平成27年第3回坂城町議会定例会

 本日(9月1日)、平成27年第3回坂城町議会定例会が開催されました。

 以下、招集の挨拶を掲載させていただきます。

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平成27年第3回坂城町議会定例会招集あいさつ >

 本日ここに、平成27年 第3回 坂城町議会定例会を招集いたしましたところ、議員の皆様全員のご出席をいただき開会できますことを心から感謝申し上げます。 >

さて、本日、南条小学校におきまして、始業前に「新校舎はじまりの会」が開催され、いよいよ新校舎での授業が始まりました。>

 南条小学校につきましては、校舎の老朽化と耐震性の確保が大きな課題でありました。>

 私が1期目の町長に就任した平成23年度から学校施設のあり方の検討を開始し、全面改築の方針を決定、そして基本設計、実施設計を行い、昨年8月から改築工事を行ってまいりました。足掛け5年の歳月を経て、この度、新校舎が完成の運びとなり、8月28日には内覧会、見学会を行い、関係する皆様、地域の皆様に新校舎をご覧いただいたところであります。>

ここに至るまでには、大勢の皆様の多大なご理解とご協力をいただき、改めて厚くお礼申し上げる次第であります。>

新校舎への引っ越しにつきましては、PTA作業として、保護者の皆様にもご協力をいただきました。重ねてお礼を申し上げます。>

今後、改築工事は、旧校舎の解体、グラウンドの造成、外構工事などを行い、平成28年3月の竣工を目指し、引き続き、安全な施工に努めてまいります。>

子どもたちが新校舎での生活に早期に慣れ親しんでもらい、豊かに成長できるよう期待をするところであります。 >

続いて、坂城町を取り巻く経済状況について申し上げます。>

 中国経済の減速懸念を背景に世界の金融市場の動揺が続いております。中国人民銀行は、世界で続いた株安の連鎖を阻止するため、緊急の追加利下げに踏み切りました。中国政府の発表では、4月から6月期のGDPの成長率は、政府目標であった7%台を維持したようでありますが、輸出の減少、地方を中心とした景気の減速感が続いております。>

 アメリカでは、緩やかな回復傾向が見られますが、日本の、とりわけ輸出産業にとっては、依然として、先行きが不透明な状況が続くと考えます。>

今後も、世界経済につきましては、注視して行く必要があると考えます。 >

日本国内の状況につきましては、政府が発表いたしました4月から6月期の国内総生産(GDP)速報値は、輸出と消費が振るわず、3四半期ぶりにマイナス成長となりましたが、落ち込みは一時的で7月から9月期以降は、プラス成長に戻るという見方であります。 >

また、7月に実施いたしました町内の主な製造業20社の経営状況調査では、生産・売り上げとも前回調査時の3カ月後の見込みと比較して若干の減少とはなったものの、ほぼ横ばいの状態であり、前年同期との比較でも、7期連続のプラスではありますが、ほぼ横ばいの傾向であります。3カ月後の見込みは、全体的には回復していると感じている企業は多いものの、得意先の生産変動等のリスクを抱えている企業もあります。 >

 このような町を取り巻く経済状況の中、設立から20年を迎えた「さかきテクノセンター」では、6月に「テクノセンター見直し検討委員会」を立ち上げ、現在、これまでの20年の実績を踏まえながら、次の20年を見据えた町内企業への技術支援などのあり方について、検討を進めているところであります。>

町といたしましても、引き続き、商工会、テクノセンター及びテクノハート協同組合と連携し、町内企業の優れた技術と製品の紹介、ものづくり力の発信や人材確保及び育成を図るとともに、本年度で3年目となる「坂城町コトづくりイノベーション補助金」事業など、時代の変化を先取りした取り組みに対する支援を積極的に実施していくため、経済状況調査を始め、様々な情報を収集し、企業ニーズを把握する中で、対応を図ってまいりたいと考えております。 >

さて、平成26年度の決算状況について申し上げます。>

 まず、歳入につきまして、>

町民税は、景気の回復基調により、個人、法人とも前年を上回る税収となり、特に法人については円安などの追い風も受ける中で、輸出関連企業の業績が好調だったことから、トータルでは、前年度対比プラス40.6%の大幅な伸びとなりました。固定資産税については、土地価格の下落等によりマイナス0.1%とわずかながら減少いたしましたが、町税全体では、プラス15.3%、3億56,000千円の増収となっております。>

地方交付税につきましては、普通交付税において、算定の基礎となる基準財政需要額が増額算定されたことで交付額が増額となり、交付税全体でプラス5.9%、72,500千円の増額となりました。>

基準財政収入額と基準財政需要額を用いて算出される財政力指数につきましては、3カ年の平均値が0.639で、県内における順位については昨年と同じく、77市町村中6番目、町村の中では軽井沢町、南相木村に次いで第3位となっております。>

国庫支出金につきましては、南条小学校建設に係る「学校施設環境改善交付金」や、消費税率の引上げに伴い実施しました「臨時福祉給付金」等に対する補助金により、プラス36.3%1億49,000千円の増額となりましたが、県支出金につきましては、一昨年の特別養護老人ホームに対する補助等が終了したことに伴い、マイナス12.1%、49,500千円の減額となっております。>

また、繰入金につきましては、前年度に対し2億36,000千円の増、町債につきましても98,000千円の増と、いずれも南条小学校の建設事業に伴う、文教施設整備基金からの繰入金及び学校教育施設等整備事業債の発行により大幅に増加しております。>

