本日(8月15日)、坂城町文化センターで、第62回坂城町成人式が開催されました。
第62回成人式で挨拶
新成人者に記念品などプレゼント
以下、成人式でのご挨拶文を掲載させていただきます。
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平成29年8月15日 成人式
皆様こんにちは。坂城町長の山村です。
新成人の皆様、成人式おめでとうございます。
元気いっぱいの皆さんに今日、お会いできることを何よりうれしく思います。
また、今日まで暖かい愛情を持ってお子さんを立派に育て上げられたご家族、保護者の皆様に心より、お祝いとお喜びを申し上げます。
かさねて、本日、ご多用のところ本式典においで頂いた、塩野入議会議長殿をはじめ多くのご来賓の皆様に御礼申し上げます。
さて、坂城町では成人式を毎年、終戦記念日に開催しています。
以前は1月の成人の日に開催していたこともありますが、冬、雪の中での開催が難しい場合がありました。
一方、8月の開催ですと、お盆の時期で新成人の皆さんが帰省しやすい時期であることと、8月15日の終戦の日にあたり、あらためて命の大切さ、平和の大切さ、国のあり方などを考える良い機会になることで、本日の開催になりました。
今年の対象者数は169名ですが、そのうち75%にあたる、127名の方に参加いただきました。
皆さんは今日の成人式を迎えてどのような心境でしょうか。
成人式を迎えられた皆様の中にはすでに社会に出て働かれておられる方、学生の方、働きながら勉強をされておられる方がおられます。
また、坂城の中で家業を継がれておられる方、遠く坂城を出て活躍されておられる方々などいろいろな立場で本日おいでになっておられると思います。
久々に懐かしい方々との旧交を温められ、心躍る感傷に浸っておられる方々も多いかと思いますが、折角の節目でありますので、皆さんが成長されたこの20年間を、お世話になった方々への感謝の念をも抱きながら種々思いをはせていただきたいと思います。
また、今年は坂城町で開催される、第62回目の成人式ですが、戦後72年の年となりました。
今日は、成人を迎えられたこの機会に、これからの日本の平和の在り方についても考えていただきたいと思います。
さて、私の大切にしている言葉に「意味のある偶然」という言葉があります。
これは私が使い始めて、いろいろな機会にお話しています。
人は毎日、毎日いろいろな人と「偶然的出会い」を続けています。
皆さんの多くは、この坂城町で生まれ、育ちました。
そして、保育園、幼稚園、小学校、中学校、高校、大学、あるいはいろいろな職場で毎日、いろいろな人と「偶然的な出会い」を続けています。
しかしながら、この「偶然」を単なる「偶然」として送りすごすか、自発的な能動的なアクションをとることにより「意味のある偶然」にするかどうかはその人の人生にとって大きく意味合いが違ってきます。
毎日毎日、刻一刻と「偶然的な出会い」が皆さんの前に訪れます。
これからの人生にとって、この「偶然的な出会い」を「意味のある出会い」にするよう心がけていただければと思います。
いくつか関連したお話をします。
まず、皆さんよくご存知の、日野原重明さんが先月105歳でお亡くなりになりました。
日野原先生は100歳を越えても現役の医者として活躍し、たくさんの本をお書きになったり、ミュージカルの脚本をお書きになったりしていました。
日野原さんは生前「命」について、いろいろな講演会、著書で述べられていました。
それは、「命」とは何かです。
日野原先生は常に、「皆さん、皆さんの命は見えますか。」という問いかけをされます。
命は見えません。「命」とは皆さんの持っている「時間」のことだというのですね。死んでしまったら自分で使える時間もなくなってしまわけです。
したがって、一度しかない自分の時間、命をどのように使うかしっかり考えながら生きていってほしい。
さらに言えば、その命を今度は自分以外の何かのために使うことを学んでほしい。ということです。
さきほど、私が申し上げた「意味のある偶然」も含めて、それを意味のある「時間」として使っていただければということですね。
また、私は、毎年、成人式に際して、「命」の大切さについてお話をしています。これは毎年同じ話をしています。
さて、皆様方は、ご両親から頂いた「命」の大切さについてどう考えておられるでしょうか。
昨今、毎日のように悲惨なニュース、それも今までは考えられなかったような事件が発生しています。
皆さん、私は「命」は大自然からお借りした大切な「宝物」だと思っています。
皆さんの命は皆さんのご両親が突然作り出したものではありません。皆さんのご両親、ご両親のご両親、どんどん遡れば地球誕生から約46億年、宇宙の起源から考えれば約130億年前から営々と皆様のDNAが脈々と続いてきているわけであります。
大自然からお借りした「命」を立派に、立派に磨き上げ再び大自然にお返ししなくてはならないのです。
仮に、皆さんが友人からゲーム機を借りたとします、これを傷つけたり、べたべたに汚して返したら皆さんの友人は何と思うでしょう。
借りた時以上に見事に磨き上げピカピカにして返したら皆さんの友人は何と喜ぶことでしょう。皆さんの「命」もこのようにピカピカにして命を全うし、大自然にお返ししなくてはならないのです。
今から72年前、戦時中では成人するということは即、戦場に行くということでありました。敵と戦うということでありました。見も知らぬ人間の命を奪う戦いをせざるを得ないということでもありました。今日、この際にもう一度皆様方各々で皆さんの「命」の大切さについて考えていただきたいと思います。
本日は、皆様で成人式のお祝いをするとともに、世界の平和についても皆様でディスカッションをしていただければと思います。
以上で平成29年度成人式のお祝いのご挨拶とさせていただきます。
ご清聴ありがとうございました。
平成29年8月15日 坂城町長 山村弘
以下、成人式の様子を坂城町ニュースよりご覧ください。
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第62回坂城町成人式
▲記念式典
▼成人のことば(柳澤恭平さん)
8月15日(火)、文化センターで、第62回坂城町成人式が開催されました。坂城町の成人式は、1月の「成人の日」ではなく、毎年8月15 日に開催するのが通例となっています。町の今年の成人者は、平成8年4月2日から平成9年4月1日までに生まれた169名で、本日はそのうち126名が出席し、久しぶりの再会を喜び合う姿が見られました。
記念式典では、坂城町の歌を全員で合唱し、成人者を代表して柳澤恭平さんがあいさつを述べられたほか、山村町長から記念品が贈られました。
その後に行われた、新成人からなる成人式実行委員の皆さんによる「成人祭」では、中学時代の先生からのお祝いの言葉や抽選会が行われ、とても盛り上がっていました。
新成人の皆さん、成人おめでとうございます!
▼成人祭
クラスごとの記念撮影
1組
2組
3組
4組
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坂城町長 山村ひろし