTA会長)とし、在校生については、各教室からのオンライン参加とするなど、昨年に引き続き規模縮小・時間短縮による新型コロナウイルス感染症対策を講じての卒業式となりました。

卒業する児童・生徒の皆さんは、真っ直ぐ前を向いて入場し、卒業証書は、学校長から一人ひとりに授与されました。卒業生の皆さんが新たなステップで大きく飛躍されることを願うところでございます。

また、保育園の卒園式については、明日23日に実施いたします。令和3年度の卒園児童は、3園合計で85人でありますが、小学校への期待を胸いっぱいに、元気に卒園されることを願っております。

18日には、坂城町消防団任命式が行われました。「自分たちの地域は自分たちで守る」との消防精神のもと、新たな本部及び分団長等の幹部、新入団員の皆さんに辞令が交付されました。町民の安心・安全な生活を守るため、さらなるご活躍を期待するところであります。

まもなく、令和4年度がスタートいたします。

町政運営の最上位計画である「第6次長期総合計画」や「第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略」に基づき、町体育館の耐震・大規模改修工事やびんぐし湯さん館リニューアル工事の実施をはじめ、デマンド型乗り合いタクシーや各種証明書のコンビニ交付の導入、精神障がい者に対する新たな入院支援の創設など新規事業を積極的に取り入れるほか、子育て支援や高齢者、障がい者に係る福祉施策あるいは産業振興の各事業や教育施策、その他各分野において「輝く未来を奏でるまち」に向けて施策展開を進めてまいります。

県により工事が進む坂城インター先線は、今年度(令和3年度)、千曲川を渡る橋梁の予備設計が実施され、令和5年度の事業化を目途に手続きが進められるとお聞きしております。

本事業の推進は、将来国道18号バイパスへ接続することで、坂城インターチェンジへのアクセスが飛躍的に向上し、産業等の活性化につながることが期待されますことから、関係機関に対し事業区間の早期完成と未事業化区間の早期着手について、より積極的に要望してまいりたいと考えております。

4月4日(金)には各保育園の入園式が行われます。

また、
4月6日午前には町内3小学校で、午後には坂城中学校で入学式が行われます。規模の縮小・時間短縮を図る中での開催を予定しておりますが、
未来を担い、希望を抱く新入園・新入生を祝福したいと存じます。

鉄の展示館では、4
月1日から6月5日まで、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で取り上げられる鎌倉時代に焦点を当てた企画展「鎌倉時代の日本刀展」を開催いたします。多くの皆様にご来館いただきたいと思っております。

また、4月6日から15日までの10日間、「春の全国交通安全運動」と「春の信州地域安全運動」が実施されます。

町民の皆様におかれましては、交通事故や犯罪に遭わないよう、また、巻き込まれることのないよう、より一層のご注意をいただきますようお願い申し上げます。

4月10日(日)には、第23回目となる千曲川クリーンキャンペーンを計画しております。今回は、新型コロナウイルス感染症対策のため規模を縮小し、会場については、大望橋周辺の1箇所、時間も午前8時から1時間程度の予定としております。また、参集範囲につきましても、共催の坂城ライオンズクラブのほか、坂城中学校生徒会の皆さん等に限定させていただき、開催したいと考えているところであります。

コロナ禍の中ではございますが、町のシンボルである千曲川の自然環境を守る取り組みを進めてまいりたいと考えております。

 今冬は、昨シーズンから一転し、雪の積もる日が多く、冬らしい景色が多くみられましたが、桜のつぼみも徐々に膨らみ、春の足音が感じられます。

議員の皆様におかれましては、健康にご留意され、新年度を迎えていただくことをお願い申し上げ、閉会のあいさつとさせていただきます。

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坂城町長 山村ひろし

坂城町 自衛隊に入隊する2人が表敬訪問

 坂城町ニュースより

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3月17日(木)、この春から自衛隊に入隊する町出身の小林義樹さん(写真中央左)と宮下この実さん(写真中央右)が、町長を表敬訪問されました。

小林さんは「胸を張って、人を助けることができるような自衛官になりたい」、宮下さんは「人のためになる強くてかっこいい自衛官になりたい」と抱負をお話くださいました。

お二人は3月の最終週から、それぞれの教育施設に入所するとのことです。ご活躍されることをお祈りします!