歳入全体では、前年度対比プラス17.1%となる68億96,000千円であります。 >

 一方、歳出につきましては、歳出の中でも比較的大きな割合を占めております扶助費について、障害者自立支援給付の増加などに加え、臨時福祉給付金事業、子育て世帯臨時特例給付金事業等の実施により前年度対比プラス8.6%と増加しております。>

普通建設事業費につきましては、継続事業の町道A01号線道路改良事業や橋梁修繕事業の他、南条小学校建設の本工事に着手したことで、前年度に比べ2倍を超える大幅な増となりました。>

その他経費の内、物件費は有害鳥獣対策や松くい虫防除対策事業の増額等に伴い8.3%の増、補助費等は坂城駅エレベーター設置工事負担金などの支出により9.8%の増となった他、積立金については文教施設整備基金への積み立てなどにより前年度に対し3.1倍となっております。>

また、人件費は、国の要請に基づく職員給与の減額措置が終了したことにより、8.1%の増、一方、公債費については、地方債残高の減少に伴いマイナス4.5%と減少している状況であります。>

歳出全体では、前年度対比プラス19.8%となる68億13,000千円の決算であります。 >

 なお、平成26年度決算を受けての財政健全化法による財政指標につきましては、実質赤字比率、連結実質赤字比率はともに、一般会計及びすべての特別会計において黒字であります。>

起債発行時の制限の基準となります実質公債費比率については、前年対比マイナス2.3ポイントとなる11.3%、公債費等の将来負担の重さを表す将来負担比率についても、地方債残高の減少などにより、マイナス23.3ポイントとなる1.6%と、いずれの指標につきましても改善しており、健全といえる状況にありますが、引き続き、将来にわたる負担の軽減、健全な財政運営に努めてまいります。>

 なお、詳細の決算状況につきましては、後ほど担当課長から説明をいたします。 >

さて、27年度事業の進捗状況並びに9月補正に計上いたしました、主な内容について述べさせていただきます。

国の「地域活性化・地域住民生活等緊急支援交付金」事業を活用し、町の消費喚起、地域経済の活性化を図ることを目的とした「坂城町プレミアム付商品券」につきましては、7月1日から5日まで販売いたしました一般枠7,650セットの商品券について、大勢の皆さんにご購入いただき完売をいたしました。同じく、子育て世帯枠の商品券については、これまで7割の世帯にご購入いただいております。>

対象となる子育て世帯には、引換証を配布しております。引換証をお持ちの方は、お早めにご購入されますようお願いいたします。>

 なお、商品券の利用状況につきましては、5割を超える商品券が利用されており、5,000万円以上の消費がされております。商品券の利用期限は、今年の12月31日までとなっておりますので、お忘れなくご活用いただきますようお願いいたします。

 これからの進むべきまちづくりの方向性を示す「第5次長期総合計画後期基本計画」につきましては、前期における施策の評価を行い、まちづくりの主要課題を整理して、今後5ヵ年の計画をまとめる作業を進めております。 >

また、「坂城町人口ビジョン」及び「坂城町まち・ひと・しごと創生総合戦略」の策定につきましては、策定支援業務についてプロポーザル選考会で委託業者を決定し、まず、人口ビジョンについて現状分析に必要な調査を行い、8月31日に「長期総合計画策定審議会」に併せ開催した、「坂城町まち・ひと・しごと創生総合戦略策定懇話会」において、目指すべき将来の方向や人口の将来展望をお示しさせていただいたところであります。>

今後につきましては、町民の皆さんや転出者向けの抽出アンケート調査を実施し、その結果を踏まえ、人口ビジョンの作成を行い、説明会などを開催するなかで来年2月には、人口減少対策として総合戦略の策定を進めてまいります。 >

ワイナリー形成事業につきましては、町の試験圃場で栽培している6銘柄のうち、3銘柄について、この圃場初の収穫が見込まれますので、試験的ではありますが、ワインの委託醸造を予定しております。>

なお、昨年ワインぶどうが鳥獣被害にあったことを踏まえ、本年度は圃場周囲に、ハクビシンなどの進入防止対策を行なったところであります。>

また、6次産業化に向けた取組みといたしましては、長野大学と連携し、ワイナリー事業全体のビジネスデザインを作成する計画となっております。>

ワイナリー形成を進める中で、町内事業者の参画による新たな産業づくりや、ワイン用ぶどうの生産振興による農業の活性化など、町民の皆さんが参画するまちづくりを想定したビジネスデザインを作成していく考えでおります。

 平成27年国勢調査が本年10月1日を基準日として、全国一斉に実施されます。この調査は、日本国内に住むすべての人と世帯を対象とする国の重要な統計調査で、その結果は私たちの「暮らし」や「まちづくり」に重要な資料として活かされます。>

 今月から来月にかけて、調査員がお願いに伺いますので、町民の皆さんのご協力をお願いいたします。

  9月21日の敬老の日を迎えるにあたり、町では長寿のお祝いと敬老の意を表し、9月5日(土)と6日(日)の2日間にわたり、米寿、白寿、100歳以上の方々を対象とした敬老訪問事業を実施いたします。 >

本年度は、88歳の米寿の方が94名、99歳の白寿の方が4名、100歳以上の方が15名、全体では113名の方が対象で、最高齢の方は、明治43年生まれの105歳の女性でございます。 >

