昨日(6月18日)、鉄の展示館ホール(中心市街地コミュニティセンター多目的ホール)で、第7回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会が開催されました。 鉄の展示館で開催されるのは3年目です。
経済産業大臣賞は作刀部門の明珍祐介さんに贈られました。
また、今回は授賞式に先立ち、金沢工業大学畝田教授から、「姿・機能・感性評価に着目した日本刀の『美』に関する工学的解析と考察」 というテーマで研究成果が発表されました。
昨年、金沢工業大学と坂城町、さかきテクノセンター、テクノハート坂城協同組合との連携協定を締結いたしましたが、今回の研究報告もその連携協定の一環です。
畝田教授の研究テーマは「名刀はどうして美しいのか」というもので、初めて日本刀を 「科学する」 ものです。 今後の研究成果に期待したいと思っています。
研究発表される畝田教授
左:(公益)日本刀文化振興協会会長柳井俊二さん、、右:靖国神社宮司徳川康久さん
今年の坂城町長賞は刀装部門・白鞘の森隆浩さんに
以下、坂城町ニュースよりご覧下さい。
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第7回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会授賞式
▼授賞式の様子
▲左から、河内一平さん、上山陽三さん、根津 啓さん
6月18日(土)、中心市街地コミュニティセンターで、公益財団法人日本刀文化振興協会による「第7回新作日本刀 研磨 外装 刀職技術展覧会」の授賞式が開催されました。
本展は、作刀、研磨、外装という日本刀製作技術を一同に集め、技術の向上、人材育成を図るとともに、その成果を広く公開して、総合芸術である日本刀文化の理解を深めてもらうため、平成22年から開催されているもので、今年は鉄の展示館で本日から8月21日(日)まで開催されています。
今年の応募総数は76点。作刀、研磨、外装の各部門に優秀な作品が出品され、厳正な審査の結果、坂城町無形文化財の宮入小左衛門行平刀匠の一門である上山陽三さんが公益財団法人日本刀文化振興協会会長賞、根津 啓さんが金賞第一席、河内一平さんが金賞第ニ席を、作刀部門でそれぞれ受賞されました。また、今回は同時開催として、第1回特別公開部門"Sword Oshigata Art"部門の表彰も行われました。
本展開催期間中は、日本刀に関するさまざまなイベントも催されますので、興味のある方はぜひご参加ください。
▼展覧会の様子
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坂城町長 山村ひろし