坂城町長 山村ひろし

坂城町国際交流協会がウクライナ支援基金、義援金の受付を開始(追記)


【3/18更新】

坂城町国際交流協会が実施している下記の義援金受付について、
3

月18日現在、約367万円

が寄せらせています(うち50万円は、協会の活動資金から)。

協会では、寄せられた義援金を随時現地に送金しており、これまで3月4日に70万円を、3月14日に188万円を送金していますが、これ加え、上記3月18日までの差分109万円を早期に送金することとしています。

なお、協会の義援金の受付は継続しており、集まった義援金は随時送金される予定です。協会の活動に賛同される方は、下記の指定口座への振込、または役場2階企画政策課窓口に設置された募金箱へ義援金をお寄せください。



 【3/11追記】
坂城町国際交流協会が実施している下記の義援金受付について、
3

月11日現在、約208万円
が寄せらせています。

 協会では、いったん、同日まで寄せられた分を早急に現地へ送金することとしています(この208万円のうち20万円に、協会の活動資金から50万円を加えた計70万円を、先行して3月7日に送金済み)。

 なお、協会の義援金の受付は継続しており、集まった義援金は随時送金される予定です。
協会の活動に賛同される方は、下記の指定口座への振込、または役場2階企画政策課窓口に設置された募金箱へ義援金をお寄せください。

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3
月4
日(金)、坂城町国際交流協会の皆さんが、同協会と親交を深めているポーランド ツェレスティヌフ郡において行われているウクライナ避難民受入れ活動に対する支援を目的としたウクライナ支援基金 義援金の受付けをはじめました。

同協会はこれまで、ポーランドにあるワルシャワ日本語学校のサマースクール(ホームステイ)の受入れなどの活動を通じ、ワルシャワ日本語学校や現地ツェレスティヌフ郡との交流を行ってきました。

現在、ポーランド国内にはロシアのウクライナ侵攻から逃れ、多くのウクライナ国民が避難をされており、ツェレスティヌフ郡においても避難民の受入れ活動が行われています。

この義援金募集について、坂城町国際交流協会 会長 安島ふみ子さんは、「この義援金が、避難された方の支援活動の手助けになればたいへん嬉しいです」と話されました。

なお、義援金は、同協会会員に限らず、一般の方からの受付も行っています。


直接持参される場合(窓口受付)
役場2階 企画政策課窓口に募金箱を設置

指定口座への振込の場合
金融機関:八十二銀行 坂城支店(店番号:311)
 名義人:坂城町国際交流協会ウクライナ支援基金
 口座種類:普通口座
口座番号:489110
※振込手数料のご負担をお願いします

※この義援金の寄付については、寄付控除の対象とはなりません。

また、
ウクライナへの直接寄付をご希望の場合は、以下のとおり寄付金の受付を行っております。


直接持参される場合(窓口受付)
坂城町社会福祉協議会窓口、役場1階 福祉健康課窓口に募金箱を設置

指定口座への振込の場合
在日ウクライナ大使館
  金融機関:三菱UFJ銀行 広尾支店(支店番号:047)
  名義人:エンバシーオブウクライナ
  口座種類:普通口座
口座番号:0972597

▼(左から)山村町長、滝沢幸男副会長、安島ふみ子会長、竹内敏正副会長

坂城町長 山村ひろし

【坂城町公式YouTube】坂城町の風景動画ご覧ください

ドローンによる空撮をメインに坂城町の四季折々の風景を紹介する「信州さかき 春夏秋冬」と、桜の名所を紹介する「信州さかき 桜名所5選」の2本の作品を、YouTubeの坂城町公式チャンネルにアップしました。