 消費税率の引き上げによる経済的負担を緩和するための臨時福祉給付金及び子育て世帯臨時特例給付金につきましては、昨年度に引き続き、所得の低い方や子育て世帯に対し、臨時福祉給付金が対象者1人につき6,000円、子育て世帯臨時特例給付金が対象者1人につき3,000円が支給されます。>

坂城町におきましても、7月上旬に該当と思われる方又は世帯に対し、申請書類を送付いたしました。現在、提出していただいた書類の確認作業を進めており、9月末までの受付分につきましては、10月中に申請者の指定口座に振り込む予定であります。 >

また、県では、多子世帯への支援事業として、多子世帯応援クーポン券の配付を実施いたします。対象となる世帯は、年度末の年齢で18歳以下の子どもが3人以上の世帯であります。>

 クーポン券につきましては、第3子以降の子ども一人につき10,000円分のクーポン券が発行され、利用できる期間は9月中旬から来年1月末が予定されております。>

 対象となる世帯には、町を通して申請をしていただくようになりますので、今後、町から該当する世帯に順次、申請書等を送付してまいります。>

対象となる世帯の皆さんにおかれましては、是非、ご活用いただきたいと思います。 >

8月1日(土)、「第38回坂城どんどん」が開催され、オープニングでは、観世流能楽師で重要無形文化財総合指定保持者である松木千俊さんを坂城町特命大使に委嘱いたしました。松木さんは、びんぐしの里薪能での公演やこども能楽教室において、町の小学生に能楽の指導をされるなど、町の芸術文化の振興にご尽力いただいております。伝統芸能の能楽の第一人者に坂城町をPRしていただく特命大使をお引き受けいただいたことを大変喜ばしく思っております。>

また、夜の踊り流しでは、47連、約1,300人の方にご参加いただき、加えて、今回も、ガングルオンの皆さんのご協力により、3部目の踊り流しは生演奏で行いました。参加された皆さんは、真夏の暑さを吹き飛ばす盛り上がりを見せ、とても嬉しく感じたところであります。 >

9月4日(金)には、「第22回テクノさかき工業団地まつり」が、開催されます。>

工業団地内企業の福利厚生事業の一環として行われてきたお祭りも、コンサートや花火大会など大勢の町民の皆さんにご好評いただいており、「地元のお祭り」として定着いたしました。>

今年は、坂城町在住の歌手の出演や、歌謡コンサートが予定されているほか、花火大会では、昨年に引き続き、工業団地以外の企業の皆さんにも、ご協賛いただき、盛大に花火が打ちあがるとお聞きしております。>

多くの町民の皆さんに、会場までお越しいただき、お祭りを楽しんでいただければと思います。 >

鉄の展示館では、「高倉健さんからの贈りもの」と題した企画展を、本日から9月27日(日)まで緊急開催いたします。>

昨年11月にお亡くなりになられた高倉健さんは、刀剣にも造詣が深く、生前、宮入小左衛門行平刀匠とも親交があり、そのようなご縁でこの7月にご遺族から宮入刀匠を通じて高倉さんが所蔵されていた刀剣8振りと、約50冊の刀剣に関する蔵書を寄贈いただきました。>

企画展では、寄贈いただいた刀剣と蔵書を展示いたしますので、日本刀をこよなく愛された高倉さんの貴重な思い出の品々を、是非、大勢の皆さんに、ご覧いただきたいと思います。 >

県道坂城インター先線につきましては、都市計画道路坂都5号線として国道バイパスまで都市計画決定がされている区間のうち、国道からテクノさかき工業団地までの約400m間について、先行して事業化を図るものであり、県が、今年6月に計画内容を地元に提示いたしました。>

この区間は、しなの鉄道を跨いで工業団地まで盛土による道路整備のため、8月より土地の高さや建物の位置の測量及び道路詳細設計を始めており、平成28年8月には詳細設計に基づく地元説明会が開催される予定であります。 >

町の橋梁修繕につきましては、架け替えに要する費用の縮減を図るため、平成24年度に策定しました「橋梁長寿命化修繕計画」に基づき、順次修繕を実施しております。>

橋梁の中でも昭和橋は、損傷が激しく、また、延長も長いため、工事期間の長期化と多額の修繕工事費を要することから、今まで以上に補助事業費を見込むことができる「大規模修繕・更新補助事業」に事業移行することにいたしました。>

 本年度は、当初、国道側から一連分(42m)を予定していた修繕工事を国道側から三連分(126m)に事業量を増加させる補正予算を今議会に計上いたしました。 >

 公共下水道事業につきましては、南条小学校北側の旧道から産業道路までの区域と、上平島地区、出浦沢川南側の区域の整備工事を発注いたしました。>

今後、工事説明会等を開催し工事を実施してまいります。 >

 緊急経済対策として、3年目を迎え最終年度となります「坂城町住宅リフォーム補助金」につきましては、この3年間で約100件のご利用をいただきました。>

 本年度につきましても、すでに当初予定をしておりました30件に達したことから、今議会に新たに20件分の補正予算を計上いたしましたので、町民の皆さんにおかれましては、ご利用いただきたいと思います。 >

