老子の続き(第73章)

「勇敢」という言葉がありますが、果たしてそれで良いのだろうか。 老子の問いかけです。 

 勇於敢則殺、勇於不敢則活。此兩者、或利或害。天之所惡、孰知其故。是以聖人猶難之。天之道不爭而善勝、不言而善應、不召而自來、繟然而善謀。天網恢恢、疏而不失。

                                   

 敢(かん)に勇なれば則(すなわ)ち殺(さつ)、不敢に勇なれば則ち活(くわつ)。 此の兩者、或(ある)いは利或いは害。 天の惡(にく)む所、孰(たれ)か其の故を知らん。 是(ここ)を以て聖人も猶(な)ほ之を難(かた)しとす。 天の道は、爭わずして善く勝ち、言わずして善く應じ、召さずして自(おのずか)ら來たり、繟然(せんぜん)として善く謀る。 天網(てんもう)恢恢(くわいくわい)、疏(そ)にして失はず。

                                      

 あまりにも果敢に行動する者は死に至り、慎重な態度をとっている者は生きながらえることが出来ます。 この両者の生き方にはそれぞれ利害があります。 しかし天の判断するところを誰が知ることが出来るのでしょうか。 この点から、聖人と言われる人にとってもその判断は難しいのです。 天の道は争わずして勝ち、言わずとも応答し、呼ばないのに到来したり、ゆったりと物事を最善の方法で裁くのです。 天の法網といわれているものは大変大きく、目も粗いのですがしっかりと見ていて、何事も捉えられないことは無いのです。

                                

 「 天網(てんもう)恢恢(くわいくわい)、疏(そ)にして失はず。」

 これも有名な言葉ですね。

 最近、何十年も指名手配だった逃亡犯が捕まっていますが、正に、「天網恢恢、疏にして失はず」ですね。 政治の悪いところも御目こぼしなく矯正してもらいたいものです。

                            

 坂城町長 山村ひろし

 

坂城町での能楽教室

昨日(10月22日)、南条小学校と坂城小学校で、重要無形文化財総合指定保持者で観世流の能楽師である松木千俊先生と坂城松謳会による能楽教室が開かれました。

内容については坂城町のホームページに記載されていますが、松木先生のブログにも書いていただいています。

以下、松木先生のブログから。

http://www.matsunokai.com/

以下は坂城町のホームページから

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 10月22日(月)小学生能楽教室

能楽教室01

▲児童による仕舞「紅葉狩り」

  10月22日(月)、南条小学校と坂城小学校で、重要無形文化財総合指定保持者で観世流の能楽師である松木千俊先生と坂城松謳会による能楽教室が開かれました。(写真は南条小学校)

  児童たちは、まず松木先生から能についての話を聞き、実際に能の面(おもて)をつけたり、坂城松謳会の海野師範から「猩々(しょおじょお)」という曲目の謡(うたい)を習いました。謡の練習では、発声の仕方や音程を習い、児童たちは一生懸命を声を出して謡っていました。
  その後、能楽を習っている三井愛子さんと宮嶋英恵さん(ともに6年生)がステージで普段の練習の成果を発表(仕舞「紅葉狩り」)し、松木先生による仕舞「鞍馬天狗」も披露されました。普段なかなか触れることのない本格的な能の世界に触れ、児童たちは興味深く授業を受けていました。

能楽教室02-05

エネルギーあふれる松木先生のご指導に頭が下がります。

坂城町長 山村ひろし

坂城町食育・学校給食センターでの食育教育

本日(10月23日)、坂城町食育・学校給食センターで坂城小学校2年生を対象にした「食育教育」が行われました。

坂城町では平成22年3月に「坂城町食育・学校教育センター」を開設し単に学校給食を供給するだけでなく坂城の子どもたち、保護者の皆さんに対する食育活動を通じて町民の健康づくりを推進しています。

本日は坂城小学校の2年生にセンターの施設でどのように給食が作られるのかを見学してもらったあと、中野加代子先生のご指導で食育の勉強をしたあと小学校にもどりその給食を食べてもらいました。

中央:栄養教諭の中野加代子先生

中野先生によると、坂城町は他の地区に比べて「塩分過多」の料理が多く、気になっているとのことでした。

子どもも含めて塩っ辛い食事を好むようで、家庭の料理から改善しなくてはならないとのことです。

私も血圧を気にするような年齢になってきましたので食事には気を付けたいと、思いを新たにしました。

坂城町長 山村ひろし

坂城町企業工場見学・就職情報交換会

本日(10月23日)、テクノハート坂城協同組合主催の「坂城町企業工場見学・就職情報交換会」が坂城町 テクノセンターで開催されました。

今年は県内外の大学関係から19の学部、企業側から12社のご担当の方々にお集まりいただきました。

午前中の工場見学を含み学校就職担当者と企業採用担当者の方々の熱心な情報交換会ならびに懇親会が開催されました。

企業を取り巻く状況、また、採用状況もますます厳しいものとなっているなかでこのような活発な活動がなされるところに坂城町のエネルギーを感じます。

毎年、このような活動を通じて20名以上の方の採用が決まっているそうです。

坂城町長 山村ひろし