2作品とも、撮影・編集は上田市を拠点に活動する風景写真家の岡田光司さん、音楽は小諸市を拠点に作曲・演奏活動をされている美馬佳世さんです。

おふたりペアの作品としては、これまでにも、さかき千曲川バラ公園を紹介する「さかき千曲川バラ公園の1日」と「さかき千曲川バラ公園 空撮」の2作品を、同じく坂城町公式チャンネルに掲載しています。


https://www.youtube.com/channel/UClqR3dPyKeWmKneq7UKMMSQ

YouTube坂城町公式チャンネルには、このほかにも、様々な動画を掲載していますので、ぜひご覧ください。

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「信州さかき 春夏秋冬」

https://youtu.be/HdLiu5x_VCQ

「信州さかき 桜名所5選」

https://youtu.be/PmRvAmo1qiI

坂城町長 山村ひろし

中村浩志先生 チャリティー講演会 写真展&ミニコンサート~ライチョウをまもる 地球をまもる~

坂城町特命大使で、国特別天然記念物ニホンライチョウの研究や保護に取り組んでいる、鳥類生態学の権威 中村浩志さんが代表をお務めになっている一般財団法人中村浩志国際鳥類研究所が主催で、「チャリティー講演会 写真展
&
ミニコンサート」を開催します。

 貴重な日本のライチョウの現状と課題について講演されるほか、直接、中村先生とお話できる時間もあるそうです。

 美しい音楽やライチョウの写真とともに、中村先生のお話を楽しんでみてはいかがでしょうか。

パンフレットは以下のサイトからダウンロードできます。

https://hnbirdlabo.org/index.php/charity_lecture/

▼(左から)山村町長、中村先生、清水教育長

 

坂城町長 山村ひろし

坂城町議会 ロシアに対する非難決議 

本日(3月11日)、開会中の令和4年第1回坂城町議会定例会において、ロシアに対する非難決議文が全会一致で可決されました。

以下、ご覧ください。

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坂城町長 山村ひろし

坂城小学校で学有林を利用した薪の販売

先日(3月5日)、坂城小学校で学有林を利用した薪の販売があり、私も購入させていただきました。

6年生が各々役割分担をして作業をしていました。

お疲れさまでした。

以下、坂城町ニュースよりご覧ください。

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3月5日(土)、坂城小学校で6年生が薪の販売を行いました。
 この薪は、昨年度、今の6年生が5年生の時の学有林活動で切った木を馬搬で降ろしてきて1年間乾燥させたものです。
 子どもたちは、販売開始前に、接客の基本のあいさつをみんなで声を出して練習した後、販売、会計、駐車・誘導、運搬の4つのグループに分かれて、それぞれの仕事を頑張っていました。
 販売開始前から待っているお客さんもおり、販売から1時間ほどで2/3ほど売れていました。また、買いに来てくれたお客さんには、ホットココアのサービスもあり、まだ少し肌寒い日には嬉しいサービスでした。
 今回の販売活動は、金融教育のひとつとして行われたということで、モノをつくり、サービスを提供し、対価を得るという流れを楽しみながら学べたようでした。この販売で得た利益は、今後の学有林活動に活かされるとのことです。

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▼私の車まで運んでいただきました。

坂城町長 山村ひろし

山口壮環境大臣様から書面をいただきました

先日、山口壮環境大臣様から書面をいただきました。

これは、さる、2月14日に、坂城町を含む長野地域連携中枢都市圏9市町村(長野市、須坂市、千曲市、坂城町、小布施町、高山村、信濃町、小川村、飯綱町)で、「2050年ゼロカーボン宣言」発出をしたことに対する環境大臣からのメッセージです。

これで、全国で宣言をした自治体は598団体になったそうです。(40都道府県、365市、20特別区、144町、29村)

これまでも続けてきた数々の施策をさらに推進し、充実させていきたいと思います。

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長野県坂城町長 山村 弘 殿

貴町におかれましては、この度、地方公共団体として2050年の温室効果ガスの排出量実質ゼロ(ゼロカーボンシティ)を目指すことを表明されました。

今回の貴町の表明をもちまして、ゼロカーボンシティは国内で 556 地方公共団体となりました。我が国としての2050年カーボンニュートラルの実現に向け、大変心強く感じております。

近年、国内各地で大規模な災害が多発しているところですが、地球温暖化の進行に伴い、今後、気象災害の更なる頻発化・激甚化などが予測されております。こうした私たちの生存基盤を揺るがす「気候危機」とも言われている気候変動問題に対処するため、2050年カーボンニュートラルの実現を目指す必要があります。

現在、政府としては、2050年カーボンニュートラルや 2030 年度 46 パーセン卜排出削滅目標の達成に向け、再生可能エネルギーの最大限の導入などを掲げ、我が国の成長戦略の柱の一 つとしているところです。