さて、来月5日にマイナンバー法が施行され、同日から住民票を有するすべての方に、12桁の個人番号を記載した「通知カード」が送付されます。>

このカードは、社会保障や税などの各種手続きに利用される重要なカードです。>

また、平成28年1月から顔写真の入った公的な身分証明書としても利用できる「個人番号カード」が希望すれば交付されるようになります。>

 マイナンバー制度の開始により、今後、町への申請、年金の手続き、お勤め先への税務書類の提出等において、マイナンバーの記載が必要となってまいります。>

 町民の皆さんにとって大変重要な番号でありますので、両カードを大切に管理され、利用していただくようお願いいたします。 >

8月30日(日)、坂城町総合防災訓練が村上小学校において、約500名の皆さんにご参加いただき開催されました。>

参加された上五明、網掛、上平、小網、月見区の皆さんや関係団体の皆さん方には、雨が降る中誠にありがとうございました。 >

 前日からの雨のためグラウンド状態が悪く、また、体育館はつり天井撤去改修工事のため利用ができないので、規模を縮小し、自主防災会ごとの警戒本部設置訓練及び避難誘導訓練、町防災無線班による訓練、日赤奉仕団の炊き出し訓練などの一部訓練を実施する中で、有事の際の行動について確認をいたしました。>

また、初の試みとして、緊急速報メールを利用した情報配信訓練、今回の参加地域にある「ともいきライフ月影」の利用者、職員の皆さんにも避難誘導訓練に参加いただきました。 >

火災等災害発生時に消防団員の安全かつ効率的な作業と機動性を高めるため、消防団員安全装備品助成事業を活用し、投光器各1台を第3分団詰所及び第10分団詰所に併設されている備蓄庫に配備するための補正予算を今議会に計上いたしました。>

これで、投光器は4台となりますので、夜間の火災など災害発生時の活用により、消防団員等の安全確保に一層努めてまいります。 >

 災害の未然防止、被害の軽減を図るためには、住民の皆さんの日頃からの災害に対する備えが重要です。>

今後も家庭と地域、行政、関係機関が連携し、防災意識の高揚と防災対策に努め、より一層、安心・安全で災害に強い町づくりに努めてまいりたいと考えております。 >

さて、教育関係について申し上げます。>

国際交流事業として8月5日(水)と6日(木)の2日間、和平キャンプ場で、町内の小学6年生と中学1年生の計25人が参加し、小・中学校の英語指導講師など6名の外国人と異文化交流事業「English  Camp」を行いました。>

小学校高学年から取り組んでいる外国語学習の成果を試す場として、当キャンプでは会話は英語を使うことを原則とし、1泊2日で開催いたしました。>

参加した児童・生徒は、積極的にネイティブスピーカーたちと会話をし、料理やゲームなど様々な活動に取り組み、今まで以上に外国の文化や言葉に興味や関心が持てたと感じております。 >

8月15日(土)開催の第60回成人式には、新成人の約7割にあたる121名の参加者により式典と成人祭が行われました。厳粛な雰囲気の中で行われた式典では、新成人の代表から、これまで支えてくれた多くの方々への感謝とともに「あらゆることに全力で取り組み、自覚と責任をもって進みたい」、あるいは「宇宙飛行士になる夢を叶えた油井さんのように、夢に向かって努力したい」との想いの発表もあり、頼もしく思えたところであります。それぞれの目標に向かい、今後、大いに活躍されることを期待いたします。 >

さて、文化センター周辺は、社会教育施設やスポーツ施設などの教育文化施設と社会福祉協議会をはじめとする福祉関係施設の集積地域となっております。>

これらの施設の利用状況等を勘案するなかで、本年度、文化センター東側の土地2,157平米(約652坪)について、町土地開発公社に取得をお願いいたしました。>

なお、当面は町民運動会等の各種イベントや会議の際の駐車場として活用するため、整備費用を負担する補正予算を計上させていただきました。 >

 以上、26年度の決算状況と27年度の主な事業の進捗状況並びに主な9月補正予算の内容について申し上げました。>

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今議会に審議をお願いする案件は、専決報告が1件、人事案件が4件、条例の一部改正が2件、一般会計・特別会計の26年度決算の認定が7件、一般会計・特別会計の補正予算が7件 計21件でございます。よろしくご審議を賜り、ご決定いただきますようお願い申しあげまして、招集のあいさつとさせていただきます。

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坂城町長 山村ひろし

坂城町総合防災訓練

 本日(8月30日)、村上小学校で坂城町総合防災訓練が実施されました。

 昨日来の雨のためグラウンドの状態が悪いことと、降り続く雨のため、会場での訓練は避難誘導訓練のみとなりましたが約500名の方々が参加されました。

 雨の中皆様方のご協力に感謝いたします。

          

 以下、詳細は坂城町ニュースをご覧下さい。

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総合防災訓練を実施

総合防災訓練

   8月30日(日)、村上小学校で、平成27年度坂城町総合防災訓練が村上地区を対象に実施されました。

  今年は、雨天のため、会場での訓練は避難誘導訓練のみとなりましたが、村上地区の皆さん、自主防災会、消防団、関係団体など約500名が参加されました。また、初の試みとなる「緊急速報メール情報配信訓練」では、町民の皆さんの携帯電話に訓練用のメールを配信しました。

  恐ろしい災害はいつ起こるか分かりません。家庭でも、災害時の行動を相談しておく、非常時持ち出し品を用意しておくなど、備えておきましょう。また、町内の災害時避難場所もご確認ください。

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 坂城町長 山村ひろし

南条小学校新校舎完成と見学会

 昨日(8月28日)、5年前から検討を行い、昨年8月より建築を進めてきた南条小学校の新校舎が完成し、見学会が行われました。

 南条小学校は校舎の老朽化と耐震性の確保が大きな課題でした。

 平成23年度から学校施設のあり方を検討し、全面改築の方針を決定し基本設計、実施設計を行い、多くの皆様のご支援を受け、新たな坂城町のシンボルとして音楽堂を含む素晴らしい新校舎の完成に至りました。 

