新たな 男谷燕斎の書

本日(12月24日)、千曲市・坂城町の公平委員であられる、堀内重徳さんが、以前、何回かご紹介させていただいている男谷燕斎の書をお持ちいただきました。

最近、ご自宅の蔵を整理された際に新たに発見されたそうです。

書を拝見すると、男谷燕斎の落款、署名から真筆に間違いないようです。 素晴らしいですね。

内容は 「雖小道必有可観者焉」 (論語子張第十九の四 の一部)です。

 

右:堀内重徳さん  

 

全文は 「子夏曰、雖小道必有可観者焉、致遠恐泥、是以君子不為也」です。

意として、 

「子夏曰わく、小道と雖も(いえども)必ず観るべき者あり。遠きを致さんには泥(なず)まんことを恐る、是(ここ)を以て君子は為さざるなり。 」

「小さな技芸の道であっても、もちろん見るべきところはある。。 しかしながら、物事の本質までの道を極めようとするには、小さなことごとは邪魔になる。 したがって、君子と言われる人は小さな道を行かないのである」
 

この書はしばらくの間、坂城町役場の町長公室でお預かりします。 ありがとうございました。

坂城町長 山村ひろし