環境省としても、脱炭素社会、循環経済、分散型社会への3つの移行を推進し、今までの延長線上ではない、社会全体の行動変容を図ってまいります。

2050年カーボンニュートラルの実現に向けては、今後 30 年間のうち、とりわけこの5年間、10年間が重要です。このため、地域脱炭素ロードマップに基づき、脱炭素先行地域づくりや、脱炭素の基盤となる重点対策の全国実施を進めていく必要があります。貴町及び他のゼロカーボンシティと連携しながら、地域脱炭素の更なる具体化・加速化を進めてまいります。

環境大臣 山口 壮

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坂城町長 山村ひろし

令和4年第1回坂城町議会定例会招集あいさつ(2)

  令和4年第1回坂城町議会定例会招集あいさつ(1)から続く
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 信州さかきふるさと寄附金につきましては、1月
末現在、14,342件・257,450千円で
金額ベースの前年同月比でプラス37.2%と、
果樹類を中心に前年を上回る大変多くの寄付のお申し込みをいただいております

今後も、ふるさと寄附を通じ、町の魅力を全国のより多くの方々に発信し、PRしてまいりたいと考えております。

ポーランドとの交流事業につきましては、コロナウイルス感染防止を鑑み、今年度の訪問事業を止む無く中止といたしましたが、同国の自治体「ツェレスティヌフ郡」側から、改めて訪問のお誘いをいただいており、国内はもとより、訪問先の感染症の状況や国際情勢を踏まえる中で訪問を計画し、緩やかな交流がスタート出来ればと考えております。

続いて、デジタル化の推進に係る事業といたしまして、各種証明書の「コンビニ交付サービス」を導入して参ります。

コンビニ交付は、コンビニエンスストアの複合機に個人番号カードをかざして申請すると証明書が受け取れるサービスで、役場の窓口対応時間外や休日でも全国のコンビニエンスストアで取得することが可能となるものであります。

発行可能な証明書につきましては、住民票、印鑑証明、戸籍証明、のほか、一部税証明を対象としております。

また、国において進める自治体の行政手続きオンライン化により、住民がスマートフォン等から行える行政手続きの増加に対応するため、申請データを町のネットワークに取り込むための環境整備を行うと共に、現在の情報系システムの更新を行い、セキュリティレベルの向上を図り、国、県、他市町村との連携の円滑化を図って参ります。

また、ロボット技術や情報通信技術(ICT)などを生産現場に活用したスマート農業導入に向けて「自動草刈機」の実証事業を計画しております。

本事業は、無人で作業する自動草刈機を樹園地に1ヵ月間設置し、農家の皆さんに直接効果を確認いただくもので、この事業を通じてスマート農業を身近に感じていただき、地域への波及・浸透のきっかけになればと考えております。

健康・福祉・子育て分野につきましては、健康づくりに対する意識の高まりや少子高齢化が進む社会情勢を背景に、今後益々高まることが予想される保健・福祉分野のニーズへの対応や、保健センター、老人福祉センターの老朽化を勘案し、「公共施設個別施設計画」に位置付けられている新たな複合施設について、建設のための準備経費を計上いたしました。

令和4年度は、他自治体の複合施設建設などに携わった専門家の方にアドバイザーをお願いし、内部での課題の洗い出しとともに、建設準備委員会の立ち上げなど、保健・福祉・子育てサービスの充実とともに、幅広い世代のつながりや交流を創出する施設となるよう、建設に向けた準備に着手してまいりたいと考えております。

また、現在、町の福祉医療制度で対象外となっている精神障がい者の精神科への入院医療費について、町単独の助成事業を創設いたします。

精神障害者保健福祉手帳の交付を受け、世帯全員が町民税非課税の方に助成するもので、関連経費を計上しております。

続いて、平成25年6月以降積極的な歓奨が控えられてきた子宮頸がんのワクチン接種につきまして、国の議論を踏まえ、本年4月から勧奨が再開されることから、当町におきましても、対象となる皆様へのご案内など、勧奨再開に向けた準備を進めております。

加えて、これまで積極的勧奨を控えたことにより接種機会を逃した方につきましても、公平な接種機会を確保するため、定期接種の対象年齢を超えた「キャッチアップ接種」を、令和4年度から6年度の時限措置として、公費負担により実施して参ります。