 関係された多くの皆様方に心より感謝申し上げます。

 引き続き、旧校舎の解体、新グラウンドの造成、外構工事などを行い、来年3月末にすべての工事が終了いたします。 引き続き皆様方のご協力をお願いいたします。

         

 

           

 詳細は以下の坂城町ニュースをご覧下さい。

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南条小学校 新校舎見学会

ミニコンサート

▲学校のシンボル「音楽堂」で、南条小学校金管バンド部によるミニコンサート

  昨年の8月から改築工事が進められていた南条小学校の校舎が完成し、本日(8月28日)、地域の皆さんにご覧いただく見学会を開催しました。

  新しい南条小学校は、管理の目が行き届きやすい、コの字のシンプルな校舎配置となっており、学校のシンボルとなる音楽堂は、昇降口に近い学校の中心に設け、人々に親しまれやすいデザインとなっています。

  見学会には、地域の方々を中心に約500名の方が訪れ、教室や図書室、図工室、家庭科室などを見ていただいた後、音楽堂で南条小学校金管バンド部による新校舎お披露目記念ミニコンサートを楽しんでいただきました。

  新校舎での授業は9月1日から始まり、改築工事は、今後、旧校舎の解体、グラウンドの造成、外構工事などを来年3月まで行います。工事期間中はご迷惑をおかけしますが、来年3月の竣工をお楽しみいただき、ご理解とご協力をお願いします。

▼新校舎

新校舎

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 坂城町長 山村ひろし

長野県町村会政務調査会総務文教部会

 昨日(8月25日)、長野県町村会政務調査会総務文教部会(部会長:高山村久保田勝士村長)が開催され、出席しました。(12町村長が参加)

 今回の会場は麻績村の「シェーンガルテン」(美しい庭)で開催されましたが、北アルプスを遠望できる絶景の中のドイツ式庭園もなかなかのものでした。

                 

前列:左に山村、一人おいて中央に、高山村久保田勝士村長

山村の後ろに麻績村高野忠房村長

                        

 今回の部会では、「復興・防災関係」、「地方創生」、「町村財政関係」、「地方公共交通関係」、「教育関係」など重要案件について議論を行いました。

                

右から:長野県町村会中村靖常務理事、久保田部会長

                         

 今回提案された議案の中から、国・県に対する要望事項を取りまとめ、要請活動を行ってまいります。

                         

 今回、ホスト役となった麻績村はコンパクトな村ですが、歴史も古く、多数の重要文化財などを保持されています。

 会議後、福満寺、麻績神明宮、信濃観月苑なども視察しました。

                

福満寺本堂内の仏像群(聖博物館資料より)  このうちの5体が国の重要文化財

              

麻績神明宮 本殿、拝殿、仮殿、神楽殿、舞台の5棟が国の重要文化財(現在、遷宮のため一部改修工事中)

                    

 坂城町長 山村ひろし

坂城中学校吹奏楽部が東海大会に出場

 昨日(8月24日)、坂城中学校吹奏楽部の竹田美月さん(部長)と山 晴夏さん(副部長)が来られ、先日(8月8日)の長野県大会で見事に金賞を受賞し8月30日に愛知県で開催される東海大会に出場されることになったとのご報告をいただきました。(平成19年以来8年ぶりです。)

               

左から:山村、竹田美月さん、山 晴夏さん

                         

 現在、吹奏楽部の団員は29名とのことですが、今後の活躍に大いにエールを送りたいと思います。

 以下、坂城町ニュースより。

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坂中吹奏楽部が東海吹奏楽コンクールへ出場!

坂中吹奏楽部

▲左から、會田義昭校長、竹田美月さん(部長)、山村町長、山 晴夏さん(副部長)、竹腰益臣先生

  坂城中学校吹奏楽部が、8月30日(日)に愛知県で開催される第70回東海吹奏楽コンクール中学校B編成の部に、長野県代表として、平成19年度以来8年ぶりに出場します。

  同部は、部員が29名のため、30人以内の吹奏楽部が出場できる第55回長野県吹奏楽コンクールB編成の部に出場。7月20日(月・祝)の北信B地区大会、8月8日(土)の県大会でそれぞれ金賞を受賞し、なかでも特に優秀な成績を収め、代表校の座をつかみました。

  演奏曲は「Have a Good Flight!」。飛行機で旅をする、元気で明るい曲とのことです。部長の竹田美月さんは、「部員全員で東海大会まで気持ちを高め合って、練習の成果を全て出し、今までで最高の演奏をしたいです」と東海大会への意気込みを語られました。

  晴れの舞台で、素晴らしい演奏ができるようがんばってください!

