74年ぶりに戻った日章旗

本日(6月8日)、須坂市井上地区の竹前さんのお宅へお邪魔しました。

約半年前に私の友人から入手した、出征時に寄せ書きされた日章旗を竹前重信さん宅にお渡ししたのです。

この半年、多くの方のお世話になり漸くご実家が分かりました。

 

 

この日章旗は竹前重信さんが昭和14年に陸軍に志願兵として入営する際にに親戚や近隣の方々、友人などから武運長久を願って寄せ書きがされたものです。

しかしながら、昭和17年8月8日、中国河北省で敵に包囲され銃撃を受け戦死されました。

その際に身につけられていた日章旗です。

竹前重信さんが戦死された当時の戦況、様子などの記録は後刻送られており、そのときの状況がよく分かりました。 果敢に戦ったけれども、多勢に無勢であったそうです。

                     

竹前重信さんの仏前で。右:竹前重信さんの甥の公弘さん

 

随分時間がかかりましたが、多くの方のご尽力により、本日、ご親族にお渡しすることができ感無量です。

坂城町長 山村ひろし