長野県が財政運営の責任主体となり、町においては、県全体の医療費などを賄うための財源として、県が算定した納付金を納める仕組みとなった国民健康保険につきまして、先般、令和4年度の納付金額が提示されたことを受け、町では様々な試算等行なう中で、来年度の保険税率を据え置くこととして、国民健康保険運営協議会でお認めをいただきました。

また、国保に加入する子育て世帯の経済的負担軽減の観点から、未就学児に係る被保険者均等割額について、新年度からその5割を軽減する措置を導入するため、国民健康保険税条例の一部改正議案について今議会に上程したところであります。

次に、学校給食費につきましては、平成26年度に改定以降、令和元年の消費税率の改正の際にも改定せず、創意工夫をしながら、給食の提供に努めて参りました。

そうした中、ここ数年で食材費をはじめ、輸送に係る経費等が総じて高騰している状況にあることから、今年度の給食センター運営委員会におきまして給食費の改定について研究をいただいてきたところであります。委員会の中では、改定もやむなしとの声をいただいたところですが、新型コロナウイルス感染症による厳しい社会・経済状況が今なお続いていることを考慮し、令和4年度につきましては、給食費の保護者負担を増額せず、地域食材の購入費用相当分を町が負担することで、地産地消の推進を継続するとともに、安全安心な給食の提供を継続してまいりたいと考えております。

次に、児童・生徒支援事業につきましては、様々な特性のある子どもやその保護者に対して、就学前の教育相談から就学後の適切な教育支援を行えるよう、教育コーディネーター、教育・心理カウンセラーの配置を行ってまいりました。新年度におきましても、特別支援学級の体制について充実させ、インクルーシブ教育の推進を図って参ります。

子どもたちの海外研修につきましては、今年度、小・中・高のいずれも新型コロナウイルスの感染拡大と終息の見通しが立たない状況から、実施を見送ることといたしました。

例年、夏休みに実施してきた、小学生の中国上海市・実験小学校との交流につきましては、先方と協議する中で、令和4年度における交流事業は中止とすることといたしました。

一方、1年後の来年3月に予定している中学生アメリカ派遣事業、高校生タイ国研修事業につきましては、実施の方向で予算を計上しておりますが、新型コロナウイルス感染症の状況を注視し、実施の可否を判断してまいりたいと考えるところであります。

続きまして、産業振興分野でございます。

町の農業をめぐる情勢につきましては、農業者の高齢化や担い手の不足などにより耕作放棄地の増加が課題となっているほか、国道18号バイパスや坂城インター線先線の整備計画などにより、周辺農地における土地利用の変化にも対応が求められているところであります。

このような状況の中、優良な農業生産基盤の集積・集約化を進め、農業振興施策の総合的かつ計画的な推進を図るため、「農業振興地域整備計画」の見直しを2か年にわたって行うこととしております。

令和4年度は、現状分析のための調査やアンケート調査を実施し、関係の皆さまの意見を集約しながら、当町の農業振興の目指すべき方向性を定め、計画見直しの基礎となる資料を作成して参りたいと考えております。

続いて、欠口排水樋門につきましては、千曲川の増水時などに手動で開閉操作を行っており、多くの時間と労力を要しておりましたが、樋門の電動化を実施し、有事の際の迅速な対応と樋門管理者への負担軽減を図って参ります。

また、町有林に係る安全対策として、千曲市と隣接する苅屋原地区 比丘尼石(びくにいし)地籍の岩塊について崩落する危険性があることから、現在行っている状況調査の結果に基づく対策工事を実施して参ります。

次に、松くい虫防除対策につきましては、健康に対する配慮など地域住民や関係者の皆さまとの情報交換によるリスクコミュニケーションの強化に努める中で、引き続き長野県の指導をいただきながら、空中散布及び無人ヘリ散布のほか、伐倒駆除、樹幹注入、植樹など、総合的な防除対策を講じて参ります。

また、地域住民が主体となって設置する有害獣対策の侵入防止柵につきましては、今年度、入横尾地区で設置に着手し約400mが完了しております。来年度も引き続き同地区での設置を進めて参ります。