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 坂城町長 山村ひろし

「ねずこんカップ」(ブラインド・サッカー)開催

 昨日(8月22日)、坂城町びんぐし公園、「すぱーく坂城」でブラインド・サッカーの大会が開催されました。(主催:長野県ブラインドサッカー協会:坂田雄之会長)、東京、埼玉、兵庫、大阪、愛知、長野から40名の方が参加しました。

 また、今年からこの大会は「ねずこんカップ」と命名されました。

          

ねずこんも一緒に記念撮影

                 

 長野県では、坂城町に本拠を置く、「F.C.長野RAINBOW」が出場。

 ブラインドサッカーについての説明、ブラインドサッカー体験、ミニゲーム、技術指導のほか、関西選抜 対 関東選抜のドリームマッチなども行われ、2日に亘り楽しんでいただきました。

 詳細については以下の坂城町ニュースをご覧下さい。

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8月22・23日、ブラインドサッカーねずこんカップ

ブラインドサッカー

▲ドリームマッチ

  8月22日(土)・23日(日)、びんぐしの里公園すぱーく坂城で、長野県ブラインドサッカー協会主催による第1回ねずこんカップが開催されています。

  大会には、東京、埼玉、大阪、兵庫、愛知、長野の選手が集まり、本日(22日)は、東日本選抜対西日本選抜のドリームマッチと、会場を訪れた方にブラインサッカーを知ってもらうための体験会などが行われました。

  ブラインドサッカーは、縦40m横20mのピッチに、全盲のB1クラスの場合は、アイマスクをした選手4人と、目が見えるゴールキーパー1人でチームを作ります。そして、キーパーと監督、ゴール後ろのコーラーが大きな声で支持を出し、選手は、その支持とボールの中に入っている鈴の音を頼りにプレイします。

  本日行われた試合でも、大きな声が飛び交う中、激しいボールの奪い合いや強烈なシュートが繰り出され、とても迫力ある試合が展開されました。また、体験会では、一般参加者がアイマスクを着用し、声と音だけを頼りにボールを追いかけ、その難しさを実感しながらも楽しんで練習されていました。

  明日(23日)は、体験会・ミニゲーム・技術指導が行われる予定です。ブラインドサッカーを一緒に楽しみたい方はぜひお出かけください。

▼ねずこんとの記念撮影、体験会

ブラインドサッカー

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 坂城町長 山村ひろし

北原茂実先生来訪

 昨日(8月20日)、北原国際病院理事長で、日本の医療改革に長年取り組まれておられる、北原茂実先生が坂城町役場へお出でになられました。

             

左:北原茂実先生

                       

 北原先生は、20年前から、「世のため人のため、より良い医療をより安く」、「日本の医療を輸出産業に」を掲げられ、実践し、実現されてこられた、いわば医療の維新家であります。

             

                   

(北原国際病院のホームページ)

http://www.kitaharahosp.com/honnin/

                               

 

 昨日は、午後4時半から中心市街地コミュニティーセンターで講演を行われました。

 講演のテーマは 〜あなたの仕事は「誰を」幸せにするか〜 というものです。

 このタイトルだけを見ても、ドキッとしますね。

 目から鱗の素晴らしいお話でした。

             

 

 また、北原先生は、「新しい医療がニッポンを立て直す」を掲げられ、近く「医療経団連」を設立される予定です。

 今後のご活躍にエールを送りたいと思います。

                

 坂城町長 山村ひろし 

「高倉健さんからの贈りもの」(緊急特別展示)

 9月1日から9月27日まで、坂城町「鉄の展示館」で、「高倉健さんからの贈りもの」というテーマで緊急特別展示を行います。

 先日、高倉健さんのご遺族の小田貴さんから御寄贈いただいた刀剣類を中心に展示いたします。

 いずれも、素晴らしい名品ばかりです。

 是非、お出で下さい。

                 

(先日、御寄贈いただいた際のブログ)

http://blog.valley.ne.jp/home/yamamura/?itemid=40520

                              

                                 

緊急特別展示

「高倉健さんからの贈りもの」

9月1日(火)~9月27日(日)


こちらをクリックでチラシ(PDF)を表示

 昨年、この世を去られた日本映画界最高の俳優 故高倉健さんが所蔵されていた日本刀と刀剣書籍類を、ご遺族の小田 貴さんから坂城町鉄の展示館にご寄贈いただきました。
 高倉健さんと坂城町の無形文化財である宮入小左衛門行平刀匠は、長年にわたって親交が深く、小田さんはそんなお二人の様子と鉄の展示館の存在を知っていたことから、相続した刀剣類等を信頼する宮入小左衛門行平刀匠に託され、当館に寄贈していただくこととなりました。
 ご寄贈いただいたのは、安土桃山時代の名工堀川国広作の脇差や宮入小左衛門行平刀匠作の短刀など、高倉さんが所蔵していた全ての貴重な刀剣類8点と刀掛け、書籍類です。
 日本刀をこよなく愛した高倉さんの珠玉の刀剣作品を是非、ご覧ください。


 高倉健さん旧蔵、寄贈刀一覧

 (1)堀川国廣の脇差、江戸時代初期
 (2)大和大掾藤原貞行の脇差(黒漆塗脇差拵付)、江戸前期
 (3)(4)横山加賀介藤原祐永の脇差(大・小)(共に錦巻鞘打刀拵付)、天保14年(1843
 (5)栗原筑前守信秀の短刀、幕末
 (6)元直の鏃、江戸後期
 (7)宮入小左衛門行平刀匠の槍、平成
 (8)宮入小左衛門行平刀匠の短刀(朱漆塗合口拵付)、平成10
 (9)螺鈿刀掛


 入館料 400円、中学生以下は無料。20名以上の団体料金/300円

 休館日:9月7日(月)・14日(月)・24日(木)

                  

 坂城町長 山村ひろし

平成27年度坂城町成人式

 本日(8月15日)、坂城町文化センターで、平成27年度坂城町成人式が執り行われました。

 

