坂城町は春爛漫、大変すばらしい気候となっています。(若干、雨もほしくなってまいりましたが。)
各地で春のお祭りが開催されています。
先日も中條神社の例大祭に参列しましたが、昨日(4月27日)は日吉山王神社の春季例大祭にお邪魔したのちに上平、自在神社の太太神楽の舞を拝見しました。
日吉山王神社の例大祭は地元の4区(田町、四ツ屋、御所沢、横町)が交代で運営されています。
また、併せて、子供の奉納相撲も開催されるなど大変にぎやかなものでした。
力いっぱい、奉納相撲
さて、坂城町の文化財に指定されている自在神社の太太神楽は明治の中頃、氏子の大橋代太郎氏(1855~1920)が中心となり戸隠神社の太太神楽を参考に復興したものといわれています。
舞は八つ(八座)で構成されており各々が物語として展開される素朴で、優雅で、壮大なものです。
構成は、「榊の舞」、「鉾の舞」、「扇の舞」、「剣の舞」、「大道の舞」、「岩戸開きの舞」、「翁の舞」、「撒供の舞」の八です。 (なお、この中の「翁の舞が」現在では失われており演じられておりません。復活されることを願っております。)
上演時間は全部で一時間半にもなるもので、地元の方々が代々継承されておられることに敬意を表します。
また、このような素晴らしい太太神楽をご覧になる方があまりにも少ないことも残念に思います。 もっともっとPRする必要があるのではないでしょうか。
第二座「鉾の舞」
第三座「扇の舞」
第五座「大道の舞」
なお、昨年度の事業で、坂城町各地で継承されております、すべての神楽を上田ケーブルさんのご協力を得て、DVDに収録いたしました。
近々、DVDの発表会、贈呈式を開催する予定にしております。
今後とも、このような伝統文化が継承されますます発展されるよう祈念します。
坂城町長 山村ひろし