移住定住・就職支援事業では、町内事業所の人材確保及び学生の就職支援を行うため、合同企業説明会や企業セミナーなど、対面式やオンラインのそれぞれのメリット等を活かした支援事業を行い、就職を契機とした移住定住の促進を図って参ります。

坂城テクノセンターにおきまして、非接触型三次元測定機の導入が予定されており、導入費用の一部について支援を行う計画としております。

本測定機の導入により、企業の製品・部品における加工精度の迅速保証が可能となりますので、昨年8月、全国に先駆けて導入した「金属3Dプリンタシステム」と共に、町内企業の技術力の向上につながることを期待するところであります。

坂城町国際産業研究推進協議会では、今年度計画しました海外視察研修について、新型コロナウイルス感染拡大により延期となったことから、令和4年度にフランス及びイタリアへ進出している町内企業の現地法人を視察する予定としております。今後の企業経営や販路拡大などに活かす研修であり、町の工業振興を図るうえで重要なことから実施に必要な予算を計上いたしました。

また、間もなく竣工を迎える、新工業団地の調整池について、平時には、スケートボードやストリートバスケットの練習の場などとして多目的に活用ができるよう、アスファルト舗装を行うと共に、必要な備品を整備し、新たな集いにつなげて参りたいと考えております。

続いて、中心市街地の賑わいと地域の活性化の推進ですが、鉄の展示館西側の土地の有効的な利活用について、今年度、町商工会や観光協会、地元区などによる意見交換会行ってきましたが、来年度については、観光や商機能の中核となり、地域の憩いの広場、避難場所としても利用できるよう、基盤となる造成工事を実施して参ります。

また、鉄の展示館では、来年度、「鎌倉時代の日本刀展」、「第12回 新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」、「宮入行平生誕110周年記念展」のほか、鉄の展示館開館20周年を記念して「二次元VS日本刀展」の開催を予定しております。日本刀の魅力や美しさなどを、大勢の皆さんに体感いただきたいと思っております。

続きまして、生活基盤の向上のための施策について申し上げます。

町道A01号線つきましては、今年度、酒玉工区の事業が完了することから、新たに保地工区に着手して参ります。

保地工区につきましては、昨年の地権者説明会の後、現地測量を実施し、1月に地権者の皆様に道路線形案を提示させていただきました。今後、道路拡幅に向け、詳細な測量及び設計を実施し、関係する皆様にご説明させていただく中で進めて参ります。

また、金井工区につきましても、引き続き建物を含めた用地交渉を進め、早期完成を目指して参ります。

橋梁修繕事業につきましては、引き続き昭和橋の床板下面補修工事等を進めると共に、役場入口の64号橋の改良工事を進めて参ります。

下水道管渠の整備につきましては、現在、地形等の要因により未整備となっている箇所のうち村上地区及び中之条地区の整備を進めており、今年度末の整備面積は93%の進捗となる見込みとなっております。来年度以降、引き続き未整備となっている地区の整備を進めて参ります。

さて、現在、県におきまして、都市計画マスタープランの変更に伴う都市計画の計画体系の見直しが進められており、生活圏を単位とする10圏域を都市づくりの計画単位として、今年度内に都市計画決定される見通しとなっております。

町におきましても、第6次長期総合計画の方向性や、県計画の決定等を踏まえ、町の都市づくりの指針となる「坂城町都市計画マスタープラン」を策定して参ります。

続いて、新公共交通につきましては、関係の皆様の意見を踏まえる中で、これまでの循環バスに加え、より利便性の高い新たな公共交通システムとして、地元タクシー会社の協力による乗り合いデマンドタクシーの実証実験を行って参ります。

運行に必要となる許認可手続きについては先月17日に完了し、現在、4月からの運行に向けて利用者パンフレットの配布や利用者登録、交通事業者の受付システム改修などの、準備を進めている状況であります。

以上、令和4年度の主要な施策について申し上げました。

今議会に審議をお願いする案件は、専決報告2件、変更請負契約の締結1件、一般会計補正予算1件、令和3年度特別会計予算1件、条例の一部改正3件、字の区域の変更1件、町道路線の廃止、認定、変更が各1件、令和4年度の一般会計予算及び特別会計予算5件の計18件でございます。

よろしくご審議を賜り、ご決定いただきますようお願い申しあげまして、招集のあいさつとさせていただきます。

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坂城町長 山村ひろし