 以下、お祝いの挨拶を掲載させていただきます。

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平成27年8月15日 成人式>

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皆様こんにちは。坂城町長の山村です。>

新成人の皆様、成人式おめでとうございます。>

また、今日まで暖かい愛情を持ってお子さんを立派に育て上げられたご家族、保護者の皆様に心より、お祝いとお喜びを申し上げます。>

かさねて、本日、ご多用のところ本式典においで頂いた、塚田議会議長殿をはじめ多くのご来賓の皆様に御礼申し上げます。 >

さて、坂城町では成人式を毎年、終戦記念日に開催しています。>

以前は1月の成人の日に開催していたこともありますが、冬、雪の中での開催が難しい場合がありました。>

一方、8月の開催ですと、お盆の時期で新成人の皆さんが帰省しやすい時期であることと、8月15日の終戦の日にあたり、あらためて命の大切さ、平和の大切さ、国のあり方などを考える良い機会になることで、本日の開催になりました。>

今年の対象者数は173名ですが、そのうち約7割にあたる、121名の方に参加いただきました。  >

皆さんは今日の成人式を迎えてどのような心境でしょうか。>

成人式を迎えられた皆様の中にはすでに社会に出て働かれておられる方、学生の方、働きながら勉強をされておられる方がおられます。>

また、坂城の中で家業を継がれておられる方、遠く坂城を出て活躍されておられる方々などいろいろな立場で本日おいでになっておられると思います。>

久々に懐かしい方々との旧交を温められ、心躍る感傷に浸っておられる方々も多いかと思いますが、折角の節目でありますので、皆さんが成長されたこの20年間を、お世話になった方々への感謝の念をも抱きながら種々思いをはせていただきたいと思います。>

また、今年は坂城町で開催される、第60回目の成人式ですが、戦後70年の節目の年ともなりました。>

今日は、成人を迎えられたこの機会に、これからの日本の平和の在り方についても考えていただきたいと思います。>

昨日、安倍総理大臣から、戦後70年に際しての「談話」が発表されました。 どのような内容で話されるか私も関心がありましたが、今回の安倍談話では、戦後50年の村山談話、60年の小泉談話などを念頭に、「我が国は、先の大戦における行いについて、繰り返し、痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明してきた」と言及し、その上で「こうした歴代内閣の立場は、今後も、揺るぎないものである」として、安倍内閣として過去の談話を引き継ぐ考えを示しました。 >

また、「(日本は)進むべき針路を誤り、戦争への道を進んでいった」 とも指摘し、「植民地支配から永遠に決別し、すべての民族の自決の権利が尊重される世界にしなければならない。先の大戦への深い悔悟の念と共に、我が国は、そう誓った」などと記し、歴代の首相談話にあった「植民地支配」の文言にも新しい表現も加え話されました。 一方、「あの戦争には何ら関わりのない、私たちの子や孫、そしてその先の世代の子どもたちに、謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」とも主張し、「積極的平和主義」あるいは、首相の持論である「未来志向」を強調した内容となっておりました。皆さんはどう思われましたか。>

 また、未来志向という意味では、今月3日の信濃毎日新聞に、日本人初の国連職員で国連事務次長も務められた明石康さんの談話が掲載されておりました。>

 関連するお話でしたので、この話につきましても若干、ご紹介したいと思います。>

 明石さんは、日本がこれからも平和を維持していくためには、内向きに平和を祈るだけでなく、日本の経済力や技術力を活かして世界の安定化にきちんと役割を果たしていくことが必要であるとしています。明石さんはこれを「創る平和」と表現されています。>

 つまり、私たちが今日の平和を享受することができるのは、先の大戦における多くの犠牲と過ちを繰り返さないことを誓った先人の努力があったからこそであり、また、先人から受け継いだこの平和を次の世代へと繋いでいかなければならないわけですが、平和を唱えるだけでは、平和は得ることはできないと言っています。>

 現在、世界では、至る所で紛争が後を絶ちません。日本には、日本がもつ経済力や独自の技術力を駆使して、紛争の原因である貧困や差別を解消し、地域の安定化を図るという日本ならではの役割を担うことが重要であると言っています。日本を取り巻く国際社会の安定化が、ひいては、日本の平和に繋がるという考えのもと、国際的な支援に積極的に取り組むことが「平和を創る」ということであると言っています。皆さんはどのように考えますか。 新成人の皆さんには、これからの日本を担う一員として、日本が平和主義の理念のもと、国際的に果たすべき役割について、どのような形が望ましいのか関心を持っていただきたいと思います。                >

さて、私は、毎年、成人式に際して、「命」の大切さについてお話をしています。>

皆様方は、ご両親から頂いた「命」の大切さについてどう考えておられるでしょうか。>

昨今、毎日のように悲惨なニュース、それも今までは考えられなかったような事件が発生しています。>

皆さん、私は「命」は大自然からお借りした大切な「宝物」だと思っています。>

皆さんの命は皆さんのご両親が突然作り出したものではありません。皆さんのご両親、ご両親のご両親、どんどん遡れば地球誕生から約46億年、宇宙の起源から考えれば約130億年前から営々と皆様のDNAが脈々と続いてきているわけであります。>

大自然からお借りした「命」を立派に、立派に磨き上げ再び大自然にお返ししなくてはならないのです。>

仮に、皆さんが友人からゲーム機を借りたとします、これを傷つけたり、べたべたに汚して返したら皆さんの友人は何と思うでしょう。>

借りた時以上に見事に磨き上げピカピカにして返したら皆さんの友人は何と喜ぶことでしょう。皆さんの「命」もこのようにピカピカにして命を全うし、大自然にお返ししなくてはならないのです。>

