最近、あるところから、個人的に男谷燕斎(おだに えんさい)の書を入手しました。
(男谷燕斎については以下のサイトをご覧ください。)
http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=30345
「山歸萬古春」と書かれているこの書の書かれた場所、時期などは不明ですが、書体、落款などから燕斎の書と思われます。
「山歸萬古春」は中国の代表的な詩人である杜甫(712年~770年)の「上白帝城二首」にある「天欲今朝雨,山歸萬古春(天 今朝、雨を欲し、山 萬古の春に帰す)からとられたものだと思います。
もし、燕斎が江戸後期の坂木の代官時代に地元の山々を見ながら書いたものだとしたら素晴らしいですね。(この書の真贋も含め坂城町の学芸員に調べてもらっています。)
坂城町長 山村ひろし