今から70年前、戦時中では成人するということは即、戦場に行くということでありました。敵と戦うということでありました。見も知らぬ人間の命を奪う戦いをせざるを得ないということでもありました。今日、この際にもう一度皆様方各々で皆さんの「命」の大切さについて考えていただきたいと思います。 >

先日、坂城町に在住のある方から、戦時中、上田中学を卒業し、海軍の予科練習生となり、昭和19年にフィリピン・レイテ沖で特攻隊員として戦死をされた滝澤光雄さんのお話を伺いました。>

滝澤さんのお宅は今も南条鼠にある国道沿いに「明治天皇御小休み所」と書かれた碑のあるお宅です。>

大変優秀な方であったそうですが、何よりも家族を、国を守らんという強い意志で、予科練を希望されたということです。>

この滝澤さんの辞世の歌に、「蕾にて散るも又よし桜木の 根のたゆことなきを思へは」があります。>

皆さんはこの歌を聴いてどのように思われるでしょうか。>

戦後、昭和21年に、滝澤光雄さんの同級生が、「土筆」という同窓誌を出されたのですが、その中で、滝澤光雄さんのお母様が以下のようなお言葉を寄せられています。>

「光雄君の母より諸君に告ぐ。(一部抜粋します)>

 ―現在の状態では光雄のやうに戦死した者が一番馬鹿らしく思われるが、きっと将来に日本国民の気持、精神を統一するには特攻隊員や戦死された人々の心を心として起き上がらなくてはならない時が来ます。その時こそ光雄たちの精神が咲くのです。何時までも蕾でなくきっと咲きます。―>

さあ、皆さんはこのお母さんの話をどのように思われますか。よく考えていただければと思います。>

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本日は、皆様で成人式のお祝いをするとともに、世界の平和についても皆様でディスカッションをしていただければと思います。             >

以上で平成27年度成人式のお祝いのご挨拶とさせていただきます。>

ご清聴ありがとうございました。>

平成27年8月15日 坂城町長 山村弘            

   

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 また、以下、坂城町ニュースもご覧下さい。

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第60回坂城町成人式

成人式

▲記念式典

  8月15日(土)、文化センターで、第60回坂城町成人式が開催されました。坂城町の成人式は、1月の「成人の日」ではなく、毎年8月15日に開催するのが通例となっています。町の今年の成人者は、平成6年4月2日から平成7年4月1日までに生まれた173名(うち、坂城中学校卒業者が155名)で、本日はそのうち121名が参加し、会場のあちらこちらで久しぶりの再会を喜ぶ姿が見られました。

  記念式典は、厳粛な雰囲気のなか行われ、臼田康一郎さんと柳澤美穂さんが成人を迎えての抱負をあいさつされました。臼田さんは、「今までの人生で、多くの支えがあったおかげで今の自分があります。支えてくれた方に感謝して、これからは自分が人を支えられるように、そしてあらゆることに全力で取組み、自覚と責任をもって進んでいきたいです」と、柳澤さんは、「周りの人への感謝の気持ちを忘れずに、これからは恩返しをしていき、また、長野県出身で宇宙飛行士になる夢を叶えた油井亀美也さんのように、自分も夢に向かって努力していきたいです」と語られました。

  その後に行われた、新成人からなる成人式実行委員の皆さんによる「成人祭」では、中学時代の恩師の皆さんから一言ずつお祝いの言葉をいただいたり、レクリエーションが行われ、とても盛り上がっていました。

  新成人の皆さん、成人おめでとうございます!

▼成人祭

成人祭

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 坂城町長 山村ひろし

男谷燕斎の娘の墓発見!(耕雲寺)

 男谷燕斎については何度かブログに掲載していますが、男谷燕斎の娘の墓が坂城町南条の耕雲寺にあると聞き学芸員と一緒に行ってみました。

 耕運寺はかつて、武田信玄、勝頼が厚く保護した曹洞宗の寺院で、本尊は釈迦如来。寺伝によると、天文22年(1553)甲州の耕雲寺の僧が開き、寺名は武田晴信(信玄)が命名したと言われている由緒あるお寺です。

 その耕雲寺の本堂の後ろ側に立派な墓石がありました。

            

墓碑正面には 「賢室素練禅童女」

        

墓碑正面左側に、「男谷氏女」、右面に、「文化十四年丁丑十月二十日」 

              

 男谷燕斎は文化10年(1813)から文政3年(1820)まで足かけ8年にわたり坂木、中之条代官(第11代)をつとめていますので、この墓の作られたのは赴任して4年後ということになります。

 男谷燕斎には男子がなく、同族の男谷信友(精一郎)を次女の婿養子にとっています。(文政12年 1830年 男谷信友20歳)

 従って、この耕雲寺の墓碑に書かれたのは、男谷燕斎の長女ではないかと推察できますが、他に資料が無く分かりません。

 また、燕斎自身が墓を作ったとしたら、「男谷氏女」とは記述しないのではないでしょうか。

 なんらかの事情で、江戸表にいる娘の逝去を知った耕雲寺の関係者が、当時の代官であった男谷燕斎を思って墓を建立したのではないかとも考えられますが。如何でしょう。

 どなたか、詳細をご存知の方がおられましたらお教えください。

                  

 坂城町長 山村ひろし